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2015年09月22日

世界政府アメリカの「嘘」と「正義」

世界政府アメリカの「嘘」と「正義」
青山 繁晴
飛鳥新社
売り上げランキング: 63,243


世界政府アメリカの「嘘」と「正義」
青山繁晴/著 (飛鳥新社) 2003年
1,300円+税



【概要】
本書ではアメリカの「嘘」だけではなく、日本人が誤解しているアメリカの「公正さ」も正確に分析し、これからさき日本がアメリカとどう接していけばいいのかを、あくまでも具体的に現実的に、提示している。(「BOOK」データベースより)



【動機】
青山さん、最近テレビで見かけなくなったなぁ。



【所感】
映画「パールハーバー」の感想部分は必読。




【抜粋】
●オーストラリアは、イギリスから島流しならぬ「大陸流し」された囚人たちが、造った国である。(p.49)

☆囚人たちが造った国というとインパクトがある。


オーストラリア人のルーツは囚人 - みんな違ってあたりまえ
http://hirokoliston.blogspot.jp/2012/08/tv.html

こちらのブログでわかりやすく解説されていた。




●英国はアメリカと同じキリスト教プロテスタントの国と言いながら、実際の歴史は対照的だ。
 アメリカは、プロテスタントのなかでも、清教徒、ピューリタンという「変わり者」、今風に言えば原理主義に近いような厳密な立場をとる人々が、イギリスに居づらくなって船で脱出して造った国である。(p.59)

☆アメリカの方が自由だという印象があったけど、違うのか。
そういえば、イギリスもプロテスタントだったなぁ。



●ノルマン人がブリテン島に本格的に上陸してきたのが、1066年。つまり海賊が陸に上がっただけですよね。それとあまり変わらない時代にこの国では、紫式部が源氏物語を書いていたんですよ。(p.61)

☆そういえば、以前、池上彰さんの「137億年の物語」でもイギリスのロイヤルファミリー(王室)はフランスのウイリアム1世、つまりデンマークのバイキングが作ったと解説しててそうだったのかと驚いたことがある。

ウイリアム1世はイギリスにフランスの宮廷文化や狩りの文化などを持ち込んだ。

王族や貴族がフランス語を使っていて、庶民は英語の原型のようなものを使っていたが、これが15世紀ごろに今の英語になったようだ。


世界史の教科書を読むと、

9世紀には、ゲルマン人の一派であるノルマン人(ヴァイキング)が北欧から移動を開始した。10世紀初めに北フランスで成立したノルマンディー公国、11世紀後半にブリテン島を征服して成立したノルマン朝、ロシアの起源とされる9世紀のノブゴロド国などは、いずれもノルマン人のたてた国である。


と書いてある。

要するに、フランスもイギリスもロシアもみんなノルマン人(ヴァイキング)が作ったということだ。



●仕事がら世界の多くの国の政府当局者と接してきて、もっとも公正なのは疑いなくアメリカ人であった。(p.84)

☆イギリス人に本音をぶつけても本音が帰ってくるのは2年後だったり、ドイツ人はこちらのいうことに徹底的にメモを取り、それを組織的に検討した後で本音を言うかどうか通告してきたり、フランス人はメモもとらず、本音も言わないし英語も苦手、と各国それぞれ違っていて面白い。

アメリカ人は本音で接すれば本音で返ってくる。日本の外交官僚はそれが分ってないからアメリカ人に「彼らはいつも建前で話すから、こちらも本当のことを言う必要を感じない」と言われてしまうそうだ。



●アメリカ空軍の青森県・三沢基地にいる戦闘機F16ファイティング・ファルコン、沖縄県・嘉手納基地にいる戦闘機F15ストライク・イーグルは、ふだん何を任務にしているのだろう。(p.92)

☆これは2003年当時の話だが、防衛庁の上級幹部研修で受講生に聞いたら誰も答えられなかったそうだ。

答えは、イラクを爆撃しに行っている。


ちなみに、今のIS(イスラム国)との戦いでも同じように拠点として使用されているそうだ。

米軍三沢基地に配備されている戦闘機がISの空爆に参加ー安保条約にも違反した勝手な基地の使い方を日米双方に抗議します - Afternoon Cafe
http://akiharahaduki.blog31.fc2.com/blog-entry-2114.html


安保条約で日本を守るためとは言いながら裏では他国を攻撃してたのか? ・・・とまでは言うつもりはないけど、イスラムからしてみれば、日本も攻撃に参加している(我々を殺すために日本からやって来ている)と見られているということは知っておきたい。



ところで、F-15ってイーグルじゃないのかな。
ストライク・イーグルはF-15Eのはず。
(「戦闘国家」というゲームで得た知識)

ちなみに対地能力を削ったF-15Jというのが日本用に作られているらしい。




●そして店主は「ジャパンはなぜ、アラブを爆撃するんだ」と私に顔を近づけて聞いた。(p.103)

☆アラブ人からは、日本人も攻撃に参加していると思われている。



●「イラクにはオイルがあり、北朝鮮にはオイルがない。イラクには味方がなく、北朝鮮にはある」(p.124-125)

☆アメリカ(当時のブッシュ政権)がイラクを攻撃して、北朝鮮を攻撃しない理由。
北朝鮮には味方があるというのは、北朝鮮を叩けば中国が出てくるということか。



●「テキサスが世界なのかい」

「おお、もちろん、テキサスは世界の中心さ、わがブッシュ・アドミニストレーション(政権)にとってはね」(p.128)

☆テキサス、つまりロックフェラーが世界の中心だと言っている。
ちなみにブッシュはテキサス出身である。



●イギリスに居づらくなった清教徒たちが海を渡り、未知の大陸で牧場の塀ひとつ造るにも皆で相談してきた歴史が、そうさせていることは、先に詳しく書いた。(p.209)

☆ピューリタンについてもっと調べてみよう。

アメリカの民主主義の原点がここにある。




【アクションプラン】
・世界史をもっと勉強したい。




【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
日本はどこに向かえばよいのか考える時に。

 
posted by macky at 23:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 政治 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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