2013年12月28日

土壇場の経済学

土壇場の経済学 (幻冬舎アウトロー文庫)
青木 雄二 宮崎 学
幻冬舎
売り上げランキング: 661,846


土壇場の経済学
青木雄二、宮崎学/著 (幻冬舎) 2000年 (単行本は1998年)
571円+税



【概要】
大量失業、倒産、自己破産、自殺者急増…いったい日本はどこまで悪くなる!?社会の裏の裏まで知りつくした二人が、経済の仕組み、カネのカラクリを徹底解剖。金貸しとの攻防、破綻寸前住宅ローンの起死回生策、資産形成の方法などを過激かつ具体的に伝授。国も会社もアテにできないこの時代、家族と自分を守り抜くには、もはやこれしかない。 (「BOOK」データベースより)


【動機】
最近テレビでグリコ森永事件をやっていたのでこの本を思い出した。


【所感】
苦労している人の話はやっぱりおもしろい。


【抜粋】
●一定以上の金を持っていれば、金がまた金を呼んできてくれるというのやから、二重にも三重にもありがたいシステムや。(p.186)

☆資本主義というのは、金持ちはより金持ちに、貧乏人はますます貧乏になるシステム。



●資本主義というのは、モノも金もただ持っているだけではダメ。それを生産過程に投下して資本にしなければダメ。(p.188)

☆どう使うかが大事。生き金。


●ゼニがあるとは何百万、何千万程度のことではない。少なくとも何億かなければ、儲け話はころがり込んではこない。何百万、何千万程度のはした金は、一番詐欺にあいやすい額というにすぎないんや。(p.189)

☆ごもっとも。そもそもお金を全く持ってなければ儲け話自体も転がりこんでこないから詐欺にあいようがない。



【アクションプラン】
・『ヴェニスの商人』 を読んでみたい。



【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
学校では教えられない生の経済学にふれたいときに。
詐欺の手口もいろいろ載っているので、自己防衛に。


【結論】
会社がトーサンして、オトーサンになりました。



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2013年12月26日

30代に男がしておかなければならないこと

30代に男がしておかなければならないこと (新潮文庫)
鈴木 健二
新潮社
売り上げランキング: 281,089


30代に男がしておかなければならないこと
鈴木健二/著 (新潮文庫) 1988年 (単行本は1980年)



【概要】
“まだ若いんだからそんなにアクセクすることないよ”よく耳にする言葉だが、男30代になってこんなことを言っているようではお先まっ暗。1歩休めば2歩追い抜かれるのが30代なのだ。本書では、仕事、人間関係、こどもの教育など、著者の経験に裏打ちされた12の視点からあなたの30代を総点検。今の自分をより一層磨き、40代で待つ“勝負”に勝つ方法を示唆する。(「BOOK」データベースより)


【動機】
男は20代に何をなすべきか』 を読んだのでその続編。


【所感】
自伝をもとにしているから堅苦しくなくて、上から目線でもなくて読みやすい。
それでいて身が引き締まる。



【抜粋】
●30代の仕事は目的こそ組織の末端の部分を満足させるに過ぎない小さなものだが、将来にとって必要な現場の技術を熟知することにおいては、最後のチャンスともいえるのである。(p.80)

☆秀吉やナポレオンがのちに成功したのも現場の事をよく知っていたからだという。



●私の行動は原稿用紙に暇をみてはペンを走らせることであり、どんなに疲れ、深夜になっても、一日一時間半ないしニ時間の読書を欠かさない鈍重なまでの体力があったことであった。(p.83)

☆行動力とは、機敏な行動だけでなく、意志を強く動かすことも含まれる。


●散歩は一日に三分、五分、十分と伸び、手術後一か月半くらいたつと、一時間にもなった。ただし、ポツンと非常灯しかついていないほの暗い廊下を歩くのである。(p.139)

☆まずは体力をつける! たったこれだけで疲れるなんてと感じたときは体力不足なので、休むのではなくむしろ鍛える。



●戦前の男の凛々しさは、国家とか天皇の名によって支えられていたのであった。(p.182)

☆この言葉は結構深い。天皇のためにとかお国のためにとかいう言葉があるが、あれは天皇のために自分を犠牲にしたということではなく、天皇のために命を賭けている自分というアイデンティティーなのかもしれない。つまり天皇を利用して自己を奮い立たせていたとも言える。



●50歳の誕生日を迎えた時に、あなたはどのような家庭を作っていて、いかなる地位にあり、どのくらい金を貯め、教養をしっかりと身につけたかどうかで、あなたの人生は決定してしまうのである。
(中略)
40代の10年間を戦う力は、すべて30代の10年間に蓄えられ続けてきたエネルギーなのである。(p.228)

☆50歳で何をやっているかで人生は決まるということだ。40代で人生の勝負をするためにも、30代でできるだけ力を蓄えておく。



【アクションプラン】
・もっと体力をつけよう。




【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
30代の人に。
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2013年12月20日

遺体―震災、津波の果てに

遺体―震災、津波の果てに
石井 光太
新潮社
売り上げランキング: 6,133


遺体―震災、津波の果てに
石井光太/著 (新潮社) 2011年
1,500円+税



【概要】
2011年3月11日。40,000人が住む三陸の港町釜石を襲った津波は、死者・行方不明者1,100人もの犠牲を出した。各施設を瞬く間に埋め尽くす、戦時にもなかった未曾有の遺体数。次々と直面する顔見知りの「体」に立ちすくみつつも、人々はどう弔いを成していったのか? 生き延びた者は、膨大な数の死者を前に、立ち止まることすら許されなかった―遺体安置所をめぐる極限状態に迫る、壮絶なるルポルタージュ。(「BOOK」データベースより)


『週刊ポスト』 (2011年6月24日号)、『新潮45』 (同年6月号、7月号)に掲載した記事に大幅に加筆修正し、書き下ろしを加えたものである。



【動機】
石井光太さんの本(『絶対貧困』)を読んで、この人の書いたルポをもっと読みたいと思い手に取った。

非常事態において、人間は何ができるか?




【抜粋】
●千葉が遺体の尊厳を特に大切にしたのは、かつて葬儀社で働いていた経験が大きかった。千葉は七十年前に大船渡にある寺院で生まれ育ったが、僧侶になることはなく、若かりし頃は日本各地を転々としていくつもの職を渡り歩いてきた。そして四十年ほどまえに流れ着くように故郷の隣の釜石にもどり、地元の葬儀社に勤めだした。
(中略)
千葉はこうした遺体を見る度に、心を痛めた。八十年、九十年、必死になって子供や町のために働いてきてどうしてこんな最期を遂げなければならないのか。千葉は蛆に喰い荒らされた孤独な老人をせめて人間らしく扱いたいと思い、遺族が来るまで代わりに自分が遺体に言葉をかけることにした。手があく度に、町の近状やその日の出来事を語って聞かせる。そうしていると穴だらけの変色した遺体が生前のように喜んだり、悲しんだりするように見えたのだ。(p.185-186)

☆同じ事をやれっていわれるとなかなかできない。なんで千葉さんがこんなに暖かく遺体や遺族の方に語りかけられるんだろうと思っていたら、こうした過去の体験があったからなのだと思い至った。こういう千葉さんみたいな人が遺体安置所にいると救われるだろうな。



●関係者は近づけずに遠巻きに見守っている。千葉はいたたまれなくなり、そっと夫婦のもとへ歩み寄った。隣にしゃがみ込んで手を合わせ、やさしい声で遺体に向かってこう言う。
「相太君、ママとパパが来てくれてよかったな。ずっと待っていたんだもんな」
 母親は赤く腫らした目で千葉を見つめる。夫が支えるように彼女の肩をつかむ。千葉は赤ん坊に向かってつづける。
「ママは相太君のことを必死で守ろうとしたんだよ。自分を犠牲にしてでも助けたいと思っていたんだけど、どうしてもダメだった……相太君はいい子だからわかるよな」
 夫婦は真剣な顔で聞いている。千葉はさらに言った。
「相太君は、こんなやさしいママに恵まれてよかったな。短い間だったけど会えて嬉しかったろ。また生まれ変わって会いにくるんだぞ」
母親はそれを聞いた途端、口もとを押さえて泣きはじめた。子供のように声を上げて号泣する。夫も鼻水をすすりながら目をぎゅっと閉じる。千葉はそれを見ながら、どうか自分を責めずに行きてほしいと思った。(p.187-188)

☆赤ん坊を抱いたまま津波に呑み込まれ、何とか一命はとりとめたものの、赤ん坊だけ流されてしまった母親を励ますために赤ん坊に向かってかけた言葉。こういう言葉がなければ一生悔やむかもしれない。

こういうときにこういうやさしい言葉が言えるような人になりたい。
遺された者が少しでも前を向いて進めるきっかけとなるような。



●大方の家族は安置所の厳粛な空気に呑まれ、緊張で顔を引きつらせたまま花を棺に供えることしかできない。
(中略)
千葉はこんなところでも気を張っている家族を見ると胸が痛んだ。そんなときは、代わりに自分が死者との間に立って言葉をかけてあげることにしていた。
「学君、待たせたね。これから、パパ、ママに見守られて火葬場まで行くことになったよ。今日の午後にはお家に帰れるはずだ。嬉しいだろ。ママが手料理をつくって供えてくれるだろうから楽しみにしなよ。仏様になるまでは四十九日あるから、それまでは家族で最後の楽しい時間を過ごすんだよ」
 母親はそれを聞くと自分を取りもどしたかのように息子の遺体に駆け寄った。火葬場へ送るにあたって最後に言葉をかけてあげたいと考え直したのだろう。本当は言いたいことが山のようにあるにちがいない。
 千葉は母親に場所を譲る。母親は棺の枠を握り、身を乗り出すようにして言う。
「ごめんね、ママが助けてあげられなくてごめんね。いつかまたママと再会しようね。もう一度会おうね」
 母親の声は嗚咽によってほとんど聞き取れない。千葉は少しだけ間を置いて遺体に語りかける。
「大丈夫。学君はママに感謝しているもんな。これから仏様になっても、ずっとママの傍にいて見守っているもんな」
 母親はそれを聞くとハンカチで口元を押さえ、肩を震わせて泣きはじめる。夫が力いっぱい彼女の肩を抱きしめる。
 千葉はそんな夫婦の姿を見て胸をなで下ろす。別れの際に何も言えずに終わってしまうより、感情を出し切った方が後悔は少なくていい。わずか五分余りしか割いてあげられないが、家族にはできるだけ悔いがない形で出棺をしてもらいたかった。(p.199-200)

☆ここでも千葉さんの暖かい言葉が身にしみる。



●釜石市を舞台にしたのは、町の半分が被災を免れて残っていたことが大きい。陸前高田など町ごと壊滅した場所では、遺体捜索や安置所の管理は市外から派遣された人々が行っていることが多く、彼らはその土地の地理や方言すらわからないことがある。だが、釜石では死者・行方不明者千人以上を出したにもかかわらず、町の機能の半分が津波の直接的な被害を受けずに残ったことにより、同じ市内に暮らす人々が隣人たちの遺体を発見し、運び、調べ、保管することになった。私はそこにこそ、震災によって故郷が死骸だらけとなったという事実を背負って生きていこうとする人間の姿があるのではないかと考えた。遺体という生身のものを扱うことでしれはもっとはっきりしてくる。(p.263 「あとがき」より)

☆本を読んでいる途中で、あれ?釜石市だけなのかな?と気付く。そして同時になぜ釜石市だけなんだろうという疑問が沸く。その疑問に対する答え。

ちなみに最初から釜石市だけを取材したのではなく、震災直後から色々な現場を見て周り、そして4月に入って落ち着いてから実際に関係者に会って体験談を聞いたようである。




【所感】
まるで目の前で見て来たかのような筆致。

ここまで細かく、リアルに取材するのは大変だっただろうな。

そういえば、テレビとかだと遺体は全く映し出されない。

それがこの本の中ではたくさん出てくる。

それが現実なのだという事をあらためて思い知らされた。


みんな自分にできる事は何かと
必死で模索し続けている。


そしてつらい経験を通して、
人の暖かさに触れることができる。


読んでいて何度も目頭が熱くなった。



【アクションプラン】
・映画化もされているようだ。観てみたい。 
遺体 明日への十日間 [DVD]




【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
震災について詳しく知りたいときに。遺体安置所がどんな状況だったか。
震災を忘れないためにも。そして震災に備えるためにも。



【結論】
震災などで全て失うことを想定すると、物への執着が無くなるかも。
本当に大事な物だけを大切にしたい。

人間はもろくてはかない存在。
突然死ぬこともあるから今を精一杯生きたい。

posted by macky at 21:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメンタリー | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月17日

人生がときめく片づけの魔法

人生がときめく片づけの魔法
近藤 麻理恵
サンマーク出版
売り上げランキング: 316


人生がときめく片づけの魔法
近藤麻理恵/著 (サンマーク出版) 2011年
1,400円+税



【概要】
著者は片づけコンサルタントの近藤麻理恵(こんまり)さん。



【動機】
仲間由紀恵主演のスペシャルドラマ 『人生がときめく片づけの魔法』 を観て興味を持った。



【所感】
片づけのコツは、要らないものを捨てる。
そして、残ったもの全てに定位置を決める。これだけ。

捨てる基準は使えるか使えないかではなく、ときめくかどうか。




【抜粋】
●私が片づけに本格的に目覚めたのは中学生のときです。『「捨てる!」技術』 (辰巳渚著、宝島社新書)という本を読んだのがきっかけでした。下校途中にその本を読んでいた私は、その内容に衝撃を受けました。そこには、今まで読んだどんな雑誌にも書かれていなかった「捨てる」ことの大切さが書いてあったからです。(p.28)

☆ 『「捨てる!」技術』 は読んだことがあるけど、あの時は何かを捨てようという気は起きなかった。



●片づけでやるべきことは大きく分けて、たった二つしかありません。「モノを捨てるかどうか見極めること」と「モノの定位置を決めること」。この二つができれば、片づけは誰でも完璧にできるのです。モノは明確に数を数えられるので、一個一個モノを見極める、一個一個モノの定位置を決めていくことをしていけば、必ず最後に「片づけの終わり」がきます。(p.32-33)

☆シンプルに考えればいい。片づけは一度きり。


●じつは、純粋に「捨てられないタイプ」の人(捨てられないけど、元には戻せるタイプ)は存在しないことに気づきました。モノが捨てられないのであれば、そのうち絶対にモノがあふれて元に戻せなくなるからです。 (中略) 要するに、どんなタイプの人であろうと、やっぱり片づけは「捨てる」ことから始めなければいけないということ。(p.44)

☆片づけは、まず「捨てる」ことから始める。



●「短期」とは、私の個人レッスンの場合、最長で半年程度。長いと思われるかもしれませんが、一生のうちの半年間です。けっして長くはありません。(p.53)

☆短期というから1日とか2日の話だと思っていた。
そうか、一生のうちの半年という意味で短期なのか。
半年あれば部屋を完璧な状態に持っていけそうな気がする。


●「捨てる」作業が終わるまでは、収納について考えてはいけないのです。(p.54)

☆捨てながら収納場所を考えるから時間がかかる。「捨てる」作業と「収納場所を決める」作業をキッチリ分ける。



まず、理想の暮らしを具体的に考える。
イメージがわかなければ、
インテリア雑誌を見たり、モデルルームを見に行くのもおすすめ。

次に「なぜ、そんな暮らしがしたいのかを考える」
出てきた答えに、さらに「なぜ」を繰り返してみる。

自分で納得する答えが見つかったら
いよいよ、モノを見きわめるステップに。



●「触ったときに、ときめくか」(p.62)

☆捨てるものは無いかと部屋を見渡すのではなく、何を残すか。
持っていて幸せかどうかを目安にする。




●だから、ゴミ袋だけはたくさん用意して、安心して片づけを始めてください。(p.91)

☆アウトプット先のゴミ袋をたくさん用意することで、どんどん捨てても大丈夫という感覚になる。



●一番はじめは衣類から。より効率的に進めるのなら、その中でもざっとカテゴリー別に分けて一気に選んでいくがおすすめです。大きく分けると衣類のカテゴリーは以下の通り。

トップス(シャツ・セーターなど) →ボトムス(ズボン・スカートなど) →かけるモノ(ジャケット・スーツ・コートなど) →靴下類 →下着類 →バッグ →小物(マフラー・ベルト・帽子など) →イベントモノ(浴衣・水着など) →靴

 衣類といいつつ、バッグや靴も同じカテゴリーとして考えます。
 なぜこの順番が正しいといえるのか。それはもう、片づけに半生を捧げてきた私の経験値としかいいようがありません。とにかくこの正しい順番でやればさくさくと片づけが進むし、どんどん見た目にもスッキリしていきます。さらに、残すと判断したモノは自分が本当にときめくモノだけになっていくので、やっていくうちに体が少し疲れても、心はみるみる元気になって、やがて捨てていくのが快感となって止まらなくなってしまうのです。(p.91-92)

☆ふむ。とりあえず、順番にやってみよう。



●本の片づけをいざ開始したところ、「これ未読で」「これも未読で」と次々と、未読コーナーに本が積まれていくのです。終わってみれば、未読本がまさかの五十冊。 (中略) でも、恥ずかしながら、私の経験も含めて断言します。その「いつか」は永遠に来ないのです。 (中略) だから、未読の本はすべて捨てる。(p.125)

☆未読の本が千冊を軽く超えている私のような人はどうすればいいのだろうか?
さすがに未読本を全て捨てるのは現実的でない。どの本もときめくし(笑)
のちのち未読の本は全て処分するというつもりで、どんどん速読で読んでいこう。


●私の場合は 『不思議の国のアリス』 がその筆頭で、小学一年の頃から変わらない、私にとってのバイブルです。

☆「殿堂入り」レベルの本は迷わず残せばいいとのこと。本もときめきを判断基準に残すかどうかを判断する。



●逆説的ですが、いつまでも手元に資料があるから実行しないのだと、私は思います。(p.137)

☆セミナーは生モノというのは目からウロコだった。セミナーなどで気分が高まったらすぐに実行する!
年末で忙しいから、片づけは年が明けてからやろうと思っていたけど、ここを読んで今すぐにやろうと思い立った。



●通販で買ったものの、高かったし、結局使い切れてないし、捨てるのはもったいない。その気持ち、痛いほどわかります。でもだいじょうぶ。流行モノは、買ったときの高揚感が何よりも大事です。「買った瞬間にときめきをくれてありがとう」「ほんの少し、健康にしてくれてありがとう」と声をかけて捨ててあげましょう。(p.152)

☆もったいなくて捨てられないときは、もう役目を十分に果たしたと思うようにする。こうやって捨てることで、今後、後回しにしようとしたときに、どうせ後回しにしても捨てるだけだということで今やろう!って思える。



●片づけとは、一つひとつの過去に片をつけていくこと。思い出品の片づけは、人生をリセットし、次なる一歩を踏み出すための「片づけ祭りの総決算」ともいえます。(p.157)

☆片づけは、新たな一歩を踏み出すためにも必要な儀式。



【アクションプラン】
・未読の本は全て処分するというつもりで、どんどん速読で読んでいく。

・片づけを実践。とりあえず、衣類からやってみよう。



【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
なかなか片付かない、モノが多すぎるって時に。


【結論】
家の中にあるほとんどのものが、「いつか」に備えたものだと気付く。
これまで色んな事を後回し、先送りにしてきた人生。
心がときめく本当に必要なものだけを残すことで、今を大切に生きることに繋がる。



【関連サイト】
片づけコンサルタント・こんまり 近藤麻理恵 Official Website
http://konmari.com/

写真を拝見するとかわいくてビックリしました。
アイドルかと思った。
キッコロのTシャツが似合うかも(笑)

 
posted by macky at 20:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 実用書・ハウツー本 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月11日

トラオ 徳田虎雄 不随の病院王

トラオ 徳田虎雄 不随の病院王
青木 理
小学館
売り上げランキング: 8,392


トラオ 徳田虎雄 不随の病院王
青木理/著 (小学館) 2011年
1,500円+税



【概要】
男の名は、徳田虎雄。1938年生まれ。元自由連合代表。衆院議員を計4期務めた医療法人・徳洲会の理事長。「年中無休、24時間オープン」を旗印とし、一代にして全国66病院を含む280余の医療施設を擁する病院帝国を築き上げた。しかし2002年春―。徳田は、ALS(筋委縮性側索硬化症)を発病し、現在、文字通りの死闘を続けている。ALSとは身体を動かす神経系が壊れ、全身の筋力が失われていく難病である。(「BOOK」データベースより)

『週刊ポスト』 誌の2011年5月6・13日号から7月1日号まで合計8回にわたって掲載した同名の連載記事に大幅な追加取材と加筆・修正を施したもの。



【動機】
堀江貴文 『刑務所なう。2』 を読んで興味を持った。

次男・徳田毅氏の公職選挙法違反事件、
さらに、猪瀬直樹東京都知事への資金提供など
タイムリーな話題の背景について知りたい。

日本の「黒幕」200人』 にもキングメーカーの一人として登場している。



【所感】
全体的に読みやすい文体。

丁寧な取材で徳田氏の破天荒ぶりがよくわかる。



【抜粋】
●鳩山と徳田は旧知の間柄だったにもかかわらず、鳩山が闘病中の徳田と直接面会して「徳之島案」への協力を要請したのは、島がすっかり反対一色に染まってしまった後の4月28日のことだった。これに対して徳田は「もう わたしの いちぞんで どうにか なるものでは ありません」と一蹴し、「最低でも県外」とぶち上げてしまった普天間移設計画は完全に行き詰まり、沖縄県名護市辺野古沖への移設という元の木阿弥に舞い戻った。これに社民党が猛反発し、連立与党を離脱した結果、5月末までの決着という「対米公約」も雲散霧消し、鳩山は6月2日に退陣を表明、内閣総辞職へと追い込まれていくこととなった。(p.88)

☆鳩山元首相は腹案があるといっていたけど、これのことだったようだ。あのとき住民の反対運動が起きる前から早めにしっかりと根回ししていれば、徳之島に基地を移転して鳩山政権が辞職に追い込まれることはなかったかもしれない。それほど徳田には力があるということだ。



●8人兄弟・姉妹の長男として生まれた徳田が医師を志したのは、父が「密貿易」の失敗によって逮捕され、8カ月の懲役刑を受けていた最中に起きた「ある出来事」がきっかけだという。
 再び徳田の自著 『ゼロからの出発―実現できない夢はない』 から、原文のまま関連部分の一部を引用する。
<3歳になる弟がいたんですが、その子が病気をした。夜中の3時ごろに嘔吐したり、下痢をしていたから、いまでいう脱水でしょう。「お医者さんに行って、往診を頼んでおいで。」とおふくろがいう。まあ、こわくて、いやですよね。小学校3年で、真夜中に外に出されるのは。弟を見て、すこしでも元気そうだったら、行かないつもりで顔を見ると、もう気を失って目をむいてました。
 びっくりして外に飛び出したのはいいけど、田舎だから、なんの明かりもなく、もう無我夢中で走った。やっとたどり着いて、手をつくようにして、足の裏をなめるようにして、頼んだけれど、きてくれない。反対側の村に走って別の医者に頼みにいったけれど、やはりきてくれない。
 医者がやっときてくれたのは、翌日昼過ぎで、弟はもう白目をむいたまま死んでました。その形相が忘れられない。医療を受けられない恐怖や悲しみは、いまの都会人には、わからないでしょうね。これが、僕の心にはじめてぐさっと突きささったこと、といっていいだろうな。人生に決定的な影響を与えた。弟の死がなかったら、僕は医者にならなかった>(p.111-112)

☆これが離島、過疎地の現実。この強烈な体験が元となって医者を志したという。そしてこの時の体験が、今も世界中にもっともっと病院を作りたいという徳田氏の原動力となっている。



●医者だけをしておけば、多くの人から尊敬されるのに、どうして汚い政治の世界なんか手を出したのかって、みんなにも言われました。
 でもね、 『生命だけは平等だ』 って訴えて、田舎だろうと過疎地だろうと病院をつくって医療を提供できる社会をつくりあげるんだっていう主人の目標は、医師会と政治が一緒になって阻まれることが多かったんです。だから自分の目的を達成するために政治を動かす必要があるって、政治に手を出して頑張らないと自分の思いが完成できないって、そう言いましてね……」(p.125)

☆今の政治家みたいに、とりあえず政治家になって「さて何をしよう」というのではなく、目的を達成、理想を実現するために政治家になっている。だからこそそれがエネルギーやパワーの源になっている。



●――常識はずれ、というと?

「いろいろ尋ねると、とにかく滔々と持論を語りだす。まあ、それはそれで分かります。で、こっちも取材だから、話を前に進めるために 『そうですね』 って賛同的に相づちをうつことってあるでしょう。 『なるほど』 『ぜひ頑張ってください』 くらいのことも言う。そしたら唐突に 『支援するならカネをカンパしろ』 って言い出すわけ。 『選挙にいろいろかかって大変だから、カンパしてくれ』 って(笑)」

☆そういう感覚なんだろうな。初めて徳田氏にお会いしたという栗本慎一郎さんの話。
猪瀬都知事に5000万円渡した件とかもどうでもよくなってくる。
本当に国民あるいは都民のためにいま必要なことは何かについて考えさせられる。



●彼が一番嫌いなのは、いいと思っているのにやらないことだったね。いつもそんなことばかり言ってましたよ。口だけのやつはいかん、と。いいと思ったら全力でやれ、と。(p.176)

☆いいと思ったことはすぐにやる。全力でやる。



●あのころは(60年)安保闘争なんかがあって、小田実の 『何でも見てやろう』 がブームになって、そんな時代ですよ。僕は(大学の)寮にいて、とにかく海外に行きたいという衝動に駆られて、徳田も一緒になって 『アジア医学調査隊』 っていうのをつくったんです。(p.208-209)

☆ちょっと読んでみたい。



●「彼が最初からスケールが大きいのは間違いない。こつこつやってく性格じゃないんだ。ボーンと現実を作っちゃえば、歴史は後からついてくる、みたいな感じだな」(p.216)

☆最初に大きな枠というか形から作って、あとで細かいところを詰めていくやり方の方がダイナミックでスピードも出るなぁ。最初から大きな目標を立てて突き進んでいきたい。



●透析を長くしとったら動脈硬化が早く起こるしな。心臓とか目とか皮膚とか、いろんな症状が出てくる。平均寿命もものすごい短いですよ。透析をはじめてから死ぬまでの」

――なぜ日本は腎臓移植の医療体制が遅れているんだと思いますか。

「透析することで金儲けできるシステムをつくった国が悪いんじゃないですか。透析療法がカネになるんですわ(苦笑)。ものすごい儲かるの。それが日本ですわ」(p.254)

☆宇和島徳洲会病院の医師・万波誠氏の話。日本は透析で金儲けしている。そのシステムを壊したくないから臓器売買のシステムを整備しないということだ。




【アクションプラン】
・目標の実現のために、形だけでもどんどん進めていく。



【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
日本最大の医療グループを一代で築き上げた徳田虎雄とはどのような人物なのか?

posted by macky at 20:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメンタリー | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする