2017年09月11日

学力の経済学

「学力」の経済学
中室牧子/著 (ディスカヴァー・トゥエンティワン) 2015年
1,600円+税


【動機】
リーフラスの伊藤社長がオススメ。教育分野に携わるなら読んでおきたい。非認知能力を鍛える。


【所感】
ご褒美というと、ご褒美がないとやらないみたいなマイナスのイメージだったけど、

実はご褒美をうまく設定することがうまく生きるためのカギだった。



【概要】
TBS系列「林先生が驚く 初耳学」(2016/9/25,10/9,11/6放送)で「日本国民全員が一冊持つべき」と紹介された話題の一冊!
「思ったよりカンタンだった! 」
「わかりやすくてスラスラ読めた! 」
など反響続々! 教育書として異例の30万部突破!

「ゲームは子どもに悪影響?」
「子どもはほめて育てるべき?」
「勉強させるためにご褒美で釣るのっていけない?」
個人の経験で語られてきた教育に、科学的根拠が決着をつける!

「データ」に基づき教育を経済学的な手法で分析する教育経済学は、
「成功する教育・子育て」についてさまざまな貴重な知見を積み上げてきた。
そしてその知見は、「教育評論家」や「子育てに成功した親」が個人の経験から述べる主観的な意見よりも、
よっぽど価値がある―むしろ、「知っておかないともったいないこと」ですらあるだろう。
本書は、「ゲームが子どもに与える影響」から「少人数学級の効果」まで、
今まで「思い込み」で語られてきた教育の効果を、科学的根拠から解き明かした画期的な一冊である。

<目次>
第1章 他人の成功体験〞はわが子にも活かせるのか?
- データは個人の経験に勝る
第2章 子どもをご褒美〞で釣ってはいけないのか?
- 科学的根拠に基づく子育て
第3章 勉強〞は本当にそんなに大切なのか?
- 人生の成功に重要な非認知能力
第4章 少人数学級〞には効果があるのか?
- エビデンスなき日本の教育政策
第5章 いい先生〞とはどんな先生なのか?
- 日本の教育に欠けている教員の「質」という概念

各界著名人から絶賛の声多数!
この本は必ず読まれなくてはいけない。
日本中の親、教育関係者、そして政治家に、一人残らず配りたい。
―竹中平蔵

「一億総なんちゃって教育評論家」社会に叩きつけられた挑戦状。
日本の教育を変える一冊が、ここに!
―NPO 法人フローレンス代表理事 駒崎弘樹

根拠のない教育論に気をつけて!
この本を読んで、自分の子どもを守ろう!
―産婦人科医 宋美玄

根拠のない流行に右往左往される人生を生きないために
―為末大(Amazonより)


「学力」の経済学
「学力」の経済学
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中室 牧子
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2015-06-18)
売り上げランキング: 570





【抜粋】
ご褒美にお金を得た子どもたちは、お金を無駄遣いするどころか、きちんと貯蓄をし、娯楽や衣服、食べ物に対して使うお金を減らすなど、より堅実なお金の使い方をしていたことがしていたことが明らかになりました。この実験では、ご褒美と一緒に、貯蓄用の銀行口座を作ったり、家計簿をつけるなどの金融教育が同時に行われていたこともその一因だと考えられます。(p.40)

☆子どものころから自分でお金を稼ぐことを覚えると、無駄遣いしなくなる。

「ご褒美を与えることはプラスかどうか」という命題。

成果(アウトプット)ではなく、具体的な行動(インプット)に対してご褒美を設定するのがポイント。
しかも「遠い将来」ではなく「達成したらすぐ」にご褒美を与える設定にする。




以前、樺沢紫苑 『脳内物質仕事術』 を読んでたら、

脳にとってもご褒美はプラスだった。

ご褒美をあらかじめ設定しておくと、ドーパミンという幸福物質が出るらしい。







【アクションプラン】
・ご褒美で釣ろう。

・欲しいものをどんどんリストアップしよう。
(ご褒美に割り振るため。ご褒美なにがいいかなって考えるのも時間の無駄なので、電気屋さんとかに行ったついでに欲しいものをリストアップしておく。アウトプットよりもインプットにフォーカスすればいいので、単純に作業時間×α円の金額のものなどを割り振っていけばラク。タスクはどんどん進むし欲しいものもどんどん手に入る。タスクをこなせば自然と結果もついてくる。一石三鳥)



【Amazonレビューより】
・統計に裏付けられた「教育」学 2017年5月21日
よくテレビで評論家集団が研究論文やニュース記事を根拠に教育について語ることがあるが、「ほんとか?」と思うようなこともあり、ちょっと浅い気がしていました。

筆者は、内閣の会議でも教育についての議論は「体験談」などから始まり、根拠なく議論が進められることを指摘している。
この点がこの書籍の肝である。

私も含めた、親としての興味は下記のようなものだろう。
そして、現時点で説明し得る筆者なりの結論があった。
・こどもにインセンティブを与えて勉強させることは正しいか?
・ゲームは取り上げる必要があるのか?
・いい学校に行かせる必要はあるのか?
・いい先生につける必要はあるか、いい先生とは?

上記は、親として非常に有用な意見をもらったように思った。
それ以外にも研究データを公開/活用しない、日本の教育研究体制にも警鐘を鳴らしており、
ぜひ筆者の取り組みを応援したい気持ちになったし、こういった不備のある日本の教育体制にも興味をもった。

子供を持つ親としては、ぜひ読んでおく1冊であると思う。(toraさん)





【この本が愛読書の有名人】





【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
・もっと成果を上げたい人に。

・子育てしている人に。

・教育に携わる人に。


posted by macky at 18:37 | Comment(0) | 経済学 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする