『
本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方 (SB新書)』
堀江貴文/著 (SB新書) 2015年
800円+税
【動機】
言いたいことが言えない世の中と本音で生きる世の中はどちらの方がいいのか。
【所感】
ホリエモンの時間術。
忙しい忙しいって言ってるけど僕(ホリエモン)より忙しくないでしょ?
というメッセージ。
面倒なタスクがあったとしても、
ホリエモンならやらないかも、あるいはもっと効率的にやるかもと考えることで
自分のやりたいことができる時間が増やせる。
【概要】
【16刷り、24万部突破のベストセラー! 】
【オリコン2016年上半期“本"ランキング、「新書部門」1位! 】
【オリコン2016年上半期“本"ランキング、「ビジネス書部門」3位! 】
【日販調べ2016年上半期ベストセラー、「新書ノンフィクション部門」1位! 】
【トーハン調べ2016年上半期ベストセラー、「新書ノンフィクション部門」2位! 】
【ビジネスブックマラソン「Vol.4166」にて書評掲載】
プライドを捨てろ!
周りを気にして本音を言えずに生きている方、自分のやりたいことに踏み出せない方は、多いと思います。
この本の著者である堀江貴文氏(ホリエモン)は、徹底的に言うべきことを言い、
やるべきことをやるという生き方。それになぜか魅かれる方も多いのではないでしょうか。
本書では、生き急いでいるようにも見える堀江氏に、人生を後悔しない生き方のヒントをいただきました。
プライド、言い訳、バランス……。どんな方でも、自分を生きにくくしているものに、きっと気づくはずです。
▼目次
序章 なぜ、本音で生きられないのか
1章 言い訳をやめる
2章 バランスをとるな!
3章 本音で生きられない理由は「自意識」と「プライド」である
4章 すべてを最適化せよ
5章 本音で生きるために必要なこと
(著者より)
「自分の人生を自分でつかみたいなら、ぜひ読んでください」(Amazonより)
堀江 貴文
SBクリエイティブ
売り上げランキング: 182
【抜粋】
●ベストセラーになった 『
嫌われる勇気』 を読んだだろうか。この本は、一般向けにアドラー心理学を紹介した本だが、同書には、人間関係においても優れた洞察が書かれている。・・・(中略)・・・
他人が誰を嫌おうと、何を考えようと、それはあなたの人生にはかかわりのないことだ。
一刻も早くそれに気づいて「放っておく」こと。
「相手が自分をどう思っているのか」なんてことにかかわりあって、自分の人生がなおざりになるなって、本当にもったいないと思う。(p.30)
☆関係のない人にどう思われるかを気にしすぎて嫌われないようにふるまうのはバカバカしいということに気付いた。
●世の中はトレードオフだ。時間がないなら、どちらかに決めなければならない。むしろ、「何かをはじめるなら、何かを捨てなければいけない」ということは、当たり前のことだと知っておくことだ。(p.45)
☆やりたいことがあるからがむしゃらに頑張る、ではなくて、何かを捨てなければならない。(その捨てるものは、今まで必要なものあるいはやった方がいいものと思って続けていたものだから捨てるのがつらいけど)。気合いで全部やろうと思っても続かない。時間がないからできないのではなく、何かを捨てないといけないからできないのだ。
●ビジネスで成功するためには、思いつく限りのことを次々とやってみるしかない。
僕もビジネスとして小さなアイディアを次々に試し、うまくいくものだけを残すようにしていた。「トライアンドエラー」の繰り返しの上、いくつかの事業が当たった。
結局、やり方とかセンスではなく「トライアンドエラーをどれだけ続けるか」ということだと思うのだ。(p.50)
☆悩んでる暇があったらどんどんやってみろ!ということ。やってるうちにスピードもアップしていく。「やり方がわからないからできない」という言い訳をやめることで加速する。毎日少しずつ改善していく。
●飛びついた結果がどうなるのかなどわからないが、確実にいえることがある。ノリのよい奴には、あちこちから声がかかるようになり、加速度的にいろんな経験ができるようになっていくのだ。(p.98)
☆自分がおもしろそうだと感じたら飛びついてみる。
●僕もこれまでには、数えきれない失敗を繰り返してきた。作っても日の目を見ることのなかったサービスだって山ほどあるし、痛い目にも合ってきた。
それらは、失敗ではない。チャレンジし経験を積み重ねたことが、今の僕を作った。(p.102)
☆ホリエモンは百発百中かと思ったらそうでもない。失敗を重ねてきたという。数打ちゃ当たる。やってるうちに当たりやすくなっていく。まずは量をこなす。
逆に言えば、たとえホリエモンにアドバイスを求めたとしても、(失敗が多い分精度は研ぎ澄まされているだろうが)必ずしも正しいとは限らない。自分で考えてトライアンドエラーを繰り返して正解にたどりつくしかない。トライアンドエラーを繰り返す。
●自分のやりたいことを片っ端からやろうとすると、最初のうちはまったく時間が足りなくなってしまうはずだ。だが、それでやりたいことを諦めてしまっては意味がない。時間という希少資源をどう使えばよいのかを常に考えることによって、自分のできる物事の範囲は広がっていく。(p.110)
☆やりたいことが多すぎてパンクしそうなときは、さらにやることを増やす! そうすると、時間という希少資源の使い方を考えるようになるという。たしかに、やりたいことをたくさん集めてやっていると、「今まで毎日やってたけどこれ要らないんじゃないか」とか気づけるようになった。その時点での最優先事項だけに取り組めるようになった。最適化を繰り返すことで、できることが増えていく。
●仕事に優先順位をつける必要があるのだろうか? 優先順位をつけることにだって手間はかかる。そんな時間を浪費することなどない。片っ端から仕事をこなしていけばいいだけだ。(p.116)
☆先日から優先順位をつけたり、毎日GTD+Rをしたりしていたのをやめた。やめてみたがとくに不都合はない(週1か月1くらいでいい)。やはりスケジューリングは時間の無駄だったのだ。読みたい本があれば、本を30冊くらい積み上げて上から順にどんどん読んでいった方がいい。次どれを読もうなどと迷っている時間が一番もったいない。
●メールアプリの受信トレイやLINEのグループには毎日膨大な量のメッセージが届く。優先順位など考えずに、これらを頭から処理する。(p.117)
☆やっぱりこういう状態が理想だな。メールを整理していつもスッキリさせておき、処理能力を高める。
●スマホによって働き方も変わりつつある。スマホで求人情報を探すのはもはや当然になったが、仕事自体をスマホで行えるサービスも登場してきた。企業のPR活動をSNS上で行うことで、報酬が得られるサービスもある。数分程度の隙間時間をお金に変換することができるわけだ。
僕はかなりの数のビジネスを同時に進めているが、それもスマホがあってこそ。(p.126)
☆スマホで求人情報を探すのはもはや当然なのか。すごい時代だな。
ホリエモンはスマホを使いこなしてるなぁ。数分程度の隙間時間をお金に変換するサービスを探してみよう。
●企画力があるとか、売る力があるとか、話すのは得意とか、自分のコアバリューとなりうるものは、誰でも何かしら持っていると思う。しかし、一人で何もかもやろうとすると、自分にしかできないことを、どんどんそぎ落としてしまうことになる。それこそ、人生の無駄遣いではないだろうか。(p.136)
☆一人で何もかもやろうとすると人生の無駄遣いになるというのは気が付かなかった。たしかにそうかもしれない。
●僕が仕事をする前にあれこれ考えて「この知識も勉強しておかないと、あんな経験を積んでおかないと」などと考えていたら、無駄な知識のために時間を浪費することになっただろう。・・・(中略)・・・
何かをする前に勉強をするのではなく、やりたいことをしながら学んでいくことが大事なのだ。(p.145-146)
☆やりながら学んでいく。これが一番早いし身につく。それに本当に必要な勉強は実際にやってみないとわからない。入門書を買ってとりあえずやってみる。
振り返ってみると、今までムダが多かった。
・仕事をする前にあらかじめいろいろと勉強しておく。(→仕事をしながら、勉強する)
・やりながら勉強しない。真似しない。独自のやり方でやろうとする。(→真似をして改善を繰り返すことで知識は身につく)
●僕が今のメインの情報源として使っているのは、スマホのアプリだ。グノシーやスマートニュース、LINEニュース、antenna、News Pics といったニュースキュレーションアプリやTwitter などのSNSくらいで、特別なものは何も使っていない。(p.150-151)
☆ホリエモンは大量に情報を浴びているらしい。すすめられたものを使ってみよう。意図的にノイズを取り入れることも心掛けているそうだ。
【アクションプラン】
・やらなくていいことだけじゃなく、毎日続けているどちらかといえばやったほうがいいかもしれないこともやめる。絶対にやったほうがいいことだけをやっていく。
・このブログでは正確な引用を心がけていたが、時間短縮のため、きっちり正確じゃなくてもいいとしよう。
・ホリエモンおすすめのニュースキュレーションアプリを使ってみよう。
・余計なプライドを捨てる。
・トライアンドエラーを繰り返していくうちにうまいやり方がきっと見つかる。PDCAのサイクルをできるだけ速く回す。
・ノリのよさを大事にして、チャンスだ、おもしろそうだと感じたら飛びついてみる。
・時間という希少資源をどう使えばよいのかを常に考える
・メールをスッキリさせておき、処理能力を高めたい。
・数分程度の隙間時間をお金に変換するサービスを探してみよう。(企業のPR活動をSNS上で行うことで、報酬が得られるサービスなど)
・情報をシャワーのように浴びてみる。便利なものや有益なものがあると知ってるだけで生活の質は高まる。
【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
一時しのぎの姑息な手段で、時間に追われるように生きていると感じたときに。