日本能率協会マネジメントセンター
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1,300円+税、2012年
【概要】
手帳の使い方の基本が分かる本。
【動機】
本屋で見かけたので。
【所感】
目新しいものはほとんどないが、コンパクトによくまとまっている。
わかっていてもなかなか実行できてないことをやるきっかけになればいいかな。
有名人の手帳実例が載っていて楽しい。
特に渡部陽一さんの手帳は圧倒された(笑)
自分の作業(時間を自分で決めればいいもの)は〔 〕で囲むのは斬新だ。
【抜粋】
●お誕生会を開こうという時、イスラムの人に豚肉は出せませんし、ヒンズーの人に牛肉は出せないわけです。だから必ず、「あなたの宗教は何?」と訊かれます。
「日本人の場合は、何と言えばいいの?」
と親に訊くと、無宗教と言うと相手の宗教を否定することになるから、「フリーだと答えなさい」と言われ、「フリーってどういうことなのだろう?」という疑問がずっと僕の中にありました。(p.5)
☆日本だと、あなたの宗教は何?ってあまり聞かれることはないが、外国だと当たり前のように聞いてくる。 『
天地明察』 の作者冲方丁さんはカレンダーを見ていて、クリスマスの日に仏滅と書いてあったのを見てはじめて、フリーの意味が分かったという。それをきっかけに暦に興味を持ち、高校時代には図書館に通って暦の本を読みあさったそうだ。そして 『天地明察』 の主人公、渋川春海(安井算哲)に出会ったという。
●だから僕も結婚して家族をもとうと思いました。僕が今書いている日記は、ひいおじいちゃんの生き字引として、100年後の子孫が目にするようなものになって欲しいと思っています。(p.91)
☆手帳というと、あまり人に見せるものではないけど、最初から子孫に見せようと意識して書くのはおもしろい。渡部さんの手帳はまさに子孫が読んでワクワクしそうな貴重な手帳だ。
●はじめに、いつまでに何を達成するのか目標を手帳に書き込みます。見返し(表紙の内側)部分など目立つ場所に書いておくと、常に目標が目に入り、モチベーションがアップします。・・・(中略)・・・
次に、目標をブレイクダウンしていきます。たとえば、達成期限が1年間であれば、それを月ごとの目標にブレイクダウンして、マンスリーの各月のページに目立つように記入します。さらに月ごとの目標を達成するためにやるべきことを週単位・1日単位へのタスクへと落とし込んでいきます。(p.148)
☆これ、わかっているんだけどなかなかできてないんだよな。
その週になって初めて「今週にやりたいこと」を書き出すありさまだった。
そしてその週に出来なかったことを翌週に回して行ってたのでそれをやめよう。
先の予定は大まかでいいから、週、月のスケジュールに入れておく。
●「やらなければならないこと」ばかり書いてあっては、手帳を開くのが憂鬱になってしまうでしょう。
やるべきことを漏れなく管理することも重要ですが、一方で、手帳を開くことが楽しくなるような仕掛けを作ることも重要な要素です。やるべきことだけではなく、やりたいことや、なりたい自分、趣味のことや家族の写真など、疲れた時に気分転換や息抜きができるような仕掛けをしておけば、バランスよく手帳を活用することができるでしょう。(p.208)
☆たしかに手帳を開くのがワクワクするような仕掛けづくりは大切かも。
【アクションプラン】
・自分の作業(時間を自分で決めればいいもの)は〔 〕で囲んでみる。
・今年の目標をプリントアウトして1ページ目に。 →済(130816)
・月ごと、週ごとに目標を具体的にブレイクダウンしていく。 →済
・手帳術の本がたくさん積んであるので、続いてどんどん読んでみる。
【評価】
評価:★★☆☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
手帳の使い方を模索している人に。
posted by macky at 23:00
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手帳術
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