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2015年11月18日

学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話

学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話
坪田信貴/著 (KADOKAWA/アスキー・メディアワークス) 2013年
1,500円+税


【動機】
たまたまた本屋で見かけた。

著者の坪田先生は、Qさまというクイズ番組に時々解説者として出演されている。



【所感】
昔からこういうメソッド本が大好きだ。

受験生ではないが、勉強したくなる。

主人公は坪田先生に出会えた場合と出会えてなかった場合とで人生が180度違うだろうなぁ。




【概要】
有村架純主演の映画も大ヒットした、「笑えて、泣けて、最後には自分自身も“絶対無理”にチャレンジしてみたくなる」との大反響を得ている感動の実話小説。通称ビリギャル。
本作は、高校2年の夏にして学力は小学4年レベル、全国模試の偏差値は30、英語はかろうじてローマ字が読める程度だった金髪ギャルのさやかが、塾講師である著者・坪田信貴から心理学を駆使した指導を受けてやる気に目覚め、I , my , me , mineを覚えるレベルから始めて1年で英語の偏差値を40上げ、ついには最難関レベルの私立大学である慶應義塾大学に現役合格するまでの1年半を綴ったノンフィクション小説です。
所属する高校から当時、たった2名しか慶應義塾大学に受からなかったその1枠に、学年でビリだったギャルが入ったその奇跡を描いた本作は、単行本の発売から1年半で累計100万部を突破するほどの支持を受け、2014年度新風賞も受賞しています。
ギャルのおバカ発想に大いに笑えて、その頑張りと苦闘ぶりに涙できる感動作で、受験物語とともに、崩壊しかけていたギャルの家族の再生をも同時に描いているため、10代から中高年までの幅広い層からの支持を得ることに成功しています。
1300人以上の子ども達を個別指導した経験から、「地頭の悪い子などいない。どの子も、可能性に満ちている」「ダメな人間なんて、いないんです。ダメな指導者がいるだけなんです。でも、ダメな指導者も、ちょっとした気づきで、変われるのです」という著者による、子どもや部下のやる気を引き出す心理学テクニックも満載(※角川文庫版では、そうした心理学テクニックや受験テクニック等の実用情報を大幅に削除し、物語だけを純粋に楽しめる形での再編集が施されています)。
読みがなもたくさんふられており、「さくさく読めて、やる気になる!」とご好評をいただいている本作を、ぜひよろしくお願いいたします。
※なお、本のカバー写真は、石川恋というモデルを撮影したものです。ギャルさやか本人ではありません。(Amazonより)


文庫本(「文庫特別版!」)もあるが、一番大事な第4章を省いているらしい。



学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話
坪田信貴
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
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【抜粋】
●当時のさやかちゃんにしてみれば、教師というものが、こんなにも自分を構ってくれる、というのが新鮮で、おもしろかったらしいのです。(p.53)

☆今まではずっと教師に無視されてきたんだろうな。あまりに基本的なことを知らなすぎると教える気を無くすだろうが、そういうときこそいじったりするチャンスなのかもしれない。



●「自分が助かるために友達を売れ、というのが、この学校の教育方針なんですか? 本当にそれが良い教育だとお思いなんですか? でしたらもう退学でけっこうです。でも私は娘を誇りに思います」(p.74)

☆タバコを吸って学校に呼び出された時の母親のセリフ。

こういうことってなかなか言えないな。教師に面と向かってこう言ったりしたことで娘との信頼関係が築かれた。



●それで、勉強もがんばろう、この先生にほめて欲しい、この勉強を1回繰り返せばいいところを、2回くり返したら、先生はびっくりするだろうな、とか想像するのが楽しくなっていって」(p.89)

☆先生になるなら、こう思われるような先生になりたいな。



●「慶応には受かっても、受からなくても、いいんだよ。さやちゃんが学ぶことの素晴らしさに気づいてくれただけで、ああちゃんはうれしいんだから、お金のことは、何も気にしなくていいんだよ」
という言葉を聞いて、
「これはもう、塾では、1秒たりとも寝られないな」
と思ったそうです。(p.108)

☆すばらしい親だな。ものすごく苦労して塾の入学金を集めたりしてるのに。こう言われて頑張らないわけにはいかない。



●「君の目の前に、神様が現れたとする。そして、キラキラ光る銀色のプラチナチケットを渡してくれる。そこに、君のしたいことを書けば、@どんな大学でも学部でも必ず合格させてくれる、Aその実力をつけてくれる、B環境も用意してくれる、とする。こんなすごいチケットをもらったら、君は何をしたい、と書く?」(p.123)

☆やりたいことが見つからない人にはこのように聞いてみるのもよさそうだ。ここに書けば何でもかなうよって言われたら、何を書くだろうか。



●超基礎の問題集を一冊必ずやります(2週間〜1か月で)。
(中略) 自分でもバカにするような内容で、かつ薄い問題集からやることです。“本当に” それをバカにできるレベルなら、超短期で終わるはずです。これをサッサとやり切りましょう。ダメなら、さらにレベルを落とします。(p.127)

☆できるだけ早く一番最初の問題集を終わらせる。短期勝負。



●ざっと教材をながめ、かかりそうな時間を予測して、その予測時間×0.8をタイマーでセットします。(p.128)

☆予測時間×0.8というのがポイント。できるだけ短い時間でこなしていく。



●理論から入る必要なんてないじゃん。泳げるようになってから、より、うまく泳げるように理論を勉強するんだよ。(p.129)

☆より、うまく泳げるように理論を勉強する。最初から理論を勉強する必要はない。もっとうまくなりたいと思ったときが理論を勉強するチャンス。



●実は、各人の実力に合わせて、○が6割、×が4割になるような課題をこなすと良いのです。つまりは、すぐわかる問題が6割、わからない内容が4割のテキストをやるわけです。これは福沢諭吉先生も言っていることなのですが。(p.134)

☆○が6割、×が4割になるような課題をずっとこなしていく。わかることが増えるにつれてレベルアップしていく。わかる問題が半分強あると適度にやる気になるらしい。



●「最初の本のタイトルは……山田詠美の 『ぼくは勉強ができない』 」
(中略)
「この本は、勉強はできないけど、女の子にはモテる主人公の話なんだ。(p.140)

☆月に一冊の読書を課した。その1冊目がこれだった。勉強ができるよりももっと大事な事って何だろう、というテーマ。読んでみよう。



●帰宅後に、Notesパートが「クイズの答え」になるように、Cuesパートに質問やキーワードを書いていきます。これによって「復習」ができ、問題作成者の意識になれるメリットがあります(つまり、どんな事がテストで出るか予想しやすくなります)。(p.145)

☆コーネル式ノートの使い方。3分割するのは知ってたけど、クイズの質問を書くのは知らなかったなぁ。その場でじゃなくて、後で書くことにより復習になるという点もおもしろい。Notesパートには簡潔に、後で元の内容が頭の中で復元できるように意識して書く。



●まず、「ホールド法」は、一度覚えようと集中した後で、15秒〜30秒、ぼーっとして、何も考えないようにしてから、思い出そうとする方法です。これは脳の作業記憶(ワーキングメモリ、すぐ忘れても良い記憶を一時的に保持する脳の能力)が15秒〜30秒しかもたないことを逆手に取った方法です。これにより、脳が、その情報を長期記憶へと移行しやすくなります(=暗記しやすくなります)。(p.146)

☆「ホールド法」をやってみよう。ワーキングメモリーも鍛えられるかもしれない。



●英和辞典の効果的な使い方は、ズバリ、「調べた英単語に線を引く。この時に4種類の線を使い分ける」ことです。これでトータル1分で、二度と忘れないようにもっていけます。(p.150)

☆1回目は英単語の意味の全項目に赤で下線を引いて音読。2回目は波線を引きながら音読。3回目は各項目を丸で囲みながら音読、4回目は蛍光マーカーを引いて音読。
3回目まではいずれも日付を書いておくこと。お薦めの辞書は「ジーニアス英和辞典」。



●辞書で丸までつけた英単語に関しては、レポート用紙などにデカデカと「英単語、品詞、意味、それぞれの用例」を書きます。そしてそれをトイレや台所、机の前などに貼ります。で、「目に入ったら必ず音読」します。(p.151-153)

☆「目に入ったら必ず音読」する。3日くらいで覚えたら勉強部屋に貼り紙を移動させ、壁に貼る。1年もすると、部屋中が「重要だが覚えにくい英単語だらけになる」。目に入ったら音読するようにする。このやり方は英単語以外にもいろいろ使えそう。ポストイットとかでやってみようかな。



●@ 英単語帳を買ったら、最初に「知っている単語」(×をつける)と「知らない単語」(○をつける)とに分け、○の数を数える作業をします。
 A ○をつけた英単語=覚えるべき英単語の総数を、30日の日数で割り、1日で覚えねばならない英単語の数を決めます。
 B 毎日Aで決めた英単語の英語の例文をノートに「寝る前に」書きます(書きながら、文の中での意味を確認しますが、意味はノートに書かないでください)。
 C 翌日の夕方頃にテストをします。これは、ノートの空欄部分にBで記した英文の意味を書く、というテストです。(p.153-154)

☆これは英語だけじゃなくて他の語学でも使えそう。コーネル式ノートの変形バージョン。翌日にテストをすることで記憶の定着を図っている。その場でやってしまおうとしたり、翌日忘れてしばらく経ってから思い出したりするので、翌日にやるというのをシステム化できたらいいかも。毎日やるのであれば、例文を書いて次の日にテストをしてそこでまた例文を書く。それを次の日にテストをしてまた別の英単語を覚えて例文を書いておく、という風にすれば翌日にテストをするというのがシステム化できそう。



●さて、小論文とは、「自分の意見とそれに対する反論を書き、その反論を論破して、自分の意見が正しいと主張する文章」のことだ、とまず認識してください。(p.172)

☆小論文といえば、「確かに...だ。だがしかし、...」みたいな書き方よくしてたなぁ。



●そのために僕がまず薦める本は、 『14歳からの哲学 考えるための教科書』 (トランスビュー社)です。これは読み物としてもおもしろく、「考える」と「悩む」の違い、「言葉」とは何かなど、哲学の入門書としても秀逸な本です。(p.173-174)

☆この本で要約する練習をして国語の先生などに添削してもらうといいらしい。



●同書を使った要約練習が終わったら、 『文芸春秋オピニオン20XX年の論点100』 (旧 『日本の論点』 )を使って、より実践的な練習をしておきましょう。これにより、現代社会の論点の基礎知識を手っ取り早い獲得していけます。(p.174)

☆意見が異なる論者の小論文が2本以上載っているので、要約しつつ、自分の意見を構築していく。1週間に1本行えば、1か月で4つのテーマの知識を入れられる。試験まで6か月だとすると4か月使えるとして16テーマに絞った学習が行える。なんてシステマチックなんだ(笑)



●お薦めな日本史の学習方法は、ずばり、 『学習まんが少年少女日本の歴史(23冊セット)』 (小学館/1997年12月に出た改訂・増補版)を、ひたすら読むこと、になります
(中略)
「君のレベルだったら、もうマンガを読むしかないよ。小学館か学研の学習歴史マンガを全巻読みなさい。もう時間がないから、それしかない」
(中略)
もう一度流れをおさらいするために、 『学習まんが少年少女日本の歴史』 全巻を週末に5周り読んでこい!
(p.183-224)

☆そんなんで慶応に受かるのか。ひたすらマンガを読み込むことで慶応の日本史対策はバッチリだという。
それほどすぐれたマンガなら一度読んでみたい。
小学校の時にたまたまでもこの本を2万円で買ってもらって何度も読んでいた人は、2万円がその後何倍にもなって返ってきているのだろう。

こういう情報を小学校の時から知っていれば、受験とかもっと楽だったかもしれない。



●ツァイガルニック効果
 不完全なものに対しては、憧れや興味が持続しやすい、という心理。例えば、ドラマの1話の終わりに「ものすごく良いところ」で「To be continued...(つづく)」となるのは、まさにこの効果を狙ったものです。 (中略) 勉強や仕事も、「キリがいいところまでやる」よりも、むしろ「キリが悪いところで終わらせる」ほうが良いのです。(p.305)

☆私の場合はこれがなぜか効かない。中途半端なまま放置してしまう。
あと少しで終わるところで他の作業に移ると、そのまま半年も1年も放置してしまう。
ドラマとかでも続きが気になるから、全話録画していって最終回を確認してから一気に見ている。
ツァイガルニック効果をもっと生かすにはどうすればいいんだろうか。

できるだけ早くさっきの作業に戻るというのを徹底すればいいのかも。
ここで後回しにしてしまうと、いつまでも残ってずっと気になってしまう。
後回しにした時間が長ければ長いほど、その作業に戻るのにエネルギーがいる。


やりかけのタスクをどんどん終わらせてみようか。

・・・とここまで書いて気付いた。中途半端なまま放置しているからこそ、いつまでも興味が持続しているのだと。
つまり、ツァイガルニック効果に思いっきりハマっていたわけだ。

こうしてまたやりたいことがどんどん増えていく。




【アクションプラン】
・『学習まんが少年少女日本の歴史(23冊セット)』 を読んでみる。

・○が6割、×が4割になるような課題をずっとこなしていく。

・山田詠美 『ぼくは勉強ができない』 を読んでみる。

・池田晶子 『14歳からの哲学 考えるための教科書』 を読んでみる。

・コーネル式ノートを試してみる。

・「ホールド法」と「ステップ法」を試してみる。「ステップ法」は、a,ab,abc,abcdと覚えて目を閉じて復唱し、最後に声に出しながら一度だけ書く。これをスラスラできるようになるまで繰り返す。

・覚えたいものを壁に目につくところに貼って音読してみる。




【Amazonレビュー】
ざっと目を通したがあまり参考になるレビューは無かった。




【評価】
評価:★★★★☆
こんな人に、こんな時におすすめ:
受験生、受験生の子を持つ親に。
やればできる子(だと信じてる子)のやる気を引き出すには。

 
posted by macky at 23:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 勉強術 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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