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2015年08月22日

猫楠―南方熊楠の生涯

猫楠―南方熊楠の生涯 (角川文庫ソフィア)
水木 しげる
角川書店
売り上げランキング: 10,265


猫楠―南方熊楠の生涯
水木しげる/著 (角川書店) 1996年 (初出は1991年)
667円+税



【概要】
博物学・民俗学・語学・性愛学・粘菌学・エコロジー…広範囲な才能で世界を驚愕させた南方熊楠。そんな日本史上最もバイタリティーに富んだ大怪人の生きざまを描く。(荒俣 宏・中沢新一)(Amazonより)


水木サンが描いた南方熊楠の生涯。伝記マンガ。

タイトルは「猫楠」という狂言回しの飼い猫の名前から。



【動機】
水木サンの本を乱読中。



【所感】
12か国語を自在に操ったり、孫文や柳田國男と友達だったり、天皇に拝謁したり、

あらためて南方熊楠という人はただの奇人ではないことに驚かされる。

晩年は、けっこうかわいそうな人だった。




【抜粋】
●「ソクラテスなんか、自分の若妻が自慢でわざわざ人のいる市場で
みんながみてる前でやってみせたんだョ」

「ええ、ソクラテスが・・・?」

「さも自慢そうにやるんだョ」

「おい、酒もってこい」(p.11)


☆ソクラテス・・・。




●間もなく、自然を大切にする熊楠にとって耐えがたい法令が政府によって発せられる、いわゆる「神社合祀令」である。
初めはゆるやかなものだったが、平田東助が内務大臣になるとバカにきびしくなる。

「山ほどある神社を合併し1町村1社を標準とせよ。合併の方法は府県知事にまかせる」

知事はあまり教養のない郡長にまかせたので郡長は町村長に早急に1町村1社を実行させた。

法令は1町村1社の制をとりながら5千円出すとこわされずにすんだ。
しかし当時の5千円は大金であり明治時代にお上の法律に異議を唱えるということは今と違って大変な勇気を必要とした。(p.122)


☆1町村1社を標準としてたのか。今残っている神社は当時の1町村ということかな。




●「はははは 清やん(毛利)

あの監獄の中は涼しくて、よく寝れる極楽やった。

柳田國男の本を読んだ上に粘菌の新種を発見したよ」(p.152)


☆監獄に入れられてたのか。

柳田國男の本( 『水木しげるの遠野物語』 )を次に読もうと思っていたときにいきなり出てきたから驚いた。





【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
下ネタが半分くらい占めててちょっと人には薦めにくい。

 
posted by macky at 23:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ・コミックス | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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