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2014年01月24日

京都に蠢く懲りない面々

京都に蠢く懲りない面々―淫靡な実力者たち (講談社プラスアルファ文庫)
湯浅 俊彦 一ノ宮 美成 グループK21
講談社
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京都に蠢く懲りない面々
湯浅俊彦、一ノ宮美成、グループ・K21/著 (講談社) 2004年 (初出は1993年)
780円+税



【概要】
時はバブル全盛期から、はじけるころ。いわゆるバブル紳士や黒幕、ヤクザたちが跋扈していた。古都・京都にも東京や大阪からものすごい勢いで資本が流れ込み、地上げやマンション、ゴルフ場開発が進行するなかで、事件が頻発した。事件の背後で暴利をむさぼったのは誰なのか――。同和、暴力団、宗教団体、有力企業、官公庁などの暗部を綿密な取材で暴く!マスコミが報じない現代のタブーに挑む「懲りない面々」シリーズ第1弾!!

かもがわ出版より1993年2月に刊行された 『京に蠢く懲りない面々』 と、1994年4月に刊行された 『関西に蠢く懲りない面々』 の40本の記事のうち、とくに反響をよんだ14本を選んで一冊にし、文庫化したもの。


【動機】
京都と闇社会』 を読んでおもしろかったので。


【所感】
タイトルは 『京都に...』 だが、 『関西に蠢く懲りない面々』 からも編集しているので、京都だけでなく大阪や奈良なども出てくる。

ちょっと見にくいけど写真や地図もついてて親切。



【抜粋】
●かつて京都は、戦後28年間続いた蜷川虎三革新知事のもとで大資本による乱開発や京都進出が抑えられ、伝統産業や町並みもある程度守られてきた。ところが78年に保守府政に転換して以来、たちまち中央直結になり、東京や大阪の資本が流れ込んだ。(p.5-6、文庫版まえがきより)

☆京都は共産党が強かったから発展が遅れたと思っていたけど、そのおかげで歴史が守られたという見方もあるのか。



●京都市中京区河原町二条上ルにある大駐車場。ホテルフジタ京都に隣接するこの土地の“再開発”がらみで仕手集団「ビデオ・セラー」が「藤田観光」株を買い占めたのがもともとの発端という。(p.116)

☆グーグルマップで確認してみると、この駐車場、現在はマンションが立っている。(「グランクール河原町二条」賃貸・2001年築、「アールヴェール河原町二条」分譲・2003年築)。ホテルフジタはすでに閉店しており、その跡地には、高級ホテルのザ・リッツ・カールトンが入るようだ。(2014年2月7日オープン予定)


●この事業に「村本建設」は384億円を投資したが、事務所用ビルが建つ見通しはなく、現在駐車場として使われている。(p.209)

☆現在、駐車場となっているところは、そういうドラマがいくつもあるのかもしれない。
ということは、駐車場が増えているか減っているかで、景気の判断ができそう。




【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
『京都と闇社会』 に載ってなかった記事も読んでみたいという人に。

posted by macky at 22:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメンタリー | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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