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2014年05月31日

「計画力」を強くする―あなたの計画はなぜ挫折するか



「計画力」を強くする―あなたの計画はなぜ挫折するか (ブルーバックス)
加藤昭吉/著 (講談社) 2007年
800円+税



【概要】
計画技法の第一人者がズバリ指摘する計画が失敗する9つの理由。

 1 計画の目的・目標がはっきりしていない

 2 頭の中だけで組み立てた計画になっている

 3 状況判断を誤っている

 4 目先の問題解決を積み重ねただけの計画になっている

 5 複数の計画案の中から選び抜かれていない

 6 計画通りに実行する熱意に欠けている

 7 計画実行の勘所をはずしている

 8 “終わり”からの逆算ができていない

 9 計画の適切なフォローアップができていない




【動機】
スケジューリングを乱読中。

プロジェクト遂行プロジェクト。



【所感】
計画力の教科書といった感じ。

豊富な具体例でわかりやすい。



【抜粋】
●たとえば転職が決まったら、新天地での楽しい暮らしが家族の「目的」になります。そうするとまず新しい住まいをみつけるのが「目標」になります。そのための家探しや引越しの下準備などが「段取り」で、それらをどのような順序で、いつまでにおこなうかを決めていくのが「手順」となります。(p.22)

☆「目的」と「目標」の違いなど。



●計画的思考のように脳本来の機能をフルに発揮させる頭の使い方を心がけるべきだと思います。(p.24)

☆計画を考えていると脳が鍛えられるそうだ。



●私たち日本人が「とりあえず、できることから始めよう」ということになりやすいのはそのためではないかと思われます。(p.34)

☆農耕民族は労力と収穫が比例するので目的意識が薄いといわれる。考えている暇があるならまず動けと言われるのはそのためだ。



●限られた土地に満遍なくエネルギーを投入して、できるだけ多くの収穫を期待する定住農耕民族的発想でしょう。(p.56)

☆このやり方ではムダが多い。重み付けが必要。



●私たち日本人には時間予算(タイムバジェット)という概念がなく、どんなところにどれくらいの時間が投入されているか、気にしません。(p.63)

☆終わり(期限)があるからこそ、それまでできるだけ結果を出そうと精一杯頑張れる。



●構想を練っているときには、脳全体が最も活性化されます。(p.87)

☆構想を練るのが面倒とか言ってないで、脳トレのつもりでどんどん鍛えたい。



●建築設計者にとって大事な時間は、机に向かって図面を引いているときではありません。どのような建物にするかイマジネーションを働かせて構想を練っているときです。(p.89)

☆これが次第にまとまってきたら、それをラフな下絵に描く。どんな計画でも、エスキスのように視覚に訴えるものがあると、構想は不思議なくらい多方面へ広がっていくそうだ。



●物事の重要度には強弱があるはずなのに、日本人はあらゆることを木目細やかにやらないと気がすまず、それこそが管理だと思い込んでいるからです。(p.156)

☆隅から隅までやろうとしない!

大事なところを見極めてそこを重点的にやる。



●松下電器の創業者・松下幸之助は、よく直接自分で足を運んで、部下にものをたずねたそうです。(p.166-167)

☆何度もたずねていたら情報が自然と集まるようになっていったという。




【アクションプラン】
・とりあえず試す前に、まずは目的をはっきりさせる!

・構想を練って脳を活性化させる。

・スケッチブックにイメージの下絵を描く。




【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
なかなか計画通りに進まない時に。

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