TOP自己啓発 >活眼 活学

2009年11月01日

活眼 活学

[新装版]活眼 活学(PHP文庫)

[新装版]活眼 活学
安岡正篤/著 (PHP文庫) 2007年


45歳で現役引退したノムさんこと野村克也氏が、講演会などでの話し下手を克服する為に
師と仰ぐ草柳大蔵氏から推薦された本。

ノムさんはこれを読んで自らの無知無学を再認識し、
以来ありとあらゆる本を読み始めることになる。

その結果、長年の野球で得た経験知を言葉に置き換える力を身に付け、
更には口下手も克服し、監督として自分の考えを選手に伝える方法も身に付けたそうである。


以下、印象に残った部分を抜き出します。


●知識・見識・胆識 (p46)
ある一つの問題についても、いろいろの知識を持った人が解答をします。
しかし、それはあくまでも知識であります。
しかし事に当たってこれを解決しようという時に、こうしよう、こうでなければならぬという判断は、
人格、体験、あるいはそこから得た悟り等が内容となって出て参ります。
これが見識であります。知識と見識とはこのように違うものです。

(中略)

見識が高ければ高いほど、低俗な人間は反対するでしょう。
そこでこれを実行するためには、いろいろの反対、妨害等を断々乎として排し
実行する知識・見識を胆識と申します。
つまり決断力・実行力を持った知識あるいは見識が胆識であります。
これがないと、せっかく良い見識を持っておっても優柔不断に終わります。

また、平生どういう理想を持っているか、ただ漫然と過ごすのではなく、
一つの理想あるいは目標を持っている、これを志を持つといいます。
しかしそれは、一時的では駄目でありまして、永続性がなければなりませんので、
これを操という言葉で表現いたします。
また仕事をするに当たっては、きびきびした締めくくりも必要でありまして、
これを節といい、前述の操と合わせて、節操という熟語ができております。
つまり単なる知識人あるいは事務家では駄目でありまして、
胆識があり、節操のある人物が出てこなければ、この難局は救われません。



●宿命・運命・知名・立命 (p112)
自分がどういう素質能力を天から与えられておるか、それを称して「命」と申します。
それを知るのが命を知る、知命であります。
知ってそれを完全に発揮していく、即ち自分を尽くすのが立命であります。

(中略)

命とはかくのごとく先天的に賦与されておる性質能力でありますから、
あるいは「天命」と謂い、
またそれは後天的修養によって、ちょうと科学の進歩が元素の活用もできるように、
いかようにも変化せしめられるもの、即ち動きのとれぬものではなくて、
動くものであるという意味において「運命」とも申します。

(中略)

自然の物質の性能、応用が科学者の苦心研究によって、
はかることができないような神秘を解明いたしますように、
人間の性質能力も、学問修養の力でどれほど微妙に発揮されるか分かりません。
決して浅薄な宿命論などに支配されて、自分から限るべきものではありません。




評価:★★★☆☆
posted by macky at 23:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自己啓発 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック