2012年10月23日

100円ノート「超」メモ術

100円ノート『超』メモ術

100円ノート「超」メモ術
中公竹義/著 (東洋経済新報社) 2009年
1,400円+税


【概要】
著者は中公(なかこう)さんという珍しい名前。

三つのルール。
1.どんなことでも一冊のノートに書くこと。

2.書き終えたら右下角をちぎる。

3.インデックスと検索マークをつける。


【動機】
現在、使っているシステムはホームページ(100円ノートの「超メモ術」)で知ったのだが、その解説本が出たということで、これはぜひとも読まねば!と思いながら三年近くが過ぎ、ようやく手に取った。


【所感】
「100メモ」と呼んでます。

使い始めたのは、2008年1月14日。

インターネットで知って衝撃を受けて早速この画期的なシステムを導入したわけです。

同年9月4日に、奥野宣之 『情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」』 を読み、手を加える。

具体的には、紙をどんどん貼り、情報の集約を目指す。後ろのインデックスをやめて、パソコンで目次を作る。つまり三つのルールのうち、三つ目「検索マーク」を捨てたわけだ。これは冊数が増えていくと探し当てるのが大変だと思ったからである。

パソコンで目次を作ると、後から探すのがとても簡単だ。一発で出てくるので気持ちがいい。ただし、目次を作るのがとても面倒で、新しいノートに引き継ぐだけで数時間もかかる。そのため、できるだけ不要な情報は書かないようにした。つまり一次情報は適当な紙などに書いて、保存したいものだけを清書するような形である。


2009年10月8日に鎌田浩毅 『一生モノの勉強法―京大理系人気教授の戦略とノウハウ』 でA4ルーズリーフを導入。長期に渡ってテーマ別に情報が集まるシステム。


2010年3月10日に美崎栄一郎 『「結果を出す人」はノートに何を書いているのか』 で母艦ノート(2012年5月18日から稼動)を知る。

2010年11月26日から外出用メモを作成。(独自システム)。お店や商品の情報などをメモしている。無印良品のダブルリングノートA7・48枚(70円)に、5×7.5cmのダイソー付箋紙を各ページに貼って使っている。移し変えたり、削除したりするのがラク。もう少しで使い切りそうなのに、付箋のおかげで長持ちしている。かなりボロボロになって手になじんできた(笑)

2010年12月21日あたりからPCメモを使い始める。(独自システム)。PCを使っているときに頭の中に浮かんだアイディアなどは、ほとんどここに書いている。パソコンに最初から入っている「メモ帳」だ。(すぐに起動できるようにタスクバーに置いている)。ここに情報をどんどん追加していくと、検索で一発で出てくるので便利。「F5」キーを押せば日付が時刻まで入るので必ず入れるようにしている。コピペなどでブログなどへのアウトプットも簡単。基本的にアウトプットが完了したらその項目を削除している。もうすぐ2年になるが、全てテキストなので書きためていっても重くならない。今のところ約313KBである。日付の右側にアウトプット予定先などのタグをついでに入れておくとあとから検索しやすい。


2011年3月11日に「GTD+Rシステム」導入。これは現在も続いている。

2011年3月19日に「あとで読む」に登録。Webスクラップが簡単にできるようになった。自動でテキスト化されるので、本文からも検索できて便利。

2011年6月17日に東国原英夫 『人生を劇的に変える東国原式勉強法』 を読み、同じ事を何度も書いてもいいのだと肩の力が抜けた。

2011年10月25日からは、A6スリムの100均メモ(80枚)を使っている。(独自システム)。パソコンを立ち上げてないときでも書けるので便利。主にToDoや思いついたアイディアなど。緊急ではないが、いつか絶対にやりたいことなどをこれに書くことで脳内メモリが開放される感じがする。タスクが完了したら赤で消す。このノートはこまめに見直している。右上角を切ることで新しいページがすぐに開き(ルール2を適用。あらかじめはさみでほんの少し切れ込みを入れてある)、見開きページのタスクが全て完了したら右下角をちぎる。


2012年3月15日に佐藤優 『獄中記』 を読んで、B5ノート(60枚〜100枚くらいの分厚いもの)を使い始めた。がっつり書きたいときに便利。

2012年5月17日に美崎栄一郎 『「結果を出す人」はノートに何を書いているのか』 を再読し、「母艦ノート」を本格的に使い始める。タスクが完了するたびに、様々なtipsの蓄積になっていってる。

2012年8月30日からは実験的に「モーニングノート」も書き始めた。毎朝起きたときに書くのである。無印良品の文庫本ノート(144枚)が書きやすくてよい。縦書きで書いている。このノートは頭の中にあることを吐き出してリセットするのが目的なので、基本的には見返さない。「○○がしたい」とかを書きなぐっている。「でもそのためには○○をしないといけない」とか思考がつながって、漠然と○○がやりたいと思っていたことでも、文章にすることで、そのために今やらないといけないことなどが明確になってきたりする。



結果的に情報の集約どころかどんどん分散していったわけだが、今のところシステムはうまく回っている。その基本となったのがこの本で紹介されている100円ノート「超」メモ術である。


ちなみに、100メモ導入以前は、「FitzNOTE」というパソコンのソフトを使っていたのだが、これはいわゆるアウトラインプロセッサで、現在は書き込むことはあまりないが情報の引き出しに使っている。(2010年10月頃にパソコンが2台になったときに情報の共有ができなくて次第に使わなくなっていった)。Gメールやエバーノートなどに集約すれば、別のパソコンやスマホでも参照できて便利かもと現在画策中。(Gメールだと情報の訂正や追加ができないのが不便)


というわけで、今のところ、メインは100メモ+奥野式である。
といっても、ほとんどの一次情報は適当な紙やPCメモに書いてるので、主に清書的な使い方をしている。
なので、このノートに書かれてあることはほとんど大事なことばかりである。


三つのルールのどれもが破綻しているにもかかわらず、それでも100メモがメインだといえるのが、このシステムの懐の深さだと思う(笑)




【抜粋】
●「超」メモ術でメモする際には、ノートの見開き2ページに1案件(たった1行でも見開きに1案件)を書くようにします。(中略)最低でも、1ページに1案件を超えないようにして使うことが、とくに重要です。(p.76)

☆ここが奥野式と大きく違うところ。あとから追記することを考えたら、1ページに1件までとしておいたほうがよさそう。それに1ページに2件以上、それも全く関係のない内容だとすごくごちゃごちゃとして見える。検索をうまく機能させるためにも1ページに2件以上は書かないようにする。



●私自身はこの「超」メモ術を、発想メモ・アイディアメモとして利用することがほとんどです。(p.91)

☆とっさに浮かんだアイディアを、どれに書こうかと迷っているうちにだんだんと消えていく感覚は実に嫌なものである。パソコンに書こうとしても、真っ白の画面で10秒くらい固まったまま何も書けずにイライラすることもある。そんなとき、0.5秒で空白ページが開けるこのシステムは魅力的だ。

もともとが不意に浮かんでは一瞬にして消えてしまうアイディアや発想をすばやくメモに定着させようとしてたどり着いたシステムである。そのため、一次情報の記録に適しているのだが、検索がうまくできれば、備忘録や記録を中心にメモを活用する人にとっても、このメモ術は役に立つ。

アイディアが浮かぶときというのは、同時に5つくらい浮かぶこともあるので、それらを全てメモに落とすときはまさに戦いだ。日付を書こうとして「今日は何日だったかな?」と考えてるうちに、するするとアイディアが1つ消えていたりする。だから日付は最後に書くようにしている。アイディアが浮かんだときは、余計なことは考えない。これに尽きる。


●A地点で7時30分に乗せたお客様を、8時にB地点で降ろしたとします。ここでメモ帳を取り出し、小口を広げ、インデックスページの8時の行を見ます。
 すると、何か所かのマークが見えます。マークのあるページを開き、そのページに記載されている内容から、8時の情報を探します。そして、一番可能性のある場所を目指して流すようにすればいいのです。(p.158-159)

☆具体的な使い方の例。タクシーの運転手がこのメモを使ったら。
(著者は現在タクシーの運転手もやっておられるそうです)。
使い方はあなた次第、自由に使ってください、という感じで、何にでも使えそうな気がしてくる。とくにインデックスを自在に、効果的に使えるかがカギである。このタクシーの例はその大きなヒントとなる。

今まで、「さて、どうしようか」と頭で考えていたことが、自動でポンッと答えが出てくるシステムというのは実に魅力的だ。


●必要とするページのマーキングの行と同じ行の左辺に矢印を書きます。必要な情報が現在のページより前にある場合は「左向き矢印」、後のページにある場合は「右向き矢印」を書きます。(p.171)

☆ページからページへのリンクを貼る方法が示されている。(「←Aプロジェクト」、「→PC詳細」など)。リンク先のマーキングがある行に矢印を打つのがポイント。今までは、適当なところに矢印日付(→120923)などとしていたけど、どちらがいいのだろう。



【アクションプラン】
・改めて読んでみると、やっぱりおもしろい。もう一度原点に返ろう!・・・というわけで、三つのルールを適応してみる。(ルール1に関しては、どれに書こうか迷わない程度に集約)。 →10/23
とりあえず、今使っているノートで試してみて、うまくいけば、過去のものもインデックスつけたり(さすがに過去のものは右下角を切る必要はないが)、マーキングしたりいろいろとやってみよう。

・本書で紹介されていたサイトを確認する。
システム手帳で「超」メモ術
http://dbmemo.com/sistemnote/

→10/23 早速見てみたけど、
これは、インデックスの順番をずっと変えないことが前提になるのでちょっと厳しいかな。


・amazonのレビューを全部読む。(28件) →読了(131202)
http://www.amazon.co.jp/product-reviews/4492043543/ref=dp_top_cm_cr_acr_txt?ie=UTF8&showViewpoints=1


・「さて、どうしようか」と考えていたことを、100メモで自動化してみる。



【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
シンプルだけど楽しいメモ術が知りたい人に。
余計なことに頭を使いたくない人に。


【関連サイト】
100円ノートの「超メモ術」

100円ノート「超」メモ術サポートサイト(新サイト)



◆追記:131202
最近ではこの100メモと美崎式母艦ノート、そしてEvernoteが中心である。

右下を切るよりも、右上を切ったほうがいいかもしれない。
(右下を切ると手に馴染まなくなる)

A5母艦ノートにもインデックスをちょっとつけて黒く塗りつぶしてみたら
探してるページがすぐに出てきておもしろい。

100メモの場合は、あの件は何冊目だったかなぁ・・・
ってなるけど、母艦ノートだとそんなに冊数が多くないので
インデックスの威力が抜群だ。

ちなみに、索引はEvernoteでも管理していて、
検索キーワードをその都度追加している。

奥野式にあった「タグ」みたいなものはあまり意味が無い。
それよりも、あとから検索しやすいようなキーワードが大事。

奥野式のようにタイトルをキッチリ書いていこうとすると挫折するので
適当に書いておく。

そもそも奥野式はノートにタイトルを書く必要は無いと言っていたので
PCにタイトルを入れるときには何が書いてあるか全て読まなくてはならず時間がかかった。

それよりも、ノートにメモをした段階でタイトルもちょっと書いておき、
それをそのまま移すだけにしておいた方が遥かに合理的だ。
それまで数時間かかっていたリスト作りが、30分かからず終わるようになった。

あとよく使うメモ一覧は、大きな付箋にまとめて
最新ノートの最初に貼り付けてある。
(よく使うのは本当に何度も見るので)

ついでに、マーキングのコツは、
ちょいと点を打っておいて、
時間のあるときに要らない紙を下に敷いてまとめて塗りつぶす。

posted by macky at 23:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | メモ術・ノート術 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする