2014年12月03日

ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する―絶対に失敗しないビジネス経営哲学

ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する―絶対に失敗しないビジネス経営哲学 (幻冬舎新書)

ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する―絶対に失敗しないビジネス経営哲学
島田紳助/著 (幻冬舎新書) 2007年


【概要】
副題は、「絶対に失敗しないビジネス経営哲学」

【動機】
古本屋でよく見かけていたが、タイトルがちょっと怪しいのでなんとなく後回しにしていた本。
中島孝志氏が 『キラー・リーディング』 で薦めていたので手に取った。


【所感】
成功している人のやり方を分析したりするのは面倒だと思うけど、紳助はそれが楽しいことだと感じているようだ。こういうところが成功の秘訣なのかもしれない。なんであの人は成功してるのだろうと思ったら徹底的にリサーチしてみる。リサーチの仕方が分からなければリサーチ方法を学ぶ。



【抜粋】
●どんな商売でも一緒だと思うのだけれど、結局のところ、人に何かを買ってもらうということは、人の心を動かすということだ。
 そして僕は、この「人の心を動かす」ということが大好きなのだ。誰かが喜んだり笑ったりする顔を思い描けば、アイデアはいくらでも沸いてくる。(p.9)

☆なるほど、ビジネスで大儲けしたいというよりも、人を喜ばせたい、どうすれば人を喜ばせることができるかって考える方が楽しい。それがまた成功に繋がる。


●ビジネスで成功している人は、概ね変な人が多い。いや、これは悪い意味ではなくて、良い意味で、極めつきの変わり者が少なくない。
 僕の知り合いでもビジネスで成功している人は、戦国の世に生まれていたら、ひとかどの武将になっていただろうなと思わせるような人物がゴロゴロいる。(p.23)

☆これを知っていれば、人から変わっていると言われたら褒め言葉としか思えないだろう。



●業界の常識には、理屈の通っているものもある。そういうものまで、否定しているわけではないのだ。(p.25)

☆最初から常識はずれを狙うわけではない。不合理な、理屈に合わないものが、常識だからということでまかり通っているものにこそビジネスチャンスはある。


●遊びだからこそ、真剣に真面目にやらなきゃいけない。成功させなきゃ、面白くもなんともない。つまり、遊びにはならないのだ。(p.28-29)

☆紳助の友人の不動産屋の話。自分のやりたい店を1つのビルにおもちゃ箱のように集めて遊びで経営している。本業の儲けに比べれば利益は微々たる物だが、遊びだからこそ人に任せずに楽しんで真剣にやっている。それがまたかっこいい。


●自分が駆け出しの20代の頃、密かにノートにつけていた将来の目標は、ことごとく達成してしまった。
 それも自分が夢見ていたより、ずっと速いスピードで。(p.61)

☆20代の頃から既に目標が明確にあり、それに向かってたゆまぬ努力を続けてたのだから成功するのも必然だろう。現在の夢や目標をノートに書き出しておいて、あとでどのくらい達成できたか見るのも楽しそう。

四年ほど前に目標や実現したいことを14個ほど書き出してみたが、2個くらいしか達成してなかった。もっと頑張ろう。


●同じようなラーメンを5年も10年もちんたら作り続けているプロより、何ヶ月間か必死で努力した素人の方がよっぽど美味しいラーメンを作れるということだ。(p.69)

☆ドキッとした。現状をなかなか打破できないときは、初心に帰って必死でやることも必要だろう。



●彼の基本給は15万円、それから歩合として、喫茶店の純利益の半分があいつの収入ということにしてあった。
・・・(中略)・・・
 あの喫茶店は、土地を前からあった建物ごと買った。購入資金と開店資金と合わせて4000万円くらい。いくら流行っているとはいえ、石垣島北端の喫茶店だ。僕にとっての儲けはほとんどない。(p.100-101)

☆石垣島にオープンした喫茶店「TOMURU」の話。弟子に経営を任せているらしい。


●鮨屋をしたいから、職人を探すという考え方は、間違いの元なのだ。
 あなたがこいつを男にしたいと思うような人に出会って、たまたまその人間が鮨職人だったから、鮨屋をやろうという話なら賛成できる。(p.121)

☆要するに、裏切られても仕方がないと思えるくらい好きな人や応援したい人と一緒にビジネスをやれということ。たしかに、裏切られるんじゃないかとビクビクしてたり、監視しないといけないようだと楽しくないよね。


●20代のある時期は、一所懸命に土地を見て回っていた。買う金などどこにもないのだけれど、いつかもっと稼げるようになったら、このビルが買いたいとか、こんな場所に住んでみたいとか言いながら、暇さえあれば土地めぐりをしていたのだ。(p.153)

☆おもしろいなぁ。お金が無いときから土地を見て回るというのがやっぱり普通の人と違う。そうやって欲しいという気持ちを強くしていくことで本当に手に入りやすくなるのだろう。


●劇場に通って先輩たちの漫才をすべてノートに書き出し、何が面白くて何が面白くないかを執拗に分析し、笑いのパターンを発見し、自分の漫才を作っていたあの頃よりも強い気持ちで何かをしたことはない。(p.156)

☆これはお笑いだけじゃなく、全てのことに言える。まず始めに徹底的なリサーチ、分析をやらなければならない。


●自分はビジネスが好きだと思っていたけれど、本当はそうではなくて、若かったあの頃に戻りたいだけなのだ。
・・・(中略)・・・
 だけどもっと正確に自分の気持ちを分析すれば、それはゼロからスタートして成功を手にしたあの喜びを、また体験したかったということなのだ。
・・・(中略)・・・
 真っ白なカンヴァスに、最初の一筆をおろす緊張と喜びはもう二度と味わえないのだ。(p.154-157)

☆それを再び味わうために、プロデュースしているのだろう。冒険者にはなれないけど、誰かを冒険の扉の前に立たせ、その背中を押してやることはできるということだ。


●やろうと決めたらまずスタートすることだ。
 ただし、実際の行動に移すのはまだ先だ。スタートしたら、まず徹底的にリサーチをする。どうすれば成功するか、成功するには何が必要かを考えるのだ。
 こうすれば成功するとはっきり確信がもてたら、そこで初めて開業の準備に入る。(p.160)

☆これが成功のカギだろう。行動に移さないのもダメだし、何も考えずに行動してしまうのもダメだ。徹底的なリサーチ、そして実行に移す勇気。


【アクションプラン】
・成功したいと思っている事業について徹底的にリサーチ、分析したい。


【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
タイトルで損をしていると思われる本。
島田紳助の言葉に心を動かされる人には特にオススメ。

 
(120810 読了)
posted by macky at 22:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 経営学 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする