2008年06月27日

王様の速読術

王様の速読術
王様の速読術
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斉藤 英治
ダイヤモンド社
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王様の速読術 斉藤英治/著(ダイヤモンド社)-心に残った部分-

「本は宝じゃ。しかし、読みもせず、積んでおいても役には立たぬ。
読みこなすことで、自分の家来として大いに役に立ってくれるのじゃ」

「王様は、家来から必要な情報を最小限の時間で汲みとらなくてはならぬ。
優秀な家来をたくさん持てば、もたらされる情報の質も高くなって、
ムダは無くなる」

「王様として限られた時間だけ、家来に会う。
家来はその時間の中で、もっとも重要な情報だけを私達にもたらす」

「古典的な本は、世界中の人たちが読んでおる。
どこへ行っても通用する知識なのじゃ」

「自分に必要な本を見つける術を持ち、
その本からだれよりもすばやく、効率的に必要な情報を手に入れる術を持てばどうかな?
自分に今必要な本は全部読めるはずじゃ」

「『読む時間が無い』などと戯れ言を言っている場合じゃない。
短い人生だからこそ、チャンスが少ない世の中だからこそ、
本という家来を味方にしなされ。優秀な家来を選びなされ。
家来は多い方がいいに決まっとる」

「本を自分の家来にする方法は簡単だ。読めばいいのである。
そして、その本に何が書いてあったか、そこから自分は何を得たかを確認できればいい。
そこから得た知識を磨くことで、知識はやがて知恵になり、英知へと発展していく」

「家来を選ぶときに間違ってしまい、さらにその家来を使いこなす時にも失敗していては
いくら時間をたっぷり使って本をたくさん読んだと豪語しても、実際には役に立たぬ」

「本を読むことが目的ではないので一字一句読む必要は無い。
読書は情報を得て、それを知識として身につけることが目的なのじゃよ」

「1冊の本と付き合う時間を30分と決めてしまう」


■第一段階 プレビュー(5分)
「この本を読む目的」をはっきりさせる。つまり戦略を立てる。
表紙やカバー、帯、目次、パラパラとめくって図表などを眺める。
必要そうなページを発見したら付箋をつける。
前書き、後書き、解説などもざっと目を通す。


■第二段階 全ページ写真読み(5分) 2ページを2秒くらいのペースで。
全ページ平等に見るので、プレビューで見逃していたものを発見できる。
プレビューでは意識的に設定したキーワードを探すが、
写真読みでは、本から訴えてきたキーワードと
自分の中にある潜在的なキーワードをひたすら感覚で受け止める。
何冊も実践を重ねると写真読みの技術は上達し、
より多くの情報が得られるようになっていく。

すぐにでも読んでおくべき部分はどこなのか把握できる。
読む必要が無いと判断したら、ここで読むのをやめる。
本屋での立ち読みで読むべき本を選ぶのにも使える技術。

パレートの「二八の法則」(わずか2割の人たちがその国の富の8割を所有している)を適用すると、
本全体の重要部分である2割を読むことでその本の情報の8割が得られる。
20%の時間で80%の理解を目指すと、効率は精読(100%の時間で100%の理解)の4倍になる。
逆に言えば、残りの20%を得るのに80%のコストがかかりるので、
ここを捨てることで16倍も効率が良い。


■第三段階 スキミング法(20分)
スキミングとは、さっとすくい取る、ざっと読み取るといった意味。
大海原の上を舞う鳥のように、滑空しながら海面を見渡す。
そして魚の気配を見つけたら急降下していく。
そして大切なところを速度を落としてきちんと読む。
これを繰り返す。

この段階では、平等主義より公平主義で謁見する。
今必要な情報だけを得る。必要になればまた会えばよい。
情報の価値に応じて時間を公平に配分する。

一字一句、平等に読んでいたら時間が無駄になるだけではなく、
価値のある部分も同じように通り過ぎてしまう。


読み終えて、「うーん、でも本当に読んだといえるのかなあ」
と不安になるかもしれないが、安心してよい。

本と言う家来は、読み終わった後も、あなたのそばにいる。
本棚でもいいし、積み上げておいてもいい。
とにかく、そこで家来はじっと次の出番を待っているのである。
なんと頼もしいことだろうか。

「家来は多いほうがいい。
これからどんどん、そうした優れた家来を増やしていくことじゃよ。
そして、忘れそうになったら時々眺めてみる。読み返してみることじゃ」

読み返すのも簡単である。20分ほどスキミングすればいいだけのことだ。
5分の写真読みでもいいかもしれない。こうして、知識が増えていくことを実感できるだろう。
そして、王様であることが楽しくなるに違いない。

(080627 読了)
posted by macky at 23:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書術 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする