2014年12月26日

人を洗脳する賢者の黒い言葉

人を洗脳する賢者の黒い言葉 (ぶんか社文庫)
内藤 誼人
ぶんか社
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人を洗脳する賢者の黒い言葉 (ぶんか社文庫)
内藤誼人/著 (ぶんか社) 2010年 (単行本は2007年)
571円+税



【概要】
賢者たちが残した、人間の愚かさや汚さにまつわる「黒い」言葉にこそ、数々の知恵が詰まっている。人を意のままに操る「洗脳術」、どんな相手も虜にしてしまう「対人術」、スイスイと出世する「組織術」、人生をバラ色に変える「人生術」、あらゆる場面も切り抜ける「処世術」、地位や栄誉を勝ち取る「成功術」…世界の名言をもとに、世渡りの秘訣、人間関係のコツ、意識改革法など、他人と自分をうまく操るテクニックを紹介。(「BOOK」データベースより)

悪魔的な名言集。

2007年11月にぶんか社より刊行された 『人を操るブラック洗脳術―相手を「理解」「予測」「コントロール」する!』 を改題、文庫化したもの。


【動機】
心理学を勉強中。


【所感】
さらりと読めるが、ところどころなるほどと思うところがある。



【抜粋】
●「なるほど、そういう視点もありましたか」などと驚いて見せたりして、都合のいい返事はしてみるものの、指図に従うことはめったにないのである。(p.229)

☆指図に従う必要はないそうだ。「やり過ごし」というテクニック。仕事ができる人が共通して使っているらしい。いい返事をした後は、自分の発言にとらわれて後からでもついつい従ってしまうが、こういうところを割り切れる人ができる人なのかもしれない。



●お客さんから質問されたら即答する、これが基本だ。
・・・(中略)・・・
 人間はすばやい返答を受けると、心理的に信頼を感じる。(p.231)

☆そうだったのか。間違っててもいいからなるべく早く答えるようにすれば信頼される。たしかにそれは言えるかも。



●学生の答えは平均33.9日だった。
 しかし、現実には、55.5日もかかったのである。(p.235-236)

☆何日でできるかと言われればたいてい甘く見積もってしまう。最悪のパターンも想定しておく。 『時間管理術』 で学んだ三点見積り法を利用してみる。

三点見積法については、こちらに詳しく書かれている。

プロジェクトマネジメント ワンポイント講義
http://www2.odn.ne.jp/scheduling/SCM/Onepjmgt4.html

三点見積法は、確率的変動に基礎をおいている。同じ作業を繰り返し行なっても、所要時間にはいろいろな幅がでる。そこで、所要時間の「最善値(=最短期間)」「最悪値(=最長期間)」「最頻値(=その期間でおわる頻度が最も高い値)」の三種類の数字を見積もる。そして、
 推定所要時間=(最善値+最悪値+4×最頻値)÷6
という式によって、所要時間を求める。





●その結果を読み取るためにはある程度の統計学の知識が必要だ。パス解析、決定係数、有為水準といった用語を知らないと、何が何なのか、さっぱりわからないであろう。(p.240)

☆ちょうど今、統計学をやっているのでここを読んだとき「おっ」と思った。タイミングがいい!



【アクションプラン】
・統計学をもっと勉強してみる。

・「やり過ごし」というテクニックをマスターする。

・日頃から読書などを通していろいろなケースをシミュレーションしておく。



【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
他人と自分をうまく操りたい時に。
それがお互いにとってプラスになる。

 
posted by macky at 23:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 心理学 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月23日

うっかり結婚生活

うっかり結婚生活 一緒に暮らす2人のルール 8
池田暁子
メディアファクトリー
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うっかり結婚生活 一緒に暮らす2人のルール 8
池田暁子/著 (メディアファクトリー) 2013年
950円+税



【概要】
汚部屋脱出、0円からの貯金、ダイエット、押し入れの整理、時間の使い方…さまざまな苦手を克服した池田暁子がついに結婚。お相手はさらに上を行くゴミ屋敷住人だった…。酸いも甘いもいっしょくた、他人と暮らすってこういうこと。リアルな結婚生活をお届けします。(「BOOK」データベースより)


【動機】
池田暁子さんのマンガはよく見てるのでついでに読んでみた。


【所感】
これはひどい。

旦那が裸族というところがおもしろかったけど、笑えたのはそれくらい。

読んでるうちになぜかイライラしてくる。

夫婦というより親子かな。

それも小学生くらいの男の子という感じ。

ほんとにこういう人いるのだろうか。




【評価】
評価:★☆☆☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
これを読んでも結婚したいとは思わないし、
どういう人に向けて描いたのか、ターゲットがよくわからない。

著者・池田さんのダメっぷりを今までいろんな本にしてきたけど、
今回は世の中にはもっとダメな人がいるよって伝えたいだけのような気がする。



【結論】
得るものは何もない。
うっかり定価でこの本を買ってしまった人に同情します。

 
posted by macky at 20:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ・コミックス | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月22日

夢をかなえる勉強法

夢をかなえる勉強法
夢をかなえる勉強法
posted with amazlet at 14.12.22
伊藤 真
サンマーク出版
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夢をかなえる勉強法
伊藤 真/著 (サンマーク出版) 2006年
1,300円+税



【概要】
「時間をかければ、なんとかなる」と思っていませんか? 司法試験界の「カリスマ塾長」が編み出した、生涯役立つ、本物の学習法。(「BOOK」データベースより)


【動機】
夢をかなえる時間術』 を読んだので。


【所感】
勉強法としてはあまり参考になるところが無かった。




【抜粋】
●その学校で私は初めての校内テストを受け、国語でなんと100点満点中、28点という赤点を取ってしまったのだ。
・・・(中略)・・・
 どうしていいかわからず、勉強方法も見当がつかない。思い余って、国語の先生に相談に行った。
 先生は私にちょっとした勉強のコツを教えてくれ、問題集を2冊すすめてくれた。つまり助け舟を出してくれたのだ。私はすぐ本屋に走って、言われた問題集を買い求め、二、三日でやり終えてしまった。
 先生のところに行くと、先生は「もうやってしまったのか」と驚きながらも、別の問題集と参考になる本を教えてくれた。
 すぐにそれらをやってしまい、また先生に勉強法や問題集を教えてもらった……ということを繰り返していたら、次の国語のテストでは80点。上から数えたほうが早いくらい、いい点数を取ることができた。(p.170)

☆いい点数が取れたのも当然だろう。そんなことよりも、さらりと書いているが、「二、三日でやり終えてしまった」というところがすごいと思った。一人で悪戦苦闘せずに人に勉強法を教えてもらえとアドバイスしているが、それよりも教えられたことをすぐに試す行動力が成功の秘訣のような気がする。


●当時、私が解いた問題集を積み上げれば、背丈ほどになったのではないだろうか。われながら、よくやったものだと思う。それだけやれば当たり前だが、ぐんぐん点数があがる。
 それまで勉強をあまり面白いと思ったことがなかった私だが、点数という目に見える形で成果が表れてくることに、ワクワクするような楽しさを覚えた。(p.173)

☆背丈ほどの問題集。圧倒的な量である。それだけやれば当然点数も上がる。でも、勉強法を聞かれて背丈ほどの問題集をこなせば点数が上がる、ではアドバイスにならない。それを当たり前のようにこなせる人は一般的ではないからだ。まあ、それはともかくとして、量をこなすのが大事だということは伝わった。


●司法試験に特急で合格しても、鈍行で合格した人より幸せな人生を送れるかどうかはわからない。
 もしかしたら、10年かけて鈍行列車でやってきた人のほうが、苦しかった経験を糧に法律家として活躍できるかもしれない。どちらが幸せかは誰にもわからない。その人にとっていちばんいいときに合格するものなのだ。
 だからゆっくり、一歩ずつ、時間がかかっても前に進め。そうすれば、必ずゴールに到着できる。たとえ自分が鈍行列車でも、あきらめるな、と私は言いたいのだ。
 本当にダメだ、もうあきらめようと思ったときが、実はいちばんゴールに近いのだ。あきらめてはいけない。(p.222)

☆「その人にとっていちばんいいときに合格するものなのだ」というメッセージは心強い。




【アクションプラン】
・いい本を薦められたらすぐに読む。いいものを薦められたらすぐに試す。




【評価】
評価:★★☆☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
勉強が楽しいと思ってない人におすすめ。



【結論】
司法試験などでは「大量の問題をこなす」のは最悪の勉強法である。
量より質で勝負する。限られた時間内で成果をあげるにはどうしたらいいかを考える。
そのためにはまず全体像をつかみ、ゴールから発想する。

 
posted by macky at 23:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 勉強術 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月17日

夢をかなえる時間術

夢をかなえる時間術 (サンマーク文庫 い 1-2)
伊藤 真
サンマーク出版
売り上げランキング: 112,113


夢をかなえる時間術
伊藤 真/著 (サンマーク出版) 2011年 (単行本は2007年)
571円+税



【概要】
人生とは「時間の積み重ね」そのもの。時間の積み重ねの結果が、人生に表れ、「時間に対する考え方」を変えれば、時間に縛られることなく夢をかなえることができる――司法試験の短期合格者を多数輩出している受験指導校・伊藤塾の「カリスマ塾長」が実践してきた、プランニングや手帳術といったノウハウから、「時間の幸福度」を高める生き方までを紹介した、話題の書。(「BOOK」データベースより)


【動機】
時間術の本を乱読中。



【所感】
成功するかどうかは、知力や体力よりも、時間の使い方次第。
(限られた時間を何に使うか)



【抜粋】
●彼らの勝敗を分けるのは、「真剣度」の違いとも「勉強法」の違いとも言える。そして、もっと大きく言えば「時間の使い方」の違いなのだ。(p.4)

☆これだけで言いたいこと全部のような気がする。
人は同じように24時間与えられているけど、どう使うかによって結果は大きく変わってくる。



●多くの人は、夢が実現しないのは、時間が足りないからだと思っているのだ。
 はたして本当にそうだろうか。時間さえあれば、悩みは一挙に解決するものなのか。
 たとえば、起業家として活躍している人や、芸能界やスポーツの世界で輝いている人を思い浮かべてほしい。彼らは、他人より暇だったから、自分の夢を実現したのか。もちろん、答えは否である。(p.5)

☆そう思っている人は、時間があっても結局何もしないで終わる、ということ。まさにそのとおり。夢が実現しないのは、時間が足りないからではなく、、、



●学生時代は、分刻みの膨大なスケジュール表をつくり、その労力に多くのエネルギーを消費していた。(p.21)

☆細かいスケジュール表を作るのはそれ自体が目的になってしまったら無駄である。



●時間に追われる人は、ただ猛烈にそれを消費しているだけ。時間を大切にしていない人である。そして、時間を大切にしていない人は、自分自身の生き方を大切にしていない。(p.22)

☆やることがなくて暇だーって言ってる人を見ると、時間を消費しているなぁと思うが、そうではなく時間に追われてあくせくしている人こそ時間を消費している人なのだという。言われてみれば確かに、時間に追われる状態というのは時間を生み出しているのではなく、時間を使っている感覚に近い。なんとかしてここから抜け出さねばならない。



●そう考えただけで、時間に対するとらえ方が劇的に変わった。
 自分はなんと幸せな時間をすごしているのだろう。私の時間は夢へとつながる一歩だ。(p.25)

☆夢や目標、ゴールをスケジュールに書き入れておくだけで、1分1秒が夢実現へ向けてのカウントダウンになる。



●「夢」をもって、その実現のための「夢の時間割」を生きていれば、人生に不満をもつことはないはずだ。だから、いつも「時間がない、忙しい」と嘆いている人は、自分の目標が定まらず、自分の人生そのものに不満を抱いている人なのではないだろうか。
 夢や幸福に近づいていると実感できるように時間を使えれば、本当に幸せだ。(p.26)

☆なるほど、そういうふうに考えればいいのか。私自身、やりたいことが多すぎて時間がないと感じてしまうが、夢に一歩ずつでも近づいていると実感できれば焦りは無くなり、時間に追われることも無くなるのだろう。そういえば、いくらがむしゃらにやってもやりたいことがどんどん増えてきて、全然進んでる気がしなかったが、目標がはっきりしていれば、そこへの道筋もわかり、達成度もわかり、少しずつでも近づいていると実感できるのだろう。



●私が司法試験のプランニングをするにあたって、最初にしたことは、「合格体験記」を集中して読み込むことだった。
 図書館に行き、雑誌のバックナンバーまで引っぱり出して、一週間ぐらい来る日も来る日も体験記だけを読みつづけた。そして、合格者に共通する姿勢や勉強法を見つけ出した。つまり私がやったのは、「勉強法の勉強」をすることだった。(p.92)

☆「合格体験記」を読みあさったおかげで、どういう人が受かるのか、そのイメージを具体化することができたそうだ。



●子ども時代は、時間がたつのがとても遅かった。一日も長かったし、一年も長かった。・・・(中略)・・・大人になると一年など、あっという間に過ぎてしまう。なぜ、年を取ると時間が早く進むのだろうか。
 このことは、心理学的には「ジャネーの法則」と言われ、「主観的に記憶される年月の長さは、年少者にはより長く、年長者にはより短く評価される」という説で、年を取ると1年が短く感じられることが説明されている。(p.141)

☆「ジャネーの法則」というらしい。




【アクションプラン】
・一番大事なことに時間を確保する。




【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
時間に追われていると感じている人に。

 

2014年12月16日

ぼくらの祖国

ぼくらの祖国
ぼくらの祖国
posted with amazlet at 14.12.18
青山 繁晴
扶桑社
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ぼくらの祖国
青山繁晴/著 (扶桑社) 2011年
1,600円+税



【概要】
きみは祖国を知っているか。あなたは祖国を知っていますか。「祖国」を知らない受験生、教師、親たちへ。「祖国」を震災で知った新しい日本人へ。(「BOOK」データベースより)


北朝鮮拉致事件、福島原発、硫黄島、メタンハイドレードなどなど
青山さんがテレビでよく語っていることが網羅されている。



【動機】
テレビでよく青山さんを見かけるが、本はまだ読んだことがなかったので手に取ってみた。



【所感】
テレビで見る迫力がそのまま伝わって来た。

文章なので背景なども分りやすい。

青山さんが硫黄島にこだわっていた理由がようやく分かった気がする。

不統一の文字はこだわりの部分なのでツッコミたくないけど、やっぱりちょっと読みにくい。




【抜粋】
●ぼくは身体が丈夫なたちで、病気らしい病気の経験がなかった。
 しかし震災が音もなく近づいていた2011年の冬から早春にかけて、まず尿管結石の激痛が起こり、報道テレビ番組の生放送でプロデューサーが痛み止めの座薬を持って見守るなか、どうにか、ふつう通りに語った。
 その痛みが続くなか講演先で肺炎となり、重症化して右肺が真っ白になっているレントゲンを見せられた。・・・(中略)・・・
 そのころすでに癌の告知を受けていた。・・・(中略)・・・癌の告知から37日が過ぎてから日程をあけることができて、手術を受けた。
 癌はごく早期だったが、大病院の副院長は、転移を避けるために腸を大きく切り取った。立派な成功手術だった。(p.54-55)

☆震災の1か月前にも大きな病気を患い、手術後も腸閉塞を起こしながら講演に飛び回っていた青山さん。
震災が起きたときも、講演に向かう途中の新幹線の中だったそうだ。
その当日に、現地に入ることを決断していたという。


●福島第一原発までおよそ50キロ圏内の地域から見ていった。
 ところが、すでにそのあたりで、人間が絶えて、いない。ちょうど桜が満開で、何事もないかのように咲き乱れている。
 政府が避難を薦めたのは、20キロ圏内であり、その時点では30キロ圏内が「屋内にいて下さいね」という地域だった。

☆政府が避難を薦めたのは20キロ圏内なのに、50キロ圏内で人の姿が無かったという。政府を信用していないことが伝わってくる。


●菅直人首相は3月12日の午前7時11分に自衛隊ヘリで、この福島第一原発に降り立ったが、それは安全な免振重要棟に短時間、立ち寄っただけで、ほんとうの現場把握はせず、すぐ「逃げるように帰った」(幹部作業員)
 これはベント(排気して圧力を下げること)をはじめ作業を遅らせただけであった。(p.118)

☆この判断ミスが大きなトラブルを巻き起こしたと言われている。先日の総選挙で菅元首相は小選挙区で落選した。(ちょうどこのあたりを読んでいるときに、比例でゾンビのように復活当選した)



●「海上自衛隊の硫黄島部隊と言いながら、ほんとうは救難ヘリが二機いるだけですね。海上防衛のプロに申して恐縮ながら、この硫黄島のすぐ南方に沖ノ鳥島があります」 士官は、頷いた。
「そこには、中国海軍がずっと仕掛けてきていますね。・・・(中略)・・・海上自衛隊のように、中国海軍をほんとうは上回る実力があれば、やれることはもっと根本的に沢山あります」
 士官は、今度は深く頷いた。
「やがて中国海軍は空母を保有します」
「そうですか、やはり、そうですか」(p.184-185)

☆自衛隊がここに戦闘部隊を置くのは戦争を起こすためではなく、戦争を起こさないためである。中国は空母で沖ノ鳥島をうっかり破壊することも考えられる。救難ヘリ二機では守れない。




【アクションプラン】
・硫黄島の映画を観てみたい。

父親たちの星条旗 [DVD]

硫黄島からの手紙 [DVD]





【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
「子どもに本当の日本を教える本が見つかりません」という声が届いたことが胸に響いて、この本を書こうと思ったそうだ。



【結論】
この本を読んであらためて青山さんのすごさ、偉大さがわかる。
同じ時代に生きていることをうれしく思う。

 
(141216 読了)
posted by macky at 23:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 政治 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする