2016年02月17日

武富士 サラ金帝国の闇

武富士 サラ金帝国の闇
一ノ宮美成、グループ・K21/著 (講談社) 2004年 
1,600円+税


【動機】
京の花いちもんめ』 を読んで興味を持った。



【所感】
結局この世はお金さえあればなんでもできるってことなのかな。

マスコミや警察を買収してやりたい放題。



【概要】
武富士サラ金帝国の闇
 消費者金融業界最大手として拡大を続けていた武富士が、盗聴事件によって武井保雄前会長をはじめとする逮捕者を出してから1年が経つ。経営陣の刷新を図り、再建に向けて動き出した同社は本当に変わることができるのか――。暴力団など裏社会の取材に定評のある著者が、改めて “武富士スキャンダル” の全容を明らかにしようと試みたノンフィクションだ。

 武富士帝国の独裁者と言われた武井前会長とは、いかなる人物だったのか。元社員らは、「北朝鮮といっしょの絶対的な君主制度」「会長の命令は絶対。軍隊と宗教団体、それもカルト教団を足して二で割ったような会社だった」と回顧する。ナンバー2という存在を嫌い、いかに目をかけて育てても必ず最後には粛清したという。こうした独裁体制が長年維持されてきた背景には、人を人とも思わぬむちゃくちゃな貸し付け(過剰融資など)と、容赦ない取り立ての実態があった。また、巨万の富に群がる政治家、官僚、右翼、暴力団、さらには警察関係者やマスコミの存在も見え隠れしているとし、実名を挙げて同社との関係を追及していく。執拗な接待や交渉、裏工作などによって、本来は同社に批判的だったマスコミ人や弁護士が懐柔されていく過程が赤裸々に描かれている。
(日経ビジネス 2004/12/13 Copyrightc2001 日経BP企画..All rights reserved.)



2003年12月、サラ金業界最大手の武富士元会長・武井保雄が、盗聴で逮捕・起訴された。そのきっかけともなった大量の内部資料流出により、サラ金帝国武富士の底知れぬ闇とカラクリが次々と明らかに!!本書では、冷酷非情な搾取や暴力支配の実態、前身の富士商事のカネに群がる政治家、暴力団、警察、マスコミとの歪な関係、巨大企業に登りつめていく闇のプロセスに迫る。(「BOOK」データベースより)



武富士 サラ金帝国の闇 (講談社+α文庫)
一ノ宮 美成 グループ・K21
講談社
売り上げランキング: 853,151




【抜粋】
●この四月、盗聴被害者であるジャーナリスト・山岡俊介氏との “示談交渉” の場で、武井前会長が「盗聴は知らなかった。あれは検事の作文。冤罪だ」と発言していたことが表ざたになったのだ。(p.3「まえがき」より)

☆山岡俊介氏ってよく聞くけど、武富士の盗聴被害者だったのか。



●武富士が株式の店頭公開をめざし始めた頃、社内外のトラブル案件を処理するために渉外部を設置し、私がその課長を命じられた頃からです。武井会長からは、社員の犯歴調査、またはジャーナリストや武富士の役員、退社した社員等に対して電話盗聴をして、その動向を監視し対応せよとの指示をうけておりました。(p.18)

☆渉外部は暴力団との交渉など会社のウラの部分を一手に引き受ける部署。



●かつての上司である藤川元渉外部長の教えにならって、すべては破棄せず、その一部を保管していた。・・・(中略)・・・今回の武井前会長、中川元課長の最初の逮捕容疑になったのは、山岡俊介氏宅の盗聴だったことは冒頭に書いたとおりだが、実は同元課長が内部資料を最初に持ち込んだのが、ほかならぬその山岡氏だった。(p.22)

☆犯罪が発覚したらすべて自分のせいにされてしまうからいざという時のために書類を残しておくようにとアドバイスされていたという。



●中川元課長は、山岡氏の自宅の盗聴方法について、こう説明したという。
「屋外の電話回線に盗聴用の発信機を取り付け、通話があると電波が飛び、自動的に近くの植え込みに隠されたテープ・レコーダーのスイッチが入る仕組みです。録音時間が限られているため、一日ごとにテープを回収しに行き、その足でアーク横浜探偵局の重村社長自身が(武富士の)本社に録音テープを届けに来ました。
(中略)
山岡氏の自宅マンションの二階共用部分の壁面に設置された整端配電盤内の電話回線から、検知器と呼ばれる器具を用いて、山岡氏の電話回線を探し出し、同回線に接続されていたヒューズを取り外した上、同ヒューズと同じ形の盗聴発信機を設置。さらに、同マンションの東側外壁脇に自動録音装置付きの盗聴受信機器を設置し、以来、電話による通話内容を自動的にカセットテープに録音する方法で盗聴したという。(p.24-37)

☆盗聴のやり方が詳しく書いてある。



●坪山代表は元陸上幕僚監部三佐で、ミリオン資料サービス創業一ヵ月前の73年5月、自衛隊を退職したばかりだった。それも、自衛隊時代は、防衛庁長官に直属する中央調査隊を頂点にした情報部隊である調査隊に所属。・・・(中略)・・・その後、JCIAともいわれていた、国内外の情報収集専門の陸幕二部(陸上幕僚監部第二部隊)別班で、極東、主として朝鮮関係の情報収集にあたっていた。つまり、CIA(米中央情報局)やKCIAと密接な関係を持っていた自衛隊のスパイ部隊に所属していた情報収集のプロだったのである。(中略)
 金大中拉致事件は02年、 『KT』 という題名で映画化されたが、坪山代表は俳優・佐藤浩市が演じていた主人公(自衛官)のモデルになった人物である。(p.34-35)

☆金大中拉致事件を扱った映画があるらしい。観てみたい。
陸幕二部別班は、CIAに直結する軍事スパイ機関らしい。



●中川元課長が触れている宮崎氏と警察との関係だが、公安調査庁と通じていることは、複数の出版物で、同調査庁の内部資料にもとづき、実名あるいは匿名で暴露されている。その内部資料を読む限り、宮崎氏は「反権力」の対極にある「公安のスパイ」と疑われても仕方がないだろう。(p.70)

☆宮崎氏が「公安のスパイ」とは驚いた。



●「人定調査書」には、中川元課長から手渡された内部資料を使って一億円恐喝未遂事件を起こし逮捕された大塚万吉被告にかかわる詳細な記録もあり、ここにはオウム真理教との親密な関係を示す公安警察情報が記載されている。(p.77)

☆大塚万吉こと趙万吉といえば、オウム真理教元マスコミ仕切り役だそうだ。多くの被害者を出した大盛工業投資詐欺事件(JM-NET事件)にも深くかかわっている事件屋(金融ジャーナリスト)としても知られる。警察の内部資料である「人定調査書」や「交番簿冊」などが武富士に流れていた。



●何かあって、警察に対応してもらっても、マスコミに先に取り上げられ、やがて、右翼がそれをネタに武富士をドンドン攻撃する。(p.90)

☆右翼はマスコミのネタをもとに街宣活動などの攻撃をする。だからその前にマスコミ対策をしておくということだ。マスコミ対策がうまくいかなくて右翼に攻撃されてしまうと警察に対応してもらう。それでもだめならお金を払ってでも止める。それでもだめなら暴力団に頼むという流れ。株価を維持するためには右翼の攻撃などは無視できないのでマスコミに対する接待がリスクヘッジの一環となる。



●武富士の違法取り立てとノルマ漬けにされた人権無視の社内事情はわかったが、なぜ、これほどのことが明るみに出ることなく、今日まで続いたのか。
 その理由について、武富士被害対策全国会議代表の新里弁護士は「武富士ダンサーズのCMに象徴される、洪水のようなマスコミへの広告・接待漬けと武富士を中心にした貸金業界の出資法の上限金利引き上げを狙った政界工作にある」と指摘する。(p.121)

☆CMをやっているというだけで世間はクリーンなイメージで見ていた。クリーンなイメージに見せるためにCMを大量に流していたといえる。消費者金融のCMは最近は規制されているので全く見なくなったが、一時期は大量に流れていた。



●莫大な広告費はそのまま、メディア封じの「工作費」になってきたが、武富士は大手マスコミの幹部記者らを高級クラブなどで頻繁に接待していた。(p.122)

☆広告費は消費者に宣伝したりクリーンなイメージを植え付けるためだけでなく、メディア封じの「工作費」になってるのがおもしろい。当然のことながらスポンサーの悪口は言えない。



●武井前会長と “電通のドン” 成田豊前会長とは定期的にゴルフをする仲で、きわめて親密な関係にあったことは知る人ぞ知る事実である。
 見ての通り、電通のマスコミ対策での助言は実にきめ細かい。さすがに、日本で最大の広告代理店だけあって、その手法は洗練されている。(p.130)

☆特定の企業のスポンサーになってるだけではなく、それを全体的に取りまとめる電通と親密な関係にあったことがポイントである。テレビを見ている人などはその情報を鵜呑みにしてしまう人が多いので効果が絶大だ。



●結論からいえば、藤井氏から採取した尿に、だれかが覚せい剤を混入したんです。藤井氏も裁判で、最初、京都府警で採取された際、量が足りないなどといって、継ぎ足しされたりするなどして、三回も四回も容器が封印されないまま、藤井氏の目の前から持ち去られたと証言しています。(p.216)

☆そういえば最近も同じような事件があったな。
葉山町議の細川慎一容疑者。

覚醒剤所持容疑で41歳葉山町議逮捕 江田・維新前代表の元秘書 「警察が入れた」と否認(2016.2.17 11:10)
http://www.sankei.com/affairs/news/160217/afr1602170007-n1.html

細川容疑者は「(覚醒剤は)警察が入れた。警察は信用ならない」と話し、採尿を拒否しているという。
覚せい剤をやっている人は被害妄想が大きくなるからそれが真実かどうかはわからないけど。

ホントにやってないなら採尿を拒否するはずがないと思うけど、
やってないのにでっちあげられる可能性もあるから一概には言えない。



◆追記:160316

覚醒剤「尿すり替えた疑い」と無罪 でたらめ捜査と判決
http://www.asahi.com/articles/ASJ3J363TJ3JUTIL004.html
(2016年3月16日11時15分 朝日新聞デジタル)

 覚醒剤取締法違反(使用)の罪に問われた東京都町田市の男性(47)に対し、東京地裁立川支部(深野英一裁判官)は16日、無罪(求刑懲役2年)とする判決を言い渡した。

 判決は、男性の尿から覚醒剤の陽性反応が出たとする警視庁作成の鑑定書について、「男性の尿が何者かにすり替えられるなどして、別人の尿が鑑定された疑いが否定できない」と指摘。警視庁町田署の捜査について「極めてずさん。明らかな虚偽で、でたらめな内容の捜索差し押さえ調書が作られるなど、信用できない」と厳しく批判した。

 男性は昨年3月上旬から25日までの間に、若干量の覚醒剤を使ったとして同年5月に逮捕され、6月に起訴されていた。

 男性は、捜査段階から一貫して否認していた。弁護側は、捜査で採取された尿を保管していたポリ容器の封に、本来はあるはずの男性の署名と指印がなく、白紙だったことから、「男性の尿がすり替えられた可能性がある」と主張。裁判で同支部は「尿が被告のものではない可能性がある」として、鑑定書を証拠採用していなかった。

 男性の弁護人は判決後、「検察は控訴せず、『尿のすり替え』という重大な不正行為について、過去にさかのぼって徹底的に調査すべきだ」と話した。

 警視庁は「調査の結果、尿を取り違えた事実は確認できなかった。本事案を重く受け止め、捜査員に対する指導を徹底し、再発防止に努める」とのコメントを出した。(坂本進)






●前田弁護士は、もともとその竹中組長の地盤である兵庫県姫路市が地元で、69年の衆院選挙で旧兵庫四区から旧社会党公認候補として立候補した経歴を持っていた。そうしたことから、旧社会党と一心同体の関係にあった部落解放同盟とは昵懇で、狭山事件の弁護人の一人でもあった。04年2月、秘書給与詐欺事件で有罪が確定した辻元清美・社会党元代議士、五島昌子・土井たか子社民党前党首元秘書の弁護人でもある。(p.231)

☆武富士の顧問弁護士でもあった前田知克弁護士。86年9月に崇仁協から京都駅前の開発案件を(買収する資金を出すところを見つけてもらいたいということを)依頼され、武富士に持ち込んだ人物でもある。



●「京都戦争」の発端は、90年12月、会津小鉄会会長の息子と同会系加州会会長が、利権を求めて武富士の武井前会長にコンタクトを取ったことから、驚いた武井前会長がこれまでつながりがあった山健組に介入を依頼。山健組はもともと京都進出を狙っており、これが会津小鉄会と山口組の対立関係を生み出したという。(p.259)

☆これが後に、山口組の宅見若頭射殺事件にまで繋がる。




【アクションプラン】
・映画 『KT』 を観たい。(金大中拉致事件を扱った映画)

・マンガ『クロサギ』を読んでみたい。(大盛工業事件を扱ったマンガ)




【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
武富士について知りたいときに。

 
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2016年02月10日

映画365本

映画365本 DVDで世界を読む (朝日新書)
宮崎哲弥/著 (朝日新聞出版) 2009年
800円+税


【動機】
宮崎哲弥さんおすすめの映画本ということで興味を持った。

映画で教養を身に付けるコツを体得したい。



【概要】
世界を知る、トレンドを見る未来を読む―映画は最高の教科書だ!政治、経済、メディア、宗教、人種、科学、国際関係から哲学・思想に至るまで、ハリウッド映画を題材に、ラジカルに変化する21世紀を見定める教養エッセイ。(「BOOK」データベースより)


映画365本というタイトルだけど、50本しかないので注意。



映画365本 DVDで世界を読む (朝日新書)
宮崎 哲弥
朝日新聞出版
売り上げランキング: 276,957




【抜粋】
●本書は所謂シネフィル(映画愛好者、映画通)のためのものではありません。また、立派なシネフィルになるための手引きでもありません。
 何故なら、私自身がシネフィルではないからです。確かに映画は比較的多く観ていますが、自分でいうのもナンですが、あまり正統的な観方とは思えません。常に何かの目的のために観ているのです。(p.3 「はじめに」より)

☆娯楽のための映画から、教養のための映画へ。



●シネフィル(映画通)のあいだでは評判の悪い映画である。しかし、その種の評論家的な映画談義をバカにすることは、蘊蓄力大幅UPの裏技だ。(p.20)

☆ちょっと意味が分からない。誰に向けて書かれたのだろうか。
ちなみにこれは1本目の「宇宙戦争」についての記述。

この映画は映画通のあいだでは評判が悪いけど、だからと言って観ないのはもったいないということかな。





【所感】
何かの目的のために映画を観るという姿勢はとても興味深いが
そのあたりにはあまり紙面を割かれていないような気がした。

あらすじや蘊蓄よりももっと突っ込んだ記述が欲しかった。


「へえ〜、こういう映画もあるのか」と
観たことのない映画を知るためのガイドブックとしては使えるかも。





【アクションプラン】
・気になった映画をいくつか観てみよう。

・そういえば、手塚治虫さんは漫画のネタを探すために映画を観まくったという。やっぱりダラダラと観るよりも何かの役に立てようという意識で見ると得るものが大きいかもしれない。




【Amazonレビューより】
・映画通を自認する人、インテリぶった人には向かない 2009/7/10
他の方も言ってるように明らかに本数は365ではない。どう見ても50本である。なんと倍増し、いや7倍増し以上である。まぁ細かな所でちょびっと言及されてる映画も含めたりしてるのかもしれないが、やはりこれはちょっとあくどい。絶対あくどい。ヤバイ。それぞれの映画の評論は思ってた以上に短いため他作品に触れるといってもたかが知れている。

評論としての出来もさほどではない、というかイマイチだと思う。殆どの映画がまず調べれば誰でも分かるような粗筋や出演者、また時代背景の話でまず始められ、その次にもさして斬新とも思えない印象批評のようなものが続く。それもイマイチ無難すぎるというか、この著者ならもっと面白いことも言える気がするのだが思ってた以上に今回はつまらない普通のことしか言わないなぁと終始感じてしまった。

それぞれの評論には薀蓄力アップと教養力アップの項があるのだが、では粗筋だの出演者だの調べればすぐ分かる時代背景だの、有名すぎてわざわざ教えられるまでもない関連雑学だのは全て薀蓄に入っていて教養力アップの箇所は短いながら面白い事が書かれてるのかというとそれは大間違いだ。出演者や時代背景の話は薀蓄力に入っており、そして教養力の箇所には粗筋が長々と入る事しばしばなのである。そのくせそれぞれの作品の評論は長くても4頁に満たずとても短いわけだからあとはどういう事になるか想像に難くないはずである。作品によっては9割がネットなどで調べればすぐ分かるような粗筋や出演者などの基本情報で構成され残りの1割だけ、とってつけたようにその映画で扱われてる社会問題について「この映画からこの問題について学ぶ事が出来るだろう。」とかそんな一言で締められて終る。勿論こんな評論ばかりではないが(そうだと困る)そういうものもあって嘗めてるのかと思ってしまった。映画を沢山観ているというのは嘘ではないはずなのだから、こんな姑息な数合わせ、文字数稼ぎみたいな事をせず普通に厳選して上質な評論をしてくれればよかったのに内容から帯の宣伝文句から題名からあらゆる事がムカムカくる書籍である。

ちなみに著者は前書きでこれはシネフィル(映画通を自認してるような輩)のためのものではないと断言している。要するに私みたいな奴がこんな風に感じの悪い感想を持つのも著者の意図上仕方なかったという事である。なので別に映画なんてそこまで好きでもないし、まさか通だなんて事はないです、どうせ自分は俗物です、でもちょっとくらい常識的な教養はつけたいかなみたいな人にはお薦めできるのかもしれない。知的で思想的な評論は何も期待しない事である。(Mさん)




【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
何かいい映画ないかなーってときのガイドブックとして。

この本に書かれている映画くらいは一般常識として必要なのかもしれない。

 
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2016年02月09日

堤清二が義明に頭があがらない理由―西武王国の読み方

堤清二が義明に頭があがらない理由―西武王国の読み方 (カッパ・ビジネス)
上之郷利昭/著 (光文社) 1985年
650円+税


【動機】
京の花いちもんめ』 を読んで興味を持った。


一週間前の2/2に元プロ野球選手の清原容疑者が覚せい剤で捕まった。その原因の一つが元西武オーナー堤義明氏の寵愛だといわれている。

ちょうど西武について調べているときだったので驚いた。




【所感】
西武というグループの強さをあらためて知った。



【概要】
苗場、富良野。リゾート開発において「西武が出てくれば、町が栄える」という神話をつくった堤義明。西武百貨店の悲願、銀座進出を果たし、脱“流通”志向の事業拡大で、弟を脅かす堤清二。王道と覇道。「王国」を支える二人の異母兄弟が、なぜ、対峠しなければならないのか? 日本のレジャー産業を担う「西武王国」の未来がわかる一冊。(「BOOK」データベースより)







【抜粋】
●西武グループは清二が率いる「流通グループ」と弟・義明が率いる「鉄道グループ」から成り、この二グループが両輪となって一大コンツェルンを形成しているのである。 (中略)
昭和45年、父・康次郎の七回忌に、西武グループでは義明が鉄道・不動産・漢興の分野を担当し、清二は流通・製造部門を担当するという「分野調整」が行われた。さらに、ともに相手のテリトリーを侵食しないという紳士協定も結ばれたという。(p.14-15)

☆積極的に攻めて拡大し続けた兄・清二と、父から譲り受けた12兆円ともいわれる莫大な資産をもとに手堅く経営した弟・義明。実に対照的。



●義明は故・池田隼人元首相に可愛がられたが、その池田首相から生前、
「このままいったら、いずれ土地に規制をかけねばならないようなことになるだろう」
 という話を聞いている。
(中略)
「国土計画は父が箱根、軽井沢の不動産を手掛けてできた会社で、社員の9割までが不動産屋ですが、現在の売り上げ約二百億円のうち75%パーセントが観光事業で、不動産は25パーセントしかない。
 私は昭和44年、土地税制が改正になった前後から、いずれ不動産事業への雪崩込み減少が生じるから、早く撤退すべきだと宣言していた」
 父親から不動産を受け継ぎ、自分で買いあさる必要がないからこそ言える強みだろうが、堤義明は父親の時代の不動産から、それを元にした観光事業へと脱皮を図ったのである。(p.62-63)

☆義明が、バブルに踊らされずにむしろ不動産から撤収していたのは池田隼人の影響が大きい。

義明氏の手堅い経営は、西武ライオンズの森監督にも通じるかもしれない。
在任9年で8度のリーグ優勝、6度の日本一である。

監督就任は1986年からで、ルーキーの清原を4番で使い続けた。



ウィキペディアを見ると、

清原和博をルーキーイヤーの年から、周囲の批判に抗してスタメンで使い続けたのは森の強い意向による。コーチ陣や野球評論家の多くは清原を二軍でしばらく鍛えることを主張していた。しかし森は清原のスター性からして、華やかな実戦舞台で使い続けた方が伸びるというふうに判断した。開幕当初は不振だった清原であるが、次第に森の期待に答え始め、ついに新人王を獲得、プロ野球を代表する選手になっていく。清原は今なおこのときの森の起用を深く恩義に感じており、今でも森とは家族ぐるみでの付き合いが続いている。2005年の森の野球殿堂入りのときは祝賀式にかけつけ、一番に森に対し祝辞を述べている。

しかし当時打撃コーチだった土井正博は「今だから何でも言えるけれど、清原を二軍スタートさせようと言い張ったのは森さん自身。ところがオーナーのバックアップがあると知ったら、ガラリと態度を変えて、自分が我慢して使ったと言う。毀誉褒貶の激しい人だった」と語っている。また土井は4月下旬に清原の門限破りが発覚した時、ミーティングで最初に森が「ケジメだから下に落とさなければ」と発言した時、土井一人が反対最終的に当時コーチだった近藤昭仁が擁護してくれる事で残留できたと述べている 。



と書いてあった。

おもしろい。





【アクションプラン】
・森 祇晶 『監督の条件 決断の法則 (講談社プラスアルファ文庫)』 を読んでみたい。

・森 祇晶 『二勝一敗の人生哲学―最後に勝つための条件 (講談社プラスアルファ文庫)』 を読んでみたい。






【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
西武や清原に興味がある人に。



■関連記事
堤オーナーに溺愛されて 清原容疑者の“やりたい放題”伝説 - 日刊ゲンダイ
(2016年2月7日)
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/174860


お堅い話 - 腰痛にきく腰博士・猫の手ブログ
http://blog.koshihakase.com/?eid=3434

野球は技術力には限界がある。その先は頭で考えるしかない。そこから先がプロの世界なんだよ。技術の先には頭脳と感性が必要なんだよ。でも清原は若いときに教育されていないから考えないし感じない。人間の最大の悪は鈍感であると言うが、まさにそのとおりだよ。覚醒剤は悪いと知りながら手を出すのは鈍感以前の問題、バカとしか言いようがない。バカと同時にやはり若いときの教育だね。


☆まったく同じことを考えてた。やっぱりすごいな、ノムさんは。

 
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2016年02月08日

女神の欲望(リビドー)

女神の欲望(リビドー)
中村うさぎ、岩井志麻子/著 (メディアファクトリー) 2004年
1,200円+税


【動機】
山崎拓氏の愛人スキャンダルの中心人物となった山田かな子さんは、
上杉佐一郎氏の庶子であるとの説があるということで興味を持った。



【所感】
TV番組を文字に起こしたらしく、ちょっと読みにくい。
(下品な茶々入れが入ってきてイラッとする)



【概要】
本書は、「ピー」音回数の過去最多記録を打ち出した伝説のカルト番組 『女神の欲望』 (テレビ東京2004年4月2日~6月25日、金曜25:30~放送)を、未発表トークも合わせ、再構成したものです。番組では聞けなかった出演者たちの本音だけでなく、中村うさぎ・岩井志麻子が書き下ろした、毒舌たっぷりの注釈も堪能できます。(「BOOK」データベースより)



女神の欲望(リビドー)
女神の欲望(リビドー)
posted with amazlet at 16.02.08
中村 うさぎ 岩井 志麻子
メディアファクトリー
売り上げランキング: 789,109





【抜粋】
●やっと出てきたと思ったら、洗面器や石鹸箱までしっかり買ってるんです。それを見て「もしや、こいつ……」とイヤな予感はしました。帰りに定食屋に寄ったんだけど、店を出てそのまま私の家に一緒に帰って、で、そのままずーっといるんですよ。(p.10)

☆爆笑問題の太田さんが転がり込んできた!



●それどころか賞をもらったときは「これでお前はもうオシマイだ」って烙印押されたような気がしたの。だって歴代の受賞者が鼻クソみたいな漫画家ばっかなんだもん。でも賞金百万円もくれるし、賞取った漫画家は銀行からも信用されるし、ありがたくもらっておきましたけど。(p.137)

☆いやー、本音だろうけど。すごいな。たとえ思っててもなかなか普通言えないよ。
ちなみにこの賞というのは、「文藝春秋漫画賞」である。



●これでも美大出てるんですけど、信じられないでしょ。漫画家やって二十年なのに、いまだに 『略画事典』 が手放せないから(笑)。(p.137)

☆犬ってどうやって描くんだっけってときに役立つらしい(笑)



●でも、絵がうまい子って芸術家気取りが多かったから、美大時代の知り合いなんていまだに貧乏。プライドがあるからイヤな仕事は絶対にやらないんだよね。私なんか「エロでもなんでもやります!」って死に物狂いでやったから、金持ちになれたの。結局、ヘタクソな絵しか描けない私のほうが「勝ち組」(笑)。(p.137)

☆西原理恵子さんの話はおもしろい。
たしかにへんなプライドがあると、お金は稼げない。



【アクションプラン】
・山田かな子さんの暴露本を読んでみたい。
(というか、この本が暴露本かと思ったら全然違った)




【評価】
評価:★★☆☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
「女神の欲望」というテレビ番組を観ていた人に。

 
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2016年02月03日

長尾先生、「近藤誠理論」のどこが間違っているのですか?

長尾先生、「近藤誠理論」のどこが間違っているのですか?
長尾和宏/著 (ブックマン社) 2015年
1,300円+税


【動機】
ガン関連の本を乱読中。

ネットで「《972》 口と喉のがんの治療と抗がん剤」 - 町医者だから言いたい! - アピタル(医療・健康) という著者の記事を読んで。
(現在は削除されているようだ)


「近藤誠理論」に対する反論本ということで。

人間ドックは受けた方がいいのか?

レントゲンなどがガンの原因になるか?




【概要】
今、がん治療で迷っているすべての人に読んでほしい。
日本一わかりやすい、絶対後悔しないがん治療§_。
ステージWで助かる人もいる。転移後に長生きする人もたくさんいる。がんを放置したほうがいい人もいる。
近藤誠理論には、概ね正しいところと、明らかに間違っているところ、そして未知のところが混在している。
二元論で切り捨てられる話ではない。そして彼が、現代医療に鳴らした警告とは? 
近藤誠理論を通して、がんとは何か? がん治療とどう向き合うのが正しいか? を、わかりやすくお話しします。

―――近藤誠氏と医療界、長尾は一体、どっちの味方やねん!? と思われる方もいるに違いない。
特に、医療者の方が読んだのであるならば。はっきり言おう。僕は、どっちの味方でもない。悩める患者さん側に立ちたいだけだ。
あくまで現場の視点から患者さんに、勧めるべきこと、勧められないことをつぶさに検証していくしかない。
本当に選ぶべき道は、二元論ではなくて、中庸にある。僕はずっと中庸論を言い続けてきた。
極論ばかりがまかり通る世の中で、中庸論は目立たないけど、真実はそこにしかないから―――    長尾和宏(本書より抜粋)



長尾先生、「近藤誠理論」のどこが間違っているのですか?
長尾 和宏
ブックマン社 (2015-07-31)
売り上げランキング: 22,068





【抜粋】
●結局、途中で間違いに気が付いた人は、その後は近藤氏と決別し、セカンドオピニオン外来にも行かないわけですから、ただ単に、近藤氏がそういう患者さんを診る機会がないだけでしょう。町医者の僕のように、長い付き合いにはほとんどならないでしょうからね。(p.64)

☆確かにそういう面はあるかもしれない。わざわざ高いお金を払って文句を言いに来る人はいないだろうから。
「抗がん剤治療を受けて後悔している人はたくさんいる一方、近藤先生に従って放置療法をした人で、治療を受ければよかったと後悔している人は一人もいない」ということに対する反論。



●「長尾先生は、現状の免疫療法についてどうお考えでいらっしゃいますか? 近藤医師は、現在我が国で行われている免疫療法は詐欺同然だと断言しています。キラーT細胞を患者の体内に戻す自己リンパ球移入療法も、樹状細胞がんワクチン療法も、ほとんど効果がないのにもかかわらず、数千万円も搾取されるケースがあるから、詐欺同然だというわけです」

――そこは完全に同意します。先の患者さんと接していると、免疫療法を勧める医師をはじめ、さまざまな人々が、ステージWにたかっているようにさえ感じる。何よりも値段が高いのが問題でしょう。(p.67-68)

☆免疫療法ってニンニクやショウガなどで免疫力をアップさせるほとんどタダでできるものかと思ってた。
そう思っていたから、免疫療法と聞くといいイメージを持っていたけど、数千万円もする免疫療法は全く違うものだった。
そういうことなら気軽に免疫療法に賛成とは言えないな。



●その4カ月間に私がした医療行為といえば、たった一つだけ。補中益気湯という漢方薬を、飲んでもらっていました。僕が処方し、多くのがん患者さんに飲んでいただいている漢方です。(p.77)

☆補中益気湯という漢方薬が効くらしい。ステージWの肺がんがこれだけで改善したらしい。
また治療をやめることを選択したことでストレスから解放された可能性があるとの指摘も。



●大腸がん → がんが大腸の奥の方にある場合には、便潜血が陰性となることもあります。また、大腸カメラは、ポリープ等がある人は半年ないし1年ごとに行いますが、病変が無かった人は、その後は2年ごとの検査で十分だと思います。(p.92)

☆大腸がんの検査は2年に1回でいいのか。



●肺がん → 胸部単純レントゲンだけでは、見落とす場合があります。できればCTで、と言いたいところですが、CT被ばくの問題があります。しかし喫煙が最大のリスクですから、喫煙者は、いずれ肺がんだけでなく食道がんにもなる可能性があると考えて、毎年必ず、胸部X線、胃カメラ、腹部エコーを受けてください。(p.92)

☆レントゲンは被ばくの可能性ないのかな? 毎年行っていた検査が原因でがんになったという人がよくいるけど。



●……病院は皆、そう言いますよ。今すぐ手術をしなければ手遅れになるとね。だけど、あなたはまだステージUAでしょう? 2週間や1カ月で、病状が大きく変わるということは、ほぼないはずです。そもそもがんがこうして発見されるまでに、がん細胞が体内に生まれてから5年や10年も経っていると考えられています。(p.126)

☆がん告知が行われたら、すぐに治療に入るか放置するか、治療に入るならどの治療を選択するか、それらの判断を一瞬のうちにしないといけないような錯覚に陥る。
だが、慌てて治療に入る必要もないということがわかっただけでも、この本を読む価値はあるかもしれない。

「一刻を争います」というのは病院側の都合だったのだ。



●しかしその先に彼が提示した「大阪都構想」なるものは、現状を上回るほどのデメリットが待っていることは誰の目から見ても明らかだった。(p.142)

☆「大阪都構想」の誰の目にも明らかなデメリットって何だろう?

近藤先生を橋下徹氏にたとえているけど、「大阪都構想」に全員が反対しているかのような書き方はどうかと思う。
医学を政治と一緒に論じると余計ややこしくなるような気がする。



●iPS細胞は、無限に増殖をしたりはしない。いろんな組織や臓器に形を変えていく万能細胞です。(p.187)

☆iPS細胞とSTAP細胞は何が違うのか。山中教授と小保方さんは何が違うのか? がん治療に生かせないのか?


●――「がん幹細胞」に、転移する能力があるか否かは現時点ではまだよくわかっていません。たとえばtMKという本物のがんのマーカーになるかもしれない有力候補が論文発表されていますが、まだ実用化には至っていません。もしtMKによる識別が本当に可能になれば、 <がんもどき> 理論は、トンデモ仮説から大発見に格上げになる可能性はあります。
(中略)
早期から転移能力の有無を100%の精度で識別できる方法が一般化できたら、それこそノーベル医学賞候補だろうね。(p.198-199)

☆転移しそうなのがあらかじめわかっていれば、それだけを手術で取り除けばいい。無駄な治療をしなくてすむようになる。



渡邊 手術して1カ月で、すぐ抗がん剤治療となりました。でもその頃、ダンピング症候群っていうのがあって…。

長尾 胃を全摘しているから、食べた物が直接小腸に入り込みます。それで、小腸がびっくりしてしまい、消化管ホルモンがたくさん分泌されるようになる。すると冷や汗が出たり、気分が悪くなったりするんです。胃を全摘した人はほとんどそうなりますね。(p.219)

☆ダンピング症候群というのは初めて聞いた。
賞味期限がだいぶ過ぎた冷凍のサバかなにかを大丈夫かなと恐る恐る食べていたら、どっと冷や汗が出てきて食べるのをやめたってことがあったけど、あれも危険な食べ物ということで消化管ホルモンがたくさん分泌されたのかも。


●TS-1は経口薬(飲み薬)。一方、シスプラチンというのは、白金(プラチナ)から製造された点滴の薬。30年以上前からある古いお薬だけど、未だ抗がん剤の代表選手と言ってもいい。
(中略)
髪の毛が抜けたり、吐き気や、腎臓の機能低下があったり。腎臓を弱らせないために、たくさんお水を摂らないといけません。あと、骨髄にも支障が出ることで知られています。(p.221)

☆シスプラチンはよく聞く名前だけど、プラチナからできてたのか。副作用がきつい抗がん剤の代表選手らしい。

今の抗がん剤は10年前と違って進歩していますからねと言われると確かにちょっと試してみようかと言う気になるが、
いまだにシスプラチンなどの抗がん剤が主流で、実際はあまり進歩がないように見える。




【所感】
近藤先生のすべてに反論しているわけではなかった。

例え話が飛躍しすぎてたりしてちょっと突っ込みどころが多いかも。


また、安保先生の免疫力を否定するものではなかった。

これは安心した。



肺がんを告げられた女性記者が長尾先生のもとへ飛び込んだ。
この本は、その時のインタビューをまとめたものである。
その後、彼女がどうなったのか気になるところだが、
おそらく架空の話だろう。




【アクションプラン】
・レントゲンで被ばくの可能性は無いのか? もっと調べてみる必要がある。

・『抗がん剤 10の「やめどき」』 を読んでみたい。



【Amazonレビューより】
・逸見さんの手術 2015年10月4日
「20年前の逸見さんの例を取り上げるのはもうやめましょう」について。

確かに20年前の話ですが、近藤誠先生が、逸見さんの治療に対して異議を唱えなければ、今でも逸見さんのような例はなくならなかったかもしれません。

そういう視点から見れば、「もういい加減にやめにしませんか」という発言はどうかと思います。

近藤誠先生のがん治療に対して、さまざまな考え方があるのは理解できます。

一番大切なことは、近藤先生ががん治療に一石を投じなければ、もしかしたら今も同じような治療が続いていたかもしれないということです。

以上のようなことから、長尾先生の「やめにしませんか」には、?です。(Mさん)


☆読んだ時に感じていた違和感はたぶんこれだ。
医者なら当然知ってるという姿勢でずっと書かれている。
(近藤先生の理論が間違えているというのではなく、何も目新しいことじゃないという反論が多い)




【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
がんになったらどうすればいいか迷ったときに。



【結論】
若くしてがんを早期発見した時は放置せずに治療したほうがいいかも。
抗がん剤が合わなければやめればいい。

(これが近藤理論との違い。近藤先生は若くても早期発見でも基本は放置である)


近藤先生だと、命には限りがあるのだから、生きている間に精一杯生きようと思うし、

長尾先生だと、たとえがんになってもとりあえず治療してみて苦しかったらやめたらいいじゃん!
10年前と違って抗がん剤も進歩してるんだし!

ということで、どちらも前向きになれる。


ただし、実際はいまだにシスプラチンなどの抗がん剤が主流で、あまり進歩がないように見える。
また、苦しかったらやめればいいというが、近藤先生によれば、たった1回の抗がん剤治療で腎機能障害など取り返しのつかないことになることもあるという。

 試しに一回うけてみることの最大の問題は、その一回で回復不能の副作用をこうむる恐れがあることでしょう。
(中略)
抗がん剤によっては、一回の注射・点滴で脳障害をきたしてぼけてしまったり、腎不全になって透析生活を送るはめになる人がいるのです。( 『患者よ、がんと闘うな』 p.26)


それについての反論はなかった。やっぱり気軽に抗がん剤治療はできないので慎重に選択すべきである。

posted by macky at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする