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2014年02月19日

近所の景色/無能の人

つげ義春コレクション 近所の景色/無能の人 (ちくま文庫)
つげ 義春
筑摩書房
売り上げランキング: 26,970


近所の景色/無能の人
つげ義春/著 (筑摩書房) 2009年 (単行本は1994年)
760円+税



【概要】
マンガ家として行き詰まった「私」は、中古カメラ業、古物業にも失敗し、多摩川で石屋を始める。売れないマンガ家の無為の日々を描いた連作“石屋シリーズ”『無能の人』など10篇を収録。(「BOOK」データベースより)

「魚石」は1979年。「無能の人」などは1885年あたり。

『つげ義春全集8』 (1994年4月25日、筑摩書房刊)を文庫化したもの。



【動機】
刑務所の中』 のレビューで「勝手に選ぶ現代三大私小説漫画のひとつ。ちなみにあとふたつは 『無能の人』 『失踪日記』 」とあったので。

水木サンの自伝を読んでいるとつげ義春さんがちょくちょく出てくるので読んでみたいと思っていた。




【所感】
全体的に暗い。ダメ男。私小説っぽいけど空想も多いらしい。

この厳しい世の中で生き抜くためには何をやるかというのを考えさせられる。

そこら辺の河原に落ちている石ですら売ろうという発想がおもしろい。

実際に売れるかどうかは別にして、それでも何とか暮らしていけてるのがおもしろい。



【抜粋】
●カメラの故障というのは構造上シャッター以外の故障はほとんどない。シャッターのメカは先の一台で分かっているのでまた簡単に直してしまった。そのうちどんなカメラが値打ちものかはカメラ雑誌の広告を見て覚えた。二千種の機種も資料によって頭に叩き込んだ。欲がからむとオレはにわかに実力を発揮するのだ。(p.277)

☆ダメ男のように見えて意外とバイタリティ溢れてる。興味のあることにはのめりこむようだ。
1,000円で買った故障したカメラと同じものが14,000円で売られていたことがきっかけではまったようだ。





【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
売れない漫画家のつらさを知りたいときに。


posted by macky at 20:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ・コミックス | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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