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2014年06月05日

O・ヘンリ短編集(全3巻)

O・ヘンリ短編集 (1) (新潮文庫)

O・ヘンリ短編集
O・ヘンリ/著、大久保康雄/訳(新潮文庫) 1969年(改版)


【概要】
アメリカの作家 O・ヘンリ(1862-1910)の短編集。
全3巻で46篇の短編小説が収められている。


【動機】
齋藤孝氏オススメの本ということで。(齋藤100選)


【所感】
約四年がかりで寝る前に少しずつ読み進めた。
(途中、放置していたこともあって意外と時間がかかった)


最初に手にしたのが第3巻だったので
「最後の一葉」をまず読んだのだが、読み終えて思わずうなった。


「善女のパン」はラジオ英会話で原文も読んだので印象に残っている。



【抜粋】
1巻の巻末に「O・ヘンリの生涯と作品」という解説文が載っていている。

●彼はこの時期に、叔母の指導で、スコット、ディケンズ、サッカレー、ウィルキー・コリンズ、デュマなどを愛読し、とくにディケンズは、全作品を、くりかえし読んだという。(p.202)

☆子どもの頃から文学少年だったようである。


●夜、編集の仕事がすんでから、よく彼は街々をうろつきまわって、記事のネタを探しあるいた。人生の敗残者だけが寄り集まるような裏町の汚い酒場で彼らを相手に安酒をくみかわすこともあれば、豪壮な邸宅で開かれる上流階級のパーティに顔を出して、紳士、貴婦人といわれる人たちの生態に目を向けることもあった。こうした夜の探訪を通じて、次第に彼は、人生の機微に通じる鋭い観察者へと変貌して行ったのである。(p.211)

☆記事のネタを求めて色々なところに顔を出し、観察する。「夜の探訪」というのがおもしろい。



●「出て行け、この墓ぬすっとめ! シ・・・・・・シナ人だって自分の先祖の墓は大切にするんだぞ――。さあ、出て行け!」(3巻 p.70)

☆全体的にユーモアのある差別的表現も多い。



【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
ユーモアのある短編集の定番として。



【追記】 140604:
「林修の今でしょ!講座」でO.ヘンリが紹介されていた。

「賢者の贈り物」と「マモンの神とキューピッド」

「賢者の贈り物」はちょっと切ないお話。

「マモンの神とキューピッド」の方は、おもしろい話だったけど、こちらの本には掲載されてなかった。
(『オー・ヘンリー傑作選 (岩波文庫 赤 330-1)』 のほうに掲載されているようです)


「千ドル」も最後に紹介されてたけどそれは載っていたので、改めて読んでみた。
遺産千ドルの使い道。一度読んでるはずなのにこのオチは思いつかなかった(思い出せなかった)。



posted by macky at 23:43 | Comment(0) | TrackBack(0) |  -海外小説 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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