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2013年04月27日

ヤクザ式一瞬で「スゴい!」と思わせる人望術

ヤクザ式 一瞬で「スゴい! 」と思わせる人望術 (光文社新書)
向谷 匡史
光文社 (2012-09-14)
売り上げランキング: 164,459



【概要】
ビジネス、そして人生で成功を収めるには、一人でも多くの支持を集め、組織を動かすための“人望力”が不可欠。人望を得る最強のスキルを身につけたいなら、“タフ・ネゴシエーター”で人間関係のプロであるヤクザに学べ!
本書では、週刊誌記者としてヤクザを長年取材してきた著者が、豊富な事例とともに天下無敵の“人たらし”のノウハウを伝授する。(「BOOK」データベースより)


【動機】
本屋で見かけて。

同じことをやっても、言い方次第で結果がまるで違うと感じていたので。

以前から「ヤクザ」の「人望術」には興味があったので、まさにドンピシャのテーマ。



【所感】
あぁ、たしかにこう言われれば感激してしまうなぁ。。。

小手先のテクニックではなく、どう言えば相手が喜ぶかをもっと徹底的に考えようという感じで、このスキルを身に付けることは一般社会でも大いに必要となる。

書き方もうまい。実際に同じことをやったら全く違う結果になる可能性もあるけど、実話だから妙に説得力がある。



【抜粋】
●「おれの使い古しで悪いな」(p.20)

☆親分が若い衆に愛用の高級腕時計をプレゼントするシーン。
人望のある親分だと、このようにへりくだっている。
これが二流の親分だと、「おう、この時計をやるぜ。百や二百万じゃ買えねぇんだから大事にしろよ」と言ってしまう。



●「だから経営トップや上司たる者、賞罰の権限を手放してはならない。社員や部下は罰を恐れ、賞を喜ぶのだ」
 と、中国の思想書 『韓非子』 は説く。
 これは紀元前三世紀、帝王が天下を治める要諦として韓非が著したもので、権力の扱い方とその保持について書かれている。ちなみに、かの秦王政は本書を熟読して中国最初の皇帝(始皇帝)になったと言われ、一般的に「強者の管理学」とも呼ばれる。(p.75)

☆嫌われまいとして賞だけを与えればナメられるということ。賞罰の権限を持たない中間管理職は、それとなく匂わすだけでもよい。例えば、「理事長が、おめぇらのことをホメてたぜ」など。こうすることで、賞罰に間接的に関わる存在になれる。



●思うままに生きて人望を得られるほど大人社会は甘くなく、人望は、演出という人間関係術の延長線上にあるものなのだ。(p.79)

☆時には演技も必要。怒鳴りつけた後で、「あの子のためだ。誰かがガツンと叱ってやらなきゃな」と言って感激させたり。ここまでくると、怒ったり大笑いしたり、全て演技のように思えてくる。人生に必要なのは演技力なのかもしれない。

でもこれは難しいなぁ。演技が下手だとただのテレ隠しのようにも見えてかっこ悪いだけだし。



●褒めるときは二人きり、叱るときはみんなの前(p.92)

☆褒めるときは、みんなの前では褒めず、二人きりのときに、「いつも叱ってばかりいるが、本当はおめぇがいちばん可愛い」とやる。
みんなの前だとこのような殺し文句が使えない。


●関東の某組織で、本部長だったQ氏が跡目を継いで組長になった。Q氏を兄貴と呼んで親しくしていたZ組員は、これからは狎れた口はきけなくなる。それがヤクザ社会だ。 (中略) 現実には、「いままでどおり兄貴と呼んでいい」と言われて鵜呑みにはせず、「組長」と呼ぶものだ。しかもZ組員は感激と同時に、「オレは別格扱いされている」という自慢から、この話をあちこちで吹聴して歩いた。(p.101)

☆三国志とヤクザ組織って似たところがあるかもしれない。そう思ったらヤクザ社会に親しみがわいてきた。



●「あら、親分さん、いらっしゃい!」
 ママの弾んだ声で、K君が弾かれたように立ち上がるや、
「お疲れさまです!」
最敬礼したところが、
「おいおい、バカでかい声を出すんじゃないよ。お客さんがたに迷惑だろう」
と言ってから、親分は連れ立って入ってきたカタギの社長を振り返って、
「客に迷惑をかけるなって、いつも言ってるんですがねぇ。困ったもんです」(p.135)

☆ここかもしれない。私に欠けていたものは。
つまり、「バカでかい声を出すんじゃないよ」と怒られたら、次からは「バカでかい声」を出せなくなることである。
(せっかくバカでかい声で挨拶したのに、恥をかかされた)・・・と感じてしまう。
つまらぬプライドに邪魔されて大切なことを見失うところであった。


●私の知る限り、ビジネスマンでこのことに気がつく人は少ない。ゴマをするのは一対一のときで、上司が客と一緒のときは遠慮している。逆なのだ。客と一緒にいるときこそ、上司が自慢ネタにできるようなパフォーマンスをするべきなのだ。(p.137)

☆人にどれだけ貢献できるか。自分のことだけしか考えない人と、上司のために何をしたら貢献できるかを考えている人では行動がまるで違う。そして当然、「気がきく」部下の方が上司にかわいがられる。いくら能力主義の世の中だといっても、能力だけでは出世できない。



●「あいつの紹介じゃ、俺が安くなっちまうから」(p.139)

☆これもすごい話だけど、すんなり納得できそうな話。
誰に紹介してもらうか。これがすごく大事。



●「馬」――すなわち、カミさんに取り入るのが出世の早道となる。(p.161)

☆「将を射んと欲すればまず馬を射よ」
「まず、本丸から攻めろ!」とは対立するようにもみえるが、
どっちも結局、敵の弱点を見つけてそこを集中的に攻めろ!ってことかな。




物事は刻々と変化していきよるからな。いちいち気にせんかてええがな。(p.184)

☆直感で即座に判断を下す。普通は判断を間違えるのが怖くてなかなか即断は出来ないが、物事は刻々と変化していくから判断が間違っててもそれほど気にしなくてもいいという。それよりも迷いを見せないことの方が大事。どんな事態になっても、ハナから織り込み済みという顔をする。



【アクションプラン】
・自分の体裁ばかりを気にしていたが、どうすればもっと相手に貢献できるかを一番に考えたい。



【評価】
評価:★★★★☆(4.5)
こんな人に、こんな時におすすめ:
もっと人望が欲しいというときに。
ここに抜粋した他にも為になるところがたくさんあった。
この本に書かれてあることが全て自然に実践できていたら、
人望がある人に違いない。

posted by macky at 23:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 心理学 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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