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2013年11月22日

限りなく透明に近いブルー

新装版 限りなく透明に近いブルー (講談社文庫)
村上 龍
講談社
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限りなく透明に近いブルー
村上 龍/著 (講談社) 2009年 (初出は1976年)



【概要】
デビュー作が待望の新装版として登場! 米軍基地近くのハウスを舞台に、麻薬とセックスに明け暮れる若者を描いて話題をさらった著者のデビュー作。群像新人賞、芥川賞を受賞した鮮烈な文学が再び蘇る!(Amazonの紹介文より)


村上龍さん、24歳のときの作品。芥川賞受賞作品。

 第75回(昭和51年度上半期) 芥川賞受賞
 第19回(1976年) 群像新人文学賞受賞



以下、ネタバレ注意。

 

【抜粋】
●「リュウ、あなた変な人よ、可愛そうな人だわ、目を閉じても浮かんでくるいろんな事を見ようってしてるんじゃないの? うまく言えないけど本当に心からさ楽しんでたら、その最中に何かを捜したり考えたりしないはずよ、違う?
 あなた何かを見よう見ようってしてるのよ、まるで記録しておいて後でその研究する学者みたいにさあ。小さな子供みたいに。実際子供なんだわ、子供の時は何でも見ようってするでしょ? (p.72)

☆ドキッとするセリフ。とくに、「まるで記録しておいて後でその研究する学者みたいに」ってところ。


●昔はいろいろあったんだけどさ、今からっぽなんだ、何もできないだろ? からっぽなんだから、だから今はもうちょっと物事を見ておきたいんだ。いろいろ見ておきたいんだ」 (p.121)

☆ここも心に残ったセリフ。からっぽというとよくないことのように思うけど、自由に何でも入れられるという意味ではいいことなのかもしれない。



【所感】
これってどこまでがフィクションなんだろう。


不思議な文体。
カンブリア宮殿で最後に村上龍さんが編集後記を書くのだが、
この小説の地の文にはそのときの雰囲気が時々ある。

そのたびに、テ〜レテン・・・と例の音楽が頭の中で鳴り響く。


登場人物は日本人も全員カタカナ。
沖縄出身のオキナワさんとか。
主人公はリュウとか、そのまんまだ。


会話に「 」があるのと無いのがあるが、どう使い分けてるのだろう。




【アクションプラン】
・こういう筋書きの無さそうな物語を書いてみたい。



【評価】
評価:★★☆☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
黒歴史と紙一重だと思うが、
24歳くらいまでに読んでたらまた違った印象だったかも。

posted by macky at 23:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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