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2015年08月26日

遠野物語―付・遠野物語拾遺

遠野物語―付・遠野物語拾遺 (角川ソフィア文庫)
柳田 国男
角川学芸出版
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遠野物語―付・遠野物語拾遺
柳田国男/著 (角川学芸出版) 2004年 (初出は1910年)



【概要】
かつての岩手県遠野は、山にかこまれた隔絶の小天地で、民間伝承の宝庫だった。柳田国男は、遠野郷に古くより伝えられる習俗や伝説、怪異譚を丹念にまとめた。その幅広い調査は自然誌、生活誌でもあり、失われた昔の生活ぶりを今に伝える貴重な記録である。日本民俗学を開眼させることになった「遠野物語」は、独特の文体で記録され、優れた文学作品ともなっている。(「BOOK」データベースより)


【動機】
水木しげるの遠野物語』 を読んだので。



【所感】
付録で遠野物語拾遺が付いているが、
とりあえず、「遠野物語」だけざっと読んだ。



水木しげるの遠野物語』 を先に読んでいたので、すらすら読めた。

わかりにくい部分は、水木さんのマンガに戻るとわかりやすい。


こうして原典を読むと、あらためて水木サンのマンガ化能力に驚かされる。

「そういえばこれもマンガに書いてあった、あっこれもだ」という感覚がずっと続いていく。




遠野の人佐々木鏡石君から聞いた話を筆記したと書いているが、
その鏡石君は24、5歳というから驚きだ。



藤田朋子さんの写真集で「遠野小説」というのがあるけれど、
この「遠野物語」をモチーフにしたものだろう。

河童が出てきたりする。


このカットはひょっとしてオシラサマか?などと想像しながら楽しめる。




【抜粋】
●いはんやわが九百年前の先輩 『今昔物語』 のごときは、その当時にありてすでに今は昔の話なりしに反し、これはこれ目前の出来事なり。
・・・(中略)・・・
要するにこの書は現在の事実なり。単にこれのみをもつてするも立派なる存在理由ありと信ず。(p.7)


☆ 900年前の 『今昔物語』 は当時においてすでに昔話だけど、
『遠野物語』 は 目前の出来事なりと書かれている。
数年前の話とかもあった。


ちなみに、年表を見ると、1910年に 『遠野物語』 (聚精堂) 刊。
この年に南方熊楠を識る、と書いてある。
民俗学の萌芽時代だ。




【アクションプラン】
・また時間のある時に、「遠野物語拾遺」も含めてじっくりと読みたい。




【評価】
評価:★★★☆☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
水木しげるの遠野物語』 と合わせて読みたい。

 
posted by macky at 21:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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