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2014年06月02日

サンクコスト時間術

サンクコスト時間術 (PHPビジネス新書 66)
斎藤 広達
PHP研究所
売り上げランキング: 184,546


サンクコスト時間術
斎藤広達/著 (PHP研究所) 2008年
800円+税



【概要】
サンクコスト発想をもとにした、時間内に結果を出せる手法がサンクコスト時間術。
その手法をS-TiBA(エスティーバ)という四つの考え方に分解して紹介している。

状況を瞬時に判断し、残り時間を意識して「最善の答え」を導き出し、
すばやくアクションにつなげるという「S-TiBA発想」術。



【動機】
本屋で見つけて興味を持った。

サンクコストに知らず知らずのうちにとらわれてしまうことで、
多くのビジネスマンが膨大な時間をムダにしてしまっているということで。



【所感】
サンクコストに無理やり結び付けて、
本来のサンクコストの考え方から微妙にずれてる気がする。


「せっかく○○したんだから、〜しないともったいない」「いや、失われた時間にこだわるのは逆にもったいない」という話かと思ってたが、
そういう話はあまりなく、普通に時間術の話。

最初に出した2つの具体例も
サンクコストの話を聞くまでもなく
普通そうするだろうって話。


うーん、全体的にムダが多い文章。
文体自体も軽すぎて高校生が書いたのかと思った。
(高校生くらいを対象としてわざとそういう文体にしているのかもしれないが)





【抜粋】
●どんなに素晴らしい戦略でも、どんなに確実なオペレーション改善具体案でも、期限内に結果が出せないのなら、無意味だということです。(p.43)

☆まさに、兵は拙速を尊ぶ。時間をかければもっといいものができたのにといっても仕方がない。限られた時間の中でいかに成果を出すかが大事。

そういえば、今までどれだけ時間がかかってもいいからできるだけいいものを作ろう、あるいは完璧にやろうとしていたのかも。そして1から順番に完成させて積み上げていっていた。でも、それだといつまでも終わらない。ゴールから逆算しろとよく言われるように、期限を決めて、そこまでで精一杯やるのが大事。期限が来たらそこまでとする、あるいは期限を延長する。

たとえば今やってることも先々週までの期限のものが2本と先週までの期限のものが1本、そして今週までのが1本ある。どれも自分だけの予定だから遅れたからといってただちにどうにかなるわけではないけど、いつも時間に追われるような気がしていた。余計なタスクもバンバン入り込んでくる。本当は今週の1本に集中したいのに、先々週と先週のもの、さらに緊急に飛び込んできたタスクをやりながらだからなかなかはかどらない。そうしているうちに、今週のものも結局今週で終わらないかもしれない。そして来週は来週で1本新しい案件が予定されている。期限に間に合わなかった時点で計画を練り直す必要があるのかも。気合だけでは取り戻せない。

それとバッファーを入れて余裕を持ったスケジュール。整理、下処理しておいていざというときすぐに使えるように。段取り、準備にもっと時間を割く、システム化などを工夫して処理速度を速める、など。



●「将来、どんなビジネスマンになりたいのか? そのために、短期的なキャリアゴールをどこに設定しているのか?」 (中略)
 お気楽な企業派遣生だったわたしはそんなことを考えたこともなく、無理矢理にその思考回路を埋め込まれた気分になったものです。今となってはそれが自分のキャリアマネジメント意識を支えています。強制的にインストールされる思考回路も機能するということです。それが教育の持つ素晴らしい点です。(p.82)

☆こういうのよくあるけど、面倒でやらなかったなぁ。あるいは時間がなくて後回しにしていた。訓練と思って続けているうちにインストールされて機能し始めるらしい。

自分に足りないものは何か、それを身に付けるのに何年必要か?
今まで漠然としか考えてなかったけど、徹底的に考えてみたい。



●主に販売面にかかわる仕事で経験を積んでいました。
 逆に、経理や財務といったアカウンティング・ファイナンス系の知識はほぼゼロ。総務や人事といった管理面の知識や経験もありません。会社の戦略を意思決定し、それを月次の業績としてマネジメントする経験なども、当然ありませんでした。
 そんなとき、「長期的なキャリアゴールは何か? 将来、どんなことをしたいのか」と、シカゴ大学のエッセイ(小論文試験)でお題を与えられ、熟考しました。(p.83)

☆55歳で社長を目指して、それぞれの部門について着々とスキルを磨いていくイメージ。


●人は、「現状維持バイアス」という無意識のワナにとらわれる傾向があるのです。現状維持バイアスとは何の理由もなく、そのままがよいと思ってしまうこと。(p.109)

☆そこから脱出するには、イメージの力を借りる。成功する姿や結果をイメージできれば、喜んで体を動かしたくなる。



●五分過ぎると、少し体が楽になってきます。有酸素運動をすると、最初の10分で主に糖質が使われるそうです。ちょうど体が温まって脚が軽くなるのが5分を過ぎてから。糖質が使われて運動モードになるのが、感覚的にわかる気がします。
 次の10分では血中脂肪が使われるそうです。確かに、10分を過ぎると体が軽くなって集中力が増す感じがします。無意識のうちに、脚が動く。そんな感じです。
 20分を過ぎると内臓脂肪や皮下脂肪が使われます。このあたりから、かなり「気持ちいい〜」感じがしてくるもの。普段はだいたい40〜45分ぐらい走るので、そこそこ脂肪も燃焼されているのでしょう。淡々と、体の中からエネルギーが供給されて、脚が動き続ける感じがします。(p.166)

☆ジョギングしてもあまり内臓脂肪が減らないなぁと思っていたら普段10分〜20分くらいしか走ってなかったからかも。そういえば、たしかに20分を過ぎたあたりからいくらでも走られそうな気持ちいい感覚があったけど、予定していたゴールに到達したのでそのままやめてしまった。あの後から内臓脂肪が使われていたのか。この本で一番役に立った部分。




【アクションプラン】
・ジョギングを40分くらいやってみる。

・今度ワークシートに出会ったら時間を割いてやってみよう。
(面倒だからやらない、というのではなく、訓練のつもりで徹底的にやってみよう)

・麻雀で思考力を鍛える。



【評価】
評価:★★☆☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
残り時間内に結果を出したい時に。

せっかくこの本を買ったんだから全部読まないともったいないって時に。



【結論】
諦めきれないから何とかそれを生かそうとすると、さらに失敗が大きくなることもある。
諦めた方がいいといってるのではなく、その都度ゼロベースで考えること。

これだけやってだめなら諦めがつくというところまでまずはやってみる。
それでもだめならサンクコスト化してきっぱり諦める。

 
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