さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
posted with amazlet at 14.06.26
マーカス バッキンガム ドナルド・O・クリフトン
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 128
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 128
『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』
マーカス バッキンガム、ドナルド・O・クリフトン/著、田口俊樹/訳 (日本経済新聞出版社) 2001年
1,600円+税
【概要】
成功を収めたすべての人に共通するのは、自分の才能とその活かし方を知っていること。それがわかれば、欠点さえ強みになる。さあ、あなたの眠れる強みは何か。自分の強みがわかるウェブサイト「ストレングスファインダー」へのアクセスID付き。
「ぜひ、隠れた能力を見つけて、わくわくしてください」~“学習欲”と“着想”が強みの勝間和代氏推薦! (Amazonより)
【動機】
勝間和代さんが 『無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法』 でオススメしていたので手に取った。
【所感】
自分の才能を見つけて、それを伸ばすのが一番大事。
才能を見つけるためにテストを受ける必要があるが、
新品の本じゃないと受けられないため、注意!
でも、それぞれの説明文を読めば
だいたい自分の才能はこれかなとなんとなくわかるので
その強みを生かしてみよう。
【抜粋】
●その調査結果については、 『まず、ルールを破れ』 (日本経済新聞社刊)でくわしく述べたが、さまざまな発見の中でとりわけ興味深かったのが、人間に対する二つの誤った認識に基づいて築かれている企業がいかに多かったかということだ。その二つとは――
1 人はだれでもほとんどすべてのことにおいて、能力を発揮することができる。
2 だれにとっても最も成長の余地があるのは、その人の一番弱い分野である。(p.10)
☆この2つの誤りがわかっただけでも本書を読む価値はある。
●すぐれたマネジャーが、共通して持っている二つの認識を示そう。
1 人の才能は一人ひとり独自のものであり、永続的なものである。
2 成長の可能性を最も多く秘めているのは、一人ひとりが一番の強みとして持っている分野である。(p.12)
☆弱点よりも強みに目を向ける。人によって得意なものが違うとわかっただけでも、なぜあの人はできるのに自分はできないんだろうと落ち込む必要はなくなる。逆にもっと自分の強みを活かして勝負すればいいという結論に達する。
●人生における真の悲劇とは、傑出した強みを持たないことではなく、強みを活かせないこと、ということだ。(p.17)
☆強みがあるのにそれを活かしてない人は、強みを持ってない人よりも悲劇だというのがおもしろい視点だ。
●・才能とは、無意識に繰り返される思考、感情、行動のパターンである。才能となるさまざまな資質。それは、<ストレングス・ファインダー>で見つけてほしい。
・知識とは、学習によって知り得た心理と教訓である。
・技術とは、行動のための手段である。
才能、知識、技術。この三つが組み合わさって初めて強みが生まれる。(p.34)
☆才能は持って生まれたもの。知識や技術は訓練などで習得できる。この違いは大きい。
才能は特に磨かないからといって無くなるものじゃないけど、
だからといって磨かないとそれは武器にならない。
●親にはまず、国語A、社会A、生物C、代数Fという成績表を子供が持って帰ってきたと仮定して、こう尋ねた。「子供と成績について話し合うとしたら、どの教科に最も時間を割きますか」。実に77%の親がFを取った代数だと答えた。(p.185)
☆たとえば、英語100点、理科40点だと理科をやってしまう。英語はもういいと思ってしまう。だがそこで英語をさらにやった人だけが成功する。
●自暴自棄にも物笑いの種にもなってしまうこと。この二つを恐れるあまり、自らの強みをあえて前面に押し出そうとしない人は多く、そういう人たちはただひたすら弱点を繕う作業に没頭する。(p.188)
☆得意分野での失敗を恐れるあまり、人は苦手克服に没頭する。
●才能を強みに育てるのは明らかに個人の問題だ。天賦の才を見つけ、それに焦点を合わせ、実践と学習を通して、常に完璧に近い成果を上げるための武器に仕立て上げるのは、ほかでもないあなた自身の仕事だ。(p.189)
☆強みというと、もう放っておいても大丈夫と思ってしまうことが盲点。
●「そういうことをしていない人がいるんですか?」(p.194)
☆自分では当然のことと思ってたことが殊更に褒められたり、それがうまくできない人がいたりすると、それが強みなのかもしれない。
●どんな分野であれ、常に完璧に近い成果を収める秘訣は、そうしたほんの少しの改善にある。(p.196)
☆打率3割3分の首位打者と2割7分の凡打者の違いは年間わずか25回多くヒットを打っただけだという。80と20の差は大きな差に見えて、実はほんのちょっとの改善で20が80になったりすることもある。まずは80を目指せ! 20から80は大変だと思って何もやらないからいつまでも差は縮まらないのだ。
【アクションプラン】
・強みを意識的に伸ばしてみる。
・機会があったら、一度テストをやってみたい。
【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
どうせ買うなら新品で買うことをオススメします。
【結論】
弱点を克服するよりも強みを伸ばせ!