2014年04月28日

手帳200%活用ブック

手帳200%活用ブック
手帳200%活用ブック
posted with amazlet at 14.04.28

日本能率協会マネジメントセンター
売り上げランキング: 246,680


手帳200%活用ブック
日本能率協会マネジメントセンター/著 (日本能率協会マネジメントセンター) 2004年
952円+税



【概要】
1年12カ月52週365日8760時間、遊びも仕事も大充実。新しい手帳を選ぶために読む。FULL活用するために読む。(「BOOK」データベースより)

巻頭対談で糸井重里さんと和田裕美さんの対談が。

さらに7人の達人として、齋藤孝さんなどの達人の手帳が紹介されている。

手帳300%活用術』 のパート1とほぼ同じ内容。



【動機】
「タイムマネジメント」の必要性に駆られて、

手帳術関連本を乱読。



【所感】
ゲームの攻略本みたいで読みやすい。

10年前の本だが、今でも十分使える。




【抜粋】
●齋藤さんが使っているのは、明治大学の手帳。(p.10)

☆齋藤式おもしろそう。齋藤先生は字が下手だし強烈なインパクトだ。
能率手帳を持ってるからコピーして試しに使ってみよう。

写真の表紙は明治大学の手帳だが中身は能率手帳だろう。ちょっと紛らわしい。
明治大学の中身が能率手帳と全く同じ可能性も無いわけではないが。
ちなみに、 『三色ボールペン情報活用術』 でも同じ写真が使われている。



●ビジネスマンは週末の過ごし方で差がつくと思っています。特に僕の場合は、平日は人に会ったり、指示を出すなどのアウトプットばかりで、インプットは週末にしかできない状況です。だから、週末は資料を読んだり、じっくりと手帳の整理をしながら、翌週への戦略を練るなどの仕事の準備にあてています。(p.25)

☆『一冊の手帳で夢は必ずかなう』 の熊谷さん。週末はあくせく働かず、じっくりと戦略を練る。このメリハリが大事なのかも。



●「夢を手帳に書こう」といわれても、いざとなると「自分の夢って何だろう?」「夢なんてすぐに浮かばない」という人も多いのではないだろうか? そういう人は、夢を見つけるために「やりたいことリスト」を作成してみることから始めてみよう。(p.27)

☆夢は何かって言われてもなかなか出てこないけど、やりたいと思っていることを思いつくままにたくさんリストアップすることならできそうな気がする。さっそくやってみよう。よく「やりたいことリスト」を作れって言われるけど、夢を見つけるためにというところがポイント。夢は何かなーってただ漠然と考えているだけではダメだ。



●あと84万(p.30)

☆手帳の給料日のところに、「あと84万」と残額を書くのもおもしろい。

目標までの距離が近づいて行ってモチベーションが上がる。



●まずは、自分のやるべき仕事や行動を把握することから始める。 (中略) リストアップしたら、次はいつその仕事に取りかかり、いつまでに完了させるのか計画を練るようにしよう。(p.54-55)

☆タスクはGTD+Rにリストアップしているからそれをプロジェクトごとにスケジュール化して行こう。



●「仕事ができる」人とは、「セルフマネジメント」ができる人です。セルフマネジメントとは、つまり「タイムマネジメント」をするということ。結局、仕事ではスケジュール管理を握った人間がリーダーなんですよ。それによって、その人の意向にそった仕事の流れをつくることができるわけですから。(p.73)(宮城大学大学院教授の久恒啓一氏)

☆意外と重要な「タイムマネジメント」力。
現代人に最も必要なスキルのような気がしてきた。




【アクションプラン】
・能率手帳をとりあえず2週間分ほどコピーして斎藤式を試してみる。
黒を使わないのが最大のポイント。

・「やりたいことリスト」を作成してみる。 →済(140429)
今すぐにでもやりたいけどできないこととかも含めて全部思いつくままに挙げてみる。そうすると共通する何かが見えてくる。それが夢だったりするのかも。

・目標まで「あと○○」と定期的に記入してモチベーションを上げる。

・GTD+R →スケジュール化(バーチカル化)
(GTD+Rの欠点は、月間のタスクがずっとそこに居座ることと、TODAYに入ってるタスクがなかなか終わらないなぁって思ってたら30時間分のタスクが入ってたりなど…)



【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
やりたいことは多いんだけど、なかなか進まない時に。

posted by macky at 22:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 手帳術 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月24日

頭のいい人がしている究極の手帳術



頭のいい人がしている究極の手帳術
三谷樹/著 (ぱる出版) 2006年
1,400円+税



【概要】
いわゆる「頭のいい」人の、仕事ができる理由は単純だ。時間を管理して余裕を作り、自分の思い通りにものごとを進めることで、仕事を楽しんでいるからである。頭がいいから仕事ができるのではなく、仕事ができているから、結果として頭がいいと評価されているのだ。自分のやりやすいように、仕事をコントロールしているから、デキるビジネスマンなのだ。そのタネは、手帳を使ったビジネス情報の管理にある。大切なアイディアが、いつも頭にストックされていると思ったら、大間違いだ。重要事項もまたしかりで、いつだって忘れてしまうものである。必要なことを、確実に記録し、最適な場所に保存しておく…これが手帳です。(「BOOK」データベースより)


手帳を使って、毎日の決まりきった仕事をもっと楽にする方法を紹介。手帳を使ったスケジュール管理やメモ取り術、後で助かる日報・日記の付け方、アドレス帳の保守・管理のコツなどを満載。(「MARC」データベースより)



【動機】
プロジェクトがなかなか進まないので手帳術関連本を乱読。



【所感】
第3章以外は情報が古くて使えない。

Evernoteのすごさ、便利さをあらためて感じた。




【抜粋】
●手帳に綴じ込まれているアドレス欄は、一年たったら書き換えないといけない。別冊扱いのほうが使い易い。(p.27)

☆アドレス欄は使ってないから何か有効な使い道はないかなぁ。パスワードとかを書けば毎年引き継げるかも。うーん、でもやっぱり面倒か。



●画像なども張りつけられるので、品物の写真と金額の明細が混在する納品書作りにも重宝する。企画書・プレゼン資料用のソフト、パワーポイントが現れるまでは、企画書作りにも重宝した。(p.52)

☆いまだにエクセルを使ってた(笑)
パワーポイント使ってみようかな。



●年間のスケジュールが見えると、週単位のスケジュールに具体性が現れる。 (中略) 実際に仕事をしていて主観的に流れる時間は、一週間単位が把握しやすい。一日の予定は綿密に立てても不測の事態でひっくり返ることがある。週ごとに、取りこぼし無く仕事を進められているかどうかを目安にすれば、スケジュールに大きなズレは生じないはずなのである。 (中略)たとえば2ヶ月間の準備期間があるとすれば、8週間(手帳で8見開き)しか無いという感覚を持ちたい。(p.82-83)

☆仕事量はだいたい決まっているので、「三か月で完成させるか、三週間ムチャするか」を手帳を見ながら決めていくのがスケジューリングということ。こういう発想はおもしろい。今まではできるだけ早く終わらせようとして無理やり詰め込んでいた。



●毎日のスケジュールは前日に決める(p.84)

☆数日前に、たまたま見かけたマイケル・ ヘッペル 『「時間がない!」を卒業する200のアイデア』 という本に、夜寝る前に次の日の予定を5つ書き出しておくと書いてあったのでそれ以来実践している。当日の朝にやるよりも前日の夜にやった方がタスクの達成率も高い。寝てる間にいろいろと脳が勝手にシミュレートするようだ。しかもスケジュールの時間も短縮されたのでこれからもやってみようと思っているときに、本書でも書かれていたのでやはりそうかという思いを強くした。



●初対面の人が「知り合いの知り合いの知り合い」である可能性は24%」ともいう。初対面の人の四人にひとりは同じ友人を持っているということだ。(p.137)

☆世間は狭いと感じることも意外と多い。



●営業日報、生産日報、作業日報、検査成績書など、ありとあらゆる日報の型は出来上がっていると思っていい。時間短縮を考えても、これらのテンプレートを上手に使って、ルーティンワークをさっさと済ませてしまいたい。(p.148)

☆そういえば、今までいろんなテンプレートを自分でイチから作っていたけど、これからはまず始めにネットで探してみよう。



●ケータイカメラの出現で、人間の意識が変化した。事故現場を動画や写真で撮った素人のスクープ映像があるが、多額の謝礼が出ることは知っておきたい。(p.189)

☆多額の謝礼がもらえるのか。
いつでもどこでも動画や写真が撮れるというのは緊急時にも役に立つ。
というか、そういう場面で動画を撮ることに躊躇いがあったけど、
貴重な映像となり得るかもしれない。




【アクションプラン】
・週間スケジュールを基本にして長期計画を立ててみる。 →済(140427)




【評価】
評価:★★☆☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
少なくとも、「究極の手帳術」ではないと思う。



【結論】
「三か月で完成させるか、三週間ムチャするか」

posted by macky at 22:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 手帳術 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月23日

マンガ 行動経済学入門

マンガ 行動経済学入門
友野 典男 明治大学友野(行動経済学)ゼミナール生
PHP研究所
売り上げランキング: 252,502


マンガ 行動経済学入門
友野典男、明治大学友野(行動経済学)ゼミナール生/著 (PHP研究所) 2011年
1,200円+税



【概要】
彼氏にふられて衝動買いに走る、今時の女子大生、感咲ココロ。歩道橋で足を踏み外した時、出会ったのは経営コンサルタントを営む世速アタルだった。アタルの会社にアルバイトとして採用されたココロは、事務所のプリンターを買いに出かけて高額のプリンターを買ってしまう…。(「BOOK」データベースより)

ゼミ生が分担して文章を書いている。



【動機】
行動経済学に興味があるのでその一冊目として手に取った。



【所感】
マンガ、そして詳しい解説という形式で読みやすい。
マンガの主人公が行動経済学を通して成長していくので共感できる。



【抜粋】
●本書では、ヒューリスティック、囚人のジレンマ、プロスペクト理論、保有効果など行動経済学の要となるものに絞り、詳しく解説しています。(p.13)

☆普通の経済学ではすべての人が合理的な行動を取るが、実際の社会では心理的要因の影響を受けて非合理的な行動を取ってしまうことが多い。それを研究するのが行動経済学だ。



●人の好みや選択って時間の経過とともに逆転しがちなんだ。(p.30)

☆これがついつい先延ばしにしてしまうメカニズム。いつもギリギリにならないと動かないのは、効率的にやって後の苦労を減らすことより目先の楽しさや満足感を過大評価してそっちに飛びついてしまったから。同時に、コツコツ進めれば得られるプラスの面を実際よりも過小評価してしまう。つまり、遠近法と同じで、人のこころは、近い満足は大きく、遠い満足は本当は大きくても小さく見えてしまう。だから人は目先の満足に飛びつきがちだという。




●行動経済学でいう「非合理性」とはランダムな行動傾向のことではなく、合理性という枠からはずれるという意味ですが、一定の傾向があり、予測可能な行動のことなのです。(p.43)

☆非合理性とはランダムではなくて、予測可能。行動経済学を学べば株にも役立ちそう。



●ここで次の問題に5秒で答えてください。
「ノートと鉛筆を買ったら合計110円で、ノートは鉛筆よりも100円高い値段でした。さて、鉛筆の値段はいくらだったでしょうか?」(p.45)

☆直感で答えると間違えやすい。これは人間の脳はシステム2(分析力)よりもシステム1(直感力)が大きく支配しているからだ。そして普通の経済学では、経済人は超高性能のシステム2のみを持っているという前提で書かれている。



●極端回避性は、マーケティングにもよく使われます。「松・竹・梅」「特上・上・並」の中で、竹や上を選ぶという心理に心当たりはないでしょうか。(p.57)

☆だいたい人は真ん中を選ぶようだ。



●もう払っちゃって取り戻すことができないお金とか時間とかを「サンクコスト」っていうんだよ。(p.147)

☆もう返ってこないんだから諦めたほうがいい時もある。




●「あと10分しか残ってないのか……」と悲観的になる時もあれば、「まだ10分も残っている!!」と楽観的に感じる時もあります。(中略) そうした判断や選択を決定づける心理的な「フレーム」の表現が違うことによって別の判断や選択が導かれることを、「フレーミング効果」と呼びます。(p.154)

☆フレーミング効果。誘導尋問とか。アンケートや統計のウソなど。



●フレーミングすることによって個人・社会全体の行動や思考が戦略的に誘導され、大きな政治的・経済的影響を及ぼす危険性もあるため、私たちは常にフレーミング効果を意識して、主体的に情報を把握していく必要があります。それにはフレーミングされた情報を、同一の意味を持つ別の情報へと意識的に変換して捉え直すことが有効な手段になるでしょう。(p.159-160)

☆何を映すか(何をフレーミングするか)によって印象は変わる。「逆に言えば」ってよく言うけど、逆に言うことによって見方ががらりと変わる。



●「サンクコスト」(あるいは埋没費用)とは簡単に言うと、過去に支払ってしまって、もう取り戻すことのできない費用(お金や時間など)のことです。(p.164)

☆もう払っちゃったから、行かないともったいないよね、というのがサンクコスト。



●では、どちらを選択するのが合理的でしょうか。それは、(つまらない)ライブ会場を出て(途中で抜け出して)2時間を他のことに有効に使うことです。しかし、大半の人はチケット代の5,000円をもったいないと感じて、ライブを見続けてしまうのではないでしょうか。(p.165)

☆株の損切りなどもそうだな。サンクコストを諦めればたいていの場合は得になる。



●ここで、質問です。6年間でもらえる賃金は同じですが、「はじめは低く徐々に賃金が上がる」パターンと、「はじめは高く徐々に賃金が下がる」パターンではどちらを選びますか?(p.188)

☆これはすごい話だ。人は給料が下がっていくのが嫌だという心理的な理由により、必ずしも合理的な方を選択するわけではない。
はじめにもらった高い賃金を何かに投資すれば利益を生む可能性があるし、仮に途中で退職することになってもそれまでに高い賃金が得られるのに。
損失回避性により、徐々に賃金が下がることは損失と考えてしまうようだ。



●目先の小さな利益に目を奪われて、後で得られるはずの大きな利益を失ってしまうのです。(p.190)

☆また出てきた先延ばしのメカニズム。
人の意思決定や満足感などは時間の影響を少なからず受けている。
ならば、時間の影響を少なくすればいい。つまり今すぐにやればいい。





【アクションプラン】
・同じ著者の 『行動経済学 経済は「感情」で動いている (光文社新書)』 も読んでみたい。




【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
行動経済学に興味を持ったら。
経済学に興味がある方だけじゃなく、
今までの経済学が退屈だなと感じていた方にも。

posted by macky at 19:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 経済学 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月12日

リブセンス〈生きる意味〉

リブセンス〈生きる意味〉
上阪徹
日経BP社
売り上げランキング: 7,106


リブセンス〈生きる意味〉
上阪徹/著 (日経BP社) 2012年
1,400円+税



【概要】
お金よりも幸せ。成功よりやりがい。「ごく普通の25歳」が最年少上場を果たせた理由とは? 大学1年での創業から5年でマザーズ上場。快進撃を続けるトップの素顔に迫る。(「BOOK」データベースより)



【動機】
村上氏は以前から気になっていてずっと読みたいと思っていた本である。
史上最年少上場社長の秘密を探る。



【所感】
人あたりのよさ、そしてしっかりとした考え方などテレビで観るまんまの印象だった。

ライターが書いているので文章はとても読みやすい。



【抜粋】
●アルバイトを採用したい企業は、ジョブセンスのサイトに、なんと「無料」で募集広告を出すことができる。広告を出す際に料金を払う必要は一切ない。(p.19)

☆今まで当たり前のように有料とされていたところを無料にして、他のところで利益を出すやり方。


●紙のアルバイト情報誌を作るためには、印刷費や流通コスト、広告の制作費用などが必要になる。掲載する広告が増えれば増えるほど、それに比例してコストも増える。(p.24)

☆1のものを100にしたら100倍近くのコストが掛かるが、インターネットだと100にしてもコストはほぼ1のまま。これがインターネットの最大の魅力だろう。


●リブセンスは現在、アルバイト情報サイトのほか、正社員採用の「ジョブセンスリンク」、派遣社員採用の「ジョブセンス派遣」、賃貸不動産情報サイトの「DOOR賃貸」、中古車情報サイトの「Morters-net」などを展開している。(p.33)

☆そんなにあるのか。ちょっとやってみたい。


●村上が早稲田大学の付属である早稲田高等学院に進学したのは2001年のことだ。上場のちょうど10年前になる。(p.39)

☆早稲田高等学院なんて知らなかった。偏差値が75もあるらしい。


●「毎朝7時には学校に着いていました。そうしないと朝の練習ができないからです。通学時間が1時間ちょっとありましたから、6時前には家を出ないといけない。起きるのは毎朝5時です。これを3年生で引退するまで続けました。(p.43)

☆高校時代、テニス部の朝練のため早起き。規則正しい生活を続ける。


●試験の2週間前になると、村上は生活を一変させ、試験の準備をするのである。
 必要なことをすべて洗い出し、2週間にわたって綿密にスケジュールを組んで、それをやり遂げる。それぞれの科目の難易度や勉強のために必要な時間を見極めて、何にどれくらいの時間をかけるのかを決め、それを実行していくのだ。(p.45)

☆成功者はやっぱりこういうのが習慣として身についているんだなぁ。
試験勉強を通して起業に必要な段取り力を学んでいく。


●「テレビも本も、自分だったらこうするのになと思いながら、見たり読んだりしていました」(p.48)

☆自分に関係があるかないかだけで見ているが、もっと当事者意識を持とう。自分だったらどうする?
といっても、時間に限りがあるので関係のない分野までがっつりやるのはなかなか厳しいが。



●不便を解決するのがビジネスだと思っていましたから、これを解決すればいいんじゃないかと考えるようになっていったんです」(p.63)

☆不便を解決するのがビジネス。不便に感じた事を書きためていけばビジネスの種になるかも。



●高校時代までの話を聞けば、村上の持ち味として、コミュニケーションや段取りの良さ、人に信頼されるところ、決してあきらめない精神力などが挙げられるだろう。(p.68)

☆大人相手に物怖じしない。試験勉強で鍛えた段取り力。決めたことはやる。自分ならできるという自信、など。



●プレゼンテーションのスライドのデザインにも気を配った。通常は、パワーポイントなどのソフトを使うが、村上はそうしなかった。
「パワーポイントで作ると、デザインが野暮ったくなるんですよ。スマートにならない。だから、イラストレーターを使って、スライド用の企画書を作りました」

☆パワーポイントやイラストレーターなどを当たり前のように使えないといけないのか。どこかに基礎的な講座がないかな?




●コンテストで優勝し、夏休みを迎えた村上には、ひとつの危機感があった。起業にすぐ役立つものを学ばなければならない。まず何が必要になるのかを考えた。
「営業です。事業を興したら、お客様を獲得しないといけない。では、どうやって営業するのか。それを、営業のアルバイトをして身に付けようと思ったんです」(p.82)

☆まず何が必要になるのか――。こうやって考えていく。


●村上は、創業まで綿密な準備を行っている。営業のアルバイトだけではない。実際に必要になってくるさまざまな作業を洗い出し、段取りをじっくりと考えているのである。(p.84)

☆行きあたりばったりではない!



●そういえば、と面白い話を村上がしてくれた。起業するときは、成功パターンと失敗パターンの両方をシミュレーションするように、とベンチャー講座では教わったという。だが村上は、失敗パターンを一切考えなかった。絶対にこのビジネスでモデルでうまくいく、と信じていたのである。(p.89)

☆絶対に成功すると信じることも大事。






●2006年の末のことである。村上は起業してから8ヶ月間踏ん張ってきた。メンバーも休みゼロで頑張ってくれていた。(p.121)

☆早稲田に行ってコンテストで優勝して優秀な仲間を集めて朝から晩まで年中無休で働いて、それでも最初の8ヶ月ほとんど収入がないとは厳しい。


●売却をしないという村上の選択は正解だった。
 なぜなら、その年明けから、リブセンスは爆発的な成長を見せていくからである。(p.124)

☆そんなタイミングで売却してたら一生後悔していただろう。



●ネットサービスの場合、展開を拡大するからといって、営業所が必要になるわけではない。すでに、全国に店舗があるナショナルチェーンの広告主をたくさん獲得していた。関東以外のエリアの求人もやります、と伝えるだけで良かった。(p.125)

☆ネットサービスなら全国展開すべき。



●ジョブセンスに続く新規事業として立ち上がったのは、同じ「成功型報酬」「採用祝い金」のシステムで正社員を採用する「ジョブセンスリンク」だった。(p.160)

☆軌道に乗るまでかなり時間が掛かったというが、「ジョブセンスリンク」って名前が悪いのでは? 正社員を採用するサイトだと一目で見てわからない。



●転機は、村上がいつも強調する「仕組み」をかたちにしたことにあった。どこに不便があり、どうすれば不満を持っている人を満足させられるのか。それを解決する仕組みを作ることができたのである。(p.162)

☆不便、不満はビジネスの種。不平不満は儲けの種。



●「事業がうまくいくためには、新しい仕組みが必要になります。新しい仕組みを作るためには、既存の仕組みをどのくらい知っているかがカギになります」(p.167)

☆よく言われることだが、常識を打ち破るには常識を知らないといけない。



●村上の興味や関心が伸びるよう、両親は心を配ってくれていたようである。(p.175)

☆子どもの育て方。欲しがるものを買い与えた方がいいのか、それとも我慢を覚えさせる方がいいのか。


●「1階が画廊のお店になっていて、2階に従業員の事務所がありました。なるほど、お店はこういうふうになっているんだ、社長というのはこうやって従業員と接したりしているんだ、と子ども心におもいましたね」(p.177)

☆こういうのを読むときは、普通の人とどこが違うのかに注目して読んでいる。そしてそこが成功の秘訣だったりする。自分がうまく振舞えるかどうかを気にするあまり周りがどう動いているかまではなかなか細かく見る余裕がないものだが、多くの成功者は観察力が鋭く、周りをよく見ている気がする。

そういえば、以前、観光地を歩いているとすごいいでたちの人とすれ違った。一緒に歩いていた方が「今、○○さんだったね」と言われた。「えっ?」全く気が付かなかった。有名人と真正面からすれ違ったのに、すごいいでたちの人に気をとられてその横にいた有名人に全く気が付かなかったのだ。いやほんとに見てる人はちゃんと見てるんだなと痛感した。


●村上に聞いて驚いたのは、父親がどこまで意識していたかはわからないとはいうが、自分の息子が小さいころから大人の世界に連れて行っていたことだ。(p.180-181) 

☆村上氏の一番の強みはこれかもしれない。正月のがっちりマンデーとかで大人に混じっててもあまり違和感がない(笑)


●一方、母親も起業に大きな影響を及ぼしている。村上がビジネスや経営に興味がありそうだと気づいた母親は、『ガイアの夜明け』 や 『プロジェクトX』 『ワールドビジネスサテライト』 などの経済番組を、一緒に見るように勧めてくれたというのである。(p.181-182)

☆大人の場に積極的に連れて行く、経済番組を見せる、など。たしかに効果がありそうだ。


●村上は、高校の推薦入試を選択する。彼の成績だったら、国立の難関大学を目指す進学校を受験することもあり得た。だが、一発勝負の受験を避け、それまでの努力が実る推薦を選んだのである。(p.191)

☆なんだ推薦だったのか。こんな裏技があったとは。これが地域格差なのかもしれない。そういえば、大学に入りたての頃、地方から来た人が優秀だという話を聞いてピンと来なかったが、地元の人はこんなにラクできてたのか。そこでラクできた分、好きな勉強に打ち込めるし、ますます格差が広がるわけだ。そういう事実を今この本で初めて知ったというのもおもしろい。

もちろん高校から推薦で大学へというのは知っていたけど、公立中学から高校にも推薦があって、しかもそのままエスカレーターで一流大学に行けるというのは知らなかった。さすがにこれはズルイ気がするな。そうか、それでドラマで都会の子は内申点とか気にしてたのか。ちなみに田舎だと、たとえオール5でも自己満足に過ぎないようだ。



●実際、アメリカでも日本でも、社会企業を成功させているのは、多くが高い学歴を持ち、コンサルティング会社などで豊富な経験を積んだスーパーエリートたちである。営利を追求する術をよく理解した人たちだからこそ可能なのだ。(p.202-203)

☆社会企業は、営利を追求する民間企業以上に難しいようだ。



●「お金のために人は働かない。それはもはや大きな流れです」
 そう確信するに至った本もある。アメリカのベストセラー作家、ダニエル・ピンクが書いた 『モチベーション3.0』 (講談社)だ。(p.206)

☆ダニエル・ピンクって与沢翼氏も言ってた気がする。
年功序列が終わり、成果主義も失敗に終わり、次はモチベーション3.0(「自立性」「マスタリー(熟練)」「目的」)だというわけだ。
自分で物事を決め、自分から積極的に関わってより良いものを求め、人生の意義を問うこと。



●目標を達成するために、「自分は特別だ」と暗示をかけて自分を奮い立たせるのではなく、「自分は普通だ」と認識して自分を生かそうとする。(p.209)

☆これがなかなかできない。どうしても自分は特別だと思ってしまうから何でもできそうな気がしてしまう(そうやって結局何もできないのだ)が、自分を平凡だと思うことで、「平凡な自分が成功するためには戦略的に自分を生かさなければならない」と考えられる。これは画期的だ。




【アクションプラン】
・ 『渋谷ではたらく社長の告白』 を読む。





【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
最年少で上場を果たした村上氏がどんな少年時代を過ごしていたかを知りたいときに。
子育ての参考に。起業を考えている人に。



【結論】
「人に喜んでもらうことが子どものころから好きでした。だから、このサービスがあって良かったっていわれるようなものを作りたい」

こういう人がいっぱい増えれば世の中はもっと良くなる!

posted by macky at 17:48 | Comment(2) | TrackBack(0) | ビジネス書 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月09日

土壇場の人間学

土壇場の人間学 (幻冬舎アウトロー文庫)
青木 雄二 宮崎 学
幻冬舎
売り上げランキング: 426,595


土壇場の人間学
青木雄二、宮崎学/著 (幻冬舎) 1999年 (書き下ろし)
571円+税、1999年



【概要】
社会の本当のカラクリを教えたる。―裏の世界を知り尽くした“ナニワのマルクス”と“突破者”の最強コンビが土壇場から這い上がる逆転の発想法を密かに伝授する。何のために生きるのか? 最悪の事態を楽しめ。カネに縛られるな。借金は踏み倒せ。女を鑑る目を磨け。真の友にこそ迷惑をかけろ。二度とダマされないための掟破りの人間学講座。(「BOOK」データベースより)


【動機】
土壇場の経済学』 がおもしろかったので。



【所感】
こちらもおもしろい。

『土壇場の経済学』 以上かも。



【抜粋】
●この仕事に必要なものは何かといえば、情報と人脈。私はこの二つについてはバブルのときに確保してきている。 (中略) 生きた情報というのは、ひとを出し抜いて先を見越していけるかどうか。その一点にかかっているわけだ。 (p.17-18)

☆「地下げ屋」という仕事について。



●土地を担保にカネを借りた場合、質屋と一緒で、返せないなら質草を流してしまえばいい。(p.20)

☆「借りたカネを返すのは当たり前」という常識が連鎖的に不幸を生んでいるという。



●中国人たちはカネがあるときにはどんどんものを買うし、なくなったら売っていなくなる。 (中略) 彼らはその瞬間、瞬間でどう生きていくかという判断に優れている。
 それにひきかえ、日本のシステムは問題解決を先へと延ばしていく能力だけ身につけていってしまったように思えてならない。(p.25)

☆後回しにするのではなく、今を生きろ! こういういいところは学びたい。ところで最近、街に中国人があふれて来た気がする。彼らは文化が違うから「えっ?」と思うことも多い。先日も、文房具売り場を見ていると、カップルが来たからちょっと場所を譲った。普通、日本人だったら遠慮がちに(礼儀正しい人なら「すいません」と会釈して)見るのだが、彼はわざわざ私と文房具の間に遮るように立ったのだ。話している言葉から彼らは中国人だとわかったのだが、たぶんその中国人には悪気はない。文化の違いだろう。こういう些細なところからも中国人は嫌われていくんだろうなと感じた。



●遠征のバスに同行させたとかいう噂でしたけど。それを当時の川勝オーナーが怒ったらしい。それでオーナーは野村を切るために前監督の鶴岡に相談しとるはずですわ。ちょうど長嶋の首を切るときに、読売のオーナーが川上のところに行ったのと同じですわ。それで野村と鶴岡は仲が悪なったし、川上と長嶋は仲が悪いんですよ。(p.55)

☆ノムさんと鶴岡監督の仲が悪いのはサッチーが原因だったのか(笑)



宮崎 青木さんが、そうしたマルクス主義の原理的な考え方に気づいたのはいつ頃ですか。
青木 中学校ぐらいかな。あの当時でも、マルクスやエンゲルスというのは百万人にひとりの天才ぐらい思うてたから。(p.80)

☆そんなに昔からだったのか。デザイン会社を辞めた後に「資本論」を読んで傾倒したのかと思ってた。中学生の頃から百万人にひとりの天才だと思ってたとなると話は全く違う。



●学校の先生から「職業に貴賎はない」「労働基準法があるから、大企業も喫茶店でも差別はない」と教えられたのを素直に信じとったからや。それやったら大学に行かなくてもええやろ、と。(p.137)

☆いかに教育が大事かというのがわかる。子どもは純粋だから、先生の思想やちょっとしたひと言がその後の人生を大きく左右する。



●僕が漫画を描こうと思ったときに、一番の財産になったのは職業を転々としながらも、ホンマもんの人間を、自分のこの目で見てきたということやと思う。(p.140-141)

☆ひとえにいろいろと職業を転々としたといっても、ただ続かなくて逃げ出す人と、マンガのネタ作りのためにいろんな職場を体験したというのでは全く異なる。漫画家に必要なのはただ絵が上手いだけではなく、人生経験、そして観察眼だ。



●金儲けの上手いやつというのは見事に学歴と反比例する。
・・・(中略)・・・
 あの毒入りカレー事件のオバハンも高校しか出てないんやろう。そやけど、ガメツイから保険のことはむちゃくちゃ研究しておるがな。(p.145-146)

☆学歴が低い人がみな成功してるとは思わないけど、成功している人は学歴が低い人の方が多いのも確かだ。要するにがむしゃらになれない人間は金儲けできないということ。(なまじっか学歴があるとそれが邪魔をしてがむしゃらになれないから成功しないという皮肉)



●嫁ハンがおったら離婚して、嫁ハンをもとの名前にする。たとえば「青木」やったら青木という名前に戻す。そのあとで今度はあらためて嫁ハンと再婚して、男の方が名前を「青木学」にするんですわ。(p.175)

☆妻の姓を名乗るときは、こういう可能性もあるのか。



●戦争に負けた部族は奴隷となって勝った部族にコキ使われる。(p.262)

☆こうやって本質を言い当ててシンプルに単純化してしまうところも青木さんらしい。
たしかに、戦争に負けた以外に奴隷になる理由が見当たらない。



●自由民主党から、「おまえら共産党に入れたら、また土地取り上げられてしまうぞ」とこうやられた。(p.266)

☆農村が自民党を支持しているのは優遇政策があるからだと思ってたけど、歴史的背景として戦前までの封建制があったのだ。
封建社会というと江戸時代が思い浮かぶが、戦後GHQの農地改革はまさに戦前まで封建社会だったことを意味する。




【アクションプラン】
・青木雄二が影響を受けたというマンガ(畑中純 『まんだら屋の良太』 )を読んでみたい。

・成功したい分野をがむしゃらに研究する。




【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
土壇場から這い上がりたい時に。


【結論】
弱者が強者を倒すことのできる戦法とは唯一ゲリラ戦だけである。
相手の弱点を突く。これがもっとも有効な戦い方になる。

posted by macky at 23:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス書 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする