2012年05月25日

七瀬ふたたび

七瀬ふたたび (新潮文庫)

七瀬ふたたび
筒井康隆/著(新潮文庫) 1978年 (単行本は1975年)


【概要】
『家族八景』の続編である。
人の心が読める精神感応能力者(テレパス)の火田七瀬が家政婦を辞め、旅に出た。

【動機】
20年ほど前に一度読んでいたが、
『家族八景』を読んだので、また読んでみたくなった。


【所感】
超能力を持った人が次々と出てきて仲間になったり敵と戦ったりして、
ロールプレイングゲームをしているような感覚になる。

「家族八景」よりさらに楽しめた。
やっぱり仲間が増えると複雑になり、物語としてのおもしろさが格段に上がる。


【抜粋】
●藤子が近づいてきて、ヘンリーの顔をのぞきこんだ。(まあ。ひどく衰弱してるわ)彼女の父親は医者だった。(まるで三日間飲まず食わずで、しかも一睡もしないで重労働したみたい)(さっき船室で見た時は、こんなじゃなかった)(ぴんぴんしていて、元気だった)(一瞬のうちに)(そんなこと、あり得ないわ)藤子は顔をあげ、七瀬を睨みつけるようにして訊ねた。「このひと、いったい何をしたの」(あなたはこのひとに、何をさせたの)(p.126-127)

☆筒井康隆らしいテンポのよさ。


【アクションプラン】
・続いて 『エディプスの恋人』 を読む。 →読了(120702)



【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
家族八景』 を読んだ人に。
テレパス、透視、念力(サイコキネシス)、予知、タイムトラベルなど超能力、エスパーに興味のある人に。
posted by macky at 23:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする