2017年03月08日

ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく
堀江貴文/著 (ダイヤモンド社) 2013年
1,400円+税


【動機】
ホリエモンの自伝ということで興味を持った。

ロンブー淳との対談を聴いて。やらなくてもいい苦労をしている人をみると声をかけたくなるらしい。それが本を書いた動機らしい。



【所感】
けっこうあからさまに書いてるなぁという印象。

今まで心の奥底にしまっていたようなことも曝け出している。

すべてはゼロからスタートするという意味だろう。

テレビで見るとすごく偉大な人に見えるが、本書を読めば実はほとんどハッタリだったことが分かる。

自分はそんなに高尚な人間じゃないよ、もっと気軽に話しかけてねと言っているようにも見える。

寂しがり屋の彼ならではの戦略なのかもしれない。

今までのホリエモンの本の中でも読みやすく、心に響く言葉が多い。




【概要】
誰もが最初は「ゼロ」からスタートする。
失敗しても、またゼロに戻るだけだ。
決してマイナスにはならない。
だから、一歩を踏み出すことを恐れず、前へ進もう。

堀江貴文はなぜ、逮捕され、すべてを失っても、希望を捨てないのか?
ふたたび「ゼロ」となって、なにかを演じる必要もなくなった堀江氏がはじめて素直に、ありのままの心で語る、「働くこと」の意味と、そこから生まれる「希望」について。

【本書の主な目次】
第0章 それでも僕は働きたい
第1章 働きなさい、と母は言った──仕事との出会い
第2章 仕事を選び、自分を選ぶ──迷い、そして選択
第3章 カネのために働くのか?──「もらう」から「稼ぐ」へ
第4章 自立の先にあるつながり──孤独と向き合う強さ
第5章 僕が働くほんとうの理由──未来には希望しかない
おわりに(Amazonより)


ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく
堀江 貴文
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 400




【抜粋】
●ゼロになにを掛けたところで、ゼロのままだ。物事の出発点は「掛け算」ではなく、必ず「足し算」ではければならない。まずはゼロとしての自分に、小さなイチを足す。小さく地道な一歩を踏み出す。ほんとうの成功とは、そこから始まるのだ。(p.29)

☆ゼロになにを掛けてもゼロのまま。まずは最初の一歩を踏み出せ!



●そこからどうにか変わることができたのは、小さな成功体験を積み重ね、自分の殻を打ち破ってきたからだ。(p.33)

☆大きな成功の秘訣は、小さな成功体験を積み重ねること。



●中学の合格祝いを名目に、「これはゲームじゃないんだ。勉強に使うものなんだ」「これからはコンピュータの時代なんだ」と調子のいい話を織り交ぜながらなんとか買ってもらったのが、日立のMSXパソコン「H2」だ。(p.62)

☆ホリエモンが最初に買ったパソコン。



MSX 日立 H2

見てたら欲しくなってきた。
1983年発売だけど、キーボードの感じとか今とあまり変わらない。



「ビッグデータを活用すれば、 すぐに売上げや生産性が向上する」 日立製作所中央研究所・主管研究長 矢野和男が考える“データビジネス”の未来とは?1/2前編
http://horiemon.com/talk/24178/

 堀江貴文(以下、堀江)  僕、初めて買ってもらったパソコンが日立でしたよ。日立製のMSXパソコン「H2」ってやつでした。





●どれだけたくさん稼ごうと、家に入れるよう要求されたことはないし、使い道に口出しされたこともない。貯金しようと、散財しようと、僕の自由だった。(p.65)

☆子育てのカギかも。小遣いは渡さない。バイトで稼がせる。その代わり、その金は自由に使わせる。



●努力するのではなく、その作業に「ハマる」こと。なにもかも忘れるくらいに没頭すること。それさえできれば、英単語の丸暗記だって楽しくなってくる。(p.76)

☆没頭するというのが一番効率的だ。



●仕事でも人生でも、もちろん異性関係でも、キョドってしまうのは、性格の問題ではない。ましてや、ルックスなど関係ないし、学歴や収入、社会的な地位とも関係ない。これはひとえに、「経験」の問題なのである。
 そして経験とは、時間が与えてくれるものではない。
 だらだらと無駄な時間を過ごしたところで、なんの経験も得られない。(p.94)

☆経験とは、経験した時間ではなく、自らが足を踏み出した歩数によってカウントされていく。
年だけ食って経験のないサラリーマンが使えないのは、自分の足で踏みだした歩数が足りないからだ。
毎日どれだけ新しいことに挑戦してきたかによって経験値は計られる。

ドラクエで言えば、最初のお城付近で何十年もウロウロしていてもせいぜいレベル5くらいだ。
どんどん新しい場所に行って経験値を稼ごう。




●誰もやらないのなら自分でやるしかない。(p.109)

☆いい案が浮かんで上司に提案したら断られた。そんなときは会社を興すチャンス! ひょっとして今気づいているのは自分を含めて日本で100人くらいかもしれないっていう時がある。このタイミングでやらなければ、あっというまに1000人が気づき、1万人が気づき、その他大勢になってしまう。そうなると資本力の差で負けてしまう。弱者の兵法。スピードで勝つしかない。



●起業して数年の間は、私生活のすべてを捨てた。友達とも連絡を取らず、もちろん大学に行くことも、飲みに行くこともない。会社にベッドを置いて、毎日のように泊まり込む生活だ。誇張でもなんでもなく、睡眠以外の時間はすべて仕事に充てていた。経営者として会社を動かすのはもちろん、ひとりのプログラマーとして、現場の最前線で働きまくっていたのだ。(p.110)

☆このような生活にあこがれる。24時間、寝てる時間以外はずっと働き続けたい。



●食っていく程度のお金を稼ぐこと、衣食住に困らない程度のお金を稼ぐことは、さほどむずしいことではないからだ。(p.117)

☆どうも難しく考えすぎていたようだ。



●自分の時間を差し出しておけば、月末には給料が振り込まれる。……そんなものは仕事ではないし、働いていても楽しくないだろう。たとえ会社員であっても、自らの給料を「稼ぐ」意識を持たなければならない。(p.121)

☆サラリーマンは仕事じゃない、という発想はおもしろい。



●しかし、会社ではないものの、僕もかなり厳しい環境での仕事に従事した。
 刑務所に身柄を拘束されての作業、すなわち「懲役」である。(p.124)

☆すごいなぁ。懲役さえも、ホリエモンにかかったら武器になる。



●マニュアル(前例)どおりにこなすのではなく、もっとうまくできる方法はないかと自分の頭で考える。仮説を立て、実践し、試行錯誤を繰り返す。そんな能動的なプロセスの中で、与えられた仕事は「つくり出す仕事」に変わっていくのだ。(p.126)

☆もっとうまくできる方法はないかと考える。



●経理部に配属されたとしたら、より効率的な経理決算システムを作ったり、入力時間を半分で終わらせる方法を工夫したりと、どんどん前のめりになって仕事をつくり出していくだろう。そうやって自らの手でつくり出した仕事は、楽しいに決まっている。 (中略) 「仕事をつくる」とは、なにも新規事業を立ち上げることだけを指すのではない。能動的に取り組むプロセス自体が「仕事をつくる」ことなのだ。(p.126)

☆大前研一さんがこれからは仕事を作り出せる人が生き残ると言っていたからそこに通じるものがある。

仕事が楽しくないって言ってる人は、おそらく、仕事をつくり出せない人なのだろう。そういう人はこれからの時代、生き残れない。

ホリエモンのようにゲーム感覚でもっとうまくやろうと工夫していく姿勢が仕事を楽しくするコツなのかもしれない。



●じゃあ、どうすれば没頭することができるのか。
僕の経験から言えるのは、「自分の手でルールをつくること」である。(p.129)

☆ただ漫然と作業をこなすのではなく、ルールを決める。ゲームの要素を入れる。そうすることによって次はもっと早くクリアしてやろうという意識が働く。シミュレーションゲームを昔延々とやっていたときも、自分なりにルールを決めてやっていた。たとえば、史実に沿って忠実にプレイするとか、そうすることによってスリルが味わえる。寝食を忘れて何時間も没頭することができた。これが、無理やりやれと言われていたら続かなかっただろう。これは仕事にも同じことが言える。要するにいかにして楽しめるようにするかということ。



●受験勉強から会社経営、それに紙袋折りまで、僕はいつも自分でプランを練り、自分だけのルールをつくり、ひたすら自分を信じて実践してきた。会社経営にあたっても、MBAを出たわけでもなければ、経営指南書の一冊さえ読んだことがない。(p.130)

☆そんな彼でも会社を作って大儲けができたので、経営指南書を読む必要がないともいえるが、逆に、経営指南書の一冊も読んだことがないので足をすくわれたという見方もできる。

それはともかく、没頭するのが成功の早道なのは間違いない。「今日という1日」にギリギリ達成可能なレベルの目標を掲げ、今日の目標に向かって猛ダッシュしていく。



●何事に対しても「できる!」という前提に立って、「できる理由」を考えていく。(p.154)

☆うまくいくコツは、できない理由ではなくできる理由を考えていく。

できることを増やしていこう!



●僕は仕事をする上でも、できれば1カ月、せめて半年くらいで結果が出るようなプロジェクトばかりを動かしていたい。その範囲であれば、いろいろな計画も立てられるし、集中力をもって実行に移していける。
 逆にいうと、10年かかる壮大なプロジェクトみたいなものには、あまり興味がない。長期にわたる計画は決まってずさんになるし、集中力もキープできないだろう。いつ終わるともしれない長距離走ではなく、はっきりとしたゴールが見える短距離走者として生きていたいのだ。(p.212)

☆プロジェクトの時間順に並べて、短いものから順にやっていこうかな。



●ロケットとはまったく別ジャンルで、しかも数カ月のうちに結果が出るような小資本のプロジェクトを、いくつも同時進行していくのだ。たとえば、新しいアプリやWebサービスをつくる。いまの時代、やり方さえ工夫すれば数十万円の資本でスタートアップできる事業だ。(p.214)

☆長期プロジェクトと短期プロジェクトを同時進行するのが良さそう。





【アクションプラン】
・ハマることが大事。この記事を書くのにも脇目もふらずに没頭して、わずか2時間で書き上げた。

・麻雀で脳を鍛えたい。東大生は脳を鍛えるために四六時中みんなやってる。

・もっとうまくできる方法はないかと考える。
(仕事をつくり出す)

・できることを増やしていこう!
(「できるか?」と冷静に問いかけてみる)

・プロジェクトの時間順に並べて、短いものから順にやっていく。
長期プロジェクトも同時進行する。




【Amazonレビューより】
・う〜ん、やはり「親」か・・・ 2015/11/2
なかなか率直に書かれているなという印象。
ホリエモンは嫌いでしたが、これを読んだら、少なくとも「嫌い」ではなくなりました。
(でも、好きではありません)

今から読む人は、彼が文中で「親との関係」について書いている部分に注目すると良いでしょう。
彼は「普通の親」と努めて書く様にしているが、読めば「いわゆる普通の親」ではないことがわかります。
彼自身もそれを認めつつ、認めたくない感じに筆を運んでいるところが・・・哀れを感じます。
淡々と書いています。親についての記述に、全く愛情を感じません!!!
愛情薄い幼少期だったのだなぁーと思い、それが彼の人格形成に影響しているのは間違いないでしょう。

ホリエモンに一言。
いいんだよ「ウチのオヤジもオフクロも、ろくでもない奴で、オレは愛情薄い家庭でそだったんだ」って言っても・・・(ナカジさん)





【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
給料をもらうためだけにたいした仕事がないのに残業している一般的なサラリーマンにおすすめ。



【結論】
ホリエモンは「王様は裸だ!」と叫んだから逮捕されてしまった。

 
posted by macky at 23:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自己啓発 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする