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2015年07月04日

鳥葬の里―チベットの民と自然を訪ねて

鳥葬の里―チベットの民と自然を訪ねて (1983年) (Lyon books)
加藤 幹敏
リヨン社
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鳥葬の里―チベットの民と自然を訪ねて (1983年) (Lyon books)
加藤幹敏/著 (リヨン社) 1983年
800円+税



【概要】
鳥葬の里・チベットを訪ねた旅行記。

著者は中日新聞記者の加藤幹敏氏。



【動機】
勝谷誠彦 『ディアスポラ』 を読んで、チベットに興味を持った。



【所感】
チベットの鳥葬の方法が写真付きで詳しく書いてあって衝撃的。

チベットと中国の対立はよく言われるが、チベットってどんな国? と言われるとあまりよく知らないことが多い。

この本を読むことで、チベットに対する理解が深まる。




【抜粋】
●今から80年前に仏教の原典を求め、日本人では初めてチベットに入った河口慧海が、目撃した鳥葬について旅行記に書いている。その記述から、私たちが見たのは慧海とまず同じところとわかり、不思議な巡り合わせに感動を禁じえなかった。儀式の進め方は当時も今も基本的には変わっていない。(p.25-27)

☆ここでも河口慧海が出てきた。どんな人なんだろう? ますます興味が沸いた。



●女性たちは、それぞれ乳のみ子を抱いた三人連れ。髪飾りをつけ合いながら、「隣村から五時間歩いてきた。さっぱりしていい気分よ」
 男は父子。「ネパール国境から馬車で5日かかった。のんびり2泊すれば持病もよくなりそうだ」
 風呂の三方を、土壁の建物が囲んでいる。小さな宿泊室が十ほど。料金は泊まっても泊まらなくても1人1角、日本円だとわずか14円。
「年に一度の温泉旅行が最高の楽しみ。風呂に入るのはこの時だけなの」
 私は思わず腰を浮かした。父子もまったく同じことを口にする。湯をじっと見た……。でもよく見ると考えると、私もチベットに入って20日間、一度も入浴していない。
 「1年も20日も同じようなものか」
 また腰をすえた。(p.114-116)

☆1年に一回のお風呂ってすごいな。馬車で5日もかけて来るのか。



●彼らの足はすばらしく速い。坂を上がっても息ひとつ乱れない。私は1時間とついていけなかった。
 後ろ姿を見ていて、
「チベット人の祖先は、神の遣わした猿と岩の精女のあいだに生まれた子」
 と言う伝説があるのを思い出した。なるほど速いはずだ。マラソン選手に育てたら、世界の一流ランナーになるにちがいない。(p.130)


☆毎日高地トレーニングしているようなもんだ。




【アクションプラン】
・河口慧海 『チベット旅行記』 を読んでみたい。




【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
チベットに興味を持った時に。

posted by macky at 15:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | ノンフィクション | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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