2016年11月01日

聖教要録・配所残筆

聖教要録・配所残筆 (講談社学術文庫)
山鹿素行/著、土田健次郎/訳 (講談社) 2001年
960円+税


【動機】
世に棲む日日』 を読んで興味を持った。
吉田松陰が学んだ山鹿流の祖。


【所感】
吉田松陰が学んだ兵学書かと思ったら、違った。




【概要】
江戸時代前期の代表的思想家、山鹿素行は、日常から遊離した官学(程朱の学)を排斥したことにより幕府の忌諱に触れ、配流の身となって波瀾の人生を送る。直接古代聖賢の教えに学ぶべしと説く古学の立場から、儒教理論の要点を纒めた『聖教要録』、遺書として、流謫地播磨赤穂で綴った異色の自叙伝『配所残筆』。素行の代表作2篇の文庫版初の全訳注。(「BOOK」データベースより)


聖教要録・配所残筆 (講談社学術文庫)
山鹿 素行
講談社
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【抜粋】
●曾子は孔子の弟子の曾参。子思は孔子の孫の孔伋。孟子は子思の孫弟子の孟軻。朱子学ではそれぞれ 『大学』、『中庸』、『孟子』 の著書とされ、孔子の道を伝授したとされる。(p.54)

☆『大学』 は読んだことがあるけど、『中庸』、『孟子』 はまだだった。これを機に読んでみよう。



●一、六歳のころから親に言いつけられ、学問をしたが、不器用なものだから八歳ごろまでに徐々に四書、五経、七書、詩文をだいたい読みおぼえた。(p.123)

☆八歳で四書、五経、七書をマスターしただと?!



● 『聖教要録』。 本書中の朱子学批判が、保科正之の逆鱗に触れたと言われる。正之は徳川家光の異母弟、会津藩主で名君とうたわれた。(p.174)

☆保科正之の逆鱗に触れて赤穂に流された。そこで、自叙伝 『配所残筆』 を書いた。



●上古に聖徳太子ひとりが外国を尊ばず、我が国の独自性を認識していた。しかし旧記は入鹿の乱の際に焼失したのであろうか、残念なことに、その全書は世に伝えられていない。(p.187)

☆大化の改新で失われた書物とはいったい何だったのか?




【アクションプラン】
・ 『山鹿素行兵学全集』 という本があるらしい。どこかにあれば、読んでみたい。

・ 『中庸』 と 『孟子』 を読んでみよう。


【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
山鹿流の祖・山鹿素行ってどんな人か気になったときに。

 
posted by macky at 23:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 古典 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする