2013年10月24日

日本の「黒幕」200人

日本の「黒幕」200人 (宝島SUGOI文庫)

宝島社
売り上げランキング: 22,637


日本の「黒幕」200人
別冊宝島編集部/編 (宝島社) 2009年
457円+税



【概要】
黒幕は、権力を操る。黒幕は、信念を持つ。黒幕は、人を動かす。黒幕は、日陰を好む。黒幕は、暴力を持つ。黒幕は、カネを使う。黒幕は、情報を握る。黒幕は、いくつもの顔を持つ。黒幕は、実力者である。黒幕は、静かに動く。そして黒幕は、何も語らずに去る。フィクサー、政界、財界、メディア、官僚、相場師、暴力団、右翼、左翼、思想家、検察、芸能界、総会屋、格闘技、占術家、大富豪……完全保存版「陰の実力者」総登場。本書は、時代を動かした影武者たちの記録です。(「BOOK」データベースより)

本書は、2009年1月に刊行した 『別冊宝島1580号 日本の「黒幕」200人』 を改訂し、文庫化したものである。



【動機】
日本の黒幕について網羅的に勉強したい。

日本「黒幕」列伝』 がおもしろかったので、その続きとして。



【所感】
基本的なことはひと通りわかるようになった。


【抜粋】
●笹川 VS 田中の水面下の戦いは、“昭和の川中島合戦”といわれるぐらいすさまじいものがあったと伝えられる。(p.13)

☆この戦いがのちのロッキード事件に繋がるといわれる。


●ロマンを語り、誰も考えつかないような事業計画を描くことには天才的な才能があったという。彼の口車に乗せられた有名財界人や政治家の名前は枚挙にいとまがないほどだ。(p.45)

☆昨年末に密かに韓国に移送され、先日仮出所した許永中。イトマン事件では3000億円もの大金が闇に消えた。


●「この国の医療保険制度を悪い方に悪い方に引っ張っているのは、厚生官僚たちと日本医師会のボス連中どもだ!」(p.132)

☆先日、選挙違反の疑いで日本最大の医療グループ徳洲会の理事長を辞任した徳田虎雄が常日頃から言ってた言葉。


●父・晋太郎の無念を晴らそうと、熱心な支持者が「晋三を総理にしてください」と山口から池口のいる鹿児島まで毎月祈願にやってきたという話も伝わっている。(p.162-163)

☆安倍首相が何かと頼りにしている最福寺法王・池口恵観。朝鮮総連本部購入で話題に上がってた和尚さんである。落札したものの資金が調達できず、結局、再入札で落札したのはモンゴルの企業「アバール・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー」。背後に誰がいるのかがもっぱら最近の話題となっている。


●福岡の市電(福博電気軌道)経営に参加するや、翌年には九州電気を設立するなど順調なスタートを切った。 (中略) 松永は東京進出のために子会社、東京電力を作り、東京電燈と覇権争いを演じた。(p.228-229)

☆この東京電力は現在の東京電力とは別会社らしいが、現在の東京電力も松永安左エ門が作ったらしい。




【アクションプラン】
・山崎豊子 『不毛地帯』 を読みたい。

・これをきっかけにもっと勉強したい。



【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
日本の黒幕についてざっと押さえておきたいときに。
入門書としてもピッタリ。

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2013年10月21日

橋本武関連本のまとめ

このところずっと伝説の国語教師・橋本先生の関連本を読み続けてきたわけだが、
そもそも橋本先生のことを知ったのは、
2012年3月22日に大きな本屋さんに立ち寄ったときに、特設コーナーができていたのを見たからである。


その後2012年6月9日に、日本テレビ「世界一受けたい授業」にゲスト出演されていたのを観た。


100歳の伝説の灘高講師、橋本武先生の特別授業




そこから1年が過ぎ、
2013年夏頃、『銀の匙』 がアニメ化されたのを期に
8月4日から 『銀の匙』 を少しずつ寝る前に読み始めた。


『銀の匙』 をアニメ化したものかと思っていたら話が全然違ってた。
マンガの 『銀の匙 Silver Spoon』 をアニメ化したものらしい。

農業高校の話だ。

これはこれでおもしろくて、 『銀の匙』 を読み終えてから一気に観た。


ちなみに、アニメ版では、
「銀の匙」について、

 ヨーロッパでは、生まれてくる子に銀のスプーンを贈る。
その子が一生食べるのに困らないようにって。


と言っていた。



9月10日 『銀の匙』 を読み終わる。
・自伝(少年記)を書きたい。一気に書かずに少しずつ思い出したときにちょこちょこ書いていきたい。
自伝というと人生の終わりに振り返って書くというイメージだが、少年記だと今すぐにでも書ける。


翌9月11日、橋本先生がお亡くなりになる。


9月19日 『 〈銀の匙〉の国語授業』 読了。
・スローリーディングで何か1冊を時間かけて読んでみよう。寄り道しながら。

9月24日 『伝説の灘高教師が教える 一生役立つ学ぶ力』 読了。


10月5日 『灘校・伝説の国語授業 本物の思考力が身につくスロ−リ−ディング』 読了。
・何か1冊決めて、「スローリーディング」してみたい。やっぱり小説がいいのかも。ちょっと難しそうだなというレベルの小説。研究ノートを作ってわからない語句とかも徹底的に調べたり、寄り道して気になったことをどんどん調べていったり。

・その1冊以外はなるべく速読&多読で。(何でもかんでもスローリーディングしていては時間がいくらあっても足りない)


10月10日 『橋本式国語勉強法』 読了。
・漢文(とりあえず漢詩)をちょっと勉強してみたい。


10月15日 黒岩祐治 『灘中 奇跡の国語教室』 読了。
・『ただいま浪人』 を読んでみたい。

・『白楽天詩選』 を読んでみたい。「長恨歌」を暗誦してみたい。


10月18日 伊藤氏貴 『奇跡の教室 エチ先生と『銀の匙』の子どもたち』 読了。
・変化の時代といわれる今こそ、明治時代の文豪を読んでみたい。

・大きな課題を小さなことから順番にひも解いて関連付けてみる。





スローリーディング

1冊を寄り道しながらゆっくり読む。
A→B→C→D→Eと行くのではなく、
A→B→A→C→A→D→A→E・・・という感じで。
1冊の本をもとに、というところが大事。何度も戻ってくる。
その1冊以外はなるべく速読&多読で。

最初からこの1冊って決めずに、どんどん読んでこれだというものに出会うまでどんどん読んでいこう。
橋本先生も手当たり次第に読んでいる最中に 『銀の匙』 に出会ったのだから。

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2013年10月18日

奇跡の教室 エチ先生と『銀の匙』の子どもたち

奇跡の教室 エチ先生と『銀の匙』の子どもたち
伊藤 氏貴
小学館
売り上げランキング: 22,342


奇跡の教室 エチ先生と『銀の匙』の子どもたち
伊藤氏貴/著 (小学館) 2010年
1,300円+税



【概要】
橋本武、98歳(注:出版当時)。昭和9年、旧制灘中学に赴任。戦後、1冊の文庫本 『銀の匙』 を3年かけて読みこむ授業を実践。公立高のすべり止めだった灘校を一躍、東大合格日本一へ導く。その後、『銀の匙』 の生徒たちはニッポンのリーダーへ。伝説教師の言葉・人生からひもとく脱「ゆとり教育」への解答、そして21世紀に成功するための勉強法「スロウ・リーディング」の極意に迫る。(「BOOK」データベースより)

橋本先生の生い立ちや教え子達の卒業後の追跡取材など。



【動機】
橋本先生の関連本を乱読中。



【所感】
教え子達の追跡取材が面白い。

それもそのはずでクラスの半分以上が東大に合格しているのだから、
クラス写真とかを見ても、それぞれの道を極めた人がたくさんいる。


背表紙の子がブレてて本棚に並べると目立つ。わざとじゃないんだろうけど。こういう装丁のアラはすぐに気が付きそうなので、まさか気付かなかったってことはないと思う。まぁいっか、となったんだろうか。本の完成度が高かっただけにこういうのはちょっと残念だ。

文庫本も出てるようだ。



奇跡の授業を1年間しか受けられなかった楫西雄介さんの「60年後の三重丸」は、ドラマにでもなりそうないい話。




【抜粋】
●海渡少年は灘校卒業後、東京大学法学部に進み、在学中に司法試験に合格。20代で御巣鷹山日航機墜落事件の遺族側弁護団の中心人物となり、のちに作家、山崎豊子の取材を受け、著書 『沈まぬ太陽』 には実名で登場している。(p.25)

☆海渡雄一さんは弁護士連合会の第36代事務総長だ。とても柔和な顔立ち。奥様は社民党のみずほタンこと福島瑞穂さんらしい。



●―― 『銀の匙』 のように、じっくりと読み進めていくと力のつく作品を挙げていただけますか。

「私は具体的には、小学生には夏目漱石の 『坊っちゃん』 、中学生にはドストエフスキーの 『罪と罰』 、大学生はニーチェの 『ツァラトゥストラ』 、社会人は 『論語』 などがいいと思います。(p.42)

☆ 『銀の匙』 以外でテキストとして使えそうな本はないか? 当然出てくる疑問であるが、それにゲストの齋藤孝さんが答えてくれている。



●昭和9年当時、黒田子爵の次女・雅子がエチオピア皇太子の花嫁候補になっていた。 (中略) 毛量の多いオールバックの髪型と逆三角形の輪郭は、確かに東京からやってきた新米教師を彷彿とした。(p.67)

☆「エチ先生」というあだ名はエッチだったからかと思っていたら、エチオピアの皇太子に似ていたかららしい(笑)



●“奇跡”とは短時間の生成物ではない、というのが筆者の考え方である。
 いくつかの偶然が運命の糸で手繰りよせられ、一定期間それらが醸成され、いつか蓮の花のように、「ポン!」と、一気に開花するものだと考えている。(p.80)

☆いろんな偶然を手繰り寄せるのも実力のうち。そしてそれが奇跡のように見えるのだろう。



●すべてが橋本のハンドメイド、細部まで徹底して工夫が凝らされたプリントによって、生徒は板書を写す煩わしさからも開放され、授業中、心おきなくタイムスリップし、“自分の思いを書く”作業にも没頭できた。(p.91)

☆心おきなく自分の思いが書けるっていいなぁ。



●夏目漱石はロンドン時代、図書館にはほとんど行かなかったという。
 代わりに留学費用の3分の1をあてるほど大量の本を買い込んだ。借りた本には書き込みができないからだ。遺された蔵書には、調べたこと、疑問、反論、自分がそこから新たに考えたことが余白にびっしりと書き込まれている。書物との対話を通じて自らの思想を深め、海外で、複眼を身につけていったのだ。(p.131)

☆夏目漱石も本にいっぱい書き込みをしていたと知ると親近感がわく。



●エチ先生にすすめられて読破した 『ジャン・クリストフ』 (ロマン・ロラン著)全4巻に感銘を受けた敏夫は、主人公の“人のために尽くす姿勢”が自分の人生の指針になっていく。
 さらにそこからロマン・ロランを次々と読み進めていき、『ベートーヴェンの生涯』 に出合う。

(中略)

親しみやすく、わかるまで話し合うという姿勢は医師にこそ、こっとも必要とされていると思います」

 そう語る医師・平野は、東大入試で上京した際、ついでに灘校創始者である嘉納治五郎ゆかりの講道館に行き、柔道の練習で汗を流した。(p.146-147)

☆医師・平野敏夫さんの話。灘校って嘉納治五郎が作ったのか。知らなかった。




●いろいろなものに主体的に自分をさらすということを繰り返していって欲しいと思います。とくに、自分をこれまでとは違った環境に置く、自分をさらすということで、間違いなく人間は成長するし、知識が膨らんできます。(p.162)

☆東大の29代総長・濱田淳一さんの言葉。引っ込みそうになったときに勇気の出る言葉だ。前に出て行くことで人間は成長する。



●――そんなグローバルな時代に、若者は、どんな本を読めばいいのでしょう。じっくりと、エチ先生流に読むべき本を挙げていただければ……。

「うーん、今の時代状況から言うと、例えば、明治のいわゆる文豪といわれる人たちの作品かな。夏目漱石や森鴎外、あの頃の人のものを今読むといいんじゃないでしょうか。

(中略)

多分同じような経験をしたのは明治の頃で、自分たちが作ってきたものを、どこまで振り捨てて、どこまで残しながら次の時代に向かって生きていくのか、そういう緊張感のあった時代だと思います。だから、明治――維新そのものではなくって、むしろ、その後、明治の中期から後期ですね。

(中略)

――21世紀に 『銀の匙』 の時代のものが有効だ、と。

「また知識の話につながりますけれども、ある言葉なり、ある出来事なりを、いろんな事柄と結びつけながら考え、深めていく、あるいはその状況を理解していく……。そういう文脈を捉えていくといった感覚や方法は、私の場合、『銀の匙』 でつくられたのかなあという気がします。(p.164-165)

☆濱田さんの言葉。重い課題などは小さなことから順番にひも解いて、関連をつけながら、その問題の性格を理解していく。そういう手法を橋本先生から学んだと。



●弁護士としてその件を受けた時に、遺族の皆さんと一緒に勉強していこうと思いました。 (中略) 私の法律事務所に定期的に集まって、情報を集め、その分析をしながら、それこそ最初は航空工学の勉強から始めたんです。(p.192)

☆日航ジャンボ墜落事故の顧問弁護士・海渡雄一さんの話。思ったより弁護士というのは大変だ。法律の勉強だけをやってればいいって訳じゃない。弁護士に必要なのは、弁舌や法律知識だけでなく、新しいものを短時間で勉強するという能力も必要なのかも。




【アクションプラン】
・変化の時代といわれる今こそ、明治時代の文豪を読んでみる。

・大きな課題を小さなことから順番にひも解いて関連付けてみる。




【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
橋本先生の授業を受けた生徒はその後どういう人になったか興味がある人に。
結局、その先生が素晴らしいかどうかは生徒を見れば分かる。

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2013年10月15日

灘中 奇跡の国語教室



灘中 奇跡の国語教室
黒岩祐治/著 (中公新書ラクレ) 2011年 (初出は2005年)
740円+税



【概要】
橋本先生の教え子であり神奈川県知事の黒岩祐治さんが書いた本。

『恩師の条件』 (リヨン社、2005年)に若干の加筆・修正をしたもの。

この本をきっかけにして橋本先生が一躍有名になったそうだ。

副題は、橋本武の超スロー・リーディング。



【動機】
橋本先生の授業に興味を持って。


【所感】
橋本先生をとてもお慕いしていることが伝わってくる。




【抜粋】
●私は当時、高校を卒業してそのまま上京し、浪人生活を送っていた。そんな時、たまたま目にしたのが 『ただいま浪人』 という本。狐狸庵先生こと遠藤さんのユーモア小説のひとつだ。心の拠り所を必死で求めていた私は、そのタイトルに吸い寄せられるように、その日のうちに本を手に取った。それがきっかけとなり、私は書店に並んでいる遠藤さんの本を片っ端からむさぼるように読んだ。(p.11)

☆コリアンというから韓国の話だろうか。この本をきっかけに片っ端からむさぼるようになったというからどんな本か読んでみたい。



●もちろん国語の授業であるから、これをきっかけに一首一首、読み解いていくこともできるのだろうが、橋本先生はそういうことはしない。「私」すなわち、主人公の□ポンの百人一首体験をできるだけ忠実に追体験しようとする。 (中略) もともとかるた遊びが百人一首の本来のあり方なのだから、みんなで暗誦してかるた大会に臨むことこそ、本来の百人一首の勉強法だと先生は考えたのであった。(p.70-71)

☆実際に百人一首でかるた大会をやるのはいいと思った。
つまらないものから楽しいものへの転換。
楽しいと感じれば興味もわき、ゲームに勝とうとすれば自然と覚えようとするだろう。



●「十干」は「五行」の木火土金水(もっかどごんすい)を兄(え)と弟(と)に分けて当てはめてあるからです。(p.88)

☆「五行」を(もっかどこんすい)で覚えてたんだけど、やっぱりみんな同じようにして覚えてるんだなぁ。ちょっとビックリした。



●「草木も眠る丑三つ時」とは何時頃のことですか?(p.94)

☆午前3時半頃。

丑が2時頃、寅が4時頃。
その間を四つに分けた三つ分。つまり3時半となる。
四つに分けるのがポイント。



●ところで、今でも私たちの同窓生が集まると話題に上がるのが暗誦課題として与えられた「長恨歌」である。
 唐の時代の中頃、中唐と言われた紀元806年に白居易が作った長編叙事詩で、玄宗皇帝と楊貴妃のラブロマンスを描いた全120行に及ぶ長文だ。これだけ長い漢詩を諳んじることは容易なことではなかったが、先生は情け容赦もなく、この全文暗誦を私たちに課したのである。(p.172-173)

☆『橋本式国語勉強法』 で、漢文をやるなら漢詩の暗誦がいいと言っていたから、ちょっと読んでみたいな。



●それは私が取材で訪れたアメリカ・ボストン郊外のフリースクール、サドベリー・ヴァイリー・スクールである。日本の施設と同様、登校拒否になった子供たちを迎え入れていたが、そこは究極のフリースクールと言っていいほど、とにかくすべてが自由だった。 (中略)
 通常の子供が弁護士になりたいと思うと、将来のために今の学校の勉強をしっかりやっていい成績を取ろうと考えるだろう。しかし、彼の場合は違った。弁護士の仕事そのものへの興味からスタートしたのである。 (中略) いきなり、実際の裁判のやりとり、判例などを自らの興味の赴くままに調べ始めたのである。今はそれが楽しくて仕方ないのだと言う。(p.181-183)

☆こういうスクールをいつか作ってみたい。体系的に学ぶという面では学校の方がいいかもしれないが、それよりも大事なのが学ぶ意欲だ。



●「心のゆとり」とは安易に実現できるものではなく、がんばって、がんばって上り続けなければ到達できない精神の高みの世界である。高い山に登ったとき、頂上で感じるあのゆったりとした満足感こそ「心のゆとり」である。(p.191-192)

☆まさにその通りだと思う。これは何も受験だけに限った話じゃなくて、仕事でもがんばった結果として、心のゆとりが生まれるものである。



●最初は、なかなか進まない授業に戸惑う生徒もいましてね。その時、話したのが、大事なのはスピードじゃなくて、「すぐに役立つことは、すぐ役立たなくなる」ということです。(p.215)(「<特別授業> 人生を充実させる8つの学び」より)

☆スピードは遅くてもいい。一歩一歩前に進んでいくことが大事。




【アクションプラン】
・『ただいま浪人』 を読んでみる。

・『白楽天詩選』 を読んでみる。「長恨歌」を暗誦してみる。




【評価】
評価:★★☆☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
実際に橋本先生に指導された方のお話が聞きたいときに。

 

【追記】 (131022)
神奈川県のPRビデオを見つけた。

神奈川県投資環境プロモーション動画「Fascinating Kanagawa」の紹介 (掲載日:2013年9月2日)
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f490090/

「恋するフォーチュンクッキー神奈川県Ver. / AKB48[公式]」を公開! (掲載日:2013年10月18日)
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f500062/





黒岩知事だけじゃなく、体操の白井選手も出てる?!

posted by macky at 23:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 「銀の匙」関連 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月10日

橋本式国語勉強法

橋本式国語勉強法 (岩波ジュニア新書)
橋本 武
岩波書店
売り上げランキング: 169,493


橋本式国語勉強法
橋本 武/著 (岩波書店) 2012年 (初出は1968年)
840円+税



【概要】
〈銀の匙〉の国語授業』 で注目を集める“伝説の教師”が国語の学習法を伝授します。覚えるのではなく考える勉強、詰め込むのではなく自らの中にあるものを引き出す勉強、人生の心の糧となる勉強の喜びを見出しながら、結果として入試にも役立つ、真の国語力を身につけるための学び方です。(「BOOK」データベースより)

「灘校式勉強法/国語」(講談社 1968年)をもとに加筆修正したものである。



【動機】
橋本先生の国語授業に興味があったので。


【所感】
そんなにためになる情報はなかった。ひと昔前のオーソドックスな内容。
それもそのはずで、2012年出版なのだが、もととなったのは1968年、つまり40年以上も前に書かれた本である。



【抜粋】
●孔子が晩年になって易を読むことを好み、竹簡(竹のふだ)を綴ったなめし皮のひもが、三度も切れるほど繰り返し読んだという話は有名で、このために、本を繰り返し読むことを“葦編三絶”というようになりました。これほど打ち込んで読める本があるということはどんなにか幸せなことであり、あなたがこの幸運を持っているならば、あなたの人生はさらに深められていくことでしょう。しかし読書を始めたとたんに、精読によって人生の方向が決定づけられるような、作家なり本なりに出合うことはまず望めないでしょう。それを得るためにも、また精神的偏食に陥らないためにも、あなたの読書は多読から始めてほしいと思います。(p.28-29)

☆こういう本に巡り合うためにこのブログをやっているのかもしれない。



●自分の息のかかったことばを整理して、自分用の辞書を作ってみたらどうかと思います。その方法は簡単です。リーフノートの一枚ごとに五十音の一音を配当します。すなわち“あ”ではじまることばは“ア”の用紙に集め、その意味と、そのことばを抜き出した出展と、その用例を記入していき、ことばがふえた時には用紙を補充するようにしていきます。ことばの意味はできるだけ簡単にして、用例からその意味が理解できるようにし、用語例辞典といえるようなものを作りあげてみたら面白いでしょう。(p.39)

☆これはおもしろそうだ。出展も明記しておく。パソコンで作ると簡単に並べ替えられていいかもしれない。
自分の興味ある分野の専門用語集を作ったりしてもいいだろう。



●漢文の勉強は中国語の勉強ではありません。国語の勉強以外の何物でもないのです。古代に日本にもたらされた中国の文化を、私たちの遠い祖先が吸収して日本化し、日本の精神文化の糧としていった、その跡を私たちも勉強しようとしているのです。 (中略)

 漢字漢文を無視して、日本の文化を語ることはできません。 (中略) 漢文を学ぶのは、中国の古典を通じて日本を知るためです。(p.130)

☆これは意外と見落としがちかもしれない。日本をより深く知るために漢文を勉強する。
漢文を勉強するにはまず漢詩を暗誦しろと言ってるが、漢詩が一つも載ってない。こういうところでちょっと例でも載せておくとさらに興味を惹くのだがと思っていると、夏目漱石の 『草枕』 の一説が引用されていた。


●漢文の勉強をした者としない者とでは、こういう文章に対する親しみにも受け取り方にも、差が生じて当然です。(p.131)

☆たしかに、今までは漢文や漢詩が出てくると、サーっと素通りしていた。漢文を勉強すると親しみがもてるようになるかも。



【アクションプラン】
・漢文(とりあえず漢詩)をちょっと勉強してみる。




【評価】
評価:★★☆☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
受験対策としてはあまり使えない気がした。
時間に余裕のある人がじっくり国語力をつけたいってときに。
「国語の勉強は何をやったらいいか全くわからない」という人には指針にはなるかも。


posted by macky at 20:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 「銀の匙」関連 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする