2019年08月28日

超訳 菜根譚

超訳 菜根譚
境野勝悟/著 (三笠書房) 2013年
571円+税



【動機】
100分de名著で紹介されていた。

田中角栄、川上哲治、吉川英治、五島慶太などの座右の書ということで。



【所感】
内容が薄っぺらく、22%読んで捨てた。
(22%我慢して読んだが、栄養となりそうな文章は残念ながら一つも無かった)

著者自身の妬みなどの負のオーラがすごく感じられて、読むたびに心が暗くなっていくのを感じた。


本当の菜根譚はこんなものではないと思うので、別の本を読んでみようと思う。




【概要】
『菜根譚』は、中国明代末期の人、洪自誠による処世訓。儒教や仏教、道教のエッセンスが詰まった「人生の教科書」です。本書は、その中から“これだけは知っておきたい言葉”を厳選し、「超訳」でわかりやすく、読みやすく紹介します。深くて、面白くて、役に立つ―人生の道しるべとなる1冊!(「BOOK」データベースより)




【抜粋】





【アクションプラン】
・とりあえず、岩波の 『菜根譚』 を読んでみよう。




【Amazonレビューより】
・5つ星のうち1.0 全くオススメ出来ません 2015年9月16日
他の方が書かれているように、ひどい解釈が多すぎます。

出張の移動時間に何か読もうと思い立ち読みする間もなく手に取りましたが、
まずとても読みにくいです。

変なところに句読点があることに加え、実例がなるほどと思えないものが多数。
頭の中が疑問符で一杯になり、頭に入ってきません。

菜根譚で何か一冊、と考えられている方は、守屋さんの本など、
評価の高い本を購入されることをオススメします。(kenia7さん)


・5つ星のうち1.0 相当違和感がありました。 2015年6月1日
菜根譚に書かれているであろう言葉に対し、著者が例をあげて解説。その解説が???。お金を稼ぐ人に対してのやっかみが文章に表れているような気がする。「自殺はするな!自分を苦しめている人が明日死ぬかもしれない。」えっ?菜根譚はそんな考えかた?著者と私の感性が合わないのか自己啓発本にもならない。改めて違う菜根譚の解説書を購入しようと思う。(ちゃー坊ちゃんさん)



・5つ星のうち1.0 全くお勧めできません。 2015年2月25日
全訳を読む前に読んでみたところ、少し違和感を感じたので全訳と照らし合わせながらもう一度読みました。目立つ文を使用し、独自の解釈を加えることによって原文とはかけ離れた解説になっているところが非常に多く見受けられますというか原文通りの解釈で書かれているところが数えるほどしかありません。前後にある文の繋がりを省くことによって全く違う解説となっています。まさに跳躍です。自己啓発本程度としての活用ならアリかとは思いますが、全訳や原本の入り口にと考えておられる方には全くお勧めできません。まるで別の本のようです。菜根譚を読みたいと思われているなら少し気合いを入れて原文と訳が書いてある本から入る事をお勧め致します。(おかけんさん)






【この本が愛読書の有名人】
田中角栄、川上哲治、吉川英治、五島慶太など




【関連ブログ紹介】




【評価】
評価:★☆☆☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
おすすめしない。22%(63ページくらいまで)読んで捨てた。


posted by macky at 23:25 | Comment(0) |  -中国古典 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月26日

一流の投資家は「世界史」で儲ける

一流の投資家は世界史で儲ける
塚口直史/著 (ダイヤモンド社) 2018年
1,500円+税



【動機】
たぶん、本屋で立ち読みして興味を持った。



【所感】
世界史の勉強のために手に取ったが、思ってた内容と違ってた。

だけど、投資をやる上で興味深い内容だった。




【概要】
★発売後、即重版決定!
★投資は「世界史」を学べば上手くいく!
★欧州を中心に世界をまたにかけて活躍する現役ヘッジファンドマネージャーが教える「歴史」から未来を予測する技術

◎紙幣を生み出した男から学ぶ仮想通貨の未来
◎オランダ黄金時代から学ぶ21世紀を生き抜くための投資
◎4つの景気循環論から考える日本の将来とは?
◎歴史から学ぶ「下落相場」への対処法
◎未来を予測するために投資家が知っておきたい「思考法」

リーマンショックなど多くのファンドが損失を拡大するような状況でも、
常に圧倒的な利益を獲得してきた現役ヘッジファンドマネジャーが教える「世界史」で未来を予測する技術。
「オランダ黄金時代」「18世紀前半のフランス」「1920年代のドイツ」など、
世界史から「投資のエッセンス」を抽出した投資家のための最高の歴史の教科書。

【本書の目次】
はじめに
第1章 18世紀フランスから学ぶ「お金の本質」
第2章 オランダ黄金時代から学ぶ21世紀を生き抜くための投資
第3章 「4つの景気循環論」から考える日本の未来
第4章 2つのパターンの下落相場への対処法
第5章 歴史から学ぶ「インフレと金利」
第6章 お金の歴史から考える仮想通貨の未来
第7章 戦争に備えるための4つの選択肢
第8章 シミュレーション思考の考え方
おわりに(Amazonより)



世界で活躍する現役ヘッジファンドマネージャーが教える、「歴史」から未来を予測する技術。歴史が学べて「投資」に役立つ知識も身につく!(「BOOK」データベースより)








【抜粋】
●その一方で、徳川幕府への政治的な働きかけも積極的に行いました。その代表的なものに軍事協力が挙げられます。例えば、1614年の大阪冬の陣では、オランダ製の大砲を家康に貸与し、これらの大砲を使った大坂城天守閣への砲撃が和議を引き寄せる大きな役割を果たしました。また、1637年の島原の乱でも、幕府の要請を受けて海上からの砲撃を行うなど協力を惜しみませんでした。
こうして徳川幕府がオランダを高く評価する地合いが整えられ、日本はオランダのみを通商相手国とする鎖国制度を導入したのです。(p.45)

☆オランダはプロテスタントだったからという理由で鎖国中でも取引ができたと思ってたけど、それだけじゃなくこういう理由もあったのか……。
オランダの歴史を学ぶとおもしろい。



●インフレの動向がダイレクトに影響するのが債券市場です。 (中略)
 そして債券市場は、株式市場とは比較にならないほどの大量の資金が行き交う市場であり、債券市場の揺らぎは、大きな市場の変動を世界中のあらゆる金融市場にもたらすことになります。(p.108)

☆市場でやり取りされる債券価格が決定される大半の要素がインフレ期待によるものだそうだ。
2008年の世界同時金融恐慌も、最近市場の揺らぎによって社会が動揺した事例とのこと。



●スイスは中立を堅持したことにより、戦禍を免れるばかりか両陣営に武器を輸出することで大きく利益を上げることができました。特に、第二次世界大戦時での対独輸出は大きな利益をスイスにもたらしました。(p.176)

☆永世中立国というと平和なイメージだけど、実は戦争で儲けている。
戦争に備えて、金とスイスフランとビットコインを所有しておこう。





【アクションプラン】
・戦争に備えて、金とスイスフランとビットコインを所有しておこう。

・1つの未来を予想することは難しいけど、いくつものストーリーを考えておいて未来をそこに当てはめていけばいい。



【Amazonレビューより】
・5つ星のうち5.0 未来志向 2018年9月24日
本屋で平積みになっていたのを見かけてたまたま購入した。結果から言えば大当たりだった。
タイトルだけ見れば類書に茂木誠氏の「経済は世界史から学べ」を数年前に読んだことがあるが、著者の塚口直史氏は現役のファンドマネージャーとのことで世界史上な出来事は確かに記述されているが、それのみならず、ここ数年の世界経済、金融の総括も行われており、これは買いだと思った。
塚口氏の手法としては、「世界史で儲ける」と謳っているように歴史を踏まえた正統的な分析であるため、中長期で見れば決して大きくは外れないだろうなという納得の未来予測が書かれている。
「トランプ政権の誕生もある意味ではアメリカ国民のモラルハザードの表れなのかもしれない」(P129)は私も意識下では薄々感じていたことを改めて言葉にされ、ハッとさせられた。
第8章のシミュレーション思考の図は私にとってはまさに意を得たりというもので、ここ数年、地政学や世界情勢に関心を持っていろいろな本やメディアに触れてきたのは未来を予測するためだったのだと目標を再確認した思いだ。
今後発言をフォローしていきたい方がまた一人増えた。(かりんとうさん)





【この本が愛読書の有名人】





【関連ブログ紹介】
一流の投資家は「世界史」で儲ける 読みました - かぶろま投資ブログ
http://www.kaburomance.com/archives/ichiryuu

一流の投資家は「世界史」で儲ける(塚口 直史) | 資産形成の『お金のいろは』
https://site.okane-iroha.com/posts/4978279/




【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
世界情勢、地政学、お金の歴史の3つを学んで未来予測や投資に活かしたいって人におすすめ。


 
posted by macky at 19:11 | Comment(0) | 株・投資 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月18日

10年後の仕事図鑑

10年後の仕事図鑑
堀江貴文、落合陽一/著 (SBクリエイティブ) 2018年
1,400円+税



【動機】
今、世の中は大きな変化が起きている。

トランプに大富豪っていうゲームがあるけど、革命が起きると、価値観が逆転してしまう。

今まさにそんな感じがする。いい大学に行っても何の価値もなくなるとは数十年前に誰が予想しただろうか。

10年後も生き残るためには今何をすべきか。



湯婆婆は相手の名を奪って支配するんだ。
いつもは千でいて、本当の名前をしっかり隠しておくんだよ。

――「千と千尋の神隠し」 スタジオジブリ・宮崎駿・2001


ページをめくるとこのメッセージが書かれてあった。



ちょうど、「千と千尋の神隠し」がテレビで放映されていた。

こういうことはよくある。

ただの偶然ではあるまい。

きっと引き寄せられたのだろう。



これからの世の中ではAIに仕事を奪われないように

名前や肩書を隠して生きろってことかな。


つまり本質で勝負しろってこと。


会社でいくら実績を残しても

会社を辞めてしまえば何も残らないから。





【所感】
ホリエモンだけでもいいような気がする。



【概要】
AI、仮想通貨、モチベーション格差、46の仕事、働き方―。新たに始まる世界で、君はどう生きるか。(「BOOK」データベースより)







【抜粋】
●僕はかつて会社を経営していたが、給料を払って社員を雇うことが最適解なのか考え直したくなった。会社勤めを望む人間の多くはネガティブであり、組織にネガティブ脳の人間がいていいことはない。会社経営を通じて、おおよその仕組みが理解できたので、より優れたシステムを作ろうと考え、オンラインサロン「堀江貴文イノベーション大学校(HIU)」を立ち上げた。(p.37)

☆ホリエモンはまた会社作らないのだろうかと思っていたが、

その答えが書いてあった。

正直、目から鱗だった。


会社を作ってもネガティブな人しか集まらない。

それだったら、お金を払ってでも手伝いたい人というのを集めたほうがポジティブな人が集まる。

ホリエモン、やはりただものではない。

会社経営の失敗から大きなものを学んでいる。


いつか起業したいと思っていたが、

考え直すきっかけとなった。




●魅力的な投資先が見つかると、そこにお金が一点集中する。大きな水風船が破裂寸前になっているところに、テクノロジーが小さな穴を開け、中に入っていた水が一気にあふれ出すようなものだ。すると、小さな穴を開けたある個人が一気にお金を手にするわけだ。
 すると今度は、お金を得た個人がカネ余りに直面する。特に使いどころもないから、投資をするが、投資をした結果また儲かってしまう。すると「お金には意味がない」ことに気づく。水風船の割り方を覚えると、いつでもお金が得られるようになるから、もう実質お金なんてなくてもいいと知るわけだ。

 今、そうしたお金持ちをはじめ、多くの投資家は「カネ余り」に直面しているため、いいアイディアがあれば、そこに投資したいと考えているだろう。

 この例に限らず、今はどんどん自分のアイデアを世に出していって、共感してくれた「お金持ち」から出資してもらうことが可能だ。クラウドファンディングや、サロンなどマッチングしやすい仕組みもできている。

 学生であろうと、なんであろうと関係ない。自分がイケると思ったものを発信することが、これからの世界で求められていく。(p.163-164)

 
☆今のお金持ちというのはお金に対してそういうイメージなんだな。

昔のお金持ちはたくさんお金を持っててももっと欲しい!お金こそパワーだ!というイメージなんだけど、

今のお金持ちは、お金がありすぎてお金が意味なく感じてしまうようだ。欲しい時にいつでも好きなだけ作れるので。

水風船の割り方を覚えた人と覚えてない人との間にとてつもない格差が生まれている。

一つ言えることは、学校にまじめに通っても水風船の割り方を教えてもらえるわけではない。

それどころか、水風船を割らないように教育されるのかも。



お金があるところにはお金があり余ってて、いいアイディアはないかと投資先を探している。

アイディアはあるけど、お金がないという人とうまくマッチングすれば

いい世の中になりそう。

いいアイディアが浮かんでもどうせお金がないからといってアイディアにふたをする必要はないということだ。

じゃんじゃんいいアイディアを出しまくろう!




●Polcaでお金を集めたり、クラウドファンディングで支援を募ることも珍しくない。そうすると、相対的に “お金” の価値が下がっていく。面白いアイディアを持っている人の元に、どんどんお金が集まるようになった。もう、仕事と遊びの境界線なんて、あってないようなものだ。(p.227)

☆お金が集まるような仕組みづくりをしよう。




●商売が成功する基本的な秘訣は1つだけだ。すなわち、成功するまでやり続けるということ。市場原理があるようでないので、100回もやればだいたい成功するのだ。(p.248)

☆成功するまでやり続けよう!

市場原理があるようでないというのもおもしろい。

すべての条件がそろわないと成功しないというのではなく、数打ちゃ当たる方式。

まずは質より量で攻める。




●恐怖に縛られるのはやめよう。幸せな結婚式なんていうものはほとんど宗教に近い。「皆がそうしているから、よさそうに見える」といったただの刷り込みにすぎない。結婚情報誌「ゼクシィ」を手にとって隣の芝生を青く思っている時間ほど、無意味なものはない。

 以前、平均年齢15歳の子どもたち20人弱に、簡単に作成したIoTデバイスを用いた電子工作や機械学習、ソフトウェア制作を教えるワークショップを開いたことがある。5年前であれば24歳の学生が修士論文でやるような内容なのだが、たった合計24時間で、誰一人脱落することなくハードウェアやソフトウェアを作れるようになった。つまり当時24歳の人にとっては9年分の時間があっという間にコモディティ化してしまったというわけだ。(p.231)

☆10年の遅れがわずか1日で取り戻せる世の中になっている。





【アクションプラン】
・起業するのではなく、お金を払ってでも手伝ってくれる人を集める。

・水風船の割り方を覚える。

・好きなことをやり続ける。究めればそれで生きていける。

・成功するまでやり続けよう。100回もやればだいたい成功するらしい。(今まで、1〜3回で諦めてた)





【Amazonレビューより】
・5つ星のうち5.0 今を生きることの大切さを改めて実感 2018年5月1日
自分が好きで夢中になって打ち込めるものに全ての時間を費やそう。できればみんながやっていないことを極めて自分の武器にしよう。常にアンテナを張って興味のあること、面白いことを吸収しよう。そうやって自分の価値を高めていけばこれから先の未来きっとうまくいく。そんな感じ。(まっちさん)

☆この本の内容をうまくまとめてあるレビューがあった。



・5つ星のうち5.0 会社に縛られずに生きていきたい方にオススメの本〔レビュー7冊目〕 2018年6月4日
テクノロジーの発展とともに、
筆者たちの考え方の根本である「市場原理」が働くと、
今後どんな仕事が淘汰され、どんな仕事が生まれることが予想されるかが、
本書を読んでよくわかりました。
それだけでなく、これからの社会で求められる人材や今後の生き方など、
本書には今知っておくべき内容が満載でした。
特に「お金」と「仕事」に対する筆者たちのとらえ方が、
私にとっては、目からウロコでした。

堀江氏の文章は、わかりやすく、
読者を惹きつける刺激的な言葉で書かれていたので、
夢中になってスラスラ読むことができました。

一方、今回初めて落合氏の文章を読んだのですが、
落合氏は、わかりやすくよりは、カッコよく伝えることを大切にしている感じがしました。
本書の後ろで、職業がメディアアーティストであると知ったとき、
「なるほどね」とうなずいてしまいました。
私の読解能力にも問題がありますが、堀江氏の文章に比べ、
理解するのに苦労した部分がいくつもありました。
しかし、内容は大変勉強になりますので、難しいと感じても、
諦めずに何度も読み返すことを薦めます。(chinapplepieさん)





【この本が愛読書の有名人】





【関連ブログ】
「10年後の仕事図鑑」を読んでみてのざっくりとした感想、湯婆婆の例えが的確だと思った - 好奇心倶楽部
https://trend-tracer.com/post-1458/




【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
AIに仕事が奪われることに不安を感じる人。




【結論】
これからはAIに仕事を奪われる人とAIを使って仕事を作り出せる人とで二極化する。


posted by macky at 21:05 | Comment(0) | ビジネス書 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月15日

野村の実践論語

野村の実践論語
野村克也/著 (小学館) 2010年
1,400円+税


【動機】
斎藤先生の本(「読書する人だけがたどり着ける場所」)を読んで、論語が大事だと思ったので。読みかけだったこの本を一気に読んでしまった。



【所感】
論語とあまりリンクしてない気がした。

ノムさんの他の著書に比べたらそんなにおもしろくない。





【概要】
野村監督の名言を論語と重ね読む、人生の指南書

野村語録とも称されるように、野球の現場で、あるいは解説の場で、講演先で、野村監督は多数の名言を残してきました。含蓄あるその言葉の数々はもちろん自らの体験に基づくものですが、昨今ブームとなっている論語と重ね合わせてみると、その「教え」の根底にあるものが驚くほど似ていることに気づきます。人間として生きる道、あるいはリーダーとしてどうあるべきか、礼節を知り、徳を磨くにはどうすべきか、そして強い組織をつくるにはどうあるべきか--時空を超えて、それらを考え抜いた両者の言葉を比較するこの本は、野球ファンだけでなく、論語愛読者にも新鮮で興味深く読める、人生の指南書ともいえる一冊です。(Amazonより)


これまで個別に語られることの多かった著者の「哲学」が本書で見事に統一された。これ一書を以てすれば、その「名言ともいえる言葉」の数々が、かの『論語』と響き合って、かくも現代に生きる者の胸を打つ―。(「BOOK」データベースより)


文庫本もあり。







【抜粋】
●私は 『五輪書』 を読んで思った。これはまさに野球という勝負の世界で生きる者にとって、欠かせない資質である。投げて、打って、走るという単純な対象だけを見る自分と、その裏側にある味方や敵の心理、欲得を観るもうひとりの自分。つまり主体と客体を同時に得て初めて、選手としてステップアップするきっかけをつかめるということを教えてくれる。先人が残した教えのなかには、現代社会でも十分に活かせるものが数多い。それを学べるのが読書である。(p.127)

☆『五輪書』 早く読みたい。



●私は、長い監督生活を送る中で、人生という二文字から次の4つの言葉を連想するようになった。
「人として生まれる」(運命)
「人として生きる」(責任と使命)
「人を生かす」(仕事、チーム力)
「人を生む」(繁栄、育成、継続)

 そのうち最初の「人として生まれる」という事は、運命そのものだからさておくとして、残りの3項目は「組織」「チーム」の先頭に立つリーダーが、指導することで部下たちに気づかせ、涵養していけるものだ。(p.208)

☆人として生まれ、生き、生かし、生むのが人生。



●私は吉井に「球種をひとつ覚えなさい。それも今の持ち球とペアになる球を持ちなさい」と変化球を1つ増やすことを勧めた。そしてシュートを覚えたことでスライダーとワンペアができた。次に彼はフォークを投げ始めた。それとストレートと組んでツーペア目ができた。シュートは右打者に内角を意識づけることから、外角の有効性が増すことになる。さらに、私は「少しでもその球が効力を増すような投げ方を考えなさい」とアドバイスした。打者によってプレートを踏む位置を変える。左投手が左打者に対する時は当然プレートの一塁寄りを踏んだ方が打者は嫌なものだ。
 その吉井はヤクルトに入って先発として活躍したばかりか、3年連続2桁勝利を上げ、優勝に貢献することとなったし、40代になるまで活躍した。こうした指導は吉井に限ったことではなかった。(p.214)

☆ワンペア、ツーペアと得意なことを増やしていく発想が面白い。





【アクションプラン】
・『五輪書』 早く読みたい。

・渋沢栄一 『論語と算盤』 も読みかけなので、これを機に読んでしまいたい。




【Amazonレビューより】
・5つ星のうち5.0 まさに野村の実践論 2017年11月9日
「菜根譚」は読みごたえがありました。「論語」は少し無理な引用という印象がありましたが、読むに値する書です。野村克也は余りに過小評価されていると思えます。マスコミも野球界ももっと彼を大事にして欲しいものです。この人は名前や実績だけはないと思います。(Hiroki Ochiさん)

☆たしかに、ノムさんのボヤキ一つひとつが含蓄のある言葉といえる。


・5つ星のうち1.0 論語の書は成功者の使う視点でない方が面白いのです。 2018年12月18日
実戦と論語をくっつけているどんな書も同じです。古くは渋沢の論語と算盤の類いです。論語はそれほど正義の教訓書ではありません。もっと逃げ、責任転嫁、二枚舌の行動書です。私も書いていますが私のものは危機管理を論語をくっつけています。(NAME_NOT_RETURNEDさん)

☆なんか意味深なレビュー。




【この本が愛読書の有名人】





【関連ブログ】
社長ブログ - 【渡辺の本棚】 野村の実践「論語」 社長渡辺があれこれ語ります。
http://wizco.jp/president/2011/06/post-712.html




【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
論語を読んでもっと知りたい、実践したいと思った時に。


posted by macky at 16:52 | Comment(0) |  -中国古典 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月12日

読書する人だけがたどり着ける場所

読書する人だけがたどり着ける場所
齋藤孝/著 (SBクリエイティブ) 2019年
800円+税



【動機】
齋藤孝先生の読書論は大好きなので読んでみた。



【所感】
普段あまり本を読まない人が読書好きになるための入門書としてはいいかも。



【概要】
【14刷、140,000部突破のベストセラー】
読書術の大家が、ネット時代に教える「だからこそ本を読む」理由

「ネットがあるのになぜ本を読むのか」。
そんな話もありますが、本当にそうでしょうか 私たちは日々情報には触れていますが、そこで何が残っているのかというと、
ただ無為に情報を消費しているだけ、のような状況もあります。

本を読むことでしか学べないことは、確実にあります。
文学・読書の大家である齋藤先生が、今の時代だからこそ勧める「読書する理由」と、
「人生と知性に深みをつくる読書」の仕方を紹介します。(Amazonより)


「本」を読むからこそ、思考も人間力も深まる―「ネットで情報をとるから本はいらない」という風潮が広がっていますが、それは本当でしょうか?私たちは日々ネットの情報に触れますが、キーワードだけを拾い、まったく深くなっていない、ということも多いのではないでしょうか?読書だからこそ、「著者の思考力」「幅広い知識」「人生の機微を感じとる力」が身につきます。ネットの時代にあらためて問いたい「読書の効能」と「本の読み方」を紹介します。(「BOOK」データベースより)







【抜粋】
●宮崎駿さんはインタビューの中で、「子どもが気に入って 『となりのトトロ』 を何十回も見ています」というお母さんに向けて「そんなことをしてはダメです」ということをおっしゃっていました。名作だからといって、子どもに繰り返し見せるものではないというのです。(p.57)

☆これは意外だった。よく子どもが好きで何度も見てるって話を聞くけど、
アニメを見ながら別の映像を思い浮かべるのは難しいので
イメージ力を鍛えるのにはあまり向いてないとのこと。




●『五輪書』 宮本武蔵/著 渡辺一郎/校注 岩波文庫
 剣豪・宮本武蔵が60歳のときに綴った、心技体の最高レベルの融合への道。「万里一空」の境地に至るには、「鍛錬」と「工夫」と「吟味」あるのみ。単に反復練習するのではなく工夫と吟味で質を高めるのである。(p.86)

☆読んでみたい。
先日読んだ「鬼速PDCA」にも通じるものがあるかも。




●新書は知識がコンパクトにまとまっていて大変便利なものです。その親書をたった5冊読むだけで、「全然知らない」Cランクから「けっこう詳しい」Aランクになれるのです。2冊よむだけでも「ちょっと詳しい」Bランク。スーパー詳しい」Sランクは、20冊くらい読めばいけるでしょう。研究者レベルは2000冊かもしれませんが、一般の人の基準だったら、20冊でSランクです。(p.103)

☆あるテーマについて知りたい場合、続けて5冊ほど読む!

最初から全部理解しようとせず、8割忘れてもいいくらい気楽に、まずは通しで読んでみる。
適当に塗るのを繰り返せば、ちゃんとペンキが濃くつく。

Sランク(スーパー詳しい):20冊
Aランク(けっこう詳しい):5冊
Bランク(ちょっと詳しい):2冊
Cランク(全然知らない):0冊




●福沢諭吉は 『学問のすすめ』 という非常にいい本を残していますが、 『福翁自伝』 もとても面白い本です。もうあんなに面白い伝記を書くことはできないんじゃないかと思ってしまうくらいです。それには明治維新前後という、変化の大きな特別な時代背景があります。そして、福沢諭吉自身の人格の大きさが魅力です。(p.125)

☆『福翁自伝』 もそろそろ読んでみたい。





【アクションプラン】
・『五輪書』 を読みたい。

・『福翁自伝』 を読みたい。

・ 『カラマーゾフの兄弟』 も読んでみたい。 (最高峰の総合小説として紹介されている)

・同じテーマで5冊以上立て続けに読んでみる。(まずは5冊〜20冊くらい集める)




【Amazonレビューより】
・5つ星のうち4.0 読書好きのレビューを書く人に 2019年1月21日
読書は『自己を形成し、人生を豊かにするのに欠かせない』もの。
自分の人生の実体験は1つしかできないけど、読書によって別の時代や他国の人の人生を追体験させてもらえます。
体験が増える分、人生が豊かになると著者は言います。

トキメキが少ないと1年があっと言う間に過ぎるといいますが、確かに読書をしていると追体験のせいかワクワクする事が多く、時もゆっくり進むような気がします。

『(半端ない読書家の)谷崎潤一郎の本を1冊読むだけでも、その背景にある大量の本がガーッとなだれこんでくるような感じです』

今更ながら一冊の本は著者1人の考えではないことに気づきました。
良質で大量の蓄積から本はできていること。(この本もそうですね)
それを分けていただけるなんて幸せなことです。
これからは読書家の方の本を読むことを心がけていきたいと思います。

著者による参考文献の紹介文(レビュー?)も素晴らしいです。
レビューを書く人には興味深いと思います。(ベスト500レビュアー こがねの いずみさん)


☆(半端ない読書家の)谷崎潤一郎の本を1冊読むだけでも、その背景にある大量の本がガーッとなだれこんでくるような感じというのがおもしろい。

たしかにたくさんの本を読んでるから深い本が書けるようになるのだ。





【この本が愛読書の有名人】





【関連ブログ】
『読書する人だけがたどり着ける場所』を読んで、積読が加速する - 学びデザイン Official Site
https://manabi-design.jp/blog/detail/175



【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
サクッと読めるので、読書に興味のある人みんなにおすすめだよ。



【結論】
読書する人だけがたどり着ける場所がそこにある。


posted by macky at 19:02 | Comment(0) | 読書術 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする