2015年12月21日

東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法

東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法
山口真由/著 (PHP研究所) 2014年 
1,300円+税


【動機】
本屋で目に留まったので読んでみた。



【所感】
7回読みで全体を網羅する。


勉強で大変なのはスタートを切ることだ。

本でも読み始めが一番エネルギーがいる。

その最初の所で自動的に波に乗れるような画期的なシステムだと感じた。




【概要】
東大を首席で卒業するようなトップエリートは、いったいどんな勉強をしてきたのか――。
一般の人とはもともとの頭の作りが違うのか、努力の量が違うのか、みんなが知らない暗記のコツを知っているのか。東大法学部を首席で卒業し、官僚を経て弁護士、テレビコメンテーターなどとして活躍する著者が、どのような勉強法を実践してきたのか解説。
「勉強は決して楽しいものではない」と著者は言い切ります。知識を学び、自分のものにするには「努力」が必要です。勉強という作業は極めて地味で、時には退屈、多くの場合は苦痛でさえあるのです。そんな作業を継続してこられた大きな要因は、自分に合った勉強法を確立できていたから。勉強法さえ確立できれば、知識の獲得は断然楽になります。
本書では、その具体的な勉強法として、誰でも実践可能な「本を7回読む」というシンプルな方法を中心に、著者が編み出した勉強のコツをたっぷりと紹介しています。(Amazonより)



東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法
山口真由
PHP研究所
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【抜粋】
●「意外とだいじょうぶだ」と思ったら、それよりさらに前に進むことを考えなくてはなりません。忘れてはいけないのは、自分の「ライバル」達も前に進んでいること。「意外とだいじょうぶだ」と思って、歩みを止めると、今のポジションをキープできないばかりか、みんなに抜かれて周回遅れになりかねません。(p.57)

☆「意外とだいじょうぶだ」と思ったら、ついつい油断してしまうが、そこでさらに前に進むこと!



●数学も同様にサラサラ読みの変型が必要。数学の場合にも、教科書を読むだけでは、実際の試験問題を解けるようにはなりません。そこで、私が編み出した「7回読み」の変型が「7回解き」。たとえば、微分積分、因数分解、数列など習った単元に沿った問題が出ている問題集を使って、それを何回も繰り返し解きました。いろいろな問題に当たるのではなく、同じ問題を何度も解く。(p.60)

☆数学の場合は、「7回解き」。同じ問題を何度も解くというのがおもしろい。



●この時期になっても、私は、この日は何を勉強しよう、という計画を厳密に立てることはしませんでした。 (中略)
私の勉強法は、どんな教科であれ、最初に全範囲を短時間で通読します。だからこそ、非常に短時間で全範囲をカバーできてしまうのです。そうすれば、「あそこはまだ手を付けられていない」といった不安が、まずはなくなります。(p.64-65)

☆いついつまでにここまでというやり方ではなく、毎日、全体を薄く塗り続けていくような感じ。このやり方だと、途中までしか終わらなかったということもない。



●大学受験のときに確立された私の「読む勉強法」は変わりません。ただし、基本書がない。その代わりにどうするかというと、「基本書を作る」という一手間が加わることになりました。つまり、先生の言葉を教科書代わりにするしかないということで、授業中に語られた言葉を書き取って「自分で基本書を作る」ことが勉強の大事な一部となったのです。 (中略) 自分で記録したノートを教科書代わりにして、それを何回も読むのです。(p.68)

☆大学で編み出した新しい勉強法。基本書が無ければ作ればいい。そしてそれをやっぱり7回読む。



●二つ目は「リサーチ読み」。調べものをするときに役立つ読み方です。
 学生の方が課題のレポートを書くときや、ビジネスマンが情報収集を行うときにはこの方法がおすすめです。
 「リサーチ読み」は、たくさんの本に目を通すのが特徴です。
 ここで強い味方となるのが図書館。まずは検索機に調べたいテーマやキーワードを打ち込み、関連のありそうな本がどこにあるか確認します。 (中略)
 きちんと読んでいると時間がかかるので、サラサラと目を通すのがコツ。目次を見てどこに何が描かれているかをチェックし、流し読みしながら関連性の高い部分を探します。このときの読み方のコツは、文章を読むのではなく、文章の中にあるキーワードを見つけることだけを意識して読むこと。(p.126-127)

☆これは使えそうだ。関連のある本を見つけたらそれらをすべて1冊ずつ熟読していくのではなく、サラサラっとまずは全部に目を通すのがコツ。そこからさらに本当に役に立ちそうな本や箇所を絞りこむ。この作業だけでもだいぶ理解が進みそうだ。あとは関連部分を熟読するだけで、大量の本からエッセンスを短時間で抜き出せる。



●答え合わせをするときは、間違いを気にしないことが鉄則です。5回解くまでは「この問題は×」というネガティブチェックは全くする必要がありません。間違った問題だけは、解説文を読むようにしておく。これだけで十分でしょう。(p.137)

☆自分がなぜ間違ったのかを考えすぎると、正解よりもむしろ間違った答えを覚えてしまったりするらしい。
7回解きが5巡目に入ったあたりから、間違った問題のネガティブチェックを始める。この段階で間違った問題にだけ手間をかければいい。
そういえば、昔、英単語を覚えた時も大量に100個とか一気に覚えて、間違えるのを全く気にせずに何度かテストして、何度やっても間違えたのだけが最後に残るからそれだけを覚えるようにしてたら特に苦労せずに全部覚えてたなぁ。



●まず、たくさんの本を比較検討すること。
 そこでおすすめなのは、できるだけ大規模な書店に行くことです。 (中略)
 書店の棚と向き合って、時間をかけて気が済むまで比較したうえで、もっとも網羅性が高く、かつ詳細なものを選びましょう。(p.142)

☆1.速読でたくさんの本に目を通し基本となる一冊を選ぶ。 2.選んだ一冊を7回読みで何回も読む。
このやり方ならどんなテーマでも行けそうだ。



●やる気にエンジンをかけたいなら、「まず机に向かう」のが正解。(p.168)

☆形だけでも始める――。

モチベーションを高めるのに最適な方法。



●私は勉強に際して、厳密な計画を立てたことはありません。 (中略)
 その理由は二つあります。ひとつは、計画を立てる作業に時間がかかるということ。細かく予定を組めば組むほど、無駄な時間が増えてしまいます、
 二つ目の理由は、立てた計画が守られることはまずない、ということです。(p.172-173)

☆細かいスケジュールはムダな時間。




【アクションプラン】
・細かいスケジュールをやめた。たしかに時間のムダだった。

・7回読みを実践してみる。

・「リサーチ読み」もマスターしたい。



【Amazonレビューより】
・7回読みはそっちのけ、著者の持論・お勉強半生を書いたつまらない本 2015/4/21
東京大学を首席で卒業した元官僚の弁護士の女性が書いた勉強法の本、しかも難しい話ではない7回読むだけ…
いろいろインパクトのある本である。

さて読み始めると「おや?」といきなり思わされる。
読者は7回読み勉強法を知りたくてこの本を手に取ったはず。
しかし書かれているのは「頭の良い人がしてることとは」「私のこれまでやってきたこととは」
と勉強論、勉強を通した著者の半生が書かれてる。これがもの凄くつまらない。
書式がそもそも一般の啓発本のような「タイトル」「本文」「格言めいたまとめ」とよくあるパターン。
そこで著者が「これはこう」「あれはああ」「こうすることで知識が身につく」とこれまでの経験と持論を展開。
決して間違ったことを言ってはいない、文章も特別下手というわけではない。ただただ"つまらない"、退屈。
途中飛ばし飛ばし気になるところ、司法試験受けた、東大首席をどう取ったか、などを
つまんで読んでみたがやはりつまらない。

124ページほぼすっ飛ばしてようやく4章から本命の7回読み勉強法がスタート…
と思ったがなかなか始まらず。7回読みがよく分からないうちからアレンジがどうこう言ってるし。
結局のところ7回読み勉強法についての要点は152-155ページのたった4ページだけ。
確かに「何回目にはこう読むと良い」というコツはあるとは思うが
7回読み勉強法とは本当に7回読むだけのこと。「何度も読んでれば分かってくるでしょ」
という単純な発想、方法なのである。

「実はビックリするほど単純な発想だった」ということは別に問題ではない。
問題はこんな口答で数分で伝えれることをわざわざ本にしたことが問題。
しかも7回読み勉強法についてしっかり言及してるならまだ許せる。
でも実際は4ページで終わり。残り203ページを何で埋めようか、
じゃあ著者の持論、勉強ヒストリーで埋めましょうか…これはいただけない。

本当に7回読み勉強法について知りたい人は先ほどの4ページを立ち読みでも何でも読めばOK。
7回読みは大して興味無し、山口真由さんの考え方・持論・勉強人生の半生を知りたい
という人だけどうぞこの本をお買い求め下さい。(Sさん)


☆この方とほぼ同じような感想を持った。

だけど、「7回読み」を試してみる価値はありそう。

もしこのスキルがうまく身に付けば、勉強における大幅な時間短縮がはかれる。
それに伴うリスクはほぼゼロだ。
たしかに文章やエピソードは退屈かもしれないが、
それを補って余りある魅力がこのスキルにはある。


結局は7回繰り返す人があまりいないということ。

7回読むだけという簡単なスキルなのだけど、それがなかなかできない。

2、3回は繰り返すかもしれないけど、
効果があるかどうかもわからないのに7回も繰り返さないよという人ばかりなのである。

Amazonレビューをざっと読んでみたが、
「7回やったけど、効果が無かった」
という人は一人もいなかった。

みんなやらずにそんなのやっても意味ないよと言ってるだけなのである。
7回やってもダメなら10回やればいい。
それでもだめならわかるようになるまでやればいい。

これは突き放したようでいて、実は最後まで面倒を見るよというスキルなのである。





・「素読百遍、意自ずから通ず」ですね! 2014年10月2日
 いま、宮城谷昌光さんの「三国志」10巻を二周目しています。
 いちど全部読み、続けて2度目を3巻目まで来ています。
 読めば読むほど、深みが増すのが、宮城谷昌光版「三国志」です。
 曹操は直言を真摯に聞き入れた人物でした。
 布陣の構えを粛然としているとほめられた上で、ひとつ直言してよいかと言われました。
 よろこんで受けると答えると、
 布陣に陰の気が見える、「陰の陣は、守りには強いが、勝ちにくい」と教わりました。

 一度目は読み飛ばしていましたが、2度目はここで足が止まりました。

 「むむっ、これは営業のチームにも言えることではないのか? 陰気なチームは大きな成果はあがらない? あるいは陰にプロ野球の監督のもとでは選手は伸び伸び戦えない?」

 この箇所で3週目にはどんな読み方ができるのでしょうか?

 漢文、「論語」などは、幼い頃から音読し、意味はわからなくてもいい、そのうちわかってくると言われていました。
 素読百遍、子どもなら、簡単に論語でも暗記できるでしょう。
 それが、大人になってから、人生体験を積み重ねることで、深い意味までわかるようになり、ビジネスにも生かせるようになる、というのが「論語と算盤」を生涯の課題とした明治の元勲、渋沢栄一の実践哲学でした。

 7回読むに値する本を見つけて、7回楽しく読めれば、知識は血肉になるのではないでしょうか。
 私のおすすめは「宮城谷昌光版 三国志」です。
 これは凄い。(Tさん)


☆小説にも使えるようだ。これは可能性が一気に広がる。







【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
ノートは取るけどあまり見返したことがない人に。

さあ始めようと思いながらもいつのまにかどんどん時間が過ぎている人に。
起きてすぐに教科書を開くとか、エネルギーがいるところを自動化するのに長けてると思った。

読み方次第では人生を変える一冊にもなり得るのであります。

 
posted by macky at 23:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 勉強術 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする