
『引き寄せの法則』
"Law of Attraction"
マイケル・J・ロオジエ
石井裕之/監修
(講談社) 2007年
【概要】
否定的な言葉を言ったりしてマイナスの波動を発したときは、プラスで打ち消すように。
具体的には、「それなら何が望みなの?」と問うことによってプラスの言葉を引き出す。
そういえば、人から相談を受けたときも、「じゃあ、○○さんはどうしたいの?」
って聞くことがあるから、私も無意識のうちに使っていたのだろう。
どうしたいか聞くことによって、「今の状況が辛い」って言ってた人が、
いきいきと「こうしたい!」って語りだすのは見ていて気持ちいい。
【動機】
『確実に金持ちになる「引き寄せの法則」』をアマゾンで探しているときに同じタイトルだったので目に留まった。
アマゾンの評価ではこちらの方が高かったので期待して読んだ。
【所感】
ちょっとスケールが小さい気がする。
たとえ話とかがいちいちセコくて苦笑してしまう。
例えば、うれしいことがあったときは日記に書いておく。
人からおごってもらった、などなどなど。
その中でも、いいと思ったところはある。以下の部分だ。
●ずっと望んでいたものが、たとえほんの少しでも生活の中に現れてきたことに、わくわくした経験はないでしょうか?
探していた情報が一部手に入った。理想のパートナーや理想の顧客にかなり近い人に出会った――。
これらはすべて<引き寄せの法則>があなたの人生に働いている<兆し>です。
大切なのは、それをどう認識するかです。
「うーん、これは私が欲しいものとはちょっと違う」
「いい人だけど、私が探している理想の人ではない」
「何となく近いけど、ぴったりじゃない」
あなたも、こんなふうに思うことがあるでしょう。
しかし、このように言ったり考えたりすると、マイナスの波動が生まれます。(p.139〜140)
☆こういう、「兆し」っていう考え方はあまりしてなかったなぁ。
ちょっと違うからとバッサリ切っていたけど、
むしろ喜ぶべきことだったのか。
【評価】
評価:★★☆☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
普段からマイナス思考、否定的な言葉を発している人はおすすめ。
評価を2としているのは、この本に書かれてあることは間違っているということではなくて、
ほとんど知っていたことばかりだったので、特に得るものはなかったという意味です。
潜在意識がすんなり受け入れられる人にとっては退屈な内容です。
(110809 読了)