2014年02月27日

関西に蠢く懲りない面々―続・京に蠢く懲りない面々


関西に蠢く懲りない面々―続・京に蠢く懲りない面々
グループ・K21、ネットワーク京都編集部/著 (K21企画 ) 1994年




【概要】
バブル経済の終焉は、天文学的数字の不良債権を生み出し、闇の世界に蠢く黒幕たちもカネづまりに直面した。縮小されたパイの奪いあいのため、あるいは闇資金の取り立てをめぐって関西各地で抗争事件が頻発、銃弾が飛び交い、おびただしい血が流れた。武井保雄・武富士会長、宅見勝・山口組若頭、“闇の帝王”許永中、“ナニワの借金王”末野謙一、“石油業界のフィクサー”泉井純一…。裏社会の大物たちが利権をめぐって暗闘を繰り広げる。(「BOOK」データベースより)


「続・京に蠢く懲りない面々」が副題かと思ったら、併載だった。
つまり第一部が「関西に蠢く懲りない面々」(グループ・K21)で、
第二部が「続・京に蠢く懲りない面々」(ネットワーク京都編集部)。
記事は7本ずつで14本。

本書と 『ナニワ金融界の懲りない面々』 を合わせたものが同じタイトルで文庫化されている。



【動機】
京に蠢く懲りない面々』 を読んでおもしろかったので。


【所感】
ちょうど20年前の本なので、ちょっと古いかな。
未読の部分だけ読んだが、8本くらいしかなかった。
(つまりのちにほとんどが文庫化されている)



【抜粋】
●その「飛脚」こと松家氏が、内紛がらみで追い出されるごとく佐川を去ったのは、佐川マネー二億円が動いた89年京都市長選直後の8月31日だった。以来三年半、沈黙した。しかし昨年末の佐川急便事件報道に接し、「核心に迫るものはない」としつつ手記を本誌に寄稿してきた。・・・(中略)・・・「佐川清、東京佐川の渡辺広康前社長の両巨頭に強大な影響力を持っていたのは笹川良一氏だ。その笹川氏が佐川報道の中で全く欠落していることは、不思議でしょうがない」(p.124)

☆佐川急便は「ササガワ急便」と呼ばれるように、笹川良一氏が育ての親とも言えるのだそうだ。


●田中角栄を、そしてそれに連なる児玉誉士夫を「嫌っていた」笹川氏が、田中角栄直結の佐川清と対立に至った渡辺氏の背後にいたという構図を示し、その笹川氏が一連の佐川報道の洪水の中でいっさい姿を表さないことを疑問視する筆者の指摘は、同氏が佐川・渡辺両巨頭に知遇を得ていただけに興味深い。(p.126)

☆佐川グループの社内報「飛脚」の編集長だった松家靖氏が手記で暴露した形だ。本書に全文が掲載されている。


●さらにノーベル賞の選考母体「スウェーデン王立科学アカデミー」の日本人会員でもある。こちらは終身会員制。(p.174)

☆京大・矢野暢(とおる)教授のセクハラ事件の記事。
ノーベル賞を決める人の中の一人ということもあって、絶大な影響力を自負していたが、
秘書への度重なるセクハラが発覚して一気に転落。禅寺(東福寺)に逃げ込んだが、そこも追い出されてウイーンへ。
英雄色を好む。甥にくりぃむしちゅーの有田哲平がいる。



【評価】
評価:★★☆☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
文庫本に掲載されてない記事も読みたいってときに。
posted by macky at 23:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメンタリー | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする