
『3倍「仕事脳」がアップするダブル手帳術―右脳手帳・左脳手帳』
斉之平伸一/著 (東洋経済新報社) 2006年
【概要】
著者は三州製菓株式会社の社長・斉之平氏。
手帳を制するものは、仕事を制する! スケジュール管理は「左脳手帳」、クリエイティブワーク、自己啓発作業は「右脳手帳」。2つの手帳を使いこなし、脳の潜在能力をフルに発揮するノウハウを紹介。(「MARC」データベースより)
【動機】
手帳術を乱読中。
【所感】
2冊の手帳を具体的にどのように使い分けていくかというノウハウを期待して読んだけどほとんど書かれていなかった。
読んだ後にamazonのレビューを見たのですが、
pixus250さんとほぼ同じ感想を抱きました。
【抜粋】
●キーワードの書かれたポスト・イットをどんどん並べ替えながら、パズルを解くように新しい「組み合わせ」を模索していきましょう。・・・(中略)・・・頭の中では考えもつかないような、突拍子もない「組み合わせ」を自分の手で「物理的に」生み出すことができます。(p.44)
☆新しいアイディアとは新しい「組み合わせ」である、というのはよく聞くが、それをポスト・イットでやってしまおうというのである。
●一般レベルの将棋ファンにとって、頭の中に将棋盤と駒を思い浮かべながら局面を考えていくのは、かなり骨の折れる作業です。しかし、実際に将棋盤を用意して、駒を動かしていくと簡単に次の一手がわかります。(p.46)
☆たしかに、将棋にたとえるとわかりやすい。頭の中で処理するのと実際に紙に書き出したりポストイットで並べたりするのではまるで違う。
●リーダーは、なるべく権限を委譲して、現場レベルで意思決定できるようなシステムをつくらなければならないのです。・・・(中略)・・・実際の経営者でも、長期的な戦略を立てないで、目の前に出てきた問題を解決するのが自分の仕事だと考えている方は少なからずいます。いわゆる「モグラ叩き型」の経営者です。
☆「モグラ叩き型」は楽しいからついついやってしまうんだけど、それでは部下の楽しみを奪ってしまう。
【アクションプラン】
・ポストイットでアイディア出し(組み合わせ)
ポスト・イットにアイディアを書くのではなく、キーワードを書くだけ。それを適当に組み合わせるだけで新しいアイディアが生まれる。
・pixus250さんのレビューが35件あったので全部読んでみて、気になった本を読んでみる。
【評価】
評価:★★☆☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
ざっと速読しただけですが、手帳術としてはあまりおすすめはしません。