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2015年06月24日

おくのほそ道

おくのほそ道 (講談社文庫 古 5-1)
松尾 芭蕉
講談社
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おくのほそ道
松尾芭蕉/著、板坂元/訳、白石悌三/訳 (講談社) 1975年 (刊行されたのは1702年)
460円+税



【概要】
旅に生き旅に死んだ俳聖芭蕉の、日本の紀行文学中の最高峰といわれる 『おくのほそ道』。素竜清書本を底本とし、現代読者のために読みやすく表記を改め、随所に創見をとりいれた脚注補注と現代語訳を付した。巻末には近代の作家の筆になるゆかりの地の紀行随筆を数多く収め、類書にない魅力ある1巻とした。


【動機】
100分de名著でやっていたので。


【所感】
とりあえず現代語訳だけ、寝る前に少しずつ読んでいった。

地図も折り込まれていて場所を確認できる。



【抜粋】
●月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人なり。(p.11)

☆有名な冒頭。「月日は永遠の旅人であり、行く年来る年もまた旅人である」という意味。
いつごろからか、漂泊へのあこがれを抑えることができなくなったという。

当時の旅は死を覚悟して行くものだったというのが印象深い。



●そもそも、すでに多くの古人によって言い古されたことであるが、松島は日本第一の美景の地であって、中国の洞庭湖や西湖にまったく劣らない。(p.115)

☆思えば、東日本大震災の少し前に初めて松島を訪れたのだが、実に見事であった。

現在、どこまで復旧しているであろうか?




●「松島や 鶴に身を借れ ほととぎす」  曽良(p.39)

☆「松島の夜を鳴き渡るほととぎすよ、ここ松島では、せめて古歌にあるように「鶴の毛衣」でもまとって鳴いてくれ」  曽良

子供の頃、クイズの本を読んでいたら、松尾芭蕉が松島に訪れて、感動のあまり、「松島や ああ松島や 松島や」という俳句を詠んだ。○か×か、というような問題があって、それをいまだに覚えている。

正解はどっちだったんだろう?


ちなみに、今調べてみると、あながちでたらめでもなく、
確かにそういう句は存在するようだ。


芭蕉について
http://www.bashouan.com/puBashous.htm

「松島や ああ松島や 松島や」の句が広く知られ、これが芭蕉作と言われることがあるが、実際は、江戸時代後期に相模国(神奈川県)の狂歌師・田原坊が作ったもの。仙台藩の儒者・桜田欽齊著「松島図誌」に載った田原坊の「松嶋やさてまつしまや松嶋や」の「さて」が「ああ」に変化し、今に伝えられている。


こんな難しい問題を小学生に出してたのか。


実際の芭蕉はあまりの絶景に言葉を失ったようだ。



【アクションプラン】
・時間のある時に古文の原文や解説を読んでみる。



【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
旅や俳句が好きな人に。

 
posted by macky at 23:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 古典 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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