2015年11月30日

水木しげる - ほんまにオレはアホやろか

ほんまにオレはアホやろか
水木しげる/著 (新潮文庫) 2002年
438円+税


【動機】
水木サンの本を乱読中。

寝る前に少しずつ読んでいた。


本日、水木サンが旅立ちました。

ご冥福をお祈りいたします。



【所感】
水木さんの自伝は何冊も読んだが、全く同じものは無く、毎回新たな発見がありおもしろい。



【概要】
子供の頃はガキ大将で妖怪研究に夢中。その結果、入学試験は失敗、学校は落第、就職しても寝坊でクビ。そのうち戦争が激しくなり、兵隊として南方の最前線に送られ、片腕を失いながら九死に一生を得る。終戦後、南の島で見つけた「楽園」に魅せられながら、赤貧時代を経て「ゲゲゲの鬼太郎」を生むまでを、激動の現代史に重ね合わせつつ描く、なんだか元気が出てくる自伝的作品。(「BOOK」データベースより)



ほんまにオレはアホやろか (新潮文庫)
水木 しげる
新潮社
売り上げランキング: 431




【抜粋】
●毎日ブラブラしているのもたいくつなので、近くの古本屋で本を買う。
 それが、なぜか哲学書の方に目が行くのである。
 べつに、むずかしい本を読んでカシコクなろうと思ったわけではない。
(中略)
 だれか一人、これだというのはないかと、キリスト教の本だの、ニーチェだの、ショーペンハルエルだの、さまざまな哲学者や文学者の本をひっくりかえしていると、エッケルマンの 『ゲエテとの対話』 という本にふと出会った。これがやんわりとしてなかなかいい。それからは、岩波文庫のゲーテものを読みふけり、後に、軍隊に行く時も何冊か持って行くまでになった。(p.60-62)

☆いろいろと哲学書を読み漁った中でゲーテにたどり着いたようだ。



●それ以降、ラバウルに船団が派遣されることはなかった。
 つまり、ぼくたちは、ラバウルに派遣された最後の兵隊だったのである。(p.84)

☆水木サンがずっと二等兵のままだったのはそういう理由があったのか。



●最前列でハナクソをほじくりながら講義を聞いていると、金原省吾という先生が、
「右手で筆記して、左手でほじくったらどう」
 と、教壇から忠告。
「ぼくは、左手はありませんから」
 と、いうと、
「失礼」
 先生はすまなさそうにしたが、考えてみれば、「失礼」なのはぼくの方かもしれない。(p.133-134)

☆終始このような調子である。水木サンのエピソードはどれもユーモアがあっておもしろい。



●不思議に思っていると、べつの学生が、二日おきに血を売って生活していると教えてくれた。いわれてみると、なるほど、ガンさんの顔色は日ごとに青ざめていくように思われた。(p.134)

☆昔は血が売れたようだ。今は献血などでも売ることはできない。買い取り制にすると悪い血が集まってしまうからだそうだ。



●こんなに働いて、どうしてこんなに貧乏なのだろうと、なさけないよりも不思議さがさきに立つくらいだった。(p.172)

☆同じ! ほとんど休みなしで働いてるのに。




【アクションプラン】
・ 『ゲーテとの対話』 を読んでみる。




【Amazonレビューより】
・人気マンガ家の壮絶半生 2004/10/25
本書は筆者が高等小学校卒業してから、人気マンガ家として大成するまでの悪戦苦闘の道のりをえがいています。
筆者は高等小学校を卒業したあと、算数がダメで進学は無理ということで、関西で就職することになります。しかし仕事も落第の烙印をおされてしまいます。こんどは軍隊にとられまいと美大への進学をめざして中学校に通いますが、のんきな性格が災いして、これもものに成らないうちに招集されてしまいます。
鳥取の連隊に入隊しますが、マイペースは相変わらずでビンタをくらう毎日。ついに見切りをつけられ、南方の最前線へ送られますが、九死に一生をえます。このときの経験をもとに、筆者はたくさんの自伝エッセイ、自伝マンガを表すことになります。
無事に帰国したのもつかのま、筆者を待ち受けていたのは、貧乏との戦いでした。魚屋、紙芝居作家、貸本マンガ家と活路をもとめていきますが、安定した生活を手に入れたのは40才をすぎてからのことでした。
「生存競争」という表現がふさわしいほどの紆余曲折の半生にもかかわらず、本書にはそこはかとないユーモアが漂っています。おそらく社会や世間への恨み言というものを全面に出さないことが、筆者の文章を特色あるものにしていると思います。文体が平易なのは「のびのび人生論シリーズ」の一冊として書き下ろされたからです。
筆者の自伝エッセイをいくつか読んでみたのですが、筆者の西宮時代など本書でしか読むことのできない記述があります。筆者の作品から筆者本人に関心をもたれた方は、『のんのんばあ』と本書をまずお読みになることをおすすめします。(Hさん)


・読むべきでした 2002/9/20
受験に失敗した、
受験に成功したけどやることが無くて悩んでいる、
やりたいことがあってもやれない、
自信が無い、
もう人生が終わった、
精一杯、
自分だけ取り残されている、という人は今すぐに読むべきです。

///追記///
平成27年11月30日、水木しげるさんの訃報をネットのニュースで知りました。
調布近くに住んでいるので、一度でいいからお会いしたいと思っていましたが、叶いませんでした。
この本をはじめ、水木しげるさんの作品でたくさん救われ、笑わされ、楽しませていただきました。
ありがとうございました。(Hさん)




【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
水木さんの自伝が読んでみたいって時に。





■関連記事
水木しげるの本一覧

 
posted by macky at 21:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 体験記・手記 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月29日

不可触民―もうひとつのインド

不可触民―もうひとつのインド (1981年)
山際素男/著 (三一書房) 1981年
1,450円+税


【動機】
インドのカースト制度に興味を持っていたので。

図説ジプシー』 を読んで、ジプシーの起源がインドにあることを知ってさらに興味を持った。



【所感】
インドのアウトカーストは虐げられているという話が延々と続いていた。

これからインドが中国を抜いて世界の中心になろうとしているので
インドについてもっと知りたいという思いもあって手に取ったが、本当に知らないことだらけだ。


ざっと読んでみたけど、ジプシーは出てこなかった。



【概要】
インドには厳しい身分制度(カースト制度)があり、そこから漏れた人びと(アウトカースト)が「アンタッチャブル」、つまり「不可触民」だ。インドの人口の四分の一を占めている。

不可触民の村の潜入レポ。



不可触民―もうひとつのインド (1981年)
山際 素男
三一書房
売り上げランキング: 959,463




【抜粋】
●インドには二つの層、いや、二つの国、といってもいいほど隔絶した世界に住む階層がある。
 近代的工業化の恩恵をこうむる一握りのエリート階層、そのほとんどが英語を完全に解するという特徴を有する、全国民の二パーセントそこそこの人びと。もうひとつは、農村を中心とする圧倒的多数の農民、労働者、である。(p.14)

☆インドで英語がしゃべれるのはエリート層だけなのか。インドといえばみんな英語がしゃべれるようなイメージがあるが、2%しかいないのか。

それにしてもインド人の英語は非常にわかりにくい。



●ブラーミン(司祭、僧侶)、クシャトリア(王族、戦士)、バイシャ(商人)、シュードラ(農民、労働者)という四姓制度は、何千年もの間にインド社会を隈なく覆い、インド人の生活の中心的柱としてインド社会を支配してきた。(p.15)

☆この用語は何度も出てくるので完全に覚えておきたい。

ちなみにブラーミンと言うとピンとこなかったけど、バラモンのことである。

水木しげるのあの世の事典』 によれば、シュードラは「奴隷」と書いてあった。今回限りの命、一生族である。さらにこの下に人間扱いされない不可触民がいる。



●わたしの知る限りでは、文字通りインド農民と起居を共にし、共に働き、便所のくみ取りまでして、部落の人びとに石まで投げられるという体験を敢然とやってのけた日本人は、ただ一人、池田運氏のみである。
 氏の貴重な体験は、「インドの農村に生きる」(家の光協会)に生き生きと語られている。(p.18)

☆これも読んでみたいけど、絶版のようだ。



●「レプラです。夫婦とも」ラジャン氏の言葉にはっとし、二人の手足を見た。老婆の両指は欠け、老爺の方は、足指もほとんどない。(p.102)

☆レプラとはハンセン病のこと。インドのレプラ患者の大部分は不可触民で、政府の調査の眼の届かぬ部分に、何百万という患者が隠れているという。レプラの最大の原因は栄養不足だそうだ。




●さっき話した、ハイスクール時代の教頭が、わたしが寮を出るとき、自分の部屋にわたしを呼んで、色々と話してくれました。そのときの話で、今でも覚えている言葉があります。その人は、こんなことをいったのです。
 “マハトマ・ガンジーなんかを信用するんじゃないぞ。不可触民の本当の味方はアンベードカルしかいない。
 わしは根っからのブラーミンの家で育ってきたからいうがの、カーストはそのままにして、差別だけをなくせばええ、というガンジーは、ヒンズーイズムが何か判っとらんのよ。判っとって、そういったのならあの男は偽善者じゃ。
 不可触制を廃止した近代的カースト社会なんぞを夢見るんじゃない、ぞ” て ね。(p.158)

☆日本だと、ガンジーは偉大な人という印象が強いが、インドだと180度イメージが違うことに驚いた。

調べてみると、ガンジーというのはカースト制度や不可触民を廃止しようとしたわけではなく、カースト外の不可触民を5番目のカーストに組み入れようとしていたようである。



●フロイトと並び称される深層心理学者C・G・ユングとインドとの遭遇、仏教、特に密教、インドタントラ、ヨーガといったものへ人びとが次第に関心を深めつつあるのは、単なる流行ではないように思う。そこには時代の精神のある方向が指し示されているのではないだろうか。(p.209)

☆ユングもインドに関係があったのか。





【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
インドのカースト制度、不可触民の生活について知りたい時に。

posted by macky at 15:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメンタリー | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月27日

小学館版 学習まんが―少年少女日本の歴史 1

日本の誕生―旧石器(岩宿)・縄文(紋)・弥生時代 (小学館版 学習まんが―少年少女日本の歴史)
佐原真/著 (小学館) 1981年
830円+税


【動機】
学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』 で紹介されていたので。

とりあえず1巻を読んでみた。



【所感】
まあまあわかりやすい。



【概要】
第1巻-日本の誕生(旧石器・縄文・弥生時代)

旧石器時代~邪馬台国の出現まで、日本の夜明けを描写。人々の暮らしぶりも楽しく紹介。(Amazonより)







【抜粋】
●中国では、50万円前の北京原人の骨が発見されていますが、酸化土壌の多い日本では、骨が溶けてしまうため、何万年前もの人骨はほとんど見つかっていません。(p.140)

☆初めて知った。日本にも北京原人よりもっと古い人類がいた可能性がないわけではないということだ。日本は酸化土壌なのか。



●およそ2400年前ころ以来、朝鮮半島からやって来て稲作を伝えた人びとと彼らの子孫である渡来系弥生人は、北アジア系の人だそうです。九州・四国・本州で、彼らは縄文系の人びとと混血しました。現代の九州・四国・本州の人びとはその子孫です。渡来系弥生人やその後の渡来人たちは、北海道・沖縄には渡りませんでした。その結果、北海道のアイヌの人びとや沖縄の人びとは、縄文人の体の性質を比較的濃く残しています。(p.140)

☆北海道のアイヌ人と沖縄の人が遠く離れているのによく似ている理由はこれだったのか。





【アクションプラン】
・シリーズを通して読んでみよう。

・『新訂 魏志倭人伝・後漢書倭伝・宋書倭国伝・隋書倭国伝―中国正史日本伝〈1〉 (岩波文庫)』 を読んでみる。



【Amazonレビューより】
・高校教科書に等しい内容の濃さ! 2011/12/7
大学で日本史を専攻していました。この歴史マンガは高校の教科書の内容にも匹敵する濃さでした。当時は山川出版の教科書でしたが、この漫画のおかげで予習ができたといっても過言ではありません。読んだのは小学生ぐらいでしたが、後の受験にも非常に役に立ちました。このシリーズが一番お勧めです!(Aさん)


・素晴らしい歴史マンガです 2013/6/6
私は小学校の頃この本と出会いました。
当時担任だった先生が学級文庫として教室に置いてあったのをなんとなく手に取ったのがきっかけでした。
歴史学習本としての堅苦しさは無く、人を選ばない絵柄や色彩豊かな絵などは漫画という観点から見ても非常に優れており、小学生でも楽しみながらスラスラ読めるものでした。
休み時間や放課後も夢中で読んでいた記憶があります。
やがて小学校を卒業し中学、高校と本格的な日本史の授業が始まりましたが、私は余り苦労しませんでした。
この漫画のおかげで歴史の流れは頭に入っていましたし、大抵の歴史上の人物や出来事はこの漫画の絵で思い出されたのです。(今も歴史上の人物の顔を思い起こすとこの漫画の絵が真っ先に出てきます(笑))
驚くことに 中学校時点では習わず、高校日本史Bで初めて紹介される人物や出来事も、この本は網羅しています。
高校生の時初めて、その内容の濃密さに感服しました。
そして大学を卒業し社会人となった今、ノスタルジーに浸りながらこの本を読み返しています。
改めて素晴らしい著作だなと感じます。 小学生以下の子供を持つ親御さんは、是非購入をして頂きたい。
ただし一つ忠告を
くれぐれも、強制的に読ませようとはしないことです。 子供が自発的に、興味を持ってこの本を手に取る事が望ましい。
子供の時に自ら進んで学んだことは、いつまでたっても忘れないものです。(Rさん)




【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
日本史の勉強を始めたい時に。

posted by macky at 23:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月26日

「悪い脂が消える体」のつくり方

「悪い脂が消える体」のつくり方 肉をどんどん食べて100歳まで元気に生きる
吉川敏一/著 (講談社) 2015年
840円+税


【動機】
テレビで紹介されていたような気がする。



【所感】
特に目新しい情報は無かった。

全体的に内容が薄い。もっと詳しく知りたいのにということが多かった。




【概要】
元気に長生きする人は肉食が多い!
ただ、好きなものを食べて健やかな体を持ち続けるには、悪い脂が残らない体をつくることが必要。脂っこいものを食べるのが悪いのではない、食べても体内で酸化させなければOKなのだ。
その二つの方法、すなわち、(1)悪い脂が消える体のつくり方、(2)悪い脂を作り出さない方法、これらを徹底解説!
ストレス、深酒、不規則な生活など、生活条件に関係なく、いつまでも健康的な体でいるために必要な努力は、日常できるほんの些細なものばかり。美味しいものを食べて、若々しく、豊かな人生を100歳まで謳歌する生き方!(Amazonより)








【抜粋】
●老化の原因は、体内で起こる酸化、そして酸化を起こすのは、呼吸から取り込まれる酸素に由来するフリーラジカルや活性酸素なのです。
 ただ、これらは常に「悪」の存在ではありません。体内にウィルスや細菌が侵入したときには、血液中の白血球が大量のフリーラジカルを発生させ、その毒性を利用してウィルスや細菌という侵入者と闘ってくれます。私たちの体内で、毎日数千個のがん細胞ができても病気としてのがんにならないのも、フリーラジカルのおかげです。
 またフリーラジカルは、治療にも使われています。それは放射線治療。放射線を当てて、がん細胞を殺す活性酸素を発生させ、がん細胞を退治するのです。ただ、この際に、健常な細胞が傷つくことで副作用が出ます。(p.26-27)

☆活性酸素による細胞の破壊をいかに防ぐか、それがアンチエイジングの大きなテーマ。



●コエンザイムQ10という補酵素は、心臓の細胞のなかにあるミトコンドリアの膜に多く含まれている物質。そして、この補酵素は心臓だけでなく、脳をはじめ、各臓器や筋肉などほとんどすべての細胞のミトコンドリアに含まれていて、強い抗酸化作用を有しています。
 細胞のなかには、ミトコンドリアのほかにもさまざまな小器官があります。これらの膜や細胞全体の外壁にもコエンザイムQ10が含まれていて、血液中にも存在しているのです。
(中略)
 そして、脂質を活性酸素によって酸化した「過酸化脂質」に変えてしまう憎き存在、フリーラジカルの「脂質ペルオキシルラジカル」が生み出されると、コエンザイムQ10は、自分が脂質の身代わりとなって酸化されることで、それを消去する力をもっているのです。
 脂質ペルオキシルラジカルがなくなれば、過酸化反応は止まります。
 こうして酸化されたコエンザイムQ10は、酵素によってもとに戻され、再びフリーラジカルを消去できる力を得ます。体にとっては頼もしい味方といえるでしょう。(p.95)

☆最近よく聞くコエンザイムQ10。早速ドラッグストアでサプリメントを買ってみた。試しに飲んでみよう。
コエンザイムQ10は、自分が脂質の身代わりとなって酸化されることで、それを消去する力をもっているそうだ。



●油自体が悪だと考える人も多いのですが、油の主体たる脂質は脳細胞の六割を形成し、全身の細胞膜の材料としても不可欠な要素です。ですから単に油を摂らないということではなく、体によいものと悪いものを分けて考えることが大事になります。
(中略)
EPAは、イワシ、カレイ、キス、ハゼ、タラなどの魚に多く含まれ、DHAは、マグロ、カツオ、フグなどに豊富なので、それらの食べ物を積極的に摂るとよいでしょう。
 さらに、植物油のα-リノレン酸も、その10〜15%が、体内でEPAやDHAに変化します。(p.109)

☆脂質が脳細胞の六割を形成しているのか。それだけ良い油を摂るということが大事だということ。

えごま油
が脳にいいというのもそういうことだろう。



●赤ワインに豊富に含まれているレスペラトロールというポリフェノールは、強力な抗酸化物質です。
(中略)
白ワインには含まれていません。なぜなら、白ワインは白ブドウの果汁だけを発酵させてつくられているからです。(p.117)

☆どっちか迷ったら赤ワインを飲もう。
レスペラトロールは長寿遺伝子を活性化するらしい。


●ニンニクを切って低温の油でじっくり加熱すると、アリシンからアホエンという成分がつくられて油に溶け出します。このアホエンも抗酸化力の強い物質で、脳を活性化することから老化防止につながると注目されています。(p.127)

☆ニンニクを使うときは低温の油でじっくり加熱。



●フコイダンには、大腸菌O-157やピロリ菌(胃・十二指腸潰瘍の原因の一つで、胃がんを引き起こすともされる)に対する抗菌作用があり、免疫能を高めたり、がんの増殖や抗がん剤の副作用を抑えるという論文も発表されています。(p.129)

☆昆布、ワカメ、もずくなどのぬめり成分には、コレステロールや血圧を下げたりピロリ菌に対抗したりする効果があるらしい。



●埼玉県立がんセンター研究所の調査では、緑茶を1日10杯以上飲む人は、3杯以下の人よりがんのリスクが約40%低くなるというデータが出ています。(p.136)

☆緑茶を1杯以上飲む人と全く飲まない人の比較データも欲しいところだけど、とにかくたくさん飲むといいらしい。カテキンは24時間以内に尿に混じって体外に排出されるのでできるだけ飲む機会を多くする。



●なかには、サプリメントでしか摂れない抗酸化物質もあります。たとえば、イチョウの葉のサプリメントがその一つ。イチョウの葉の黄色い色素は、ポリフェノールの仲間であるフラボノイドです。
 ヨーロッパでは、このイチョウの葉は、医薬品として扱われています。それは脳動脈硬化用の薬で、特に脳の血液循環を改善する効果があると報告されています。(p.138)

☆脳の血液循環を改善する効果があるらしい。



●アルコールは、体内で分解されるまで4〜5時間。その一方で、食べ物の成分が腸で吸収されるには三日間ほどかかるのです。(p.163)

☆つまり、お酒を飲む直前にウコンを飲んでも効果は無い。3日前には飲んでおかないといけない。

そう言えば、下痢をしたときとかに何か変なもの食べたかなと思ったら2、3日前に野菜を大量に食べてたということがよくある。

いつお酒を飲むかわからないときは、いつもウコンを飲んでおいたほうがよさそうだ。



●若いころに読んだ本を読み返し、当時の気持ちを思い出してみるのもいいでしょう。当時とは感想が違ったということもあるでしょうが、それは自分が人生経験を重ねた証しでもあるはずです。(p.193)

☆なるほど、おもしろそうな本を老後の楽しみに残しておくよりも、どんどん読んでおいた方が老後の楽しみは増えるわけだ。





【アクションプラン】
イチョウの葉のサプリメントを試してみよう。

・緑茶を毎日飲もう。

・齢をとる前に本、とくに小説をたくさん読んでおきたい。




【結論】
早寝早起き、適度な運動、筋肉は使わないと衰える。抗酸化作用のある食べ物を摂ること。




【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
健康について今まであまり考えてこなかった人に。

posted by macky at 23:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月25日

太陽熱を利用して真水を得る方法

先日、佐野三治 『たった一人の生還―「たか号」漂流二十七日間の闘い』 を読んだが、海で27日間も漂流していた著者は水の確保に苦労していた。


柘植久慶 『サバイバル・バイブル―これを知っていたら絶対助かる』 を読むと、


夏の晴天の日だとしたら、喉が渇いて仕方なくなる。だがどんなに苦しくても、海水だけは口にしてはいけない。あとで死ぬような渇きが襲う。麻薬と同じで最初の一口がいけないのだ。
 こんなときに氷砂糖の一袋でも持っていたら心強い。喉の渇きをやわらげ、気持にゆとりを持たせてくれる。(p.109)



と書いてあった。

やっぱり海水を口にしてはいけないようだ。


氷砂糖といえば、乾パンには氷砂糖がいくつか入っているなぁ。




また、ジョン・ワイズマン 『SASサバイバルハンドブック〈新装版〉』 を読むと、太陽熱を利用した蒸留器の作り方が書いてある。

直径90センチ、深さ45センチの穴を掘り、真ん中に水を集める容器を置く。全体にシートをかけ、石をのせて真ん中を垂らす。太陽熱でシート下の空気と地面が暖まり、水分が蒸発する。シート下の空気下の空気中の水分が飽和状態になるとシートの内側で凝結し、シートを伝って容器に落ちる。
(中略)
24時間で最低55ccの水が取れるだろう。(p.31)


火を使わなくてもいいので、

このやり方を覚えておけば、漂流したときとかに役に立つかも。



救命ボートの備品に蒸留器具があるが、間に合わせでも蒸留装置が作れる。海水あるいは尿の入った容器にフタをして、水に管を差し、容器に火をかける。管のもう一方の端は密閉した缶に差す。この間は管から出てきた蒸気を冷やすため、水の入った容器の中に入れておくとよい。蒸気を逃さないように、継目は泥や濡れた砂でふさぐ。(p.32)



ちなみに、尿と海水は、そのままではどちらも飲めないが、蒸留すれば飲料水に使える。
海水なら飲み水だけでなく、貴重な塩も手に入る。

 
posted by macky at 23:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 災害・サバイバル | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする