2019年06月15日

女子刑務所ライフ!

女子刑務所ライフ!
中野瑠美/著 (イースト・プレス) 2018年
1,300円+税


【動機】
ドラマ 『女囚セブン』 を見て興味を持った。



【所感】
著者は覚せい剤で12年も刑務所に入っていた中野瑠美氏。

女子刑務所の体験記ってあまり無いかも。そういう意味では貴重な本と言える。

内容はそんなに深くはないけど。




【概要】
覚醒剤で逮捕4回、通算服役12年。あの強盗殺人犯も、某カルト教祖の妻も、放火魔も、みんな同じ塀の中!いじめ、介護、出産、同性愛…獄中のリアルを全部ぶっちゃけます。100人でシャワーを奪い合い、刑務官の派閥争いに巻き込まれ、運動会では大乱闘…!シャブ地獄から生還した元女囚が綴る、“懲りない女たち”の修羅場。(「BOOK」データベースより)







【抜粋】
●いまはもうやっていないそうですが、男子刑務所の身体検査では、有名な「カンカン踊り」というものがありました。全裸になってアッカンベーをして、まぶたの下と舌を見せ、手のひらを広げます。 (中略)
 以前は四つん這いにさせられて肛門に何かを入れていないかどうかを確認するのにガラス棒を入れられていましたが、もう20年くらい前に廃止されているそうです。 (中略) いまは全裸ではなくパンツ着用で、アッカンベーと手を広げるのはあるようです。
 男子ほどではないですが、女子の検査もけっこう屈辱的です。全裸で四つん這いになって20秒くらいそのまま。膣や肛門、耳の穴まで何かを入れてないかを見られます。(p.28-29)

☆「カンカン踊り」って今はもうやってないのか。しかも今はパンツ着用なのか。




●刑務所では、チョーエキひとりひとりに称呼番号が割り当てられます。 (中略) その番号が何番なのかで、どんな事件を起こしたのかわかってしまうんです。数字が事件をあらわすシステムになっているんです。なので、本人が黙っていても「殺人」というのはみんなわかっていて... (中略) (p.87)

☆これは知らなかった。番号で事件内容までわかってしまうのか。




●ホンマに映画みたいな話で、ヤクザが刑務官を脅して鍵を取り上げ、所内でバクチや飲酒・喫煙、そしてレイプもやっていたのだそうです。ネットで「松山刑務所強姦事件」で検索すると、少し出てきますよ。(p.92)

☆ウィキペディアで調べてみた。

松山刑務所事件(まつやまけいむしょじけん)とは松山刑務所で1964年から1966年にかけて起こった汚職・強姦事件である。

第1次松山抗争で大量に逮捕された暴力団関係者が、刑務所の看守を買収した事件である。1人の看守が、入所前から顔見知りであった被告人に頼まれ、不正に手紙を投函し礼金を受け取ったことがきっかけで起こった。この行動により施設の職員は軽くあしらえる人ばかりだと判断した囚人たちは、刑務官を脅迫、暴行する事態となった。

組員らは所内の鍵を使用し拘置所内を自由に歩き回る事が可能となり、飲酒、喫煙、花札賭博、領置金の脅し取り、女性囚人の強姦を行い、さらに看守も組員の仲介で女性囚人と関係を持つなど、拘置所は無法地帯と化した。この事件では、出所後の1982年に松山ホステス殺害事件を起こすことになる福田和子も強盗罪で服役中に強姦被害者となっている。

この問題は第52回国会法務委員会にも取り上げられたが、1966年6月と7月、副看守長2人が自殺。強姦事件被害者からの告訴もなかったため、事件の真相が解明されることはなかった。後になって、福田の著書などから、法務省が被害者に対し告訴を取り下げる署名を強要していたことが判明するが、公訴時効成立により、事件の存在自体がなかったことにされた。



すごいな。福田和子の著書で明らかになったのか。
闇に葬られるところだった事件。


福田和子が松山拘置所内で綴った書き下ろし三百六十枚といいうのもある。 『涙の谷―私の逃亡』 ちょっと読んでみたいな。


そういえば、私の知り合いも福田和子と居酒屋で会ったことがあると言ってたから

いろんなところで事件の鍵を握ってるのかもしれない。こういう人がいろんなところで事件の伏線になっていると、小説としてはおもしろいかも。




●それからだいぶ経って、和歌山刑務所で和ちゃんと私が出会うわけです……(笑)。これもご縁ですね。(p.93)

☆著者も福田和子と会ったことがあるらしい。しかも刑務所の中で。




●その中のひとりが、「バブルの女帝」こと尾上縫さんでした。
 若い人はご存じないでしょうが、大阪・ミナミにあった料亭「恵川」のおかみさんで、バブルで大儲けしたあとに詐欺で逮捕されました。
 80年代不動産バブルもいまは昔となりましたが、当時の縫さんは料亭や雀荘の経営のかたわら株で稼ぎ、「北浜の天才相場師」と言われてました。(p.181)

☆尾上縫さんに関する本を読んでみたい。




●2017年4月〜6月に放送された剛力彩芽さん主演 『女囚セブン』 (テレビ朝日系)は、隠蔽体質や冤罪、房内のいじめとか「刑務所的に」イヤなお話が多そうですね。それに受刑者が美人ぞろい。あれはないやろ(笑)。
 だって、1回目の放送はいきなり「脱走」で、しかも脱走犯を「新入り」(のチョーエキ)が保護していました。これはもう絶対ムリです。(p.184)

☆『女囚セブン』 を見たのがきっかけでこの本を読んだら、この本で偶然、『女囚セブン』について触れられていた。

脱走は無理と熱く語ってるけど、いや、見どころはそこじゃないだろ、って思った。

それに、美人ぞろいでもなかったような。主役の剛力彩芽さんだけがずば抜けて美人だったけど。

もっとほかに、元受刑者ならではの感想ってないのかなぁ。

せっかくのチャンスなのに。





【アクションプラン】
・福田和子 『涙の谷―私の逃亡』 ちょっと読んでみたいな。

・尾上縫さんに関する本を読んでみたい。

・動画を見てみた。

須田慎一郎 vs 中野瑠美 talk(2018年3月24日アウトサイダーより)
https://www.youtube.com/watch?v=jmAk7d5px3s




【Amazonレビューより】
・5つ星のうち1.0 全くおすすめ出来ない 2018年8月4日
とにかく読みにくい。お喋りがそのまま文字になっただけ。内容は呆れるほどない。章があるけど、ない。話があちこち。報道や関連本に既にあるような話や根拠のない噂話、ワイドショーの感想程度…これ程内容が無い本も珍しいかと。(Amazon カスタマーさん)

☆まあそんな感じ。内容は驚くほど薄い。



・5つ星のうち1.0 反省が感じられない 2019年2月23日
なんだろう。過去に罪を犯してしまっているのに全く反省が感じられません。
むしろ、ムショに入ったことの自慢話に読めた。
ムショの環境が悪いとかの愚痴も不愉快。快適であったら被害にあった人とかに申し訳が立たないと思うのだが。(see_sideさん)

☆208ページに「私をポン中とバカにしたヤツらよりもいい生活をしています」って書いてあるけど、間接的にはポン中とバカにしたヤツらに助けられて生かされてるからね。ポン中とバカにしたヤツら=普通にまっとうに生きている人たちだろうし、あるいは、覚せい剤やめなよって忠告してくれる人だろう。ほとんどの読者がそうだと思われる。つまり、覚せい剤で捕まったけど、頑張ってそこから抜け出して、この本を読んでる人たちよりはいい生活をしているよって言われている気分になる。そこのところにまだ気づいてないから反省が感じられないのだろう。ほんとに更生した人だと、「私をポン中とバカにしたヤツらに今では感謝しています」ってなるんだろうけど。

まあでも、今覚せい剤で苦しんでいるさなかの人に、「なんとかそこから抜け出して見返してやれ」というメッセージとしては受け止められる。




【この本が愛読書の有名人】





【評価】
評価:★★☆☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
覚せい剤から抜け出したいと思っている人にはおすすめかも。


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2019年06月13日

人生論ノート

人生論ノート
三木清/著 (新潮社) 1954年初版、1985年改版 (初出は1938年) 
240円+税


【動機】
戦後政治史』 を読んで興味を持った。

眠れない夜に睡眠薬代わりに読み進めた。



【所感】
もともと大学の時に買ってた本だが、読まずに売ってしまっていた。

古本屋で見つけたのでまた買ってみた。とにかく難解。

この本が出た当時、著者は犯罪者となってしまうほど危険な思想家だったらしい。

(罪は時代によって大きく移り変わるという事がよくわかる)

著者は獄中で無念の死を迎えた。




【概要】
死について、幸福について、懐疑について、偽善について、個性について、など23題―ハイデッガーに師事し、哲学者、社会評論家、文学者として昭和初期における華々しい存在であった三木清の、肌のぬくもりさえ感じさせる珠

玉の名論文集。その多方面にわたる文筆活動が、どのような主体から生れたかを、率直な自己表現のなかにうかがわせるものとして、重要な意味をもつ。(「BOOK」データベースより)






【抜粋】
●出発点が旅であるのではない。到達点が旅であるのでもない。旅は絶えず過程である。ただ目的地に着くことをのみ問題にして、途中を味わうことが出来ない者は、旅の真の面白さを知らぬものといわれるのである。(p.134)

☆もっと過程を楽しもう。人生も旅である。到達点を目的にしてしまうと、死ぬ間際が人生で最も盛り上がる瞬間となってしまい、つまらない人生になってしまう。
本も読み終えるのを目的としない。読んでいる間に何を感じるかである。読んでいる間に何をやったかである。





【アクションプラン】




【Amazonレビューより】
・5つ星のうち5.0 読み返すたびに新たな発見 2018年12月8日
人間とは人生とは何かを洞察した三木清氏の代表作。書かれている言葉が難解なので全てが理解できたわけではありませんが、深い示唆に満ちており読み返す度に新たな発見がある著書です。
怒りや嫉妬など人間の感情の是非、孤独の価値、幸福の定義などが印象深く心に刻まれました。特に幸福についての一節一節はわかりやすくて腑に落ちました。
戦時下の厳しい言論統制の中で本書を書き上げた著者。その苦難を想像するとまた違った読み方が出来るのではと思います。
全編魂を込めた言葉の数々にただただ圧倒される一冊です。(アラヤタロウさん)





【この本が愛読書の有名人】





【評価】
評価:★★☆☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
眠れない夜に。




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2019年06月11日

僕たちは、宇宙のことぜんぜんわからない この世で一番おもしろい宇宙入門

僕たちは、宇宙のことぜんぜんわからない この世で一番おもしろい宇宙入門
ジョージ・チャム、ダニエル・ホワイトソン/著 (ダイヤモンド社) 2018年
1,800円+税


【動機】
書店で立ち読みしてて興味を持った。



【所感】
読んでてもよくわからないなぁと思っていたら、それもそのはず、この本は宇宙のことがわかるようになるための本ではなく、わからないことが書いてあるのだ。これ以上読むのは時間の無駄だと感じて本を閉じた。

冗談っぽいこともたくさん書かれてるが全くおもしろくなくてイラッとしてしまう。




【概要】
年間読者数700万人を誇る、スタンフォード大学卒の人気マンガ家と、CERNで活躍するカリフォルニア大学教授の最強コンビが放つ、笑えて学べる「世界一わかりやすくておもしろい」宇宙入門!(「BOOK」データベースより)


僕たちは、宇宙のことぜんぜんわからない この世で一番おもしろい宇宙入門
ジョージ・チャム ダニエル・ホワイトソン
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 13,023




【抜粋】





【アクションプラン】




【Amazonレビューより】
・5つ星のうち4.0 「分からない」ことが分かる一冊 2018年12月9日
今まで宇宙のことは解明されていないことが多いと感じていましたが、何が解明されていないのか、何が分からないのか、という分からない部分を知ることが実感できました。
子供にも分かるような非常に親切な口調で書かれています。

興味深かったのが、
世の中にある物質の元となる118個の元素だけでは宇宙を作れないということ。
宇宙は「元素5%、ダークマター27%、ダークエネルギー68%」の割合で作られていることが判明されました。
そのうちダークマターとダークエネルギーは未だ正体は解明されていないのですが、比率だけは様々な方面から研究を重ねた結果すべて一致したそうです。

後半は少し難しいですが、宇宙の知識を深めるための始めの一冊には適していると感じました。(suzukenさん)





【この本が愛読書の有名人】





【評価】
評価:★★☆☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
わからないことにワクワクしてしまう人にオススメかも。



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2019年06月04日

術語集2

術語集〈2〉 (岩波新書)
中村雄二郎/著 (岩波書店) 1994年
740円+税


【動機】
術語集―気になることば』 の続き。



【所感】
眠れない時に読んだらよく眠れた。

2年以上かかって読了した。

国語の勉強にと思って1ワードずつ読んでいたけど、なかなか進まないので夜寝る前の本に持っていったらけっこう早く読み終えた。




【概要】
不透明感を増す現代を、根底から照らすキーワードを精選しておくる、ベストセラーの続編。「悪」「記憶」「宗教」「哲学」「物語」といった基本となる用語から、「アフォーダンス」「オリエンタリズム」「脳死」「歴史の終わり」など現在みおとすことのできないテーマまで、全四十項目を一新。緊密に関連づけられた叙述から明晰な認識が導かれる。(「BOOK」データベースより)


術語集〈2〉 (岩波新書)
中村 雄二郎
岩波書店
売り上げランキング: 126,022





【抜粋】




【アクションプラン】
・読んでしまったので後継者(寝る前に読む本)を探そう。寝る前はできるだけ退屈な本がいいらしい。




【Amazonレビューより】
・5つ星のうち3.0 前著とはかなり趣が違う 2010年3月22日
 著者の『術語集』と比べると、本書はかなり今風なテーマを扱っています(「商品の紹介」を参照)。ですから前著を読んで「本書も似たような感じかな」と思った方は注意されたほうがよいでしょう。前著は私たちが物事を学ぶ上で基本となるような、つまり普遍的に興味深いテーマを扱っていました。一方本書は時代に即しており、それゆえ「どうしても知っておきたい」という切実な思いがそれぞれのテーマに対して持てないかもしれません(私は少し物足りない思いをしました)。

 一方で「もう少し具体的な話をして欲しい」と思った方にとってはたいへん面白い本であるはずです。「最近よく聞くけど、なんだろう」という話題は実に多く取り上げられ、日常的に使う言葉について、一段深い理解が得られることと思います。

 他の方が仰るように、確かに本書は大学入試小論文に役立つでしょう。しかし純粋に小論文対策として体系的な知識を得たいのであれば『小論文を学ぶ―知の構築のために』をお薦めします。(Amazonのお客様)


・5つ星のうち5.0 捉えなおし 2010年4月24日
 前作と同様、40の術語を各5ページで叙述した本である。
 
 著者が「まえがき」で記しているように、術語の選択と叙述方針に違いがあるように思われる。前作は80年代の哲学・思想界でよく用いられたであろう術語を取り上げ、その解釈を示している感があったが、本作は、90年代当時にスポットが当てられた術語も取り上げられていものの、古くから用いられている術語の捉えなおしの感が強い。

 そして、面白さは前作に引けを取らない。前作同様、様々な著作、哲学者、思想家が登場し、知的好奇心を満足させてくれるだろう。ちなみに、私が本書の中で興味深いと思った術語は、「悪」、「ヴァーチャル・リアリティ」、「記憶」などである。

 実用的な知識が重視される現在こそ、言葉や哲学をテーマにした、本書のような重厚な本を読む必要があるものと私は思う。(雲のジュウザさん)





【この本が愛読書の有名人】





【評価】
評価:★★☆☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
眠れない夜に。読んでいると10分以内に眠れる。


 
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2019年06月03日

なにもできない夫が、妻を亡くしたら

なにもできない夫が、妻を亡くしたら (PHP新書)
野村克也/著 (PHP研究所) 2018年
880円+税



【動機】
ノムさんが、奥さんを亡くされて寂しそうなので読んでみた。



【所感】
やっぱり夫婦というものはそうありたいものだなぁと思った。

ピースがうまくはまって、どちらが欠けても不完全。

ノムさんは、生まれ変わってもまたサッチーと結婚したいだろうな。

そういう人に巡り合えただけでも素晴らしい。

私も、そういう人を探してみたいと思った。



【概要】
2017年末、最愛の妻・沙知代さんが85歳で逝った。普段は財布も持たず、料理もしない「なにもできない夫」が、妻を亡くしたらどうすればよいのか―。「その日」はどんな夫婦にもやってくる。大切なのはそれまでに、支えとなる「ふたりのルール」を作っておくこと。野村家で言えば、それは「死ぬまで働く」「我慢はしない」「どんな時も『大丈夫』の心意気を持つ」などである。世界にたった1人の妻への想い、45年ぶりに訪れたひとり暮らし…。球界きっての「智将」が、老いを生きる極意を赤裸々に語る。巻末に曽野綾子氏との「没イチ」対談を収録。(「BOOK」データベースより)

なにもできない夫が、妻を亡くしたら (PHP新書)
野村 克也
PHP研究所
売り上げランキング: 34,917




【抜粋】
●女房が上手に亭主をリードすればうまくいく。大会社の社長を何人か知っていて、家を訪ねたことがあるが、どこも奥さんが強かった。玄関で三つ指突いて、なんてタイプはひとりもいなかった。旦那さんが喋ろうとしても、「あんた、ちょっと黙ってなさい!」。そんな奥さんばかりだった。逆に出世を逃した人の家に呼ばれて行ってみると、たいてい亭主が威張り散らしていた。
「女性上位の国は栄える」と言うが、それは本当だ。私もサッチーのおかげで安心して野球に打ち込むことができた。それが家庭を円満にしたとも思っている。(p.78)

☆そういうものなのかな。そういえば、落合さんとこも恐妻家として有名だ。結局そういう女性を捕まえた人だけがこの世の中では成功していくのかもしれない。また、そういう女性は、誰が成功しそうか見る目もあるし、戦略も高いから成功者と夫婦になる確率も高いのかも。結婚の条件として、尻を叩いてくれる人というのも入れておいた方が良さそうだ。



●私が「講演は苦手なんだ」とぼやくと、彼女は言った。
「人間、苦手なことを一所懸命やるほど脳が活性化するの」
そして、いつも決まってこう送り出された。
「毎日元気で仕事に精を出して、最後はスパッとこの世とおさらばしましょう。あの世はきっといいところよ。帰ってきた人はいないんだから」(p.84)

☆「あの世はきっといいところよ。帰ってきた人はいないんだから」というのがおもしろい。



●以来、「いつ死んでもいい」という覚悟ができた。いつ死んでも悔いを残さぬよう、そのときやるべきこと、やりたいことに全力を尽くそうと誓った。
(中略)
幸いなことに私には、やるべきこと、やらなければならないこと、やりたいことを存分にやってきたと言える自信がある。それなりの結果を残せたという自負もある。その意味では、いつ死を迎えても悔いはない。
 だが、もしかしたら、みなさんのなかには「やり残したことがある」という人もいるのではないか。そうであるならば、いまからでも遅くない。すぐに始めるべきだ。(p.125-127)

☆54歳の時に解離性大動脈瘤で生死の境をさまよったようだ。それ以来、悔いを残さないように生きてきたそうだ。
今やってることは残り僅かな人生で本当にやりたいことなのか、そういうことを意識しながらやりたい。
ノムさんくらいの年齢になった時(82歳くらい)に、やりたいことを存分にやってきた、いつ死んでも悔いはないと思えるほどのことをやっておきたい。

自分の場合には、何もやってないから一つだけでもやっておこうとして焦るよりも、
やりたいことはほとんどやった。悔いを残すことはない。ここまできたらせっかくなのであれもやっておこう、これもやっておこうの精神の方がうまく行く気がする。
(1つやり遂げると、あれもこれもとクリアしていけるけど、最初からあれもこれもやろうとすると何もできなくて終わる。最低限、これだけはやりたいというものを1つ決めて最優先で取り組もう)





【アクションプラン】
・ノムさんの本を最初から読みかけて途中で止まってたけど、また読みたい。ノムさんが生きているうちに読破したい。

・スケジュール管理やギャラ交渉などをしてくれそうな頼もしい女性と結婚する。仕事により一層打ち込めるかも。

・今やってることは残り僅かな人生で本当にやりたいことなのか、そういうことを意識しながらやりたい。
ノムさんくらいの年齢になった時に、やりたいことを存分にやってきた、いつ死んでも悔いはないと思えるほどのことをやっておきたい。




【Amazonレビューより】
5つ星のうち4.0 老人の生きる情勢 2019年3月21日
妻に先立たれたらみじめになると言われるが、野村監督の場合を一般化はできないと思った。
仕事がまだあって、お金の心配がなく、同じ敷地内に息子夫婦が住んでいる。
好条件は野村氏が作り上げたものだとは思うが。それに力を貸したのが沙知代さんだともうなずける。
語っているところは野村氏のものだけれど、編集協力と巻末にあるところで作ったのだろう。(古花院さん)


☆確かに、自分が先に死んだ後ノムさんが困らないように手を尽くしてたことがわかってグッとくる。





【この本が愛読書の有名人】





【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
「なにもできない夫」を持つ女性や、「母親に先立たれたら生気をなくしそうな父親」を持つ方々に。



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2019年06月01日

別冊NHK100分de名著 読書の学校 池上彰 特別授業 『君たちはどう生きるか』

別冊NHK100分de名著 読書の学校 池上彰 特別授業 『君たちはどう生きるか』 (教養・文化シリーズ)
池上彰/著 (NHK出版) 2017年
800円+税


【動機】
漫画 君たちはどう生きるか』 を読んだのでついでに読んでみた。



【所感】
池上さんならではの視点と言うのがあまりなく、

内容が薄い気がした。


中学生の意見を大量に載せて、

そうだよね、でもこういう見方もあるよ、という感じの本なので、

得るものはあまりなかった。




【概要】
よい本との出合いは、人生の宝物です。読書の達人が、本の選定と読み方を指南!

なぜ、戦争はなくならないの?人間にとって、本当に大切なことって何だろう?豊かさとは、友だちとは、歴史とは、真の英雄とは─。第二次世界大戦前の1937年、名作『君たちはどう生きるか』で児童文学者・吉野源三郎が投げかけた永遠のテーマを、池上彰とともに考える。

はじめに── いま、君たちに一番に読んでほしい本
第1講「豊かさ」について
第2講「友だち」について
第3講「歴史」について
第4講「どう生きるか」について
特別授業を受けて── 生徒たちの感想

読書の学校は、「NHK100分de名著」のコンセプトはそのままに、人気の著者が自ら名著を選んで中学校・高校に出向いて特別授業を行う、NHK出版独自の新シリーズです。今回は、ジャーナリストの池上彰さんが、2017年7月7日に東京の武蔵高等学校中学校をおとずれました。なお引用については、吉野源三郎『君たちはどう生きるか』(岩波文庫、第74刷)に拠っています。このテーマの放送はありません。(Amazonより)




【抜粋】
●もしかすると、アメリカは弱くなってきたのではないか。弱くなって、ほかの国から舐められているのではないか――。そう考える人たちが出てきたとき、トランプ候補は「アメリカは偉大なのだ。もう一度アメリカをグレートにするのだ。これからは “アメリカ・ファースト” だ」と訴えた。自信を失いかけていた人々は、「そうだ、そうだ。アメリカ偉大なのだ。世界一強い国だった。それを取り戻そう」と、彼の言葉に飛びつき、トランプ大統領が誕生したのです。つまり、トランプ現象は、第一次世界大戦後のドイツに似た動きとして見ることもできる、ということです。(p.76-77)

☆先日、トランプ大統領の誕生を予言したといわれる、「アメリカの壁」を読んだけど、偶然、ここにもトランプ大統領が出てきた。
トランプ大統領をヒトラーと一緒にするのも危険な気がするけど、どうなんでしょう?

ここで言いたかったことは、おそらく、国全体が弱った時に強烈なリーダーシップを持った排他的なリーダーが現れるという事か。



●当時、あのあたりはイギリス軍が統治していました。歴史の教科書には、日本軍はイギリス軍を破って半島を占領したと書いてありますが、そこにいたイギリス軍の多くはインド兵です。(p.92)

☆つまり、自分の国を守るときには大きな力を発揮するけど、他人の国を守るためには命を投げ出してまで戦わないから弱いという事。

日本軍は真珠湾攻撃をした同じ日にマレー半島を攻略した。その後、日本軍はイギリスから独立したがっていたインド兵の願いを叶え、インド国民軍(独立義勇軍)を養成し作戦に動員した。
ここまでは順調だったが、その後に行った無謀なインパール作戦の失敗で日本軍は大惨敗に終わった。
牟田口中将の暴走から学ぶことも多い。



●生徒F 本の最後で筆者は「君たちはどう生きるか」とズバリと問いかけます。「君たちはどう生きるべきか」と決まりきった答えを求めるのではありません。授業で私は、この点について発言しました。「どう生きるべきか」ならば、英語で言えばshould を使った言い方で、規範的、教訓的な感じがします。「どう生きるか」は、現在の事実や習慣を表す現在形を使っていて、力強さがあります。ここには筆者の「君たちが選んだ生き方を応援するよ」という読者へのメッセージが圧縮されていると感じます。(p.113)

☆「君たちはどう生きるか」というタイトル。これは「君たちはどう生きるべきか」と同じ意味だと勝手に脳内変換していたけど、その違いについて厳密に考える生徒がいたのは驚いた。
せっかく本にするのなら、この話題について池上さんの意見も聞きたかった。





【アクションプラン】
・ナポレオンの伝記を読み始めた。



【Amazonレビューより】




【この本が愛読書の有名人】





【評価】
評価:★★☆☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
小中学生におすすめ。



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2019年05月27日

アメリカの壁

アメリカの壁 (文春文庫)
小松左京/著 (文藝春秋) 2017年 (初出は1977年)
740円+税


【動機】
2年前のトランプ大統領の出現を予言して書いたと言われた本。

読んでたらトランプ大統領が日本に遊びに来た。すごい偶然。

大相撲を観戦してた。




【所感】
1作目は表題作。けっこう退屈だなぁと思いながら読んでたら最後のオチは意外でおもしろかった。

O.ヘンリを読んだ時のような読後感があった。


2作目「眠りと旅と夢」
ミイラが1000年経った今でも生きていて柩の中で眠っているという発想がおもしろい。

ふたを開けて空気に触れると朽ち果てて死んでしまうから、慎重に開けないといけない。

ひょっとしたら本当なのかもとちょっとでも思わせてくれるところがおもしろい。


3作目「鳩啼時計」以降はまた時間のあるときにでも読もう。


著者の息子が書いた解説もわかりやすくおもしろかった。




【概要】
「輝けるアメリカ」「美しいアメリカ」を掲げ当選した大統領ひきいるアメリカが、突然出現した「壁」によって外の世界と遮断される! 1977年に発表された表題作「アメリカの壁」が「現在のトランプ政権の誕生を予言していた」と40年の歳月を超えて話題沸騰、電子書籍として発売されるや、各電子書店のベストセラー・ランキングで1位を獲得、国内外のメディアで大きく取り上げられた。この注目作品に加え、「眠りと旅と夢」「鳩啼時計」「幽霊屋敷」「おれの死体を探せ」「ハイネックの女」の六篇を収録した短編集を、新装版として緊急出版する。SFが“未来を見通す文学”であるならば、「国境に壁を築く」というトランプ大統領の台詞を先取りしたこの題名は、まさに「SF界の巨匠」の面目躍如たるものがある。
ベトナム戦争が終わってからこのかた、アメリカ人が急速に「内向き」になっている時代。独立記念日の直前、アメリカから外界への、すべての交通機関、通信手段が突然、途絶する。ビジネスで日本から来ていた主人公は困惑し動転するが、アメリカ人の友人は「こんなことが起こるような気がしていた」と不可解な態度。そして何事もないかの如く独立記念日の式典は華やかに進む。アメリカが不可思議な壁で覆われてしまっても、なぜ「アメリカ市民」たちは平静でいられるのか。「アメリカの壁」を生んだのはあの大統領」なのか・・・? 奇想天外な「SF」という形式で、巨匠・小松左京は、超大国アメリカの本音を鋭く抉り出す。(Amazonより)

独立記念日を前にしたある日、アメリカと外界との連絡、交通が突然遮断された!?40年前にトランプ大統領登場を予言したかの如き表題作に加え「眠りと旅と夢」「鳩啼時計」「幽霊屋敷」「おれの死体を探せ」「ハイネックの女」の、いずれも未来を的確に見通した六篇を収録。SF界の巨匠の面目躍如たる短編集。(「BOOK」データベースより)


アメリカの壁 (文春文庫)
小松 左京
文藝春秋 (2017-12-05)
売り上げランキング: 30,188





【抜粋】




【アクションプラン】
・3作目「鳩啼時計」以降はまた時間のあるときにでも読もう。




【Amazonレビューより】
・5つ星のうち4.0 話題のメキシコ国境の壁で「アメリカの壁」を思い出した。 2017年3月5日
文春は流石だね、「アメリカの壁」1編だけの廉価版も有ったが、それでは面白くないのでこちらの方を購入。
角川版と違って小松左京ライブラリの解説が無いけれども面白かった。
「アメリカの壁」は大統領が北米大陸を囲む霧による電波、電気不透過の壁で鎖国してしまう物語。
輝けるアメリカとか美しいアメリカとかどこかで聞いたことある様なお題目だな。
面白かったのは、「眠りと旅と夢」、「幽霊屋敷」、「ハイネックの女」かな。
「首都消失」も読み直そうかな。(Nekomatadesuさん)



・5つ星のうち4.0 色々な小松ワールドを堪能できる 2018年10月27日
@アメリカの壁(★★★★)
 アメリカの沖合220海里の所に突如出現した高さ数百kmの「白い霧の壁」はあらゆるものを遮断する。帯の
 惹句にもあるように約40年前の作品でありながら、現在のトランプ大統領を彷彿とさせる。「おまえ達, 
 もう入って来るな!」と言わんばかりのアメリカの壁は、むしり取られ続け孤立の道を選択したライオンの
 内向きベクトルの産物のようだ。
A眠りと旅と夢(★★★★★★★)
 インディ・ジョーンズのような出だしに期待感が高まり、生きているミイラの場面では恐怖にも似たゾクゾ
 ク感が体を包む。ラスト1頁は宇宙が引っくり返るようなどんでん返しに降参する。悠久の時の流れと無限の
 深宇宙の虚無感にSFならではの感動を覚える。
その他、鳩啼時計、幽霊屋敷、おれの死体を探せ、ハイネックの女が収載されている。(渋柿さん)



・5つ星のうち5.0 名品というしかない「眠りと旅と夢」が読めたから五つ星 2008年7月19日
 1977年(昭和52年)から1978年(昭和53年)にかけて掲載された「アメリカの壁」(初出誌『SFマガジン』)、「眠りと旅と夢」(同)、「鳩啼時計」(『週刊小説』)、「幽霊屋敷」(『小説推理』)、「おれの死体を探せ」(同)、「ハイネックの女」(『オール讀物』)の六つの短編を収録した文庫本(1982年5月25日 第1刷)。

 なかでも一頭地を抜いて魅力的で面白かったのが、二番目に収められた「眠りと旅と夢」。南米のペルー、コロンビアの国境に近いアンデス東斜面のピラミッドに安置されていた三体の古代ミイラ。その中の一体、偉大なる神官「三の猿」をめぐって、あり得ない真実のベールが次第にめくられていき、最後に不可思議な謎が解き明かされる妙味。「人生は夢で織り合わされている」と『テンペスト』だったか(?)で記したシェイクスピアの言葉に通じる、深遠かつ壮大、ファンタスティックな物語の面白味。うーん、無類に面白いSF小説ってのは、こういう作品のことを言うのだろうなあと、読み終えてため息をつかされた短編。今さらなんですが、これは小松左京短編群のなかでも、非常に優れて印象的な名品ですねぇ。深く魅了されました。

 ちなみに、ハルキ文庫の小松左京作品群のなかでは、長編では『果しなき流れの果に』が、中・短編作品集では『時の顔』『結晶星団』といった辺りが、心のど真ん中を衝かれた問答無用の傑作本。とても印象に残っています。(東の風さん)





【この本が愛読書の有名人】





【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
小松左京を初めて読むのにぴったりかも。



 
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2019年05月22日

頭のいい1%の人が使う モノの見方・考え方

頭のいい1%の人が使う モノの見方・考え方 (日文新書)
伊達一啓/著 (日本文芸社 ) 2012年
838円+税


【動機】
最近、水平思考(ラテラルシンキング)に目覚めたので。



【所感】
目から鱗のエピソードが満載でサクサク読める。



【概要】
ちょっとしたコツで人をひと味違った発想力がみにつく実例を多数掲載。楽しみながら読み進めるうちに、脳がサクサク動くようになる。人と違ったひと味違う奇抜な発想が自然につく一冊!(Amazonより)


頭のいい1%の人が使う モノの見方・考え方 (日文新書)
伊達 一啓
日本文芸社
売り上げランキング: 672,811




【抜粋】
●AKB48のように、メンバーが100人にもなると(48人ではありません)そのパワー、エネルギーは計り知れないものがあります。(p.48)

☆AKBって100人もいたのか。48人くらいかと思った。




●当時スタンフォード大学院生だったジェリー・ヤンとデビット・ファイロは、インターネットを使って情報を入手し、それを勉強に役立てていました。やがて彼らは趣味でディレクトリ・サービス(インターネット上にある情報を効率よくまとめたもの)を始めます。それが好評を得て、ヒット数が徐々にアップしていきました。しばらくするとさらに増えて、ヒット数は日に10万を超えるようになりました。 (中略)
 こうして2人は、1995年4月「ヤフー・コーポレーション」を設立して、本格的にYAHOO!サービスを開始したのでした。(p.172)

☆ヤフーはこうして生まれた。





【アクションプラン】




【Amazonレビューより】
・5つ星のうち5.0 発想が豊かになる。人生が変わる。 2012年12月26日
同じ事態、現象、物事でもアングル変えたり、見方を変えることによって
これほど違って見えるとは驚きです。まさに目からうろこです。
怠け者のキリギリスが生き延びた理由や、エンジントラブルの際に、
機長がわざと他のエンジンを停止させて乗客を救った例などが、
特に印象に残りました。まさか逆のことをして助かるとは思いませんでした。
これからは物事を正面からだけではなく、逆さから、斜めから、真横から
見ることを心がけなければと思いました。
発想が貧困で画一的だと感じる人にはもってこいの本だと思いす。(スマターさん)





【この本が愛読書の有名人】





【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
p.72の問題が瞬時に解けたらこの本を読む必要はないと思われる。

(雨の日にスポーツカーを運転していたら、バス停で3人の姿が目に飛び込んできた。
ひとりは20年ぶりの学生時代の親友、もう一人は憧れ(理想)の女性、そして最後の一人は重病の老婆。
バスは雨のため、かなり遅れているようだった。
スポーツカーには席があと一つしかない。
ここで問題。あなたも含めて、全員が満足する方法とは?)



【結論】
垂直思考(ロジカルシンキング)で行き詰まったら水平思考(ラテラルシンキング)を!

posted by macky at 23:24 | Comment(0) | 実用書・ハウツー本 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月21日

競馬 勝てる天才、負ける凡人

競馬 勝てる天才、負ける凡人 (PHP文庫)
里中李生/著 (PHP研究所 ) 2008年 (単行本は1999年)
590円+税


【動機】
私の師匠「里中李生さん」: 赤帝龍王の競馬日記を読んで興味を持った。


【所感】
この本を読んでたら競馬で安定して勝てるようになった。ただの偶然かもしれないけど。



【概要】
勝つ人間、負ける人間の差はどこにあるのか? 競馬は世界一難解な推理小説である。必勝本をいくら読んでも意味はない。必勝本を見ているヒマがあったら、負けたレースのビデオを見ろ、パドックに足を運べ。擦り切れるほど自分の頭で考え、勝負を賭ける。それが競馬だ。自分で考えることを放棄するな。本書は競馬ファンのカリスマ的存在である著著が、己の才能を呼び覚まし勝つための極意を明かしたものである。「午前中のレースは買うな」「上がりタイムをチェックせよ」「GIレースに勝てないうちは他のレースに手を出すな」「競馬に強くなりたければ、単勝馬券を買え、単勝予想で勝負を賭けろ」「大切なのはレース後の騎手のコメント」「馬券は必ずパドックを見てから買え」等、連戦連勝の秘策を説いた里中マジックが炸裂。自分の◎が勝つという自信。自分が正しいと強気になれる自信。データに惑わされない自信。その自信こそがあなたを勝利に導くのだ。(Amazonより)

勝つ人間、負ける人間の差はどこにあるのか? 本書は競馬ファンのカリスマ的存在である著者が、己の才能を呼び覚まし勝つための極意を明かしたものである。「午前中のレースは買うな」「G1レースに勝てないうちは他のレースに手を出すな」「大切なのはレース後の騎手のコメント」「馬券はパドックを見てから買え」など、連戦連勝の秘策を説いた里中マジックが満載。知的に冷静に馬券を買い、儲ける方法。(「BOOK」データベースより)


競馬 勝てる天才、負ける凡人 (PHP文庫)
里中 李生
PHP研究所
売り上げランキング: 830,297





【抜粋】
● 『天皇賞・春』 では、どんなに別路線の馬が人気になっても、前年の菊花賞馬か菊花賞出走馬が勝っていく。(p.42)

☆このようにズバリと言い切っていくので面白い。

試しに、『天皇賞・春』 の結果を見てみると、

1着:フィエールマン(前年の菊花賞馬)


ついでにもう少し見ていくと、

2着:グローリーヴェイズ(前年の菊花賞出走馬)


こういうのを知っているだけでも、馬券の的中率は上がっていく。






【アクションプラン】




【Amazonレビューより】




【この本が愛読書の有名人】





【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
競馬で安定して稼ぎたい人に。



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2019年05月20日

まんがで読む万葉集・古今和歌集・新古今和歌集

まんがで読む 万葉集・古今和歌集・新古今和歌集 (学研まんが 日本の古典)
吉野朋美/監修、渡まかな、鎌尾こんぶ、上地優歩、込由野しほ、グリコ/マンガ (学研プラス) 2015年
1,300円+税


【動機】
新元号 「令和」に決まったので、その出典となった万葉集を読んでみよう。

この本が朝の情報番組「スッキリ!」で紹介されていたので読んでみたくなった。



【所感】
全部読んでみたけど、「令和」が出てこなかった。

マンガの図柄も違うようだから、「スッキリ!」が出典表記を間違えたのかもしれない。


全体的に知ってる歌が多かった。

万葉集・古今和歌集・新古今和歌集はわざわざ読んだことはなかったが、

中学や高校の古文で習っていたのだろう。



違いをざっとまとめると、

万葉集: 自然。ますらをぶり。大伴家持。

古今和歌集: 心情。たをやめぶり。紀貫之。

新古今和歌集: 幻想的。藤原定家。



主な技法。

掛詞: ダジャレ

見立て: たとえ

折句: あいうえお作文




【概要】
◆◇◆新元号「令和」の出典「万葉集」をまんがで紹介!◆◇◆
「万葉集」という名前を聞いたことはあるものの、
どのような歌集なのかを知らない方も多いのではないでしょうか?

本書は、まんがとやさしいコラムで「歌集の成り立ち」や「歌の意味」、「歌が詠まれた背景」、「歌に使われている技法」、「作者」などをわかりやすく解説した学習まんがです。
まんがなので状況がよくわかり、知らず知らずのうちに古典の基礎知識が身につくので、古典入門にぴったり!
歌はもちろん、解説にもふりがなつきで小学生から大人まで手軽に楽しく読めます。

「万葉集」と並んで有名な歌集「古今和歌集」「新古今和歌集」からも、小中学校の教科書に載っている歌を中心に和歌を厳選。合わせて約90首を掲載しています。
新元号を機に日本の古典に興味をもたれた方の最初の1冊≠ノおすすめです!(Amazonより)


まんがで読む 万葉集・古今和歌集・新古今和歌集 (学研まんが 日本の古典)
渡 まかな 鎌尾 こんぶ 上地 優歩 込由野 しほ グリコ
学研プラス
売り上げランキング: 3,107





【抜粋】
●我が背子を大和へ遣るとさ夜ふけて 暁露に我が立ち濡れし(p.50)

☆大津皇子の謀反事件。(草壁皇子に皇位継承させるため、持統天皇に殺された事件)
歴史としては知っていたけど、
こうやって和歌を詠むと、切ないなぁ。

天武天皇の後継者と見られていた草壁皇子。母は持統天皇。
大津皇子も天武天皇の子だが、母は大田皇女(持統天皇の姉)。大津皇子は文武両道で才能が群を抜いていたため、皇后の持統天皇に処刑された。
斎宮(伊勢神宮に奉仕する皇族の女性)となっていた大伯皇女(大津皇子の実の姉。別名大来皇女)が大津皇子を見送った時に詠んだ歌である。

我が背子: 親しい男性を呼ぶ語。多くは女性が夫・恋人を呼ぶ場合に用いられるが、母から子、姉から弟、男性から男性に用いることもある。

もう二度と会えないような気がして、いつまでも立ち続けて見送っていた。




●田子の浦ゆ うち出でて見ればま白にそ 富士の高嶺に雪は降りける(p.64)

☆山部赤人の歌。万葉集に収められている。

「田子の浦に うち出でてみれば白妙の 富士の高嶺に雪は降りつつ」に似てるなと思ったら、
こちらは百人一首に収められている歌。

「田子の浦ゆ」の「ゆ」ってなんだろう?

調べてみると、

「ゆ」は動作の経由する場所を示す格助詞であるから、
「田子の浦を通って(ある場所へ行き)」という訳になり、田子の浦は富士が眺望できない所ということになるそうだ。





●花さそふ 比良の山風吹きにけり 漕ぎゆく舟の 跡見ゆるまで(p.154)

☆新古今和歌集で一番好きな歌かも。

桜の花びらを分けて進む舟の跡がくっきりと見える美しい光景が目に浮かんでくる。

琵琶湖で実際、そういう光景はあるのだろうか。


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作者は宮内卿。和歌に熱中しすぎたあまり、20歳前後で亡くなってしまったそうだ。





【アクションプラン】




【Amazonレビューより】




【この本が愛読書の有名人】





【評価】
評価:★★☆☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
目的は果たせなかったので星二つ。(スッキリで紹介されていた本が読みたかったので)
歴史の勉強をしながら読むとよくわかるかも。


 
posted by macky at 23:13 | Comment(0) | 古典 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする