2017年12月25日

忍者はすごかった

忍者はすごかった 忍術書81の謎を解く (幻冬舎新書)
山田雄司/著 (幻冬舎) 2017年
780円+税


【動機】
忍者に興味があるので読んでみた。



【所感】
忍者になりたいと思っていたが、

虚栄心が少しでもある人は、忍者に向いてないと思った。

忍者のおかげで会社が倒産の危機から救われた。

でも誰も、忍者のおかげとは思ってない、みたいな。

表に出ることが嫌いで、陰で支えたいと思っている人は向いてるかも。



【概要】
黒装束で素早く動き、手裏剣で敵を撃退する…忍者に対するそんなイメージは、すべてフィクションだった!「忍者」という呼び名自体が昭和三十年代に小説などを通じて定着したもので、歴史的には「忍び」と呼ばれた。最も大事な使命は、敵方の情報を主君に伝えるため必ず生きて帰ること。敵城に忍び込んで情報を得ることはもちろん、日中は僧侶や旅人に化けて話を聞き出していた。「酒、淫乱、博打で敵を利用せよ」「人の心の縛り方」など忍術書の八十一の教えから、忍者の本当の姿を克明に浮かび上がらせる。(「BOOK」データベースより)


忍者はすごかった 忍術書81の謎を解く (幻冬舎新書)
山田 雄司
幻冬舎 (2017-07-28)
売り上げランキング: 164,105





【抜粋】
●昭和天皇が1945年8月15日の玉音放送において、「堪えがたきを耐え、忍びがたきを忍び」と述べられたことでも明らかでしょう。(p.11「はじめに」より)

☆そう言われてみれば「忍び」というのは日本人の基本なのかも。



●ある家に侵入したいと思うのなら、その家の前をしばしば通り、あるときにはその門の前で仮病を発し、門前で休んでその家の下人に薬や水を頼み、しばらくして病気が治ったようにふるまい、家の中に入ってよく礼を言って知人となって、一旦は帰る。
 後日届け物を持って丁寧に礼を述べて親しくなるようにする。そのときには、まずはその家の子どもをほめ、奥方に贈り物をし、次に下人に贈り物をすれば、主人は非常に喜び、気を許して深い話もしてくれるようになる。(p.61-62)

☆人生で成功するための秘訣かも。



●人に理を尽くさせるということは、自分はまぬけで物の道理をもわきまえない様子で、人に理のあることを言わせて、なるほど道理ですねと感心して見せれば、相手は必ず先にいい気分になって、自慢をするようになるものである。(p.66)

☆「自分の方が賢い」と思わせる言動は厳禁。
しかし、本当の「うつけ者」になってはならず、日ごろから知識を蓄え、いつでもそれを出せるようにしておいて、通常はそれを外面に出さないようにしておくことが大事。



●主君と契約関係を結んだからには、それに尽くすことが重要ですが、尊敬できない主君に意に反して仕えることは、「義」ではなく、無益でしかありません。(p.186)

☆現代社会でも無能な上司や会社に仕えることを「義」と勘違いしている人がいそうだ。




【アクションプラン】




【Amazonレビューより】
・5つ星のうち4.0 忍術書から現代人に役立つ知恵を、逐次的に紹介
投稿者腰痛人生ベスト1000レビュアー2017年8月12日
形式: 新書
「正忍記」など六つの忍術書から、著者自身の解釈による現代人に役立つ知恵を、部分的、逐次的に紹介しています。
原文、現代語訳、解説、現代へのお役立ち情報、という形式で81節が紹介されています。

ひとつひとつは役に立ちそうな「教え」(武士道、儒教に根差した)なのですが、悪く言えばそれだけです。
もっと、歴史的な背景から、「忍者の姿」を究明したうえで忍術書を解体、一つひとつを抜粋、解説いただければ、より新書らしい深い教養につながったのではないか、とやや残念です。

一つひとつの解説から、現在への普遍的な生き方のヒントが得られれば、読んでみる価値あり、とは思います。
そういう意味では、どこから読んでもいいので、さらっと読めます。





【この本が愛読書の有名人】





【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
忍者に興味がある人に。

 
posted by macky at 18:45 | Comment(0) | 自己啓発 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする