2011年03月31日

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
岩崎夏海/著 (ダイヤモンド社) 2009年


【概要】
公立高校野球部のマネージャーみなみは、ふとしたことでドラッカーの経営書 『マネジメント』 に出会う。はじめは難しさに戸惑うが、野球部を強くするのにドラッカーが役立つことに気付く。

(130308 追記)
270万部のベストセラーになるには、何かしらの理由がある。ドラッカーのマネジメント理論の中から日本人に必要なものをうまく抜き出して「プロット」を作り、それを読みやすい「ストーリー」に落としこんでいる点で、本書は一級の本である。(佐藤優 『読書の技法』 p.84より)


【動機】
ドラッカーに興味があったので。


【所感】
コンセプトがすばらしい。
一冊の本をもとに、それを読んで主人公の人生や考え方が変わっていく本。
本がメンターという本好きの人ならたまらない設定である。
しかも題材が今をときめくドラッカーだし。
いや、この本(もしドラ)のおかげでドラッカーが有名になった気もするが、
そんなことはどうでもよい。名著には違いないのだから。



【抜粋】
●『マネジメント』を読み始めて以来、みなみには一つの信念が芽生えていた。
――迷ったら、この本に帰る。答えは、必ずこの中にある。(p43)

☆はっきりした理由があるわけではなく、ただの直感だという。
でもそういう本があるというだけで心強い気がする。



主人公の名前がみなみなのでどうしてもみんなだと思って読んでしまう。



【アクションプラン】
・ドラッカーの 『マネジメント』 が読みたくなった。

・何か一冊、迷ったら立ち返るような本を見つけたい。バイブル本。1年間ずっと携帯して迷ったら読む。ボロボロになるまで繰り返し読む。



【評価】
評価:★★★☆☆


110331
posted by macky at 22:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 経営学 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月30日

ウーマン アローン

ウーマン アローン

ウーマン アローン
廣川まさき/著 (集英社) 2004年


【概要】
女性一人でカナダからアラスカのユーコン川をカヌーで下る冒険小説。
1500キロ以上、44日間の旅の記録である。

第二回開高健ノンフィクション賞受賞作品。



【動機】
以前読んだ、 『私の名はナルヴァルック』 が面白かったので同じ著者の処女作ということで気になっていた。



【所感】
読むと、生きる力がわいてきます。



【抜粋】
●カナダの牧場へ戻ると、さっそく図書館へ行き 『アラスカ物語』 を借りて帰り、牧場の仕事も手につかないほどに、この物語の世界にのめり込んでいった。物語を読み終えた時私は、たんたんとした日常の中で埋もれていた小さな勇気に火が灯され、何かが奮い立つ思いがした。
(中略)
アラスカの大地で繰り広げられた日本人、安田恭輔の物語を私は追いかけだした。
(中略)
こういったリスクを受け止めながら、それでも私がひとりで行こうと思ったのは、私自身の知恵と勇気、体力と精神力をフルに活用し、自分がどれだけできるのかということを知ってみたいと思ったからだ。
こんなに自分を知ることのできる好機はない。こんなに自分が試されることなんて人生のなかでそうそうあることではないのだから。(p14〜20)

☆過酷な旅の動機が綴られている。なんとなく思っていても、なかなかそれを行動に移すはできない。


●熊除けのために弾いていたギターは、毎日みるみる上達し、旅の終わる頃には、イーグルスのヒット曲、「ホテルカリフォルニア」を弾けるようになっていた。(p44)

☆ギターもカヌーも全くの初心者で、やりながら実践で覚えたようである。すごい。
熊対策に銃ではなく、ギターをチョイスするところもおもしろい。
熊は人間がいることがわかっていればわざわざ近づかないそうである。
ギターだと寂しさを紛らわすのにもいいかも。
それに大自然の中だと大音量でかき鳴らしても誰にも迷惑かからないし。


●油を摂取しなければならないと、パイロットブレッド(乾パン)にバターをたっぷりとぬって食べるが、あまりの手の痛さに、アカギレでガサガサしている手にバターをぬってみた。すると、干からびた手が見る見る艶を得ていく。しかも、なんともいい匂い。(p51)

☆うーん、ワイルド!
家だと、手にちょっとでもバターがついたらすぐにでも洗いたくなるけど、こういうところだと全く気にならないんだろうな。それにしても、パイロットブレッドってちょっとカッコいい言い方だ。バターを塗って食べてみたくなった。


●その夜のディナーのメニューは、生野菜のシーザーサラダとココナッツ風味の鶏肉カレーライス。ワイン。そしてデザートにチーズケーキまで作っていたのだ。あっぱれ。おばちゃんたち。
(中略)
ユーコンの川旅のアドバイスをある男性から聞いたとき、食べ物は、ほとんどインスタントラーメンと保存食のパイロットブレッドだったという。今まで、私もそれに倣ってきたところがあって、パイロットブレッドやスモークソーセージなど保存食ばかりをかじり、たまに料理をすると、インスタントラーメンやフリカケご飯ばかりを食べていたのが急に恥ずかしくなった。
そんな私に、看護師のアリスさんが言った。「ダメよ、そんな食事じゃ。女性ならユーコンの荒野にいてもちゃんと料理しなさい」(p78)

☆旅の途中で一緒になった5人組のおばちゃんたちとの豪華な食事。死と隣り合わせの中、必死で生き抜こうとしている著者も魅力的だが、旅を楽しんでいるおばちゃんたちの姿もまた魅力的に思える。こういう人たちとの出会いが旅を楽しいものにするんだろうな。



●ドーソンシティで、20リットルタンクにいっぱいの水を汲んでカヌーに積んだために、カヌーはずっしり重かった。優に80キロを超えている。
(中略)
ユーコン川の水を飲んでは、ビーバーフィーバーという高熱をだす病気になってしまう。また、ゴールドラッシュの頃に、金の精製に使った水銀によって川が侵されてしまったという話も聞いていた。ユーコン川中流以降に住むインディアンの人たちにとっても、ユーコン川の水は生活水ではなかった。そのため私のカヌーには大量の水が積まれたというわけだ。(p108)

☆こういうのを読んで改めて思うのが水の大切さ。
蛇口をひねれば水が出るのがありがたいと思わなければならない。
そして料理を覚えたいということ。自宅で当たり前のように料理ができないといざというときにアウトドアで料理ができないだろう。


●鮭をもらって勇気が出た。気力を失い、寒さで凍え、3日間ろくに食べずに、テントにこもり、ウイスキーで身体を温めていた私は、外に出て、ガソリンコンロのポンピングをし、火をつけ料理をする気になった。
(中略)
久しぶりの温かい食事だ。しかも、その食事が白いご飯に焼き鮭、味噌汁と日本の健全な朝食のような食卓だ。
(中略)
自分の背中で吹きすさぶ風を避け、寒さに震えながら、霜焼けの中で動きの悪い手でむさぼるように食べた食事だった。「明日は、また漕ぎ出そう」 温かいご飯は、体の底から力を湧き上げさせた。(p178〜179)

☆迷路のようなユーコンフラッツ。荒い川から命からがら上陸を果たした後、疲労と恐怖と寒さで三日間テントに篭っていたときの話。
流木が湿っていて火がつかず、焚き火もできない。
この男の人が見に来てくれなければどうなっていたんだろう。
けっこうヤバイ状況なんじゃないのか? 空腹と寒さで無気力になってたし。ウイスキーも底をついてたし。


●旅の後、長い1500キロ以上あった私の川旅の中で、どこが一番楽しかった? という質問に私はいつも、それはユーコンフラッツと答えた。そして、どこが一番辛かった? という質問に、それもユーコンフラッツと答えた。ユーコンフラッツの中には、すべてがあった。今まで知ることができなかった自分の限界、体力、精神力、私が知りたかった、本当の私。(p212)

☆自分の限界を知りたいと思うことはあるが、その為には死ぬ一歩手前までの体験が必要となる。つらいときこそ、これが限界かと自分に問い詰めればよい。そうすれば、いやまだまだこんなもんじゃないと力がわいてくるだろう。


●フーッと、息もととのい、落ち着いた息が吐けるようになると、「生きるって、こういうことなのか」 大きな吐く息とともに出た言葉だった。今まで、死んでもいいという覚悟でなんでもやってきた。だが、そんな無責任な覚悟は、きっと覚悟ではない。生きてやる。生きてやる覚悟。それが、よくわかった。(p223)

☆死と隣り合わせの経験から出た重みのある言葉。


【アクションプラン】
・サバイバル術の勉強

・料理
カンパンにバター(p51)、5人組に料理を(p78)。

・体力づくり

・ギター
 (ホテルカリフォルニア)(P44)

・新田二郎 『アラスカ物語』 を読んでみたい。(フランク安田こと安田恭輔の物語)


【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
サバイバルが好きな人はもちろん、やりたいことが見つかってるのにまだ迷っている人、なかなか踏み出せない人に。


本を読みながら気付いたことや感じたことを書き留めたり、疑問に思ったことを調べたりするのがとても楽しい。
本は呼び水である。...

posted by macky at 23:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | ノンフィクション | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月22日

ちいさいおうち

ちいさいおうち

ちいさいおうち
バージニア・リー・バートン/文・絵
石井桃子/訳
(岩波書店) 1965年改訂

原題は、"The Little House"


池上彰さんが子どもの頃に何度も繰り返し読んだということで紹介されていた絵本です。

原作の発売は1943年だが、日本版は1954年。
池上さんは1950年生まれなので4歳頃の新刊かな。

読んでみるとなかなかおもしろい。
季節の移り変わりや、田舎から街への発展など絵本の長所を最大限に生かした作品だと思います。

じっくりと読んでも20分ほどで読めるので
大型絵本で一度は読んでおくべきかと。


アマゾンのレビューを見てみると皆さん子どもの頃に繰り返し読まれているようで。

そして子、孫へと読み継がれていくような絵本という印象です。

「時の流れを凝縮したようなストーリーと美しい絵が気に入って何度も読み返したものです」

「幼い頃何度も何度もぼろぼろになるまで読んでいた」


田舎から抜け出したい、都市化に憧れるという私のような人は、
子どもの頃にこの絵本を読まなかった人かも(笑)

そういう人は都市化していくところもワクワクしながら楽しめるのでは。


評価:★★★☆☆
子どもの頃に読みたかった。

こんな人におすすめ:子どもに与える絵本、読み聞かせの絵本としておすすめ。
posted by macky at 23:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月20日

Gmail仕事術

メールの超プロが教えるGmail仕事術

メールの超プロが教えるGmail仕事術
樺沢紫苑/著
(サンマーク出版) 2010年


●全てのメールをGmailに集める
ディフェンダーから司令塔にボールを集めるように、あなたが所有する複数のメールアカウントのメールを、一旦Gmailに集めます。
(中略)
複数のアドレスを所有している人は、「捨てメアド」以外の全てのアカウントをGmailで読めるように設定してください。最大で5つのメールアカウントを「POP」設定でGmailに追加することができます。(p32)

☆Gmailとメールソフトは同期させない。(IMAPを使わない)。基本的に、メールチェックはメールソフトで行い、Gmailは迷惑メールのフィルタリングや、検索を用途に使う。「迷惑メールを報告」という機能で2週間ほど鍛えると99%正しく分類される。Gmail以外の迷惑メールフィルタ(プロバイダやメールソフト)は全て外しておく。

●5カテゴリー・メール使い分け術
迷惑メールが送られてきては困るメルアドは、「登録」などには極力使わないようにする。
「登録」、つまり自分のメルアドを他人に知らせる場合は、それ専用の「サブアドレス」を使用する。そして、「サブアドレス」への迷惑メールが増えてきたら、そのメルアドを捨てて、新しいメルアドに乗り換えるということです。
(中略)
「メインアドレス」「サブアドレス1」「サブアドレス2」「受付用アドレス」「捨てアドレス」の5種類に分類します。

「メインアドレス」は、プロバイダ契約時のアドレスです。
アドレスの提供先は、プライベートなど個人に限定し、基本的にアドレス変更は行わないことを目標にします。

「サブアドレス1」は、パソコンメーカーへの個人情報登録など、プライベート以外の信頼できると思われる対象へ提供します。
迷惑メールを受信する可能性は低いですが、いざというときには変更します。

「サブアドレス2」は、信頼できるかどうか判断できない対象へまず提供するためのアドレスです。
迷惑メールが来ることを前提とします。このアドレスを使用して、信頼性が確認できたら、「サブアドレス1」へ変更します。

「受付用アドレス」は、ホームページなどへ掲載する必要がある場合、迷惑メールの受信を前提と考え、受付専用のアドレスとします。
特に事業利用の場合、目的とするメールを見逃さないように、迷惑メールブロック機能を充実させておくことが重要です。
(※できるだけ問い合わせフォームを使ったり、画像を作って表示したり、@を●に変えて記載する)

「捨てアドレス」は、通称、「捨てアド」とも呼ばれます。
無料ダウンロード系、無料アダルト系など、怪しげな対象へ提供します。基本的に迷惑メール以外のメールは来ないことを前提としたアドレスとして使用します。このアドレスはメールソフトでは受信しません。(p46)


☆メインのヤフーアドレスを登録に使っていたので爆発的に迷惑メールが増えた。
問い合わせフォームは、「フォームズ」、「ふぉーむまん」「フォームプロ」などを使う。



●大量の迷惑メールを受信しないコツは、「捨てアドレス」をうまく利用できるかどうかにかかってきます。「捨てメアド」とは、「捨てることを目的に作られたメルアド」のことで、短期間、あるいは一定期間が経過して、迷惑メールが多くなってきたら、そのメルアドを捨てて、別なメルアドに乗り換える。これが「捨てメアド」の基本的な使い方です。(略)迷惑メールの受信数が1日50通とか100通を超えたら「捨てメアド」を破棄する。
(中略)
「捨てメアド」として利用するのに適しているメルアドが、GmailやYahoo!メールなどのフリーメールです。
(中略)
アダルトサイト、出会い系サイトなどに、メルアド入力することはやめましょう。(略)どうしても利用したいという場合は、「捨てメアド」よりもさらにグレードの低い、「超捨てメアド」を作って、それで登録してください。(p47〜49)


●早い返信と丁寧な返信、好まれるのはどっち?
あなたが誰かにメールしたときに、「1時間で返信が来る5行のメール」と「3日後に返信が来る20行のメール」とでは、どちらに対して好感を持つでしょうか?
(中略)
長文のメールというのは、大量の情報が行き交う昨今のネット事情では、むしろあまり歓迎されないのです。
「きちんとした返信をしないといけない」という義務、責任感。そして、仕事に真面目に取り組もうとする姿勢の人ほど、中途半端なメールを返信するのは失礼であると感じてしまい、返信が遅くなってしまう。結果として知らず知らずのうちに、好感度を下げてしまう、ということにもなりかねません。(p68)

☆なるべく早い返信を心掛ける。時間がかかりそうなときは、「その件に関しましては、しっかりと調査したいと思いますので、1週間程度お時間をいただけましたら幸いです」とか「その件に関しましては、社内で検討して、改めてお返事させていただきます」など、とりあえず承りましたというメールを返信しておく。


●メールはまとめて受信する
メールのチェックには、高い集中力を必要としません。ですから、仕事と仕事の合間とか、コーヒーブレイクの最中とか、スキマ時間でも十分に可能です。朝の脳が最も生き生きとして高い集中力を発揮できる時間帯に、メールチェックと返信に30分とか、1時間を費やすというのは、たいへんもったいないと思います。(p70)

☆今まで、朝イチにやってたけどこれからはスキマ時間にやろう。(平日)。ツイッターもしかり。朝、ツイッターを見るだけで30分とかかかってたから。起きてからの三時間は貴重だという意識をもつ。昼飯までに1日の仕事の80%を終了させておく!


●「2分以内に返信できるメールは、今すぐ返信しよう」というのは、仕事を効率化する上で、非常に良いルールだと思います。
(中略)
「(2分で返信できないので)後で返信する」と決めた場合は、「要処理」という意味で「スター」をつけて、目立たせておくべきです。(p73)

☆最近読んだほかの本(「ライフハックスプレス2」)でも2分以内にできることはすぐにやるって書いてあったけど、その元ネタはこの本(デビッド・アレン『ストレスフリーの仕事術』)かもしれない。


●自分の携帯電話や携帯端末からGmailにアクセスするには、携帯のウェブブラウザからhttp://gmail.comにアクセスします。あとはパソコンでの仕様と同様にログインするだけです。
(中略)
通勤の途中で携帯からGmailをチェックし返信できるものは返信する、その日やるべきことをまとめる、などしておけば、会社に着く頃には重要な仕事にすぐ取り組むことができ、大幅な時間の短縮につながります。(p78)

☆試しにやってみたら驚くほど簡単に携帯電話でGメールが見れた。携帯で返信も出来た。
一度パスワードを入れておけば、次からはすぐにメールを確認できる。
これは色々できそう。可能性が広がる。しかもアーカイブに入れたものはちゃんと隠れてる。
気になるのはパケット代。
3/17までで 2,345
3/18までで 3,558


●スターの使い方として推奨すべきは、「要返信」または「要処理」という意味で使うことです。
(中略)
別の使い方としては。例えば「特に重要なメールにスターをつける」というルールを決めておきます。重要な取引先であるA社からのメールに「A社」というラベルをつけると同時に、自動的にスターをつけるようにフィルタ設定しておきます。開封や返信などの処理が終了した時点で、スターをはずすようにします。
(中略)
いわばスターは、メールに関する「ToDoリスト」と言えます。(p94〜96)


●ライフハックの火付け役となったブログ 43Folders のメルリン・マンによって提唱された、「Inbox Zero」というメール処理の方法があります。受信トレイに入ったメールからアクションを取り出し、その後削除するかアーカイブするかによって、受信トレイは常に空の状態にしておく。受信トレイを空にすることで、脳の負担もなくなり、ストレスも軽減するというものです。(p109)

☆偶然、私も同じやり方をしてたけど、「Inbox Zero」っていうのか。いつか機会があれば読んでみたい。樺沢氏はその方法に異を唱える。

●なぜ「Inbox Zero」を採用しないかというと、メールを削除したりアーカイブする時間が無駄だから。そして、「Inbox Zeroを実行しよう」と決めると、受信トレイにメールが残っている状態がストレスになり、「受信トレイを空にしないといけない」という意識によって注意力が妨げられるからです。
(中略)
「重要なメールが100%処理されていれば、全てのメールを処理する必要はない」というのが、樺沢流メール術です。(p110〜112)

☆考えてみれば、受信トレイがゼロの状態は気持ちがいいけど、時間が経てばすぐに迷惑メールでいっぱいになり、それを無駄な時間だと思いつつも、いちいち振り分け設定していたのである。しかも振り分けたものは、時間が無いからほとんど読まない。受信トレイが「多分不要なものでごちゃごちゃにある状態」なのがベストだと思えば気持ち的にもスッキリするかもしれない。重要なものはきちんと振り分けてあることだし(笑)

●Gmailからメールを送信すると、送信した相手先のメルアドが、自動的に「連絡先」に加わります。(p114)

☆アドレス登録って結構面倒なんだけど、Gmailだとラク。しかも連絡先に入っているアドレスは誤って迷惑フォルダに入ることが無くなる。

●「Gmailとメールソフトの二刀流」を実行している人は、メール送信をパソコン上のメールソフトから行っているでしょう。その場合、契約したプロバイダのサーバーからメール送信しているのをGmail経由で送信する設定に変更することをお勧めします。(p114)

☆「Gmail経由」で送信する設定にしておけば、メールソフトで返信した場合でも自動的にGmailの連絡先に追加されるってことかな。→確認してみよう。

●同じ条件での検索を繰り返している、複雑な検索条件を保存したい、そういう場合は、フィルタ機能を使って、繰り返し検索する条件に対して「ラベル」をつけておけばいいのです。(p149)

☆これは便利かも。これ以上ラベルの数を増やしたくないときは、「Gmail Labs」の「クイックリンク」を使う。左サイドにパネルが追加されて、Gmailでよく使うビューにワンクリックでアクセスできるようになる。



●名刺に記載するメルアドは、通常あなたが使用しているメインのメルアドとは微妙に違ったメルアドを記載するようにします。例えば、私の場合は通常のメルアドが「info@kabasawa.jp」だとすれば、名刺のメルアドを「info2@kabasawa.jp」にしておきます。そして、それをGmailに転送するのですが、そこでエイリアス機能を利用します。
通常メルアドは、kabasawa3@gmail.comに転送しているのですが、名刺メルアドはkabasawa3+meishi@gmail.comに転送します。そうすると名刺交換した相手からのメールを全て識別できるようになります。(p245)

☆基本的にはすべてこういう感じで、サブアドレスを作ってGメールに転送、エイリアス機能で振り分けて、フィルタでラベルをつけて、スキップでアーカイブ。

ついでに本書で紹介されたエイリアス機能を使った例(ストレージデータとメールを分類する)
振り分けしやすくなる。1つのアカウントなので検索はしやすい。

アイディア 「XXX+idea@gmail.com」
メモ 「XXX+memo@gmail.com」
ストレージ情報 「XXX+storage@gmail.com」
「XXX+storage01@gmail.com」、「XXX+storage02@gmail.com」、「XXX+STG@gmail.com」など
メルマガ用 「XXX+mailmaga@gmail.com」、「XXX+maga@gmail.com」など
楽天やアマゾンでショッピング用 「XXX+shopping@gmail.com」
名刺用メルアド 「XXX+meishi@gmail.com」に転送

※ピリオドを入れてもエイリアス的に使える。


■本書で紹介された参考サイト
・Gmailの使い方!
http://gmail.1o4.jp/

・Google Mania - グーグルの便利な使い方
http://google-mania.net/

・Gmail(Gメール)の使い方まとめ | Google Mania - グーグルの便利な使い方
http://google-mania.net/webservice/gmail

・迷惑メール相談センター|(財)日本データ通信協会
http://www.dekyo.or.jp/soudan/
 複数アドレス使い分け対策など

評価:★★★★☆
posted by macky at 23:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | パソコン | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月07日

星の王子さま

星の王子さま (新潮文庫)

星の王子さま
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ/著、河野真理子/訳
(新潮文庫) 2006年



【概要】
聖書に次ぐベストセラーで
全世界で8000万部も売れているという。



【動機】
あまりにも有名な本だが一度も読んだことが無かったので手に取った。


【所感】
子どもにだけ見える世界がある。
大人になると見えなくなる世界。


●すると今度は反対方向に、また明かりをつけた特急が一台、轟音を立てて走り去った。

「もう帰ってきたの?」 王子さまは聞いた……

「同じ列車じゃないんだ」 鉄道員が答えた。「すれちがったんだよ」

「みんな、自分のいたところに満足できなかったの?」

「人は、自分のいるところにけっして満足できない」 鉄道員が言った。(p110)


☆王子さまと鉄道員のやり取りが印象に残っている。
子どもの質問って的外れなことが多いけど時々本質を突いてくる。
大人の鉄道員が上手に本質で返しているところがおもしろい。


人が亡くなったときに星になるというのもこの作品の影響なのかな。




【アクションプラン】
・新潮文庫(河野真理子/訳)で読んだが、アマゾンのレビューを見たら『星の王子さま―オリジナル版』(内藤濯/訳)も読んでみたくなった。ほとんどの人がオリジナル版 (ハードカバー) を読んでいる。 →読了。そんなに変わらない印象。(110325)

・訳者あとがきを読むとまた最初から読んでみたくなる。


・読んだ後に、より深く謎を解きたいという人はこういうサイトもあります。

星の王子さまの謎に挑戦
http://homepage2.nifty.com/atugi/



【評価】
評価:★★★☆☆(20歳になる前に読んでいたら印象は違うかも)
こんな人におすすめ: 10代。20歳になる前に一度は読んでおきたい。

あるいは、子どもの心を失ってしまった大人に。
大人には2種類ある。
子どもが大事だと思うことを理解しようとする人と、
そんなものは大事じゃないと切り捨てる人。
切り捨てることによって大人になっていくともいえるが、
気がついたら4番目の星の王様のように「忙しい忙しい」と口にする大人になっているかもしれない。
本書はそういう方々への皮肉も込められている。
これを読んで自分を恥じて赤面する人もいるかもしれない。
いや、むしろほとんどの人が当てはまるだろう。
ここに書かれていることを比喩として受け取って、
想像力をふんだんに働かせることが大事である。

posted by macky at 23:43 | Comment(0) | TrackBack(0) |  -海外小説 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする