2017年02月17日

「B」で生きる経済学

「B」で生きる経済学 (中公新書ラクレ)
森永卓郎/著 (中公新書ラクレ) 2003年
680円+税


【動機】
朝まで生テレビとかの討論番組とかでいつもしょーもないことを言ってたので

どんな考えを持っているのか一度読んでおきたいと思って手に取った。



【所感】
討論番組のイメージとは裏腹にけっこうしっかりした考えで充実した内容だった。




【概要】
「B」はビューティフルのB、幸せなビンボーのB、素直に、正直に生きるサラリーマンの新しい幸福論。

「B」とはA級に対するB級のBであり、金持ちに対する貧乏人のBでもある。
しかし、「中流」なき超階級社会においては「Bで生きる」ことが幸福で充実した人生を送るキーポイントとなる。
本書は幸福で充実した人生を送るためにはなぜ「Bで生きる」必要があるのか、そして「Bで生きる」ためにはどのような哲学と行動が求められるのかを、具体的に提示している。
日本人が置かれている現実を直視し、真に幸福で人間的な生き方とは何かを明らかにする。


「B」で生きる経済学 (中公新書ラクレ)
森永 卓郎
中央公論新社
売り上げランキング: 725,718




【抜粋】
●異常に安くなっている資産を金持ちが買い占めていくというのが、大きなデフレが起こったときに常に繰り返されてきた歴史なのである。(p.20)

☆デフレで物が安く買える、ラッキー!と言ってたけど、金持ちは株や不動産を買い占めていたわけだ。



●あるいはまた、適切な距離を保つことで事業を成功させた会社もある。たとえば、レストラン事業を営む一部の会社では、客が食事をしているときに店員がテーブルの近くに立つことを禁止している。(p.59)

☆トンカツ屋さんは見習ってほしい。キャベツやご飯をおかわりしたいときはいないのに、用事のないときや食べ終わったときはなぜかすぐ近くをいつまでもウロウロしている(笑)



●状況の見えていないサラリーマンは猫の手も借りたいほど忙しい時期に休んで大ひんしゅくを買ってしまう。反対に、状況の見えているサラリーマンは周囲が休んだことすら気づかないさりげなさで有給休暇を取り、かつ、ここ一番というときには八面六臂の大活躍を見せるのだから、可愛がられて当然である。(p.61)

☆いるいる(笑) 忙しいときに限ってあいつなんで休んでんだ?ってやつ。 そういうやつはたしかに出世しない。



●仮に年収300万円だと仮定すると、40年働いて生涯賃金は1億2000万円。子供二人を大学にまで遣ると、なんと生涯賃金の3分の2が養育費で消えてしまうのだ。(p.136)

☆生涯賃金の3分の2が子供の養育費で消えてしまうとは知らなかった。



●事実、江戸時代の職人は、月に17日間も働けば、家族も含めて十分に食べていけたと言われている。(p.165)

☆江戸時代に比べてはるかに便利になっているのに、なぜ現代は30日休みなく働いても生活が苦しいのだろうか。




【アクションプラン】
・デフレの時に株や不動産を買い占めて、バーゲンセールが終わったら(平成16年の場合は不良債権処理完了の公約で)、
逆バブルをはじきに行くのでその時に売りたい。





【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
テレビでよく見かける盛り沢山(森卓さん)ってどんな人?って時に。
手軽に読める。



【結論】
1%の「A」を目指して出世競争に明け暮れるか、それともB層としてそこそこの生活を楽しむか。
Cへ転落さえしなければ、これが一番幸せな生き方である。

posted by macky at 23:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 経済学 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする