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2013年09月10日

銀の匙

銀の匙 (岩波文庫)
銀の匙 (岩波文庫)
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中 勘助
岩波書店
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『銀の匙』
中 勘助/著 (岩波書店) 1935年 (初稿は1913年) ←今からちょうど100年前!



【概要】
作家・中勘助の自伝。

前編が書かれたのは明治44年。作者が27歳のときである。
後編は翌大正2年の夏に比叡山で書かれた。

1999年に改版されているので
私が読んだのは旧版ということだ。



【動機】
『〈銀の匙〉の国語授業』 という本を本屋で見つけて興味を持った。
灘校で中学3年間をかけて『銀の匙』1冊を読みこむという授業を続けてきた橋本先生の実践的授業である。

最近、アニメ化されたということなので
これを機会に読んでみた。

齋藤孝の文庫百選。




【所感】
自分の少年時代と照らし合わせながら読んだ。
懐かしいやら、恥ずかしいやら、複雑な気持ち。

大人から見た子どもの世界ではなく、子どもからみた子どもの世界そのものといえるかもしれない。

病弱で勉強も出来なかった子どもがある日突然ガキ大将になり、勉強もクラスで1番になる。
何があったのだろうか?

読了後にアニメの「銀の匙」も見てみたのだが、
タイトルが同じだけでどうやら全く別の話のようだ。



【抜粋】
●私の生まれたのは神田のなかの神田ともいうべく、火事やけんかや酔っ払いや泥坊の絶えまのないところであった。(p.12)

☆神田といえば古本屋の町ということで落ち着いたイメージがあったんだけど、実際は違うのか。


●学課のうちでいちばんみんなの喜ぶのは修身だった。それかきれいな掛け図をかけて先生がおもしろい話をきかせるからで、 (中略) 私のなによりきらいな学課は修身であった。高等科からは掛け図をやめて教科書を使うことになってたが、どういうわけか表紙はきたないし、さし絵はまずいし、紙質も活字も粗悪な手にとるさえ気もちがわるいやくざな本で、載せてある話といえばどれもこれも孝行むすこが殿様から褒美をもらったの、正直者が金持ちになったのという筋の、しかも味もそっけもないものばかりであった。(p.79-150)

☆修身の本を手に入れたから近いうちに読んでみようかな。



●「先生、日本人に大和魂があればシナ魂があるでしょう。日本に加藤清正や北条時宗がいればシナにだって関羽や張飛がいるじゃありませんか。それに先生はいつかも謙信が信玄に塩を贈った話をして敵を憐れむのが武士道だなんて教えておきながらなんだってそんなにシナ人の悪口ばかしいうんです」(p.128)

☆日清戦争が始まった頃にこういうことをいうのは変わった子だと思われただろう。言ってることはまともだけど。




【アクションプラン】
・自伝(少年記)を書きたい。一気に書かずに少しずつ思い出したときにちょこちょこ書いていきたい。
自伝というと人生の終わりに振り返って書くというイメージだが、少年記だと今すぐにでも書ける。

・『〈銀の匙〉の国語授業』 を読んでみたい。 『銀の匙』 を題材にどのような授業をしたのかとても興味がある。

・『灘校・伝説の国語授業 本物の思考力が身につくスロ−リ−ディング』 を読んでみたい。

・『伝説の灘校教師が教える 一生役立つ 学ぶ力』 を読んでみたい。



【評価】
評価:★★★☆☆

posted by macky at 23:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 「銀の匙」関連 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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