2016年05月27日

おやすみ、ロジャー(立読)

話題の絵本 『おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本』 を

本屋で見かけたのでちょっと読んでみた。



10分くらいで読み終えたけど、立っていられないくらい眠い。


子どもの時に読みたかった。



おやすみ、ロジャー。


これはずるいよ。


💤……。


おやすみ、ロジャー  魔法のぐっすり絵本
カール=ヨハン・エリーン
飛鳥新社
売り上げランキング: 57



posted by macky at 23:33 | Comment(0) | TrackBack(1) | 3分立読コーナー | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月24日

ゆめいらんかね

ゆめいらんかね やしきたかじん伝
角岡伸彦/著 (小学館) 2014年
1,400円+税


【動機】
殉愛』 や 『百田尚樹『殉愛』の真実』 を読んで興味を持った。



【所感】
伝記としてうまくまとまっていて、一通り、たかじんさんのことを知ることができた。



【概要】
関西の視聴率男の「心奥」を描く

2014年1月3日、歌手でタレントのやしきたかじん氏が食道ガンで死去した。関西を中心に活動してきた、いわば"ローカルタレント"である。 しかし、翌日の全国紙はその死を大きく報じた。死後2か月後にとりおこなわれた偲ぶ会の発起人には、安倍晋三首相、建築家・安藤忠雄氏など各界の大物が名を連ねるなど存在感の大きさを示した。
ただし、数多の追悼番組が組まれ、芸能人との交遊録も語られたたかじんだが、素顔はあまり知られていない。
なぜ東京進出に失敗し、その後、東京の番組出演を避け、さらには東京への番組配信すら禁じたのか。晩年、なぜ政治に接近し、政治家を生む原動力となっていったのか――。
取材で明らかになっていったのは、ある作詞家が「小心者で、優しくて、気の弱いおじさん。あの人は、やしきたかじんを演じていたと思う」と評したように、一見、剛胆にみえるたかじんのあまりに一本気で繊細すぎる一面だった。本書は内なる葛藤を抱えながら、自らに求められた役割を「演じ続ける」たかじんの「心奥」を、たしかな取材で描いていく。(Amazonより)


やしきたかじんさんの伝記。


ゆめいらんかね やしきたかじん伝
角岡 伸彦
小学館
売り上げランキング: 167,265





【抜粋】
●「西成の在日コリアンと産業」(川本綾、 『コリアンコミュニティ研究 vol.3』 所収、こりあんコミュニティ研究会、12年)によると、戦前・戦中、ボルト・ナットの製造で大阪は全国の四割の生産を占め、工員の六割はコリアンだった。韓国の起亜自動車(現・現代自動車グループ)の創業者は、韓国で創業する前に西成でナット製造工場を経営していたという。たかじんの父親もまた、同郷の先輩を頼り、実業家になる夢を見て起業したに違いない。
 同レポートによると、西成のナット製造業者は、釜山、大邱などを含む朝鮮半島南部の慶尚道(現在の慶尚南道と慶尚北道)の出身者が多かった。父親もおそらく南部出身であったと考えられる。ちなみに靴・皮革業に就いていた西成のコリアンの多くは、全羅道や済州島の人が多かった。(p.23)

☆韓国の中でも全羅道や済州島は差別されているようだ。昔で言えば百済。西成では靴・皮革業が多い。気候温暖な米どころとして豊かな食文化を持ち、歌舞音曲にも秀でていることで知られ、著名な料理家や芸能人を輩出してきたそうだ。今でも韓国では芸能人は下に見られているというのはこのあたりが原因か。全羅道出身の大統領は金大中ただ一人。在日韓国人のほとんどは 全羅道・済州島出身者だといわれている。

慶尚道は昔で言えば新羅。西成ではナット製造業者が多い。
ちなみにたかじんの父親は14歳のときに渡日したようだ。



●中二のころ、ラジオから流れるコニー・フランシスのバラード 『ボーイ・ハント』 を聞いて陶然となった。(p.28)

☆これがきっかけで音楽に目覚めた。コニー・フランシスは何を歌っても泣いているように聞こえたそうだ。コニー・フランシスにファンレターを書くために英語塾にも通ったというからすごい行動力だ。





●秋のオーディションに、約二十人の大人にまじって、まだあどけない中学三年生のたかじんの姿があった。生バンドをバックに、その年に大ヒットした三田明の 『美しい十代』 を歌うと、大人たちを押しのけて、月間チャンピオンに選ばれた。(p.32)

☆中学三年生で月間チャンピオンとはすごいな。当時からずば抜けていたことがわかる。





●同級生で、その後、たかじんの歌詞を書くことになる荒木十章(ペンネーム)は、高校時代のたかじん像について次のように語る。
「面白い人やったね。あの人といてたら、飽きひんかった。高校生は将来はこんなことしたいとか、あんなことしたいとか、互いに夢を語るでしょう。そやけど掲げた夢に対しては言うだけで、あんまり努力せえへんわね。あの人の場合は、例えば新聞記者になりたいとか、小説家になりたいとか言うてたけど、それを実現するためにはできることをすぐにやるんです。あんまりフワッとしたことを言わんかった」(p.33)

☆目標を実現するためにできることをすぐにやっていたようだ。



●「これになりたいと思ったら、すぐに行動に移す。どんどんやって、どんどん挫折するわけです。そんなにうまいこといけへんわけですよ。そやけど、やっぱりその行動力が徹底的に僕らと違いましたね。偉いと思いました。僕なんか 『お前は努力をせえへん。軟弱や』 とよう言われました」(p.35)

☆たかじんらしいエピソード。ホステスのお姉ちゃんにもよく説教していたようである。



●結局、桃山学院は一年で中退し、合格した龍谷大学に入学する。たかじんの長い京都時代が始まる。(p.40)

☆たかじんって龍大生だったのか。知らなかった。
ちなみに6年行って中退したようだ。




●京都・龍谷大学経済学部に入学したたかじんは、秋ごろに大阪の実家から、京都市東山区三条にある寺院・信行院の下宿に居を移した。かつては寺に関係する僧侶が使用していた、いわば簡易宿泊所だった。(p.42)

☆お寺に住んでいたのか。今はもうその下宿は取り壊されているようだ。

左京区に信行寺というのがあるが、その寺とは関係がないのだろうか。
伊藤若冲の天井画「花卉図(かきず)」で有名だ。



●記者よりも歌手になることに魅力を感じていたのであろう。記者はともかく歌手になることに、韓国人の父親が烈火のごとく反対したことは想像に難くない。朝鮮半島では芸能人は低く見られたからである。父親に勘当され、たかじんは家を出る。(p.43)

☆朝鮮半島では芸能人が低く見られていたというのは初めて知った。全羅道や済州島の差別が根底にあるのであろう。



●四条通の南側には、お茶屋が並び、夕刻には、お座敷に向かう艶やかな和服姿の舞妓、芸妓の姿を見ることができる。古都の情緒をかもしだす風景である。四条通の北側は一転して、バーやクラブがひしめきあうネオン街が広がっている。
 たかじんは、二十歳前後から三十過ぎまでの夜の大半を、ここ祇園のクラブやスナックで歌手として過ごした。夜のネオン街を、ギターケースをかつぎながら自転車をこぎ、店から店へと渡り歩いた。(p.51)

☆夕方に舞妓さんや芸妓さんの姿を見ることができるらしい。たかじんは20代を祇園で過ごしていた。1日4件の店を回っていたようである。午後八時から約8時間で合計100曲くらい歌い(実質4時間くらい歌い)、のどから血が出ることもあったという。月収は60万円を超えていたがほとんど酒代で消えていった。



●ホリデーバーガーに通っていた近畿放送の田中は、たかじんに話術を学ばせるため、桂米朝の落語全集のレコードを貸したことがある。
 のちにテレビの司会者として一人でしゃべっている映像を見ると、落語の間合いで語っていることがわかる。(p.55)

☆試しに聴いてみたらそっくりだった。

落語 天狗裁き 桂米朝
https://www.youtube.com/watch?v=CqYoGa6mQRk



●ダビング用のビデオ八台は、テレビにひんぱんに出演し出して以降、仕事に活用される。ドラマ、バラエティー、ドキュメント、ニュースなどを録画し、何が視聴者に受けるのかを研究し、自分の番組づくりに生かした。番組の収録やコンサートがない日は、1日10〜15時間はテレビ画面を見ることに費やされた。(p.105)

☆たかじんといえば、毎日テレビを(たくさんのビデオデッキで録画して)大量に見ていたことで知られるが、どこでその時間を捻出していたのだろう? どういう見方をしていたのだろう?
本当に不思議だ。
しかも当時はハードディスクレコーダーとかもなく、ビデオデッキだし。
つまらないと感じたドラマも苦しいと思いながらも見続けたそうだ。
と言うことは、1時間番組を5分で見るような飛ばし見をしていたわけでもなさそうだ。



●ほどなくして、シングルと同じタイトルのアルバムを出す。ビクターから出した 『あんた』 の作詞・作曲を担当した伊藤薫らに混じって田中が起用したのが、作詞家の及川眠子だった。(p.151)

☆こうして、たかじんの一番の代表曲 『東京』 が生まれた。



●「これまで誰にも言ってないんですけど、あのメロディーは、当時のアイドルの畠田理恵用に依頼した中にあった曲で、初めて聴いたとき、これ、たかじんさんやったら売れるんちゃうかなという気がしたんですよ。(p.155)

☆もともとアイドルの畠田理恵用の曲だったのか。こういう裏エピソードは面白い。



●詞と曲の次は編曲である。どんなイメージの曲にするか。そのためにどんなイントロ、テンポにし、どんな楽器を使うか。編曲によって楽曲は大きく変わってくる。田中は編曲担当の川村栄二と打ち合わせに入った。
「このままだったら売れない気がするので、何かまったく別の曲になったようにしませんか?」
田中の提案に川村も同意した。
「面白いね! エスニックなムードがあるから、ラテンだったら堪えられるんじゃないの」
「ラテン、いいですね! おばちゃん、おっちゃんが歌って踊れる姿を思い浮かべながらやりますか!」
 アイドル用に書いた曲を、中高年が歌って踊れる作品に変身させようというのだから、編曲家とはまことに魔術師である。
 できあがったのは、リズムといいメロディーといい、ラテンミュージックとしか思えない作品に仕上がった。後に作曲した川上明彦は、レコーディングを終えた音を聴き、「これ、ほんとに俺の曲なの!?」と驚いたという。(p.157-158)

☆アレンジでまったく違う曲に生まれ変わったという。

ちなみに、川村栄二さんは、たかじんのもう一つの代表曲である 『やっぱ好きやねん』 を編曲した人でもある。(作詞・作曲は鹿紋太郎)



● <僕はテレビにでても、緊張も何もせえへん。あんなもん、屁みたいなもんや。コンサートやレコーディングやるときなんか、テレビの100倍は緊張するからね> ( 『Views』 94年6月8日号、講談社) (p.194-195)

☆しかもテレビの方がはるかにお金を稼げる。野田マネージャーを切ってテレビの方にシフトしていったのも当然だといえる。



●ちなみに両方の番組に出演していた三宅久之は、それぞれの違いについて「地方では 『タックル』 よりも 『委員会』 で発言したことに対する反響のほうが大きい。 『タックル』 は番組の流れがあらかじめ分かるようになっているが、 『委員会』 は流れがまったく読めなくて、パネラー同士でも本当に激論になるんです」と語っている( 『アエラ』 01年10月3日号、朝日新聞出版)(p.205)

☆『タックル』 を見ていると、ここからおもしろくなりそうなのに阿川さんさえぎっちゃったよーってことが多いが、『タックル』 には台本があったからなのか。




●私が 『委員会』 を次第に見なくなったのは、バラエティ番組が政治家に都合よく利用されている気がするからだった。(p.214)

☆政治家に利用されていたのではなく、むしろ庶民の生活をよくするために政治家を利用していたのではないか。

大阪維新の会がしりすぼみになったのは
たかじんがいなくなったことが大きな原因であろう。


ちなみに今ふと気になって調べてみたら、橋下元大阪市長が従軍慰安婦問題でやり玉に挙がっていた時期は
たかじんが復帰後、ガン再発で二回目の休養をした時期のすぐ後だった。




● 『俺の歌をちゃんと歌てくれへんかった。悔しい』 いうて涙ぐんでいるいうねん。
(中略)  
 よほど自分の歌を松山がうまく歌ってくれなかったのが悔しかったのであろう。当日の映像には、松山が歌詞を間違えると、苛立ちながら何度も楽譜を指差す姿が映っている。(p.227)

☆その時の映像がYouTubeにあった。
東京 / やしきたかじん & 松山千春



なごやかに歌っているように見えるけど・・・?




●ところがその一週間後、縫合不全に陥る。文字通り、手術で縫い合わせた接合部に綻びが生じる合併症である。たかじんから相談を受けていた医師の伊東が解説する。
(中略) 手術の前に抗ガン剤とか放射線とかを入れると、わかりやすい話が筋肉がボロボロになるんですよ。(p.240)

☆縫合不全を裁縫にたとえると、二つの布を丁寧に縫い合わせても、上下に負担がかかれば外れやすくなる。その布がボロボロであればなおさらというわけである。
つまり、縫合に失敗したというわけではなく、手術の前に抗ガン剤とか放射線を入れたことが縫合不全の原因というわけである。



●好物のマクドナルドのフィレオフィッシュを平らげるなど、旺盛な食欲を見せ、主治医を驚かせている。(p.241)

☆たかじんはハンバーガを食べないという話を思い出した。


【号泣】やしきたかじんがハンバーガーを食べないワケ。
https://www.youtube.com/watch?v=oNIIncqBEfo









【アクションプラン】
・桂米朝の落語聴く。喋りを身に付けたい。

・たかじんの自著を読みたい。




【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
殉愛』 や 『百田尚樹『殉愛』の真実』 を読んで興味を持ったら。


posted by macky at 23:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | ノンフィクション | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月23日

文房具図鑑 その文具のいい所から悪い所まで最強解説

小学生が書いた文房具の本を読んでみた。

フリクションボールの説明で、消えるのが画期的と書かずに
消えるので注意と書いてあったのが斬新だった。


字が汚くて読みにくかったり
いかにも小学生が書いたような落書きがあったり
誤字を訂正せずにそのまま載せたり、
なんというか小学生の夏休みの自由研究感が満載。


知ってる文房具がたくさん出てくるので、(しかもけっこう辛口なので)
なんて書いてあるんだろう?とドキドキワクワクしながら楽しめた。


こういうのが書けるっていうのも才能なんだろうな。
こういう子が将来文房具屋さんに勤めたら
便利な文房具を作ってくれそう。

ひたすら文房具の批評を続けてゆくのもおもしろそう。
(この子が10年後に書くもっとマニアックな「文房具図鑑」が見てみたい)


ちなみに、小学生が思ったことを書きっぱなしで終わるのではなく
ツバメノートは水性インクなので万年筆のインクが弾かれないみたいな話を
メーカーの担当者が欄外でフォローしてるのもいい。






 
posted by macky at 23:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 3分立読コーナー | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月22日

日本のお金持ち研究を読んでいたらトランプが出てきた

精神と頭脳を錬磨するため、今日も本を読んでいたら、

アメリカにおけるお金持ちというと、ビル・ゲイツ(マイクロソフト、資産額5兆1600億円)、マイケル・デル(デル・コンピュータ、資産額1兆3440億円)、スティーブ・ジョブズ(アップルコンピュータ、資産額1920億円)などIT通信関連の企業家や、ウォーレン・バフェット(資産額4兆3200億円)などの投資家、さらにはドナルド・トランプ(資産額2280億円)などの不動産業の企業家が思い浮かぶ(p.15)


トランプ氏が出てきた(笑)

アメリカ大統領選の共和党候補者指名争いに名乗りをあげている不動産王のドナルド・トランプ氏である。

こんなところに出てくるような人だったのか。






posted by macky at 23:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス書 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月17日

百田尚樹『殉愛』の真実

百田尚樹『殉愛』の真実
角岡伸彦、西岡研介、家鋪渡、宝島「殉愛騒動」取材班/著 (宝島社) 2015年
1,389円+税


【動機】
殉愛』 を読んで興味を持った。



【所感】
なんだかミステリー小説を読んでるみたいだった。

「殉愛」の種明かし本。

「殉愛」を読んだ後に読むと楽しめる。



【概要】
たかじん最後の741日―後妻・さくらは天使だったか? 元マネージャー、前妻、家鋪ファミリーが証言。“純愛ノンフィクション”の疑惑を徹底解明!(「BOOK」データベースより)


百田尚樹『殉愛』の真実
角岡 伸彦 西岡 研介 家鋪 渡 宝島「殉愛騒動」取材班
宝島社
売り上げランキング: 33,601




【抜粋】
●たかじんの遺言執行者であるY弁護士に対し「金庫内の現金は、私のものだったということにしてほしい」と持ちかけていたというのだ。しかもY弁護士にこれを断られた後、「遺言執行者解任」を裁判所に申し立てており、Y弁護士は自主的に辞任している。(p.47)

☆もしこれが事実なら遺産目当てに近づいて遺産目当てに看病したということになる。
しかも、あわよくば殺した可能性もあるとなれば、これは殉愛なんかじゃなく事件だ。



●<「無償の愛」とは一行も書いていません>(p.48)

☆たしかに無償の愛とは書いてない。たかじんがお金を払っているシーンも出てくる。だが、遺産目当てに自分の方から近づいたとなれば話は別だ。



●ラジオ時代から、たかじんのファンであった私は、2013年から彼の取材を続け、14年9月に 『ゆめいらんかね やしきたかじん伝』 (小学館刊)を上梓した。取材を始めたとき、たかじんは食道ガンの闘病中で、インタビューは実現しなかった。 (中略)
 たかじんの最期を看取った妻・さくら氏に何度も取材依頼したが、何の返事もなかった。さくら氏が看病にあたった、たかじんの晩年については限られた情報しかなかったため、拙著にも誤りはある(それらは増刷時に訂正する予定だ)。(p.54)

☆読んでみたい。



●でもまさかそれが死後に放送されるとは思いませんでしたね。師匠もそうだと思いますよ。というのは、僕もあの番組を見ましたけど、音程がずれてましたでしょ。あんな歌声が世間に発表されることを師匠が許すはずがありませんもん。何に使うか、知らんかったと思います」(p.90)

☆音程がずれていたりすると、最期の肉声だといって感動するよりも本人の意思に反して公開されてかわいそうだと思ってしまう。

『殉愛』 では、たかじんがさくらを喜ばせるために録音したという微笑ましい話として紹介されていたが、『殉愛の真実』 では、さくらが頼んで吹き込んでもらっている。後で利用するためだとしたらひどい話だ。



●ある時、Kさんが強行突破して病室に入ったところ、兄貴が「俺がお前にそんなこと、言うわけないやろ」とKさんに優しく笑顔で接していた、という話も教えてもらいました。(p.142)

☆もしこれが本当ならひどい女だな、さくらって。自分で遠ざけておいて、たかじんの前では「見舞いにも来ないなんて」と言ってるのか。そんな人、いるのだろうか。



●さくらが最初の夫・M氏と離婚した後も、たかじんと知り合ったとされる11年までの7年間、「M」姓を名乗り続けたことは先にも述べた。が、実は彼女はM氏と結婚した後、日本国籍を取得し、氏名を「M・Y」と改め、日本に帰化していたのだ。(p.187)

☆そういえば、森田さくらという名前だったような気がする。



●<シャネルとバーキンをこよなく愛し、高層マンション、タクシーの完全都会っ子生活から一転、恋した相手はイタリア・田舎っ子の彼・・・。慣れないカントリーサイドで国際結婚ブログ>(p.201)

☆タイトルの付け方がうまいな。それに比べてうちのブログのタイトルの平凡なこと。見習わねば。



●数字を見ても、「たかじんのそこまで言って委員会」の平均視聴率が約13%で、放送1回あたりの平均CM収入はおよそ4300万円、「たかじんNOマネーBLACK」は4%で約600万円、「たかじん胸いっぱい」が8.2%で約1200万円(数字はいずれも2014年11〜12月の平均、取材班調べ)と、やや厳しい「NOマネー」以外は、関西キー局の制作番組としてはそれなりにビジネスになっている。(p.265)

☆1回の放送でこんなに収入があるのか。看板料としていくらかがさくら氏のもとへ行っていたようである。



●「 『永遠の0』 のモチーフは、2000年に柴田錬三郎賞を受賞した浅田次郎の 『壬生義士伝』 (文藝春秋刊)が下敷きになっていることは有名です。日本人の伝統的な価値観に沿った美しい生きざまというテーマ、故人の生き様を生者が明らかにしていくという設定などそっくりで、百田氏自身、この作品に影響を受けたということを明言している。(p.316)

☆偶然、一昨日に浅田次郎氏の著書( 『初等ヤクザの犯罪学教室』 )を読んだところだった。



●放送作家・構成作家として活躍していた百田氏は “つかみ” と “オチ” の意識に敏感で、多くの材料をうまく編集しながら読者に感動をもたらす換骨脱胎の技術に長けていた。(p.316)

☆百田氏の特長を一言でうまく言い表している。



●「作家になって7年で初めていただく賞。直木賞なんかよりはるかに素晴らしい、文学賞のなかで最高の賞です」
 わざわざ直木賞の名前を出したところに百田氏の本音が見え隠れするが、「文春から出さんと直木賞は取れん」という持論をある意味で証明する結果となった。(p.320)

☆ 『海賊とよばれた男』 で本屋大賞を受賞した。

芥川賞と直木賞の違いって何だっけ?
ちょっと調べてみよう。

→ 芥川賞と直木賞の違い



●いかにも日頃から勉強しているようではあるが、これらの元ネタは13年2月に放送された「たかじんのそこまで言って委員会」(読売テレビ、当時たかじんは療養中)で紹介されたもの。スタッフが整理検証し、百田氏が番組内で解説してみせたものだが、百田氏の持論がだいたいワンパターンで展開されるのは、血肉となっていない知識を駆使しているからだろう。(p.327)

☆そこまで言って委員会でみんなよく知ってるなぁと思っていたら、スタッフが集めたネタだったのか。



●「幻冬舎の見城氏は、安倍首相とメディア関係者を仲介する政界の黒幕として知られており、10年に幻冬舎が 『モンスター』 を刊行して以来、親密なつき合いを続けてきた。(p.330)

☆見城氏について調べてみると、芸能界でさまざまなものを仕掛けている。まさにブームの仕掛け人のような人だ。




【アクションプラン】
・角岡伸彦 『ゆめいらんかね やしきたかじん伝』 を読んでみたい。 →読了(160524)

・百田尚樹 『永遠の0』 を読んでみたい。

・浅田次郎 『壬生義士伝』 を読んでみたい。


・裁判の行方がどうなったのか調べてみよう。




【Amazonレビューより】
・品性のない胡散臭い本 2015年4月26日
本書の4月下旬現在のカスタマーレビューにおいてそのレビュー数の多さもさることながら、星5つがなんと95%である(492/519)。どれほど人気がある作家でも、例えば村上春樹、東野圭吾のベストセラー小説であっても司馬遼太郎、藤沢周平らの著書であっても一般読者が対象であれば通常星5つの割合は50〜80%である。それが統計というものである。要するにこの結果には意図的な何か、いいかえれば作為的な操作が存在しているとしか思えない。本書は「殉愛」を攻撃し、自分たちの正当性、真実性を訴えているがその根拠が全く薄っぺらで真実には程遠い内容である。真実かどうかの判断は事実の確認をどのように行っているかである。捏造本とされている「殉愛」は利害関係のない第三者の証言を引用した場合、文中あるいは巻末に姓名が記されている。また、二人の婚姻関係もなされており、仲睦まじい二人の写真も掲載されている。そもそも家鋪さくら氏が、ある種の魂胆をもって彼に接し、金を引き出そうとしてもあそこまで介護の記録を24時間、数か月間記録できるものではない。その内容はたかじんの排泄からせん妄状態まで記載されている。こういった時系列の記録を頭で作り上げ、虚偽の文章で埋めようとしてもまず、ほころびが出る。また、たかじんが洗脳されていたとしてもそれはそれで当人が幸せを感じて死んでいったのであるから何の問題もない。こういった事実があったということのみでよい。百田氏の「殉愛」を捏造と断定するのであれば第3者が検証し得る内容にしなければならない。ただし、利害関係のある当事者の口述は、一般読者には真偽の判定は不可能である。したがって、キーマンであるKマネージャー(殉愛で無能と評された男性)の言い分は削除すべきである。然るに本書第1章では、このマネージャーがこう言った、ああ言ったの自己弁護もしくはさくら氏への恨みつらみが展開されているのみである。泥棒にお前は泥棒かと聞いてその答弁を記載しているようなものである。同様に第2、3章での親族の口述も利害関係があるため採用はできない。自分たちの都合のいいようにいくらでも編集可能であり、現実にそうなっている。採用し得るのは読者が検証し得る文書あるいはそれに準ずるものが付与されていなければならないし、当事者でない証言を採用するなら実名を挙げなければならない。「関係者によると云々・・」は論外である。第4章でさくら氏の過去に関して悪意をもって暴露し、一方出自では書く必要のない在日韓国人(真実かどうかは検証不能)とするくだりのさりげない挿入法もあっぱれである。本書は真実と謳いながら相手を誹謗中傷しているだけの品性のない本である。(Kさん)




【評価】
評価:★★★★☆(3.5)
こんな人に、こんな時におすすめ:
殉愛』 を読んだ後に。

『殉愛』 はさくら氏側から一方的に書かれてたもので、『殉愛の真実』 は反さくらの側から一方的に書かれたものである。

どちらが正しいかは裁判に任せるとして、
どうせなら両方から取材した中立の立場のものも読みたい。

 
posted by macky at 23:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | ノンフィクション | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする