2019年05月17日

自己愛性パーソナリティ障害

自己愛性パーソナリティ障害 正しい理解と治療法 (心のお医者さんに聞いてみよう)
市橋秀夫/著 (大和出版) 2015年
1,300円+税


【動機】
とあるネットサイトでユーザー同士でケンカしていた。

そのときに一方が相手のことを「自己愛性パーソナリティ」と言ってたので興味を持った。




【所感】
読んでみると、「自己愛性パーソナリティ」と言っていた方が「自己愛性パーソナリティ障害」っぽいと感じた。




【概要】
敏感すぎる。傷つきやすい。自分を好きになれない。日々つきまとう「生きづらさ」はどこからくるのか?今、増加の一途をたどる、この「自尊心の病」の特徴・しくみと対応法がよくわかる本。“ありのままの自分”を見つける「気づきのレッスン」収録。(「BOOK」データベースより)






【抜粋】
●中島敦の 『山月記』 をご存知でしょうか。 (中略) じつは患者さんが「あの虎の姿こそ、私自身なのです」と、教えてくれたことがあります。 (中略) 彼の心に棲むのは「臆病な自尊心」と「尊大な羞恥心」という猛獣。それを制御できず「飼い太らせて」しまった結果、ついには、外形までが、心と同じ虎の姿にかわっていたという話です。(p.22)

☆主人公の李徴は自身の才能を否定されて自尊心が傷つくのを恐れ、努力して才能を磨こうともせず、人付き合いも避けるようになって最終的は虎になってしまった。
山月記の虎にならないように気を付けよう。



●「思い描く自分」は、人生が順調なときは、自信満々で傲慢、周囲の人を凡人だと見下しています。(p.29)

☆「自己愛性パーソナリティ障害」の人は他人を見下す傾向にあるようだ。そういえば、高校の時の友人の中に、いつも人を見下していて結局孤立してしまった人がいた。彼も「自己愛性パーソナリティ障害」だったのかもしれない。

某ネットサイトの人も、自分が世直ししている英雄になっているつもりになっていたが、実際はみんなから迷惑がられていた。




●自己愛性パーソナリティ障害は、自己を愛する病ではなく正常な自己愛が獲得できなかったための「自分を愛せない病」なのです。(p.31)

☆なんとも紛らわしい名前だ。イメージと全く逆である。
自分を愛せないから、人を愛することもできないようだ。

理想の自分とできない自分ばかり育ちすぎて、等身大の自分がいないのがこの障害の特徴。



●自己愛性パーソナリティ障害の人は、空想だとわかりつつ、自分は特別な存在なので、「いつか実現する」と、漠然と思っているのです。 (中略) 多くはそれに見合う努力もせず、空想のなかで理想の自分像を持ち続けます。(p.38)

☆漠然と思っているだけで努力しない人。一瞬、自分にも当てはまるかもと思ったけど、自分の場合は、最終的にできないのが怖くてやらないのではなく、単純に時間が無いから。時間の使い方の問題。没頭する時間さえあれば、何でもできると思っているからこのケースとは違う。コツコツ努力することは大事だとは思っていてもなかなか時間が取れなくてできない。「自己愛性パーソナリティ障害」の人はコツコツ努力すること自体が無駄だと思っているそうだ。そして心の底では実現するはずがないって思っているそうだ。ここも違う。

どっちにしても、漠然と思っているだけで努力しない人は成功しないのは間違いないので、やらなくていいことをできるだけ削って時間を作ってがんばろう。
このブログも最近では時間の無駄なのではと思い始めた。後から振り返って得ることがたくさんあったり、書いててよかったと思う事が多いのも事実だけど。もうちょっと短時間で書けるようにしたい。




●けれども、山登りはそうではありません。山登りは、登っているあいだのプロセスが楽しいのです。(p.71)

☆なるほど、売れなければ意味がないのではなく、売れるまでのプロセスが楽しいのかも。いろいろ試行錯誤したりして。




【アクションプラン】
・漠然と思っているだけで努力しない人は成功しないのは間違いないので、やらなくていいことをできるだけ削って時間を作ってがんばろう。




【Amazonレビューより】
・5つ星のうち5.0 良書です。 2019年2月17日
近くに『自己愛性パーソナリティ障害』と思われる人が何人かいて、その人たちから攻撃を受けたので
読んでみました。その人たちは実際に精神科を受診して治療したわけではないですが、
実際のその人たちの行動と照らし合わせてみると、この本に書いてあることによく当てはまりました。
ただ、『自己愛性パーソナリティ障害』ということを恨むのではなく、
この本に書いてあることを読み、自分を見つめ直すことで
私自身もこれから被害を受けず、この先生きていける気がします。
色々な人がこの社会にいるということを知る観点でも良い本です。(TsuyoCさん)





【この本が愛読書の有名人】





【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
「自己愛性パーソナリティ」についてざっくり知りたいときに。



 
posted by macky at 21:00 | Comment(0) | 健康 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月14日

漫画 君たちはどう生きるか

漫画 君たちはどう生きるか
吉野源三郎/原作、羽賀翔一/漫画 (マガジンハウス) 2017年
1,300円+税


【動機】
吉野源三郎 『君たちはどう生きるか』 の漫画化。

世界一受けたい授業で齋藤孝さんが紹介されていたので興味を持った。



【所感】
原著を読んだ時に強烈に印象に残ってたのがナポレオンの話。

ナポレオンの伝記を読みたいと思って探してたけど、日本ではほとんど無かった。

最近、ようやく見つけたのが、『ナポレオン(潮文庫)


漫画版を読んだのをきっかけにナポレオンの伝記も読んでみようかな。






【概要】
池上彰氏、宮崎駿氏も愛読 「君たちはどう生きるか」がマンガ化された理由

知的好奇心旺盛な少年「コペル君」と、彼を亡き父親の代わりに見守る教養ある「おじさん」。そんなふたりの心温まるやりとりを通じて、生きる意味を平易に、深く説いた児童向け教養小説の古典が初めてマンガ化された。刊行直後から話題を呼び、現在も途切れなく部数を伸ばしている。

「原著は幼いころからの愛読書で、池上彰さんや宮崎駿さんといった錚々たる方々に愛されていることも知っていました。ですが企画の直接のきっかけは、身近にいた20代や30代の若い編集者にも愛読されていたからなんです。世代を超えて読み継がれている良書をマンガ化すれば、より広い読者に届くのではないかと考えたんですね」(担当編集者)

原作に「ノート」として挟まれるおじさんからコペル君への助言は、あえてマンガ化せず、テキストとして掲載。〈ものの見方について〉〈真実の経験について〉〈人間の悩みと、過ちと、偉大さとについて〉といった深遠なテーマについて、原作同様、読者自身に自分の頭で考えさせる本として仕立てられている。

「原作はコペル君の成長が主題ですが、マンガではおじさんもコペル君を導きながら一緒に成長していくような要素を加えました。工夫が功を奏してか、若い方はもちろんのこと、ご年配の方もおじさんの目線に自分を重ねて本書を楽しんでくださっている手応えがありますね」(担当編集者)

評者:前田 久

(週刊文春 2017.11.2号掲載)



漫画 君たちはどう生きるか
吉野源三郎
マガジンハウス
売り上げランキング: 515





【抜粋】
●英雄とか偉人とかいわれている人々の中で、本当に尊敬ができるのは、人類の進歩に役立った人だけだ。そして、彼らの非凡な事業のうち、真に値打ちのあるものは、ただこの流れに沿って行われた事業だけだ。
 もし暇があったら、君は 『人類の進歩につくした人々』 という本を読んでみたまえ。同じ偉人といわれている人々の中に、ナポレオンとは全く別な型の人々のあることを君は知るだろう。
 そして、これだけの事をしっかりと理解したのちに、君は、改めてナポレオンから学び得るものを、うんと学ばなければならない。(p.222)

☆読んでみようと思い、探してみたけど無かった。

ナポレオンのような勇気や決断力、意志の強さが無ければ、たとえ人類の進歩に尽くしたいと考えても、たいしたことができない。
人類のために尽くしたい。そして困難な立場に立っても弱音を吐かない強い意志、これらが両方あって初めて成功できる。

人をだましてやろうって思って強い意志で実行に移す人が英雄になれないのはもちろんだが、
人類の為に尽くしたいって思いながら何もせずにボーっとしてるだけでもだめだという事。

ナポレオンの伝記を読んで、彼の実行力や決断力を学びたい。




●「今度こそそれを生かさなきゃ」って 背中を押してくれることがあるから……」(p.288-289)


☆生きていれば、あのときああしていればよかった・・・って後悔することはある。

そのときに嫌な気持ちになるのではなく、むしろそんな自分にお礼を言いたくなるというのはおもしろい考え方だ。

やるべきことをできずに後悔することがあったときは、たとえその時は苦しくても、その経験は忘れてはいけない。

これからの長い人生の中で、

きっと何度も背中を押してくれるから…。





【アクションプラン】
・ナポレオンの伝記を読む。

・ 「別冊NHK100分de名著 読書の学校 池上彰 特別授業 『君たちはどう生きるか』 (教養・文化シリーズ) 」 も読んでみたい。




【Amazonレビューより】




【この本(の原著)が愛読書の有名人】
・池上彰
・宮崎駿



【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
原著を初めて読んだのは33歳の時だったが、

中高生の時に読みたかった。

そして、25歳までにナポレオンの伝記を読んでおきたかった。





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posted by macky at 23:08 | Comment(0) | 自己啓発 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする