2015年10月28日

図説 ジプシー

図説 ジプシー (ふくろうの本/世界の歴史)
関口義人/著 (河出書房新社) 2012年 
1,800円+税


【動機】
ガンが逃げ出す生き方』 を読んで。

コーカサスを調べていて興味を持った。



【所感】
今まで漠然としたイメージしかなかったけど、
ロマ(ジプシー)のことがよくわかった。



【概要】
ジプシーとは誰か、彼らはどこからやってきたのか。文字を持たない民族であるジプシーたちの歴史を辿り、その生活と習俗を探る。世界をめぐる彼らの漂泊の旅を追いながら、ジプシーの真実の姿に迫る。(「BOOK」データベースより)



図説 ジプシー (ふくろうの本/世界の歴史)
関口 義人
河出書房新社
売り上げランキング: 271,614




【抜粋】
●こうして新インド・アーリア語が発展した西暦7〜10世紀のどこかの時点で、ジプシーの先祖は北部インド、パンジャーブの砂漠地域を旅立ったのだろう。(p.8)

☆ジプシーがインドから生まれたというのは驚きだった。


●やがて、スペイン王は1633年(フェリペ4世)、1695年(カルロス2世)、1717年(フェリペ5世)などに、次々とプレマティカ(国事勅令)を発布した。その結果、1746年にはジプシーは75の街のみに居住を許され、いわゆるゲットー(欧米の少数民族隔離地区)化が図られた。そこには、セビーリャ、グラナダ、グァディクス、サラゴサ、バルセロナなどの街が指定された。(p.31)

☆皮肉にものちにこれらの都市はフラメンコの中心地としてジプシー文化の重要拠点となっていったようである。



●1993年にはハンガリーの実業家であり投機家、ジョージ・ソロスが旧東欧圏の若者を教育面で支援する団体OSI(Open Society Foundation)を設立する。ソロスは国際金融の世界でヘッジファンド(新たな金融取引の手法)の確立者として知られる一方で、こうした社会運動を並行して推進した。(p.53)

☆ジョージ・ソロスは慈善事業みたいなこともやっていたのか。



●また1996〜99年にかけて続いたコソヴォ紛争は、この国に暮らしていたアルバニア系ロマ(イスラーム)たちにとって命がけの逃避行の始まりとなった。アルバニア系という立場でセルビア軍からは攻撃対象となるのに加えて、コソヴォ軍は彼らを戦闘の最前線に差し向けて人民の盾とした。 (中略) 一方で、ベオグラードを目指したジプシーたちの群れは都市部郊外の無数のごみ焼却場などでの映画 『キリング・フィールド』 のような集落での生活へと、追いやられた。コソヴォ難民であるジプシーたちの問題はバルカンはもとよりヨーロッパ全体の問題ともなった。(p.53)

☆この映画を観てみたい。



●まず前提として世界中の大部分のジプシーは飢えている、と言っておくべきだろう。フェイスブックで知り合ったジプシーのある団体のリーダーから「日本で放射能汚染された食品でもいいから私の国に送ってくれないか」とのメッセージを受け取った時は愕然とした。(p.69-70)

☆放射能汚染された食品でもいいから送ってくれと言われれば、放射能汚染された食品を送るわけにはいかないだろう。



●なんといってもいつでもどこでもジプシーのもっとも大好きなのはラムの肉だろう。これに豆類とライスが添えられれば、彼らはご機嫌なのである。(p.71)

☆遊牧民はラム肉が合うというのは、最近読んだ 『O型は深夜に焼肉を食べても太らない?』 にも書いてあった。



●テレビはジプシーにとって世界の情報の窓口である。特に、若者たちはテレビの影響を無条件に受ける。 (中略) 加えて2000年代に入ってジプシー社会に起きた大きな変化にも、筆者は切実に気づかされている。それはインターネットの存在である。 (中略) 家や車や教育などと違ってインターネットへのアクセスには身分も経済力もほとんど差異が無い。(p.79-80)

☆フェイスブックで、現在、著者の友人のうち約1300人が40か国以上の国に暮らすジプシーだそうだ。



●セルバンデスはイダルゴ(下級貴族)の家の次男として生まれ、少年時代から、道に落ちている紙切れでも字が書かれていれば手にとって読むほどの読書好きであったが、各地を転々とする生活であったので、教育をまともに受けられなかった。(p.88)

☆ 『ドン・キホーテ』 で有名なセルバンデスの話。道に落ちている紙切れでも字が書かれていれば手にとって読むほどの読書好きというのがすごい。



●イベリコ半島では、アラブ文化とアンダルシアの風土、それに流れ込んだジプシーたちの情念が混然一体となった総合芸術・芸能である「フラメンコ」が発展した。(p.97)

☆「フラメンコ」は、アラブ文化とスペイン・アンダルシアの風土とジプシーたちの情念から生まれた。





【アクションプラン】
・Facebookでジプシーの人たちと繋がりたい。

・『キリング・フィールド』 を観てみたい。




【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
ジプシーについて知りたい時に。
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2015年10月23日

免疫道場―病気にならない体をつくる50講

免疫道場―病気にならない体をつくる50講
安保徹、鬼木豊/著 (幻冬舎) 2006年
1,500円+税


【動機】
免疫についてもっと知りたい。

免疫力をもっとアップしたい。

安保徹さんの話がもっと聞きたいと思い手に取った。



【所感】
こういう知識を知っているかどうかで人生は大きく変わる。
何をするにもまずは健康な体があってこそ。

巻物のような装丁で、免許皆伝を目指したくなる。



【概要】
驚くほど簡単、しかも確実に、免疫力が高まる50の方法。(「BOOK」データベースより)


巻の1 あらゆる病気は免疫力で治る
巻の2 免疫とは血流である
巻の3 逆転!アレルギー体質の人こそ、免疫力が高まる
巻の4 注意!免疫の天敵はストレスである
巻の5 薬はいらない!ガンは免疫力で治せ
巻の6 1分でできる!免疫力アップ術
巻の7 中高年の体こそ、免疫力で守れる



免疫道場―病気にならない体をつくる50講
安保 徹 鬼木 豊
幻冬舎
売り上げランキング: 50,249





【抜粋】
●夜には休むはずの心臓が活動を強いられているため、無理をしている心臓の反応が、息切れや左脇の痛みとして現れたのです。(p.46)

☆夜中まで無理して働いていると心臓にも負担がかかるらしい。左脇の痛みとかもそれが原因のようだ。



●実際、病気が発症するときには、「疲れやすい」「顔色が悪い」「体が冷える」「食欲がない」「眠れない」といった独特の症状が出てくるものです。このような症状が出てきたら1〜2週間ほど休養し、それでも症状が解消されない場合に病院に行って検査してもらうのが、病気を早期発見するベストタイミングといえます。(p.49)

☆ほとんどの病気の原因はストレスからなので、まずはそのストレスを取り除くような生活をしてみる。



●Kさんが来苑したとき、まず彼の生い立ちや悩みを聞くことから始めました。そして、「海外に行きたいという思いや、独立の希望を失ったら、君は魂の抜け殻になってしまうよ」と話しました。Kさんは、自分の考えが決して間違ってはいなかったことに安心し、その瞬間に「治った」と実感したそうです。(p.63-64)

☆本音や欲求を抑えて生活すると免疫力の低下を招き、病気になりやすいそうだ。やりたいことをどんどんやろう。



●ねっとりした汗が出てくるまで、本などを読んで40分以上、根気よくつかり続けます。
 お湯に入って最初に出てくるサラサラした汗は汗腺から出てくる汗で、主に水分です。こうして体内の水を排泄させたうえでさらに温め続けると、今度は皮脂腺が活性化して、脂を含んだ汗が出始めます。この皮脂腺から出る汗の中には細胞内に蓄積した重金属、砒素、水銀、ダイオキシンなどの化学物質や活性酸素の有害物などが含まれており、毒素の排泄が促されることで細胞も生き生きと活性化して、自ら発熱し、熱を保持する力もよみがえってくるというわけです。(p.71-72)

☆低体温を改善させる基本は汗をかくことだそうだ。



●あらゆる体の痛みは、交感神経の緊張が引き金となって起こります。交感神経が緊張すると血管の収縮から血流障害が引き起こされ、かつ顆粒球の増加によって活性酸素による組織破壊が進みます。痛みが起こってくるのは、自律神経が血流を増やして傷ついた組織を修復しようと、反射的に副交感神経の働きを高めたときです。(p.80)

☆つまり、痛みは治っているという証なので、よっぽど我慢できないとき以外は鎮痛剤とかで止めてはいけない。痛みが起こるたびに薬で抑えていると徐々に交感神経の緊張が増してきて、活性酸素による組織破壊も進み、骨や関節も変形する。これが腰痛やひざ痛となって現れる。それをさらに消炎鎮痛剤などで抑えると、降圧剤、睡眠薬、便秘薬、循環改善剤と薬の連鎖にはまっていき、最後はガンの発症に至る。膝などが痛むときに安易に湿布を貼ったりするのはやめたほうがよさそうだ。



●老廃物の蓄積が進み、体が限界だと判断すると、自律神経は副交感神経を優位にして血管を拡張させて、血流を増やし、体にたまった不要なもの、危険なものを汗腺や皮脂腺に運んで排泄させようとします。その際、老廃物や毒素がたくさん皮膚に集まりすぎて、スムーズな排泄が妨げられた場合に現れるのが発疹です。
 皮膚科では化膿性の湿疹には抗生物質、水疱やかゆみには抗ヒスタミン剤、原因不明の炎症にはステロイド剤などを使って治療します。
 しかし、本来、湿疹は排泄されるべきものがすべて排泄されれば自然におさまるものなので、その流れを止めるような治療は行うべきではありません。排泄されたがっている老廃物や毒素が体内に引き返し、見えないところで悪さをするか、再び皮膚に集まってきて湿疹をくり返すことになるだけです。
 もちろん、蓄積した老廃物が多いほど、執慎も激しく現れ、治療にも時間がかかります。早く治したいなら、入浴などで積極的に体を温め、血流をよくして、排泄を助けてやることでしょう。(p.118)

☆発疹は老廃物や毒素を排泄している証。

以前、皮膚科でもらった薬を見てみたら「リンデロン-VGクリーム 0.12%」という名前で、
抗生物質が配合されたステロイド剤だった。
あまり使わない方がよさそうだ。



●汗の役割の一つは体内にこもった熱を放出することですが、その際、老廃物を取り込んで体外に排泄させる役割も果たしています。(p.119)

☆そういえば、季節外れの蚊が腫れるのは汗をかかないからだと聞いたことがある。




●ピロリ菌を除菌すると、確かに胃潰瘍は治ります。しかし、ピロリ菌は50歳を過ぎればほとんどの人が持っている常在菌です。特別な菌ではないうえに、性質的に胃酸に弱いので、副交感神経がしっかり働いている状態では増殖することもできません。(p.161)

☆ここを読んだとき思わずエー!っと声に出してしまった。

現在、胃ガンの原因のほとんどはピロリ菌であると言われている。

つまり、ピロリ菌を持っていない人は胃ガンにはかからない。

ピロリ菌を持っているかどうかは簡単に検査できるので一度やった方がいいということだが、

検査したときはいなくても、50歳を過ぎればほとんどの人が持っているのならば、

検査しても意味が無いことになる。


つまり、ピロリ菌が胃ガンや胃潰瘍の原因になることは確かだけど、ピロリ菌がいるからといって胃ガンになるとは限らないということだ。
(ピロリ菌を持ってる人はみな胃ガンになるというような誤ったイメージ)

それと、ピロリ菌を除菌することで胃潰瘍は治っても、ストレス自体を取り除かなければ他の病気になってしまう。
考えてみれば当たり前のことだが、とりあえずピロリ菌を除菌するだけで胃ガンのリスクは無くなるよという情報は間違ってはいないが
正しいアドバイスでもないということになる。

ピロリ菌は除去する必要が無いので、ピロリ菌がいるかどうか検査する必要もない。
それよりもむしろ、ストレスを減らすことの方が大事。



●私の研究パートナーであり、現在は自律神経免疫療法と呼ばれる独自の鍼治療でガン治療を行っている福田稔先生は、転移が起こったと思われる時期に患者さんは必ず発熱していると話します。
 つまり、リンパ球が発熱を利用してガン細胞に猛攻撃を仕掛けた結果、ガンが完全に敗北すれば消滅に至ります。しかし、ガンにまだ余力がある場合には、散り散りになってほかの組織に逃げていく。これが転移という現象です。(p.185)

☆転移ってそういう仕組みだったのか。
転移したがん細胞は、すでに弱った状態にあるので、免疫力が落ちて息を吹き返すことさえなければ、いずれ消えるそうだ。
入浴したり適度な運動で体を温めることでも体温は上がるので治癒を促す手助けになるという。



●おそらく、こうした流れを断ち切るうえで大きな力になっていくのが、感謝の心なのだと思います。実際にガンを克服した人も、「無理してつくってしまった。ごめんね」「そんなにあわてて消えなくていいよ」という気持ちになったとき、ガンはスーッと治っていったと話します。(p.195)

☆病は気からという言葉もある通り、ガンの原因となっているストレスを取り除くことがまず大事だ。
感謝の心がないと何ごともうまくいかない。



●私の場合は、早寝早起きと何事も気づいたら実行するという二つを心掛けたのです。くよくよ考えることをやめて即実践に移すことは、積極的な行動につながります。それまで仕事に追いかけられていたのが、自ら進んで、喜んで仕事を追いかけるようになったのです。(p.197)

☆何事も気づいたらすぐに実行。仕事に追いかけられていたのが追いかけるようになる。



●人生万事塞翁が馬――病気を苦しいものと考えず、これまでの生き方を振り返り、変革していくチャンスだと捉えることで、治療へのあせりや苛立ちが収まり、結果として、それが病気の早期回復へと繋がっていくのです。(p.198)

☆病気をチャンスと捉えることが出来ればもう治ったも同然だ。



●H2ブロッカーは胃酸を止めて胃潰瘍を治す特効薬として華々しく登場した薬ですが、禁忌事項として二週間以上は飲まないようにとされています。胃酸も体にとって必要なものなので、完全に止めてはいけないのです。(p.205)

☆西村雅彦さんが「ガスター10!」と言って宣伝していたけど、
詳しい内容は全く知らなかったなぁ。



●何年か前の話になりますが、某テレビ番組で、バレエの「白鳥の湖」にヒントを得て自ら考案した体操により、整形外科に通っても治らなかった体の痛みを一掃させたという主婦が紹介されてました。その体操は、つま先立ちで足踏みをしながら白鳥が羽ばたくように腕を広げて上下に振る、という動作を何分間かくり返すものです。これを毎日根気よくくり返した主婦は、半年後にひざ痛、腰痛、肩凝り、頭痛などの体のすべての痛みから解放されたということです。(p.235)

☆外反母趾とかも治るらしい。「白鳥の湖」体操のやり方はよくわからないが、健康のためにつま先立ちをやってみよう。




【アクションプラン】
・早寝早起きして、やりたいと思ったことをすぐにやってみる。

・ふくらはぎマッサージをやってみる。

・40分間、半身浴をやってみる。

・つま先立ちをやってみる。




【Amazonレビューより】
・「免疫道場」との出会いが私の生き方を変えた! 2011/3/2
 「胃ガンです!」「出来た場所が悪いので全摘になりますね!」
これが、2カ月前に私が病院の医師から受けた診断だった。一般的には「ガン」との診断は「死の宣告」を受けるのも同然の響きがある。ガン告知を受けた瞬間、その可能性もありかと、半ば覚悟をしていたので、やはりと思い、少しはショックであったが、それ以上にショックであったのが胃の全部を摘出することだった。
 「胃の全摘」“胃が全部なくなる”想像もしていなかったことだ。入院・手術の日程まで決めたが納得がいかず、ガン告知を受けて返る途中、町の図書館に直行、ガンに関する書物を探し、そして、本書に出会った。本書を読むまでのガンに対する知識や、ガン治療に対する医療機関の対応などほとんど知識や認識はないに等しい状態だった。もし、本書に出会っていなければ、すでに、「がんの三大療法」すなわち、手術・放射線・抗がん剤治療を受けていただろう。そして、胃という大切な臓器を失っていた。
 しかし、本書と出会い、迷うことなく「代替療法」を選んだ。そもそも、人間誰しも生まれながらにして体内に「自己免疫力」と「自然治癒力」という言わば、自己防衛システムが備わっているという。
 著者である安保徹氏が「免疫道場・病気にならない体をつくる50講」の「巻の五・薬はいらない!ガンは免疫で治せ」の章で力説している。それは、「第33講・ガンは免疫力の病気だ。無理な生き方や、楽のしすぎを改善しろ!第34講・免疫力はガン細胞の魂をも消滅させる。ガンを治る四カ条を実践しろ!第35講・過剰なガンの三大療法で、免疫力はさらに低下。医療に頼りすぎるな!第36講・免疫力は必ず回復する。「ガンに感謝」と言え!第37講・玄米は最強の免疫力強化食品。あまり無農薬にこだわらずに食べてみろ!第38講・免疫力を弱める、ガンの三大療法は断固拒否。一度決めたら振り向くな!第39講・迷うと免疫力は低下する。「ガンはこうすれば治る」と思いこめ!」を迷わず確信を持って実践した。
 すなわち、'''1.玄米菜食による食事療法、'''2.半身浴療法、'''3.運動療法、そして、''4.ストレスを溜めない生き方に変えた。結果はどうだ。何と、2ケ月後の検査で胃からガンが消えていたのだ。
 
 今日、日本ではガンは生活習慣病の代表である。毎年34万人がガンで死んでおり、日本人の3人に1人がガンで死ぬ時代と言われている。
 私の体験からもガンで苦しんでおられる多くのガン患者に、本書を確信をもってお勧めしたい。ガンを克服するのは自分自身であることを自覚してもらいたい。そして、誰しもが生まれながらに備わっている自己免疫力の力で必ずガンを治すことができることを知ってもらいたい。本書が自発的治癒を望むガン患者に大きな勇気と知恵を与えることは間違いない。(Fさん)





【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
医学界の常識に疑問を感じた時に。

健康に関心がある人に。

 
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2015年10月21日

福島原発事故

福島原発事故
安斎育郎/著 (かもがわ出版) 2011年
1,500円+税


【動機】
人形峠ウラン鉱害裁判』 で安斎先生が紹介されていたので。



【所感】
東日本大震災以降、ニュースなどで色々と原発の事を言ってたけど、この本を読むまでは原発のことを何にも知らなかったんだなと思った。



【概要】
福島原発事故による放射能災害は何を示したのか?「原発安全神話」を批判し続けた放射線防護学者が放射線と原発の原点からエネルギー政策を問い直す。(「BOOK」データベースより)

東日本大震災から約2か月後に出版されている。



福島原発事故
福島原発事故
posted with amazlet at 15.10.21
安斎 育郎
かもがわ出版
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【抜粋】
●今からおよそ半世紀前、私は東京大学工学部原子力工学科の第一期生でした。学生実験の課題の一つに、多量の放射線を浴びせたネズミが手足を痙攣させながら死んでいく過程を観察する衝撃的なレポート課題がありました。動物愛護の観点からは、教育目的の実験とはいえ、残酷です。学生たちは、放射線は目には見えないが、確かに存在し、生体を傷つける魔性を秘めていることをイヤというほど実感させられました。(p.1「まえがき」より)

☆目に見えないのに、確実に存在していて、生体を傷つけるというのは怖い。



●私は放射線測定器をもってただちに東海村に赴き、JCOの堀際から村役場の方向に遠ざかるにつれて放射線のレベルが下がる系統的な傾向を確認、「関口宏のサンデーモーニング」などで報告していました。(p.39)

☆手品をやっていた先生が原子力研究の第一人者だとは知らなかった。



●1.放射線とは何か(p.56)

☆ここから放射線についてとてもわかりやすく説明されている。




●このように、放っておくと勝手に放射線を出して別の原子に変わってしまうような性質のことを「放射性」といいます。別名「放射能」ともいいます。放射線を出す能力という意味ですが、放射性と放射能は同じ意味です。(p.59)

☆放射性と放射能は同じ意味だったのか。まぎらわしい。



●昔はベクレルという単位はありませんでした。「ベクレル」はフランスの物理学者アントワーヌ・アンリ・ベクレルという人の名前を取って単位にしたのですが、それが採用される前は「キュリー(Ci)」という単位が使われていました。これも、マリ・スクロドフスカ・キュリー夫人の名前を取ったもので、ラジウムの放射能を発見した人です。(p.60)

☆ラジウムを1グラムもってくると、その中で1秒間に何個のラジウム原子が放射線を出して別の原子に変わりつつあるかということを基準にして、1グラムのラジウムがもっている放射能のことを1キュリーといった。1秒1発=1ベクレル。1キュリー=370億ベクレル。




●原発労働者が白血病で死んだが、死亡診断書の病名は違っていたなどという遺族の声を一再ならず耳にしますが、それらが根も葉もない噂と言うのなら、原発労働者の疾病統計や死亡統計をきちんと明らかにすべきでしょう。(p.75)

☆偶然、昨日、初の労災が認められたようだ。

原発事故:白血病の作業員に初の労災認定
http://mainichi.jp/select/news/20151021k0000m040081000c.html
毎日新聞 2015年10月20日 20時56分(最終更新 10月21日 06時46分)

 厚生労働省は20日、東京電力福島第1原発事故の廃炉作業に従事し、血液のがんである白血病にかかった40代男性の労災を同日付で認定したと発表した。第1原発事故後の作業で被ばくした作業員のがん発症で労災を認めたのは初めて。原発事故から今年8月末までに福島第1原発で働いた作業員は4万人を超えているが、廃炉の完了は見通せない状況で、被ばくに伴う労災申請が今後増加する可能性がある。





●核分裂反応を起こさせるのには、スピードの遅い中性子(「熱中性子」と呼ばれます)が好都合なのですが、核分裂で生まれたての中性子は「高速中性子」と呼ばれるものすごいスピードのものです。高速中性子は速すぎて、核分裂を起こす能率がたいへん悪く、核分裂を起こさせるためには、生まれたての中性子を水などの触質中でウロウロさせ、エネルギーを失わせてスピード・ダウンさせてやる必要があります。その間にウランの燃料が入れてある原子炉から外部にもれていくものもありますし、水の分子を構成している酸素や水素の原子に無駄食いされてしまうものもあるので、核分裂で生まれた中性子がたとえ3個あっても、首尾よく次の核分裂を起こすのに都合のよいスピードにまで減速される中性子は減ってしまいます。しかし、平均して一個が生き残れば、核分裂は持続的に起こることになりますので、このような場合を「臨界状態」といいます。(p.85-86)

☆「臨界」ってよく目にするけど、そういうことだったのか。
ちなみに、生き残る中性子が1個を超えると「超臨界」の危険な状態になるらしい。中性子が核分裂で生まれて次の核分裂を起こすまでの時間は、1000分の1秒〜10万分の1秒ぐらいの短時間で、生き残る中性子が平均して1個以上になると、あっという間に核分裂が増大して爆発的なエネルギーを出しかねないという。



●1964年、アメリカは、それまで軍事用として国有化してきた濃縮ウランを特殊物質民有化法によって民有化し、世界の原子力市場に向けて原発通商戦略を積極的に展開、濃縮ウラン需要を拡大し、その長期供給保証を通じて自国の政治的・戦略的立場を強化する政策を強力に推進しました。それは、アメリカが圧倒的優位を占める戦略貿易であり、核兵器生産のためのウラン濃縮の余力を活用して、実質的に核軍備競争のコストを緩和する道でもありました。(p.128)

☆何年分も供給契約ができているばかりか、アメリカ以外からの濃縮ウランの混焼には上限を設けて制限が課せられているそうだ。



●70年代は、日本政府が電力企業と結びついて原発建設の批判を圧殺しながら強力に推進した時期でした。こうしたなかで、地域住民・弁護士と連携して原発政策批判に取り組んだ私は、当時、反体制的イデオローグとみなされました。その結果、私は東大の医学部の助手時代に、尾行・差別・ネグレクト・威嚇・懐柔など、さまざまなアカデミック・ハラスメントを受けたのです。(p.149)

☆原発に反対してそんな激しいアカデミック・ハラスメントを受けていたなんて全く知らなかった。
もう一つのライフワークである疑似科学批判や「人はなぜ騙されるのか?」といったものが専門かと思っていた。




【Amazonレビューより】
・隠すな、嘘つくな、過小評価するな 2011/5/30
震災後1カ月後の4月11日に安斎先生の講演を聞いたが、ほぼその内容が納められている。
「隠すな、嘘つくな、意図的に過小評価するな」「最悪に備えて、最善を尽くせ」との先生の言葉に為政者たちが耳を傾けていてくれれば、今の福島の混乱はもう少しましではなかっただろうか? 震災当初の嘘が現在露見し、国民の生命をいかに軽んじていたかが暴露されている中、先生の主張を無視するのではなく聞いていて検討してくれていればと思う。
巷にあふれだした原発災害を取り扱った本の中で、震災後に出た最初の書き下ろし本である。現在の状況からすると少しずれている部分もあるが、震災後2カ月の時点では一番信頼できる本であった事は重要である。
結局、原発問題は70年代から何ら解決してなかったと改めて知る書でもある。(Hさん)




【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
原発の基礎を知りたいというときに。

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2015年10月20日

人形峠ウラン鉱害裁判

人形峠ウラン鉱害裁判―核のゴミのあと始末を求めて
土井淑平、小出裕章/著 (批評社) 2001年
2,000円+税



【動機】
樫田秀樹 『悪夢の超特急 リニア中央新幹線』 を読んで興味を持った。



【所感】
マズいデータは公表されないというところが怖い世の中だ。

ラジウム温泉とか身体にいいと思っていた。

読み進めるうちにどんどん怖くなっていく。





【概要】
膨大なウラン残土の放置、放射能で汚染される環境、隠された被曝…。日本の原子力行政の無責任体制、ここに極まれり。遂に、自治会と住民が核のゴミの撤去を求めて提訴! 原子力の起点のウラン採掘地で何が起きているか? 足尾、水俣、そして人形峠…。日本の鉱害史の空白を埋め、核のゴミの世紀に警鐘を鳴らす市民運動家と科学者の共同の労作。(「BOOK」データベースより)

東郷町方面(かたも)地区のウラン残土撤去裁判に至るまでのドキュメント。



人形峠ウラン鉱害裁判―核のゴミのあと始末を求めて
土井 淑平 小出 裕章
批評社
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【抜粋】
●ウランやプルトニウムなど核分裂性物質は、一ヵ所に一定量以上集めれば必然的な物理現象として核分裂の連鎖反応を始める。逆に一ヵ所に一定量以上集めなければ、核分裂の連鎖反応は決して起こらない (中略) 具体的には、工場内に置く装置の大きさや形状を制限しておけばいいのである。そうすることを「形状管理」と呼ぶ。(p.15)

☆1999年9月30日に東海村で臨界事故が起きたが、この工場内では2.4s以上のウランを一か所に集めてならないというのが許可条件であったにもかかわらず、作業員が14kgを超えるウランを流し込んで事故となった。



●ウラン鉱山の被曝で一番の脅威は、何といってもラドンである。国連科学委員会によると、自然放射線による人間の被曝の約半分は、ラドンとその娘核種によるものである。ラドンは無味無臭の気体で空気より7.5倍も重く、世界中どこでも大地や岩石からしみ出していて、最近は石材などによる室内の汚染が大きな問題となっているが、チェコや北米で多数の肺ガンの犠牲者を出したことで知られるように、とりわけウラン鉱山の被曝の主役をなす危険な放射性核種である。(p.50)

☆ラドンというとラドン温泉というのもあるくらいだし、少量なら身体にいいのかなというイメージしかなかった。



●19世紀末のキュリー夫人によるラジウムの発見という科学上の業績の反面だけが、あたかも隔世遺伝のように今日に伝えられていることを意味するにすぎない。実はキュリー夫人も娘のイレーヌも放射線障害で命を落としており、ラジウムをはじめとする放射能と放射線の発見の歴史は、同時におぞましい被曝と犠牲の歴史の幕開けでもあったのだ。(p.58)

☆キュリー夫人も娘のイレーヌも放射線障害で命を落としているというのが衝撃的だ。



●「ランドール」というラジウム入りのドリンク剤を飲んだシカゴの実業家が「身の毛のよだつ死に方」をしたりしている。(p.59)

☆「身の毛のよだつ死に方」ってどんなのだろう?

註釈を見ると、 <安斎育郎 『「がん当たりくじ」の話』 (有斐閣、1988年)の第2章「放射線の人体への影響は、どのようにわかってきたか」4「放射能の発見と利用」。> とある。



●ここの温泉従業者の血液リンパ球の染色体異常の発生率が、ラジウムに関係のない一般の温泉従業者に比べて有意に高い、という隠された未公表の調査研究のデータもある。(p.60)

☆三朝温泉は何度か入ったことがあるけど、混浴の河原風呂が有名だ。



●宇宙が生まれたのは約150億年前、地球の誕生は約46億年前といわれている。宇宙誕生の当時には、おそらく厖大な放射性核種が存在していたはずであるが、それらはそれぞれ固有の寿命を持っているため、長い年月のうちにほとんどが姿を消した。現在地球に残っている代表的な放射性核種はきわめて長い寿命を持ったものだけである (中略) 。原始的放射性核種とも呼ばれるこれらの核種は、いずれも数億年から一京年に及ぶほどの長い寿命を持ったものばかりである。
 表1に示した放射性核種のうち、トリウム232、ウラン235、ウラン238はそれぞれの崩壊後に生まれる核種がまた放射性であり、一連の系列を作って安定な核種に移る。特に、今回の報告に関連するウラン238についての崩壊系列を図3に示す。ウラン238はアルファ線を放出してトリウム234になるが、それもまた放射能を持っていて、β線を放出してプロトアクチニウム234mという核種になる。こうして生みだされる放射性核種を「娘核種」と呼ぶ。プロトアクチニウム234mもまた放射能で、「娘核種」を生む。そうして次々と放射線を出しながら、「娘核種」を生んでいき、14回の崩壊後ようやく鉛214(鉛206か?)になって安定な核種になる。(p.199-200)

☆このあたり、ウランがラドンになる過程やラドンがなぜ危険かについて、とてもわかりやすく説明されている。
特に図3はとてもわかりやすいので、自分でも図を描いて覚えよう。



●本稿で重要な意味を持つのは系列途中にあるラドンである。ウランから始まってラドンの直前の核種(ラジウム)までは、環境中では普通個体であり、鉱石や土壌その他の中に閉じこめられていることが多い。ところがラドンは科学的には不活性気体(希ガス)と呼ばれ、それが生じた途端に鉱石や土壌から空気中に逃げだそうとする。鉱石などが地中深くに存在している場合には、ラドンが逃げようとしても逃げることが出来ず、そのうちに崩壊してポロニウムと呼ばれる放射性核種に変わってしまう。ポロニウム以下の放射性核種も環境中では普通個体であるため、結局鉱石や土壌の中に閉じこめられることになり、人間の生活環境に大きな影響をおよぼさずに済むことになる。
 ところが、ひとたびウランを採掘するなどして地表面に出してしまうと、ラドンは空気中に逃げだして来ることになり、人間の生活環境に漂うことになる。人間はラドンを含んだ空気を呼吸することになるが、空気中に漂っているラドンは漂いながらも崩壊してポロニウム以下の娘核種を生じており、それらの娘核種もある程度の時間は空気中に漂い、人間はそれも呼吸で体内に取り込むことになる。そして、ラドン自体は完全な気体であるために一度吸入されても、またすぐに呼吸で排泄されてしまうが、ラドン娘核種は非常に微細な個体になって吸入されるため、肺の組織にくっついてしまい、長期間体内に残留し人体を攻撃することになる。(p.201)

☆ラドンから5回崩壊後に生まれる鉛210の半減期が22年と長い。
鉛210を調べてみると、タバコにも含まれているようだ。


放射能の恐さを考える - 福岡核問題研究会
http://jsafukuoka.web.fc2.com/Nukes/blog-2/files/53e8e33186d6239a392169d0faf5b9b3-9.html

たとえば、あるデータによると、1箱(20本)のマイルドセブンの中には約0.7 ベクレルのポロニウム210が含まれています(1ベクレルというのは1秒間に1回の割合で放射線を出す放射能の単位です).他のタバコでも大同小異です。このポロニウム210は、比較的短寿命(半減期約140日)の放射性元素で、α線を出し非放射性の鉛206に壊変します。140日後には、タバコの中のポロニウム210の量は半分になるかというと、そうはいきません。マイルドセブン1箱のなかにはポロニウム210の親核種である放射性の鉛210が約0.4 ベクレル含まれているからです(注:放射性元素Aが壊変によりBやCができたとき、Aを親核種、BやCを娘核種といいます).鉛210の半減期は比較的長く(約20年)、この鉛210によって絶えずポロニウム210が新しく作られていることになります。毎日1箱のタバコを1年間吸い続けるとして、その1%が肺の中に蓄積されるとすれば、原子数でポロニウム210が3000万個、鉛210が16億個という量になります。より危険なのはポロニウム210から出るα線ですが、鉛210もβ線やγ線を出します。それぞれ、毎分8回放射線を出すことになります。


つまりタバコをやめても20年くらいはポロニウム210などが作られて被曝し続けるということか。

ちなみに、ラドン温泉は石やコンクリートなどの密閉空間だと換気を心がけるべきとのこと。
三朝温泉は露天風呂なのであまり気にすることもないのかもしれない。




●人形峠以上に有望なウラン鉱山として岐阜県東濃地域が発見されたが、表2に示すように、採算が合わないようなウランを計上しても日本には総量でも3000トン足らずのウランしかない。(p.208)

☆岐阜県東濃地域・・・。リニア開発で岐阜県東濃地域にトンネルを掘ることが現在懸念視されている。





【アクションプラン】
・安斎育郎 『「がん当たりくじ」の話―国境なき放射能汚染』 を読んでみたい。


・その後どうなったのか、ちょっと調べてみた。

ウィキペディアによると、提訴から4年後の2004年に撤去命令が出されたようだ。

訴訟により、2004年(平成16年)10月に撤去命令が出され、命令を実行できない期間中制裁金を科されることになった。2005年に残土の一部をアメリカへ移送して処理を行ったほか、2006年に人形峠の鳥取県側に残土処理施設を新たに建設してレンガに加工処理を行うことになった。
2008年に処理施設が完成し、搬出された残土は4月から日本原子力研究開発機構によってレンガに加工され、2010年12月13日までに約145万個が製造された。一般向けには「人形峠製レンガ」として販売している。このレンガにはごく微量のウランが含まれているが、レンガの放射線量は平均0.22μSv/hで花崗岩と同じ程度のため安全としており、文部科学省の新庁舎のほか、現在までに各地で花壇や歩道の整備などに使われている。また、妖精の森ガラス美術館ではウラン化合物を利用してウランガラスの製作を行っている。


めでたし、めでたし。……ん、レンガ?



全国で使用される 人形峠のウランレンガ 日本で知ってる人はどれだけいるんだろう?
http://matome.naver.jp/odai/2140881857002279601


おそろしい。

こうやって知らないうちに全国にばら撒かれて知らないうちに被曝していくんだな。




【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
ウラン、ラドン温泉、ラジウム温泉、リニアモーターカーなどに興味がある人に。

 
posted by macky at 23:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメンタリー | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月16日

O型は深夜に焼肉を食べても太らない?

O型は深夜に焼肉を食べても太らない?――血液型別「デブ」にならない食の法則
中島旻保/著 (講談社) 2010年
838円+税


【動機】
TVで紹介されていたので。

O型:狩猟民族、人類最古の血液型。先住民。縄文人。肉食。

A型:農耕民族、新石器時代。大陸からやってきた弥生人。野菜、穀物、豆類を主食。ソバや米では太らない。肉は消化しにくく太りやすい。

B型:遊牧民族、モンゴル系。集団が大きくなり、新天地を求めて遊牧。

AB型:最も新しい。大陸を大きく移動するようになり、農耕民族と遊牧民族が混じりあう中で生まれた血液型。


人によって肉がいいと言ったり悪いと言ったり、結局どっちなの?と思っていたが、
血液型によって違うらしい、ということでなるほどと思い興味を持った。




【所感】
血液型によって食べるものが違うという理論は今まであまり聞いたことがなかったのでとてもおもしろかった。

B型なので、B型のところを中心に読んだ。




【概要】
「いつのまにか」「勝手に」やせているダイエット。体質が違えば同じ食材も毒と薬に変わる。科学に基づいた「新理論」が、脂肪を追い出す。食が変われば人生も変わる。(「BOOK」データベースより)







【抜粋】
●自分の体質を調べるためにはどうすればいいか、想像してみていただければ、予想はさほど難しくないと思います。そう、答えは「血液」。実は、体中をかけめぐって酸素と栄養素を運んでいる血液こそが、健康体の源であり、体をひきしめるカギとなる「体質」を決めているのです。(p.4「まえがき」より)

☆健康のためには血液の流れが一番大事。血液にもっと向き合おうというわけである。
日本では血液型というと占いや輸血のときにしか気にされないけど、アメリカでは体質の分別法として広く研究されているそうだ。


●腹痛や下痢、お腹の風邪などと呼ばれる類の症状が現れたとき、それを治すには、薬を飲んだりおかゆを食べたりするよりも、「しばらく何も食べない」のが、実は一番効果があるのです。
 しばらく食べずにじっと安静にしていると、胃腸は本来の働く力をとり戻していきます。(p.33)

☆何か食べないとますます体が弱ると思って無理やり食べようとするけど、それよりも胃腸を休ませるほうがいいという。
治ったと思っても一気に食べ物を取り込むのではなく、徐々に慣らしていくことも大事。



●A型にもっとも合う食材をそろえていくと、人気の「マクロビオティック」の考え方に近いものになります。(p.99)

☆なるほど、「マクロビオティック」はA型にピッタリなのか。



●本来B型がもっている素質から考えると、B型ならではの理想の体型は、遊牧民族のようにしなやかな筋肉がつき、ひきしまったスリムなものです。 (中略) とくに男性の場合は格闘家などにも向いています。格闘家の山本KID徳郁選手、プロボクサーの亀田興毅選手をはじめ、亀田三兄弟も全員B型です。(p.107)

☆亀田三兄弟、懐かしいなぁと思っていたら今日(日本時間では明日)久々に試合をやるみたいだ。すごい偶然。



●ただし、チーズの中でも「ブルーチーズ」は、青カビがB型の体質に合わないので控えるようにしてください。(p.108)

☆わぁ、ゴルゴンゾーラ大好きなのに。食べ過ぎないように気を付けよう。





【アクションプラン】
・自分の血液型に合った食事法則の表(p.106)を覚える。




【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
ダイエットを前面に押しているが、健康な体になれば苦労しなくてもダイエットができるという話なので
ダイエットに興味なくても、健康全般の本としてもオススメ。




【結論】
・血液型に合わないものを食べれば血液はドロドロになる。

・魚の脂は肉の脂と違い、冷えても固まらない「不飽和脂肪酸」を多く含んでいるので、血液をサラサラにする効果がある。

・ナッツ類はB型には合わない。特に「ピーナッツ」は体の代謝を悪くし、肝臓の動きも妨げる。血を浄化する機能が弱まり、体のめぐりが滞る。

・酢は胃への負担が非常に強いので、B型以外はなるべく避ける。

・A型は激しいスポーツよりもヨガがおすすめ。

・B型は変化に対して上手に対応できるので、そのような運動をすることによって循環器系の流れがよくなる。たとえば、テニス、サイクリング、ハイキング、水泳などがオススメ。太ももを鍛えると、そこから全身へポンプで押し出されていくように新しい血がめぐっていく。

・運動の合間には、ミネラルウォーターなどで水分補給を。O型以外は軟水を選ぶ。冷たい水を一気に飲んでしまうと体温が下がり、せっかく上がった代謝が元に戻ってしまう。





B型の人に合った野菜ジュースはこれ

 
posted by macky at 19:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする