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2015年10月09日

患者よ、がんと闘うな

患者よ、がんと闘うな
近藤 誠/著 (文藝春秋) 1996年
1,400円+税


【動機】
川島なお美、今井雅之、やしきたかじん、桑田佳祐、宮迫博之、田中好子、蟹江敬三、つんく♂、今いくよ、愛川欽也、坂東三津五郎、斉藤仁、坂本龍一、樹木希林、黒木奈々、竹原慎二、北斗晶・・・最近芸能人のガンが多い。

がんに対する一番の対処法は何か?


マインドコントロール2 今そこにある情報汚染』 を読んで興味を持った。

もともと、この本は 『ゴッドハンド輝』 というマンガで知った。




【所感】
ガンになったら放置するのが一番ということがわかった。

抗がん剤治療はしてはいけない。

ほとんどが抗がん剤によって免疫力が落ちて亡くなっている。

手術も必要ない。

やるとしても放射線治療くらい。

ガンになったら寿命と思って余生を楽しむ。

川島なお美さんは抗がん剤治療をしなかったので死ぬ間際まで仕事をしたりして人生を全うしたといえるのかも。


ガンにならないようにできるだけ気をつける。



早期発見というけれど、発見した時点でもう手遅れ。

早期発見だから手術して助かったというけれど、それはがんじゃないから何もしなくても助かった。


この世はウソばかり。全ては金儲けのため。

早期発見のためのがん検査は意味が無い。

それどころかマンモグラフィーなどそれ自体ががんの原因になるものもある。





患者よ、がんと闘うな
近藤 誠
文藝春秋
売り上げランキング: 294,279




【概要】
手術は無用。抗がん剤治療の90%は無意味。がん検診は無駄。「がん常識」を一変させる革命書。第57回文芸春秋読者賞受賞。本書は、こうすればがんが治るだとか、がん治療に明るい未来があるのだと語るものではありません。むしろ、がんは今後も治るようにはならないだろうことを説くものです。…しかし、がんに対する不安や恐怖が、がんの本質や性質に関する無知や誤解にもとづいていたのだとしたら、新たな知識や視点を得ることによって、不安や恐怖はむしろ解消されるのではないでしょうか。(「BOOK」データベースより)


2000年に文庫版もあり。




【抜粋】
●乳がんは、わきの下のリンパ節によく転移しますが、そこへの転移は切除すれば治ることが多いものです。しかし、首のつけ根のリンパ節にまで転移したものは、肺や脳などへの転移を同じ意味になり、・・・(中略)・・・首のつけ根のリンパ節にまで転移していると、ほぼ100%の確率で、あとから肺や脳などの臓器にも転移が出現してくるのです。(p.17)

☆北斗晶さんはわきの下のリンパ節への転移なので手術で治る可能性があるのかも。
首や胸のリンパ節までいくとダメだが、わきのリンパ節なら大丈夫というのは知らなかった。



●試しに一回うけてみることの最大の問題は、その一回で回復不能の副作用をこうむる恐れがあることでしょう。
(中略)
抗がん剤によっては、一回の注射・点滴で脳障害をきたしてぼけてしまったり、腎不全になって透析生活を送るはめになる人がいるのです。(p.26)

☆抗がん剤治療を試しに一回うけて合わなければやめればいいというが、その一回で回復不能の副作用をこうむる恐れがあるので、人生の残りの期間を有意義に過ごしたいのであれば、よく考えてうけるかうけないかを決めるべきだという。



●第一、第二グループに属するがんは、全がんのわずか1割を占めるだけですから、全がんの9割には抗がん剤は無効ということになります。(p.27)

☆抗がん剤というとどのがんにも効果があるというふうに思われているが、実は1割くらいのがんにしか効かないらしい。

これを知ってるだけでも、抗がん剤という選択肢を除外することができる。
つまり、苦しまなくてすむ。



●抗がん剤が役にたつ可能性があるのは、ごく一部の例外をのぞき、すでに臓器転移がある場合だけです。
(中略)
臓器への転移があった場合には、抗がん剤に意味が出てくるかというと、第四グループのがんでは、そしておそらく第三グループのがんでも、無意味でしかないようです。(p.34-35)

☆つまり抗がん剤が役に立つのは第一クループや第二グループのがんで、すでに臓器転移がある場合だけということになる。



●ことに問題なのは、シスプラチンという吐き気の強い、しかしほとんどのがんに無意味な抗がん剤が、吐き気どめと一緒に頻用されるようになったことで、全体としてはシスプラチンによる死者が増えていると予想されます。(p.36)

☆シスプラチンについて調べてみた。

シスプラチン・シリーズ
http://blog.livedoor.jp/leeshounann/archives/50973401.html

 1970年代後半、夢の新薬・シスプラチンが登場した(日本では 1983年に認可)。この薬は 3つの特徴があり、まず、@抗癌剤の中で分子量が極小なこと(Pt に 2個のアンモニア基と 2個の Clだけ)。A骨髄毒性が少なく、腎毒性が主な用量制限因子であること。Bそして、史上最強と称される催吐作用。
 白血病など血液のがんは「治癒率」が高いが、固まりを作る固形癌では(睾丸腫瘍や絨毛癌などを除いて)転移がある場合、治癒は望めず、多剤併用化学療法(単剤はありえない)をもってして、大腸癌や小細胞性肺癌でせいぜい、中央生存期間で 2〜3ヶ月の延命効果しかない(最終的な生存期間に差はない)。


1983年ごろから使われだしたらしい。


ついでに、TS-1についても調べてみると、

TS-1とシスプラチンの併用療法で初めて生存期間中央値が1年を超えた!
進行・再発胃がんの最新抗がん剤治療
http://gansupport.jp/article/cancer/stomach/2910.html

1999年にTS-1(一般名テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤)が胃がんの治療薬として承認されてから、状況は大きく変わった。この薬は日本で開発された5-FUをベースにした経口の抗がん剤で、5-FU系の経口抗がん剤であるテガフールに、5-FUの効果を増強するギメラシルという薬剤とオテラシルカリウムという消化器への副作用を軽減する薬剤を加えた3剤配合剤である。
TS-1は単剤でも高いがんの縮小効果を示したが、シスプラチンとの併用でとくに高い効果を示し、国内で行われた大規模な臨床試験(SPRITS試験)で生存期間の中央値が13カ月、1年生存率54.1パーセント、2年生存率23.6パーセントという画期的な治療成績が出ている。これまで行われたシスプラチンと他の5-FU系抗がん剤との組み合わせでは、このような高い数字は出ていないので、これはTS-1の力によるところが大きいと思われる。この試験の結果は今年6月のASCO(米国臨床腫瘍学会)で発表され大きな関心を呼んだ。


こちらは1999年ごろから。
シスプラチンとの併用でとくに高い効果を示すらしい。


5-FUは60年代から使われてきたようだ。

 これまでわが国では切除不能の進行・再発胃がんの患者に対しては、60年代からずっと5-FU(一般名フルオロウラシル)を中心とした抗がん剤治療が行われてきた。
しかし、はっきりとした効果が認められないケースが多かったため、80年代には、そもそも抗がん剤治療をする必要があるのかという声が上がり、抗がん剤治療をしたグループと、対症療法のグループの生存期間を比較する研究が行われた。


ずっと使われてきているが、はっきりとした効果は認められないらしい。



●『今の抗がん剤は進歩していますからね。そんなに具合が悪くなることはありませんよ。特に1回目ですから、そんなに急な変化はありません。(p.50)

☆今の抗がん剤は進歩していますからねと言われると確かにちょっと試してみようかと言う気になる。だが鳳啓助さんは「約束と違うやないか。苦しくなったらフォローしますやと、嘘ばっかりつきやがって」と憤っている。しかもこれは、20年以上も前の話である。

いまだにシスプラチンなどの抗がん剤が主流で、実際はあまり進歩がないように見える。



●ユーエフティをはじめ、フルツロン、ミフロール、フトラフールなど、いわゆるフルオロウラシル系の薬(経口薬ないし座薬)の抗がん剤を処方する医師も危ないといえます。 (中略) それらの薬が使われる代々の理由は営利で、キックバックの一種としての研究費、もしくは薬価差益をかせぐことを目的として処方されているのです。したがって、これらの薬を処方されそうになったら拒否するのが賢明で、その医師の見識を疑いましょう。(p.54)

☆治療目的と営利目的の病院の見分け方がはっきりと書いてある。





【アクションプラン】
・がんについてもっと研究する。

・がんにならないためには食事と睡眠、ストレスなどに気をつける。

・山川千秋 『死は「終り」ではない―山川千秋・ガンとの闘い180日』 を読んでみたい。 →読了(160229)

・百田尚樹 『殉愛』 を読んでみたい。(やしきたかじんさんの食道がんの闘病記)



【Amazonレビューより】
・20年経過した今でもガンの本質を知るための必読書です。 2013/1/30
この本はガンを宣告された人でなくても是非読んでおくべき本だと思います。
執筆後20年近く経過していますが充分今でも参考になりました。
私は家族の理不尽な死をきっかけにこの本に出会いました。
最近でもある歌舞伎役者が初期の食道がんにもかかわらずわずか三か月で命を失っています。
それらも含め、私の身の回りに起こっていることがことごとく、驚くほどにこの本の内容と
一致していることに本当に驚愕するばかりです。しかも20年以上前の執筆にも関わらず。
もっと早くこの本を読んでいれば私の家族も別の選択をし、今でも元気に生きていただろうと
思うと悔しい限りです。(Aさん)




【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
がんになる前にこういう本があるということを知っておきたい。ざっとでもいいから読んでおきたい。
そしていざがんになったらどうするかをあらかじめ考えておきたい。

がんになってから考えようと思っても決断する時間が無いので。


posted by macky at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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