2019年06月13日

人生論ノート

人生論ノート
三木清/著 (新潮社) 1954年初版、1985年改版 (初出は1938年) 
240円+税


【動機】
戦後政治史』 を読んで興味を持った。

眠れない夜に睡眠薬代わりに読み進めた。



【所感】
もともと大学の時に買ってた本だが、読まずに売ってしまっていた。

古本屋で見つけたのでまた買ってみた。とにかく難解。

この本が出た当時、著者は犯罪者となってしまうほど危険な思想家だったらしい。

(罪は時代によって大きく移り変わるという事がよくわかる)

著者は獄中で無念の死を迎えた。




【概要】
死について、幸福について、懐疑について、偽善について、個性について、など23題―ハイデッガーに師事し、哲学者、社会評論家、文学者として昭和初期における華々しい存在であった三木清の、肌のぬくもりさえ感じさせる珠

玉の名論文集。その多方面にわたる文筆活動が、どのような主体から生れたかを、率直な自己表現のなかにうかがわせるものとして、重要な意味をもつ。(「BOOK」データベースより)






【抜粋】
●出発点が旅であるのではない。到達点が旅であるのでもない。旅は絶えず過程である。ただ目的地に着くことをのみ問題にして、途中を味わうことが出来ない者は、旅の真の面白さを知らぬものといわれるのである。(p.134)

☆もっと過程を楽しもう。人生も旅である。到達点を目的にしてしまうと、死ぬ間際が人生で最も盛り上がる瞬間となってしまい、つまらない人生になってしまう。
本も読み終えるのを目的としない。読んでいる間に何を感じるかである。読んでいる間に何をやったかである。





【アクションプラン】




【Amazonレビューより】
・5つ星のうち5.0 読み返すたびに新たな発見 2018年12月8日
人間とは人生とは何かを洞察した三木清氏の代表作。書かれている言葉が難解なので全てが理解できたわけではありませんが、深い示唆に満ちており読み返す度に新たな発見がある著書です。
怒りや嫉妬など人間の感情の是非、孤独の価値、幸福の定義などが印象深く心に刻まれました。特に幸福についての一節一節はわかりやすくて腑に落ちました。
戦時下の厳しい言論統制の中で本書を書き上げた著者。その苦難を想像するとまた違った読み方が出来るのではと思います。
全編魂を込めた言葉の数々にただただ圧倒される一冊です。(アラヤタロウさん)





【この本が愛読書の有名人】





【評価】
評価:★★☆☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
眠れない夜に。




posted by macky at 23:00 | Comment(0) | 哲学・思想 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする