2012年09月28日

劇画ヒットラー


劇画ヒットラー (ちくま文庫)

劇画ヒットラー
水木しげる/著 (ちくま文庫) 1990年 
(初出は、1971年に漫画サンデーで発表された「革命家シリーズ」第2弾)


【概要】
水木サンのノンフィクション歴史物。
ナチスの総統・ヒトラーの生涯を描いている。


【動機】
水木サンの著書を乱読中。


【所感】
ヒトラーが芸術家の夢が破れて浮浪生活をしていたとは知らなかった。
そこからどのようにしてトップにまで登りつめたのか。
いかにして独裁者となっていったのか。
興味深く読んだ。

歴史上の人物の似顔絵(デフォルメ)もうまい。


【抜粋】
●「よくきけ この家は包囲されている 外にはドイツ兵の番号が聞こえるだろう」(p.46)

☆たった一人で15人の敵が立てこもる建物に入っていって、捕虜にした話。外では部下に番号を数えさせてたくさんいるようにみせかけていた。


●「もしルーマニアに戦争でも起きたらソ連軍がすぐどさくさにまぎれて占領してしまうだろう。そうなったらドイツ軍は石油がなくなるからおしまいだ」(p.210)

☆ソ連軍は昔からどさくさにまぎれて占領するのが得意なのかも。ドイツはイギリスよりもむしろソ連と戦いたかったが、イギリスはなかなか和平に応じない。


●「なに? 日本が真珠湾を攻撃した・・・・・・?!」
 ヒットラーはびっくりした。
「松岡外相がベルリンに来たときはシンガポール(英領)攻撃をすすめたはずだが・・・・・・。アメリカを敵に回そうとは・・・」
(中略)
全世界を含有する大戦争になるという見通しは、雄大なことの好きなヒットラーの想像力を刺激し、自分こそが歴史的運命の担い手であるという意識を奮い立たせたが、その意識こそヒットラーに生きがいを感じさせる麻薬だった。(p.232)
 
☆日本が真珠湾を攻撃したとき驚いていたようである。そしてすぐに、ドイツはアメリカにも宣戦布告をした。アメリカと戦うのは好ましくなかったが、三国同盟が意味がなくなってしまうのを避けたのである。


【アクションプラン】
・ヒトラー 『わが闘争』 を読んでみたい。



【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
マンガで読みやすくとっつきやすいので、ヒトラーという人物を知るのにふさわしい本。

 
posted by macky at 23:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ・コミックス | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする