2014年01月30日

日本永代蔵

新版 日本永代蔵 現代語訳付き (角川ソフィア文庫)
井原 西鶴
角川学芸出版
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新版 日本永代蔵 現代語訳付き (角川ソフィア文庫)
井原西鶴/著、堀切実/訳注 (角川学芸出版) 2009年
1,124円+税



【概要】
本格的貨幣経済時代を迎えた江戸前期の市井の人々の、金と物欲にまつわる悲喜劇を描く経済小説。舞台は日本全国に及び、商売成功の方法を述べた実用書の面もあわせもつ当時のベストセラー。成功談と失敗談の双方を描きながら、金銀万能の世相を活写して、町人生活の諸相をあぶり出す傑作。読みやすい現代語訳、原文と詳細な脚注、版本に収められた挿絵とその解説、各編ごとの解説、全体についての総解説で構成する決定版!(「BOOK」データベースより)


【動機】
本屋で見かけたので。

ビギナーズクラシックスかと思っていたら
角川ソフィア文庫だった。

日本最初の経済小説。



【所感】
とりあえず現代語訳の所だけざっと読んでみた。

全6巻、合わせて30編が収められているが、どれも示唆に富む話ばかりで惹きこまれる。

気になったものはさらに解説なども読んでみたが、なかなか詳しくて好印象。



【抜粋】
●今どき後家を立て通すというのは、夫の死んだあとにたくさんの金銀家財があって、それをものにしたい欲心から、女の親類が意見して、まだ若盛りの女に無理やりに髪を切らせ、気乗りのしない仏の道をすすめ、亡夫の命日を弔わせるという場合である。ところが、こんな場合は、必ず浮名が立って、家に古くから使っている手代を旦那にするといった例は、所々で見かけることである。(p.30)

☆こういう見方もおもしろい。



●中国人相手の投資は大胆でなければできないことで、先き行きの見込みが立たないことではあるが、中国人は実直で、口約束にたがうようなことをしないし、絹織物の巻物の巻口と奥口との品質を変えるようなことをせず、薬種にまやかし物を入れることはなく、木は木、銀は銀という具合にきちんとして、何年取引しても変えることがない。(p.79)

☆昔の中国人は実直だったのか。いつから変わったんだろう?

ひょっとして当時の中国人は流れ着いて今の台湾人なのかもしれない。



●中国人は心が落着いていて、家業にもあくせくせず、琴・碁・詩・酒などの風雅な楽しみに日を暮らし、秋は水辺に遊んで月見をし、春は海棠の花咲く山を眺め、三月の節句前の収支決算期とも気づかずにのん気にしているのは、世渡りに無頓着な唐人の習わしで、なまじっか日本でこの真似をする人があるとすれば、とんだ愚か者ということになる。(p.96)

☆ここでも中国人を褒めている。江戸時代は中国人はのんびりしていたのか。
今でも農村部とかだとのんびりしてるだろうけど、それにしても
最近は中国人の悪い話しか聞かないので、こういう話は新鮮な気がする。



●包んで置いた金子は一両も増えはしますまい。働きのある小判を長櫃の底に入れて置いて、長い間世間をお見せにならないというのは、商人気質とはいえません。(p.126)

☆お金を大事にしまっておいても一銭も増えないので損だというわけである。
確かに一理あるが、いざというときに使える余裕資金があるというのも大事だと思う。
どちらにせよ、いかに効率的にお金を働かせるかがポイントとなる。



●普通の町人は金銀をたくさん持っていることによって、世間にその名を知られるのである。これを思うと、若い時から稼いで、分限者としてその名を世に残さないのは残念なことだ。家柄や血筋にかまわず、ただ金銀が町人の氏系図になるのである。たとえ大職冠藤原鎌足の血筋を引いているにしても、町屋住いの身で貧乏だったら、猿まわしの身にも劣るのである。とかく町人たるものは大きな幸福を願い、長者になることが肝要である。分限者になるには、その心を山のように大きく持ち、よい手代を捉えることが第一の条件である。(p.136)

☆こういうことをもっと学校とかで教えないといけない。
藤原鎌足がここで挙げられているのも興味深い。

ちなみに、銀二、三百貫目から五百貫目までを金持ち、銀五百貫目以上を分限者、銀千貫目以上を長者というそうだ。


「銀1貫=約220万円」

とすると、金持ちは4億4000万円〜11億円、分限者は11億円、長者は22億円となる。

ついでにいうと、金千両=銀60貫=1億3200万円。



【アクションプラン】
・また時間のある時にじっくりと読んでみたいと思う。



【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
商売の原理原則を知りたい時に。

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2014年01月29日

夢をかなえるゾウの秘密

「夢をかなえるゾウ」の秘密
ガネーシャの課題を実践してみる会 フローレンス林
データ・ハウス
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「夢をかなえるゾウ」の秘密
フローレンス林/著 (データ・ハウス) 2008年
1,200円+税



【概要】
夢をかなえるゾウ』 が売れたので、
ガネーシャの課題29個をとりあえず実践してみました! という内容。



【動機】
タイトルに惹かれて読んでみたが、思いっきり期待はずれだった。

こんな内容ならわざわざ本にすることもないのに。

とにかくムダな文章が多すぎる。笑えるところもないし。

一つくらいはいいところあるかなー
と思いながら最後まで読んでみたが、得るものがほとんどなかった。



【所感】
原作を読んでそうだそうだと共感したり感動したりしてたところを茶化された気分。

映画とかでもつまらない人と観ると映画自体がつまらなくなってしまうことがあるが、そんな感じだ。

「もういいから黙っててくれ」 読んでるうちにそんな気分になる。



【抜粋】
●森繁久弥の「知床旅情」は、モーツァルトの歌曲「春への憧れ」の出だしに似ているといわれる。(p.169)

☆おお、たしかにちょっと似てるかも。


●サプライズは、その場限りの喜びではないのだ。
何年たっても、たとえどんなに長く時が流れても、
「あれは楽しかったねぇ」
と、いつまでも喜びにひたれて、共に人と語り合える、人生の宝となる。(p.198)

☆サプライズとは、「期待以上のことをすること」とガネーシャが言っていたが、まさにその通りだと思う。

サプライズを驚かせることと訳してしまうと、例えばプレゼントなどで驚かせるなんて難しいと感じてしまうが、
期待以上のことをしようと思うこと自体は難しくない。
ちょっとやってみようかなという気になる。



●今、こうして、新しい原稿書きのお仕事をいただいて、毎日、実行している。(p.204)

☆ここを読んで、「あっ!」と思った。

書きたくて書いてたわけじゃなかったのだ。

仕事として頼まれて書いてたのか。

それで、こんな内容でなぜ本を書いてるんだろうという謎が解けた。

著者から「書きたい、伝えたい」という衝動が全く伝わってこなかったのである。




【アクションプラン】
・一つ目の課題ですら後回しにしていたので、
とりあえず靴を磨くことから始めてみよう。




【評価】
評価:★☆☆☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
この本は読まなくてもいいけど、
水野敬也 『夢をかなえるゾウ』 はおすすめです。



【結論】
こんな文章でもフリーのライターになれるのか
というのが収穫といえば収穫か。

企画自体は面白いので
もっとふさわしい人が書いたら感動を呼ぶかも。


やっぱりこういう本は
課題を実践していたらこんな風に成功しました!
あるいは人生が大きく変わりました!

じゃないと本を出す意味が無いと思う。
ただ29個の課題を淡々とこなしましたって言われてもねぇ。

例えば100人に課題を実践させてその体験記を書かせて
一番面白かったのを本にするとかの方がよかったかも。

そしたら、その中からすごい成功者が現れたりして。

「実は売れる前、『「夢をかなえるゾウ」の秘密』を書いてたんだよ」

「えー、あの人が?」みたいな。


posted by macky at 21:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自己啓発 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月24日

京都に蠢く懲りない面々

京都に蠢く懲りない面々―淫靡な実力者たち (講談社プラスアルファ文庫)
湯浅 俊彦 一ノ宮 美成 グループK21
講談社
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京都に蠢く懲りない面々
湯浅俊彦、一ノ宮美成、グループ・K21/著 (講談社) 2004年 (初出は1993年)
780円+税



【概要】
時はバブル全盛期から、はじけるころ。いわゆるバブル紳士や黒幕、ヤクザたちが跋扈していた。古都・京都にも東京や大阪からものすごい勢いで資本が流れ込み、地上げやマンション、ゴルフ場開発が進行するなかで、事件が頻発した。事件の背後で暴利をむさぼったのは誰なのか――。同和、暴力団、宗教団体、有力企業、官公庁などの暗部を綿密な取材で暴く!マスコミが報じない現代のタブーに挑む「懲りない面々」シリーズ第1弾!!

かもがわ出版より1993年2月に刊行された 『京に蠢く懲りない面々』 と、1994年4月に刊行された 『関西に蠢く懲りない面々』 の40本の記事のうち、とくに反響をよんだ14本を選んで一冊にし、文庫化したもの。


【動機】
京都と闇社会』 を読んでおもしろかったので。


【所感】
タイトルは 『京都に...』 だが、 『関西に蠢く懲りない面々』 からも編集しているので、京都だけでなく大阪や奈良なども出てくる。

ちょっと見にくいけど写真や地図もついてて親切。



【抜粋】
●かつて京都は、戦後28年間続いた蜷川虎三革新知事のもとで大資本による乱開発や京都進出が抑えられ、伝統産業や町並みもある程度守られてきた。ところが78年に保守府政に転換して以来、たちまち中央直結になり、東京や大阪の資本が流れ込んだ。(p.5-6、文庫版まえがきより)

☆京都は共産党が強かったから発展が遅れたと思っていたけど、そのおかげで歴史が守られたという見方もあるのか。



●京都市中京区河原町二条上ルにある大駐車場。ホテルフジタ京都に隣接するこの土地の“再開発”がらみで仕手集団「ビデオ・セラー」が「藤田観光」株を買い占めたのがもともとの発端という。(p.116)

☆グーグルマップで確認してみると、この駐車場、現在はマンションが立っている。(「グランクール河原町二条」賃貸・2001年築、「アールヴェール河原町二条」分譲・2003年築)。ホテルフジタはすでに閉店しており、その跡地には、高級ホテルのザ・リッツ・カールトンが入るようだ。(2014年2月7日オープン予定)


●この事業に「村本建設」は384億円を投資したが、事務所用ビルが建つ見通しはなく、現在駐車場として使われている。(p.209)

☆現在、駐車場となっているところは、そういうドラマがいくつもあるのかもしれない。
ということは、駐車場が増えているか減っているかで、景気の判断ができそう。




【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
『京都と闇社会』 に載ってなかった記事も読んでみたいという人に。

posted by macky at 22:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメンタリー | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月22日

あなたの天職がわかる16の性格

あなたの天職がわかる16の性格
ポール D.ティーガー バーバラ・バロン
主婦の友社
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あなたの天職がわかる16の性格
ポール D.ティーガー、バーバラ・バロン、栗木さつき/著 (主婦の友社)
1,500円+税、2008年 (初版は1992年)



【概要】
自分に合った仕事は人生を明るくする。「4×4」の性格診断で分かる、あなたにぴったりの仕事、職場、そして人間関係。仕事ができない、仕事が合わない……それは今の仕事が「天職」ではないから。天職を見つけるにはまず自分自身を知ること。「ほんとうの自分」を見つけて、理想の仕事を手に入れよう! 1外向的/内向的 2五感型/直観型 3思考型/情緒型 4決断型/柔軟型 の4つの性格テストから、あなたがコツコツ努力を重ねる人(タイプ2:努力家)なのか、楽しさを求めて冒険する人(タイプ5:冒険家)なのか、人の上に立つ人(タイプ9:リーダー)なのかなど、16の性格タイプを判断。あなたに向いている仕事、実力を発揮できる働き方、長所や短所、最適な就職・転職の方法など、天職と呼べる仕事につくためのノウハウを解説する。全米で75万部売れているロングセラー。(amazonより)


【動機】
本屋でたまたま目に入ったので。

性格から天職を考えるのはおもしろそうだ。
自分が本当にやりたい仕事とは?


【所感】
実際にテストをやってみたらだいたい思った通りの性格にたどり着いた。
そして適職を見ると、自分がやりたいと思っていた仕事がずらり。

おもわず笑ってしまう。

日頃、なかなかうまくいかないなぁと自分が思っていることが短所のところに書かれてあったりして、
あぁそういうことだったのかと腑に落ちたりした。


試しに、すべて逆を選んだ場合の性格も見てみたら、
なんとそちらにも自分がなりたいと思っていた職業が入っていた。

自分がなりたいのになれないのは、つまり性格が合っていないのかと気付かされる。
それでもなりたいなら、その弱点をまずは克服していかなければというふうに前向きにも考えられる。



【抜粋】
●「五感型」と「直感型」の例
 ある日、カレンとスティーヴは、交差点で並んで信号待ちをしていた。すると、目の前で交通事故が起こった。「五感型」のカレンは、駆けつけた警官にこう報告した。「シボレーの最新型の青いステーションワゴンが、交差点に近づいてきたんです。信号は青でした。そこに、古い型の赤いムスタングがスピードを上げて走ってきました。・・・(中略)・・・」
 いっぽう、「直感型」のスティーヴはこう説明した。「ぼくも衝突現場を見てました。・・・(中略)・・・でも、くわしいことはよく覚えてません。・・・(中略)・・・ただ気づいたときには、事故が起こっていて、早く救急車を呼ばなくちゃ、と思ったんです」と。そして、双方の運転手が保険にはいっていればいいがと思い、事故によるけがの具合を心配した。(p.29-30)

☆この例はわかりやすい。私はこの例だと、圧倒的に「直感型」だ。現状把握よりもこのあとどうなるのかについて思考してしまう。でも、道に迷ったときは勘に頼らずに地図を見ようとするし、電化製品を購入したらまず説明書をじっくりと読む。ハイキングに行けば五感を駆使して自然を満喫するのでそういう意味では「五感型」ということらしい。結局、テストでは「直感型」を選んだが、どっちの面もあってけっこう迷う。本来「直感型」だが、意識的に「五感型」にしようとしているのかもしれない。道に迷ってもいい場面だと勘に頼って自由に動くし、(あとで地図を見るのが楽しい)、説明書を読む前に、適当に触ってなんとかしようとするし。




【アクションプラン】
・第3部のワークシートもやってみたい。



【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
とりあえずテストをやってみて自分の性格のところを読むだけでも得るものはある。


【結論】
どちらのタイプに当てはまるか、二者択一で4問。

4決断型/柔軟型 以外は診断を終えた後も結構迷った。

迷ったもう一つの方を選んでいたらどうなっていたのかという感じで
他の性格についても楽しく読める。

 
posted by macky at 21:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 実用書・ハウツー本 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月15日

京都と闇社会~古都を支配する隠微な黒幕たち

京都と闇社会~古都を支配する隠微な黒幕たち (宝島SUGOI文庫)
一ノ宮 美成 湯浅 俊彦 グループ・K21
宝島社 (2012-10-04)
売り上げランキング: 36,711


京都と闇社会
一ノ宮美成、湯浅俊彦、グループ・K21/著 (宝島社) 2012年 (初出は1989年)



【概要】
隠れたベストセラー『同和と暴力団』に続く、著者グループの最新刊! 京都ヤクザ戦争から財界の黒幕・山段芳春の履歴、京都駅前開発と同和団体崇仁協議会、西本願寺の内紛に介入した部落解放同盟、現代のタブーとなった裏千家、奇怪教団「無量寿寺」の正体、細木数子と組んだ世にも不思議なお墓商法、5代目山口組・宅見勝若頭暗殺の背景、古都のタニマチ・佐川急便・佐川清会長の錬金術、阿含宗「桐山靖雄管長」の闇……世界屈指の観光都市の水面下で起こってきた隠微な利権争い、闇社会の暗闘を描く裏面史ノンフィクション!(Amazonより)


【動機】
昨年末、「餃子の王将」大東社長が殺害されたので、「餃子の王将」で検索してみたらこの本が出てきた。


【所感】
けっこうすごい内容だったが、今から25年も前にこういう本が書かれていたことに驚いた。
25年も経ってるということは、すでに多くの人に情報が知れ渡っており、
ここに書かれてることは世の中の常識なのかもしれない。


【抜粋】
●山段氏が、京都市内の暴力団関係者が経営する喫茶店の経理の面倒を見るなどしていたことから、警察から「準構成員」としてマークされていたこともあったという。
 暴力団と関係しながら、弁護士事務所の下働きで身についた裏金融のノウハウを使い、中小企業の経理の世話などする一方、企業倒産や紛争に介入しては、カネを稼ぐ「事件屋」「整理屋」として事務所を構えたのは、昭和30年代初めの1957年ごろのことだった。「京都自治経済協議会」の前身、「京都商業経済協議会」である。(p.115)

☆やっぱり「事件屋」とかになるにはそれくらいの修羅場が必要なのかなぁ。


●京都市の人事を意のままに動かしていたことを如実に示す実例だが、いつのころからか、その人事を京都・祇園の高級料亭「河庄双園」で“発令”するようになったという。(p.126)

☆「京都の黒幕」となり、船橋、今川、田邊と三代にわたる京都市長を影で操っていた絶頂期の山段氏を物語るエピソード。



●許が日本レースに入り込み、前代未聞の手形乱発を行ったのが84年から85年にかけて。日本レースの当時の経営陣・山野一族と日本最大の仕手集団・三洋興産グループが京都を舞台に対決し、地元の会津小鉄が、乗り込んできた関東、神戸の暴力団と対決したことがあったが、それ以来のつきあいだとみる事情通もいる。(p.140)

☆「三洋興産」を調べてみると、1986年に倒産とある。そういえば、その頃、三洋が潰れたと言っていたから「三洋信販」が潰れたのかとずっと思っていたけど「三洋興産」だったのか。ちなみに、「三洋信販」はその後2007年にプロミスに買収されているようだ。



●記事は続いて、焼けたビルの前には、同郷者でつくる大阪山東協会(約400人)の会長ら数人がニュースを聞いて駆けつけた、とも書いていた。死んだOさんは華僑だった。
「Oさんは華僑で、それも有力者だった。遺族との補償交渉が難航し、裁判に持ち込まれました。そこで 『王将』 側の交渉代理人に登場してきたのが、こわもてで知られている京都の不動産業者です」(関係者)(p.161)

☆華僑のつながりもすごそうだな。あまり見えないけど。




●裏千家は、その源流を千利休の孫、宗丹(注:正しくは宗旦)にさかのぼる。宗旦は、長男には後を継がせず不審庵を三男の宗左に、今日庵を四男宗室に譲った。不審庵が本家の表にあったことからこれを表千家と呼び、本家の裏にあった今日庵を裏千家と呼んだ。次男の宗守は、家を出て武者小路に一家を構えたことから、これを武者小路千家と称し、合わせて三千家という。(p.246)

☆表千家と裏千家の違いなど。

明治時代は茶道そのものが没落していたが、千宗室の母嘉代子が周到な閨閥づくりで盛り返したという話はおもしろい。




【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
一般常識としておさえておきたい。


posted by macky at 21:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメンタリー | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする