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2011年03月07日

星の王子さま

星の王子さま (新潮文庫)

星の王子さま
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ/著、河野真理子/訳
(新潮文庫) 2006年



【概要】
聖書に次ぐベストセラーで
全世界で8000万部も売れているという。



【動機】
あまりにも有名な本だが一度も読んだことが無かったので手に取った。


【所感】
子どもにだけ見える世界がある。
大人になると見えなくなる世界。


●すると今度は反対方向に、また明かりをつけた特急が一台、轟音を立てて走り去った。

「もう帰ってきたの?」 王子さまは聞いた……

「同じ列車じゃないんだ」 鉄道員が答えた。「すれちがったんだよ」

「みんな、自分のいたところに満足できなかったの?」

「人は、自分のいるところにけっして満足できない」 鉄道員が言った。(p110)


☆王子さまと鉄道員のやり取りが印象に残っている。
子どもの質問って的外れなことが多いけど時々本質を突いてくる。
大人の鉄道員が上手に本質で返しているところがおもしろい。


人が亡くなったときに星になるというのもこの作品の影響なのかな。




【アクションプラン】
・新潮文庫(河野真理子/訳)で読んだが、アマゾンのレビューを見たら『星の王子さま―オリジナル版』(内藤濯/訳)も読んでみたくなった。ほとんどの人がオリジナル版 (ハードカバー) を読んでいる。 →読了。そんなに変わらない印象。(110325)

・訳者あとがきを読むとまた最初から読んでみたくなる。


・読んだ後に、より深く謎を解きたいという人はこういうサイトもあります。

星の王子さまの謎に挑戦
http://homepage2.nifty.com/atugi/



【評価】
評価:★★★☆☆(20歳になる前に読んでいたら印象は違うかも)
こんな人におすすめ: 10代。20歳になる前に一度は読んでおきたい。

あるいは、子どもの心を失ってしまった大人に。
大人には2種類ある。
子どもが大事だと思うことを理解しようとする人と、
そんなものは大事じゃないと切り捨てる人。
切り捨てることによって大人になっていくともいえるが、
気がついたら4番目の星の王様のように「忙しい忙しい」と口にする大人になっているかもしれない。
本書はそういう方々への皮肉も込められている。
これを読んで自分を恥じて赤面する人もいるかもしれない。
いや、むしろほとんどの人が当てはまるだろう。
ここに書かれていることを比喩として受け取って、
想像力をふんだんに働かせることが大事である。

posted by macky at 23:43 | Comment(0) | TrackBack(0) |  -海外小説 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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