仕事がヘタすぎるから、時間管理の達人になってみた
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呉 琢磨
ぱる出版
売り上げランキング: 155,503
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『仕事がヘタすぎるから、時間管理の達人になってみた』
呉琢磨/著 (ぱる出版) 2011年
1,400円+税
【概要】
なぜかライター業界で生存できている著者が、海より深い反省とともに繰り出す“すごい下から目線”の時間管理術指南書。(「BOOK」データベースより)
フリーのライターとして複数の会社と同時並行的にお仕事をさせてもらうようになって以来、自分のスケジュール管理力の低さに深刻なヤバさを感じるようになった著者がジタバタしながら挑戦した実体験をベースに時間管理術を解説したもの。
【動機】
時間管理術を身に付けたい。
【所感】
時間管理術について一通り学べる。
【抜粋】
●これまでにぼくがやっていた方法は、次のようなシンプルなものです。
@あたらしい仕事が入ってきた時点で、その仕事の最終的な締め切り日(納期)をカレンダーに書き込む。
A打ち合わせや会議、取材など外出の予定が入った時点で、その日時をカレンダーに書き込む。
(中略)
当然ながら、こんなカレンダーは最低限の日程メモでしかなく、スケジュール管理にはほとんど役に立ちません。なぜかというと、このカレンダーのなかには、日々の仕事を進めるうえで大切な「その仕事をいつ実行するか」という予定が書いてないからです。(p.23)
☆こんな当たり前のことすらやってなかった。
手帳の月間カレンダーに締め切りを書いたら一目瞭然になった。
●一つの作業を終えるたびに「次は何をすればいいんだっけ?」と考え込むのは時間のロスが大きくなります。 (中略) 今回は近所の100円均一ショップで購入した小型の「ホワイトボード」を用意し、デスクの脇に立て掛けることにしました。(p.43)
☆100均でホワイトボードを買ってきて真似してみた。
●ちなみに、月間カレンダーを使うメリットとして、1か月間の「残り日数」を視覚的に把握できるというポイントがあります。 (中略)
アナログな紙の壁掛けカレンダーや卓上カレンダーのよいところは、目につくところに置いておくだけで、いつでも確認できるところです。(p.50)
☆今まで締め切りの数日前になって慌てていたけど、月間カレンダーをうまく使えば上手に管理できそうだ。
●ぼく自身は、「カバンの中身 PCsmall」(ビー・ナチュラル)と呼ばれる商品をネットで購入して使っています。これのメリットは、A4ピッタリのサイズのなかに、あらゆる仕事道具をキッチリ整理して詰め込めること。(p.57)
☆バッグインバッグを使って定位置を決める。時々スマホとか忘れるのでこういうのもいいかも。カバンを変えた時でも、さっと中身だけを移動することができる。
●どっちみち、やるべき作業はやらなければ終わらないわけで、効率よく作業を進めるための準備をすることがもっとも重要です。(p.84)
☆「優先順位」を考えてやるべき作業を取捨選択するよりも、ミスなくタスクを進めるための「段取り」を考えることこそが必要!
あらかじめシミュレーションしておき、動き出したら一気にやる。
●「ポモドーロテクニック」は、イタリア人のフランチェスコ・チェリーロ氏が提唱しているユニークな時間管理術です。用意する道具は、紙とペン、そしてキッチンタイマーだけ。
(中略)
@25分間仕事をしたら、必ず5分休む。これを「1ポモドーロ」と呼ぶ。
Aタスクリストを作る際、各タスクの所要時間を「ポモ(ドーロ)」で見積もる。(p.143)
☆これはおもしろそうだ。というわけで、この記事を書くときにさっそくやってみた。
5分の休憩の間に風呂を沸かそうとして、釘を踏んでしまった。休憩にならない。
でもこの25分というのは、いいかもしれない。
強制的に休憩を取るということ。
それまでに終わらせようと集中力がアップする。
終わらなければ次の25分で何とかしようとするので、ダラダラとやってしまうのを防げる。
ちなみに1ポモドーロを4回繰り返すことを「1セット」と呼び、
セット間には15分〜30分間の長い休憩を取るというルールもある。
●実際にアイデア出しの作業をするときは、とにかく“頭と手を動かし続ける”ことがポイント。 (中略)
我々にとって大切なのは、「予定した時間内に、予定以上の数のアイデアを出す」こと。(p.151-153)
☆アイデアは質より量で勝負する。例えば20分で20個アイデアを出す!など。
そうすれば、アイデア出しの作業も時間が読めるタスクとなる。
1個の優れたアイデアを何とか出そうとするよりも効率的。
バイクとかに乗ってる時にアイデアを出そうとしてたけど、
それよりも、紙とペンを持って、いくつも出していった方がいいものが出そうだ。
●現在、薬局などで気軽に入手できる安眠系のサプリメントに「グリシン」という成分を含んだ製品が色々あります。 (中略) 眠る前に摂取すると身体の深部体温を下げる効果があり、その結果として睡眠の質を高めてくれるとされています。
ぼくが使っているのは、ファイン社から発売されいる 『グリシン』 (30包入りで1000円前後)。寝る1〜3時間くらい前に1包飲むんですが、これは結構効いているのが実感できます。
特に顕著なのは、朝の目覚めのだるさが減ったこと。いつもなら二度寝してしまうような日でも、キレよく起きて午前中からしっかり動くことができる感じですね。(p.173)
☆「グリシン」ってどこかで聞いたことがあるぞと思って過去ログを検索してみたら、
『4時間半熟睡法』 に書いてあった。
「グリシン」を試してみよう。
【アクションプラン】
・やる気を出すためにご褒美を用意してみる。
・月間カレンダーで締め切りとタスクの管理をする。(視覚的にあとどれくらいかがわかりやすい)
・「ポモドーロテクニック」をマスターする。
・アイデアはでたらめでもいいから集中してどんどん出していく。質より量で勝負する。
・「グリシン」を試してみよう。
・この本で紹介されていた本を読んでみる。
『TQ―心の安らぎを発見する時間管理の探究』
『新装版 成功の掟』
『凡人のための仕事プレイ事始め』
【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
いつも時間に追われているという気がしている人に。