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2015年05月09日

放射能 地震 津波 正しく怖がる100知識



放射能 地震 津波 正しく怖がる100知識
河田恵昭、小出裕章、坂本廣子/著 (集英社) 2011年
1,000円+税



【概要】
家庭に一冊、家族を守る防災マニュアル。(「BOOK」データベースより)

パート1は放射能について。パート2以降は震災マニュアル。



【動機】
防災マニュアルを乱読中。



【所感】
様々な情報がコンパクトによくまとまっている。




【抜粋】
●放射性物質の原子は陽子と中性子のバランスが悪く、とても不安定。安定した状態になろうとして、放射線を出す。α線から中性子線まですべての種類の放射線を出すものもあれば、1種類だけ出すものもある。(p.9)

☆放射性物質のエネルギーってそこからきてたのか。



●放射性物質は不安定で、安定した別の物質に変わろうとしたときに放射線を出します。こうした放射性物質の「核」に向かって中性子を打ち込むと、安定した別の物質になって放射能を失ったり、半減期がずっと短くなったりする効果が考えられます。しかし、核燃料を燃やした後にできる「死の灰」などには、とてもたくさんの種類の放射線物質が混ざっています。そこに中性子を打ち込むと、もともとあまり放射能をもっていない物質が逆に強い放射能をもてしまうようなことが起こります。一つひとつの種類ごとに放射性物質を分別することができればいいのですが、今のところ、そこまで厳密に死の灰を「ふるい」にかける技術はありません。(p.38)

☆現在の技術では放射能を持つゴミを無害化することはできないので、とりあえず埋めておき、技術革新を待つ。




●ラジウム温泉など、低い線量によるわずかな被曝は、かえって健康にいいと言う「放射線ホルミシス」という仮説があります。一方で、わずかの線量でもそれに応じたリスクがあるとする「しきい値なし直線仮説」にもとづけば、そんなことはありえません。放射線の影響は、放射線を浴びていない細胞にまで伝わる「バイスタンダー効果」も確認されています。このホルミシス効果はごくまれに確認されている例もありますが、放射線の影響を受けて体の防御機構が活発に働き、それが結果的に体を活性化しているのではないかと言う考えもあって、やはり仮説の域を出ていません。(p.42)

☆ラジウム温泉は昔から不思議だったのだが、ちょっと体を傷つけることによって修復させてより強くする効果を狙ったもののようだ。わずかな量でも害が溜まっていくという「しきい値なし直線仮説」もあり、ラジウム温泉についてはまだ解明されてないところが多い。

ラジウム温泉付近の住民にがんが多いかどうかとか調べたらわかりそうなものだけど、昔からあるのに目立ってないということは悪影響はあまりないのかもしれない。



●甲状腺はホルモンをつくるために、放射能のないふつうのヨウ素を使っていて、ヨウ素をたくわえておくタンクのような働きもしています。ヨウ素は、日本人が日常的に食べている昆布などにも含まれているため、日本人は外国の人に比べて、甲状腺にたまっているヨウ素の量は多いのです。しかし、満タンにはなっていないので、放射性ヨウ素もここに集まってきてしまいます。安定ヨウ素剤は、先回りして甲状腺をヨウ素で満タンにして、放射性ヨウ素がたまらないようにしようというものです。(p.67)

☆安定ヨウ素剤は「ヨウ化カリウム製剤」とも呼ばれ、錠剤や粉薬、シロップなど、さまざまなタイプがある。





【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
放射能について一通り学んでおきたい時に。

posted by macky at 14:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 災害・サバイバル | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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